消費者被害の防止・救済のために活動する消費者機構日本へ寄付を行いました
安心して車を売買できる社会の実現に向け、中古車買取・販売チェーン「カーセブン」を全国展開する株式会社カーセブンデジフィールドは、このたび適格消費者団体である特定非営利活動法人 消費者機構日本(所在地:東京都千代田区、以下「COJ」)に対し5,000,000円を寄付いたしました。

2025年12月11日には寄付贈呈式および意見交換会を実施し、中古車買取業界の広告適正化、消費者トラブルの構造、業界のあるべき姿について活発な議論が交わされました。意見交換会には、
・消費者庁 消費者制度課長 古川 剛 様
・特定非営利活動法人 消費者機構日本 代表理事理事長 二村 睦子 様
・特定非営利活動法人 消費者機構日本 専務理事 板谷 伸彦 様
・株式会社カーセブンデジフィールド 代表取締役兼社長執行役員 井上 貴之
が参加されました。
■寄付の背景と目的
カーセブンデジフィールドは「正々堂々と、生きる。」という企業理念に基づき、業界のコンプライアンスおよびガバナンスのリーダーシップを担うことを目指し活動しています。近年、中古車買取業界においては、不当な広告表示や、しつこい電話営業など顧客への迷惑行為といった不適正な事象が発生し、消費者被害の入り口となっている媒体にも改善指導が出されています。カーセブンは、こうした業界の適正化を図る上で、差止請求権の行使などを通じて市場の健全化に尽力されているCOJの活動を支援することが不可欠であると判断いたしました。
■カーセブンが推進する業界最高水準の顧客サービス
カーセブンでは、業界の自主規制団体である一般社団法人日本自動車購入協会(以下「JPUC」)のルールをより厳格化した独自のサービス基準を設け、お客様の安心を最優先にしています。
1. 「安心宣言」による業界最高水準の買取保証
JPUCが定めたルールでは、契約締結後に書類と車両を買取事業者が預かってから3日後に振り込みをすることになっています。これに対しカーセブンは、買取契約当日に金額の50%(上限50万円)を前払いする独自の「安心宣言」を導入しており、業界でも例の少ない高い透明性と安心を提供しています。
2. 適正買取店制度の徹底と「鬼電(おにでん)」の禁止
カーセブンはJPUCの「適正買取店制度」の運営に積極的に取り組み、お客様への迷惑行為の排除を徹底しています。特に、一括査定サイトを経由した顧客に対し、ファーストコンタクトが取れるまでの電話の回数を「10回まで」と厳しく制限しています。これは、業界内で問題視される「鬼電」(過剰な電話営業)を排除し、お客様の迷惑にならない常識的な営業活動を行うためです。

■特定非営利活動法人 消費者機構日本 からのコメント
意見交換会では、次のようなコメントをいただきました。
・ミッションや経営理念とともに、その土台としてフィロソフィー(ビジネスや生き方に対する哲学)を明確に表明されています。この「正々堂々と、生きる。」信念こそが消費者志向経営につながっているのだと思います。私たち適格消費者団体の活動がそのような会社から評価され、多額のご寄附という形で支援いただけたことを大変誇らしく思っています。 ・御社は中古車取引業界の慣行を見直し、消費者目線に立った、より健全な業界の実現に向けて尽力されてきました。適格消費者団体として目的を共有するとともに、近い将来、差止請求など必要のない、消費者が安心して利用できるマーケットが実現することを期待したいと思います。
■今後の展望
カーセブンは、今後も継続して中古車業界全体の健全化に向けた活動に尽力し、真面目にビジネスに取り組む事業者が報われる環境づくりを推進してまいります。消費者機構日本への今回の寄付を通じて、より強固な消費者保護の姿勢を打ち出し、業界全体の透明性と信頼性の向上に努めてまいります。



