社会・環境への取り組み
当社は、自動車流通関連業界の発展を実現することで、世界中のエンドユーザーが価値あるサービスを享受できる豊かな未来を切り拓くことを目指しています。これを実現するために、社会、環境のそれぞれの課題に日々向き合い、あらゆるステークホルダーの豊かな未来の実現を目指しています。
社会への取り組み
安心安全な自動車供給の実現
中古車買取・販売を一元的に担う直営店を運営し、全国に加盟店を展開するだけではなく、自動車流通関連業界全体にプラットフォームを分け隔てなく提供することによって、自動車流通網を広げ、自動車を必要としながらも経済的・地域的理由によって入手が困難な人や組織のために、安心安全な自動車を供給することを目指しています。
業界の発展を目指した業界団体の設立


自動車流通業界が健全に発展していくために、当社の代表取締役の井上貴之が中心となって、自主規制団体「一般社団法人 日本自動車流通研究所」(JADRI)を設立。続いて、経済産業省、消費者庁、独立行政法人国民生活センターなどと共同し、自動車取引の公正化を図るための「一般社団法人 自動車購入協会」(JPUC)を設立しました。これを主導した井上はボランティアで代表を務めるなど、自動車流通業界の公正化による発展に向け、積極的に貢献しています。
名刺一枚につき1円募金

2005年から、スタッフが使用する名刺1枚につき1円を公益財団法人交通遺児育英会に寄付しています(「一枚の名刺運動」)。チャリティーイベントによる寄付金額と合わせ、2017年9月期からの総額は2,197,700円となりました(2024年7月末日現在)。その成果が評価され、多くの感謝状をいただいています。
災害復興支援

2011年から自動車買取1台につき、本部および加盟店がそれぞれ50円を拠出し、合計100円を当該年度に発生した自然災害に関する団体などに寄付や義援金として送金しています。なかでも日本赤十字社への2017年9月期からの寄付金総額は16,882,500円となっています(2024年7月末日現在)。この成果が評価され、日本赤十字社から2018年9月に金色有功賞、2020年2月に社長感謝状・厚生労働大臣感謝状、2021年7月に紺綬褒章をいただきました。
災害被災者へのモビリティ支援

通常の使用には支障がないものの、市場価値の観点から流通させることが困難な中古車は廃車にせざるを得ない実情があります。このような中古車を、自然災害からの迅速な復旧や地域コミュニティ、交通弱者の生活の安定に活用してもらうため、支援活動に取り組む団体を通じて寄付しています。
チャリティーイベント
2007年から有名アーティストや作家とのコラボレーションによってオリジナルラッピングカーやステッカーなどを作成し、その販売収益を公益財団法人交通遺児育英会に寄付しています。また、カーセブンイベントにおいて、車いす77台を公益財団法人日本パラスポーツ協会(日本パラリンピック委員会)に寄付しました。
特定非営利活動法人 自動車流通市場研究所への支援
当社は、特定非営利活動法人 自動車流通市場研究所の会員として、貧困やネグレクトによって居場所のない子どもたちを対象に義務教育以降の就学・就業を支援する活動をサポートしています。食糧・衣類・雑貨などの支援や就業意欲の芽生えを助ける教室の開催、その後の自立支援などを通じて、子どもたちが貧困の連鎖を断ち切り、豊かな社会生活を実現するという同団体の活動の趣旨をともに目指していきます。
アルコールチェックの実施
当社は改正道路交通法施行規則のアルコールチェック義務対象事業者ではありませんが、車両を運転する従業員に対し、アルコールチェックを実施し、その結果を日報に入力するなど、飲酒運転の防止に自主的に取り組んでいます。今後も最新型のチェッカーを購入するなど、交通事故の防止体制をさらに向上させ、地域社会の安全の確保を推進していきます。
ワークライフバランスの実現
当社は、従業員に対して「自分の成果に対して正当な評価をする会社」でありたいと考えています。そうした考えのもと、働く従業員の物心豊かな人生実現のためのワークライフバランスを強く意識し、それを実現するための労働環境の充実に努めています。
従業員の家族への感謝

当社にとって従業員は大切なステークホルダーであり、その家族からの支援も重要であると捉えています。そのため約20年前から毎年、日頃の従業員の勤務を支援する家族に感謝するイベント「ファミリー懇親会」を開催し、従業員とその家族を招待しています。
若手人材の積極登用
当社は、業績に貢献してきた従業員を年齢にかかわらず評価しており、2023年2月1日には入社3年目の若手女性従業員を直営店店長に登用しました。このように、年齢・性別を問わず希望をもって当社でのキャリアアップを積んでいく姿を見せることにより、人材の活性化を図っています。また、激変する自動車流通業界の市場に適応し、新たな感性で事業を展開するための組織づくりに貢献することも期待しています。
女性役員の登用
当社では女性の社外監査役が活躍していますが、今後も積極的に女性を登用することによって、女性の社会的な活躍によるダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進していきます。
育児休業の取得推進
当社は育児休業の取得を積極的に推進しています。今後は、男性の育児休業の取得も後押しするなど、男女ともに育児休業を取得しやすい環境の整備に努めていきます。
多子世帯のサポート
少子化を社会における重要な課題と捉え、当社では従業員またはその配偶者が第3子以上を出産した場合、出産祝金として100万円を支給しています。
直営店における環境整備
当社の直営店では、男女別の休憩個室やトイレの設置を進めるなど、女性が働きやすい環境を整備するように努めています。
教育・研修制度
当社は、若手従業員向けのビジネス研修だけでなく、階層別研修や資格取得支援講習、ハラスメント研修、東京大学講師によるデータサイエンティスト養成研修など、充実した多彩な研修プランを実施しています。また、従業員が各自で受ける教育・研修の費用についても無制限に支援するなど、一人ひとりの能力を最大限に伸ばせるような体制を目指しています。
環境への取り組み
本来的なリサイクルビジネス
中古車ビジネスは、使用済みの自動車を廃棄することなく、可能な限り繰り返し使用するという点で「リユース」の性質を本来的に有しています。また、適切なメンテナンスにより自動車を廃棄するまでの期間を伸長することでCO2の総量を削減し、環境負荷の低減に貢献しています。
紙の使用量の削減
従来の自動車流通では査定や顧客管理などに大量の紙を使用していましたが、当社が提供するSaaSのアプリケーションなどのサービスは、紙の使用を前提としないプラットフォームを実現します。そのため紙の使用量の削減という点で環境保全に大きく貢献しています。