更新日2024.04.14

車のバッテリーはどうやって充電する?自分で充電する方法・注意点や充電するかどうかの判断基準を解説

長い期間に渡り、車のエンジンを始動させていない場合、バッテリーがあがっている恐れがあります。バッテリーがあがってしまう原因としては、さまざまな理由が挙げられますが、自分でバッテリーを充電するにはどのような方法があるのでしょうか。

また、バッテリーを充電する際の注意点や充電するかの判断基準はどうなののでしょうか。そこでこの記事では、車のバッテリーを自分で充電する方法や充電する際の注意点、充電する際の判断基準を解説します。車のバッテリーのことが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • ・バッテリーの充電方法
  • ・バッテリーを自分で充電する方法
  • ・バッテリーを交換する際の注意点

目次

車のバッテリーの役割

車のバッテリーの役割は、一言でまとめると、「車内の電装機器に電気を供給する装置」のことを意味します。バッテリーから供給する電気により、カーステレオやカーナビ、ヘッドライト、その他制御機器を動かします。

バッテリーの性能が低下した場合やバッテリー内に蓄えられる電気量が少ない場合、エンジンがかからないトラブルやバッテリーあがりを起こす可能性も考えられるでしょう。

車のバッテリーはこまめに充電する必要はない

車のバッテリーはこまめに充電する必要はありません。バッテリーを充電もしくは交換した経験がない方にとって、バッテリーは日常的に充電が必要と勘違いしている方は意外と多いでしょう。

一般的に車に搭載されるバッテリーは、車を走行させることで充電を行います。具体的には、車を走行中にはオルタネーターから電気が供給されることで、バッテリーが充電されます。

ただし、いくらバッテリーに電気を充電する必要がなくても、定期的に状態確認の点検を整備工場に依頼することが重要です。

車のバッテリーに充電が必要になる原因

車のバッテリーに充電が必要になる原因を7つ解説します。

車のバッテリーに充電が必要になる原因

・バッテリーがあがった
・長時間車に乗っていない
・短距離・低速走行は多い
・ライトをつけっぱなしにした
・バッテリーやオルタネーターのトラブルが起こった
・バッテリーの電圧が低下した
・バッテリーが高性能

車のバッテリーに充電が必要な原因について、それぞれ詳しく解説します。

バッテリーが上がった

車のヘッドライトやルームランプをつけっぱなしにし続けると、バッテリーがあがる可能性があります。バッテリーがあがった場合、エンジンを始動させることはできません。

バッテリーを再始動させるためには、ブースターケーブルを使用するなど、バッテリーを再始動させる必要があります。何度もバッテリーあがりが発生している場合、バッテリー本体の性能自体が低下している可能性も考えられます。

長時間車に乗っていない

長時間、車に乗っていない場合、エンジンに電気を充電する必要があります。車のバッテリーは「自然放電」言って、電気をバッテリー本体から放出しています。長時間車のエンジンをかけていない場合、自然放電でバッテリー本体に蓄えられている電気が全てなくなってしまうのです。

バッテリーを長時間かけない期間は、車種や搭載されているバッテリーの性能によって異なります。一般的には、車を1ヶ月以上動かしていない場合、バッテリー容量の60%以上が放電されます。

短距離・低速走行は多い

毎日、車を動かしている状態でも、バッテリーを充電する必要があります。特に短距離や低速走行が多い方は要注意です。1回の乗車あたり8km未満での走行は、各自動車メーカーがシビアコンディションとしている危険な状態です。

低速走行や短距離の運転は、車に最も負荷をかける運転方法といっても過言ではありません。シビアコンディションの状況は、バッテリー以外の消耗部品関係にも大きなダメージを与えています。

ライトをつけっぱなしにした

最近の新型車には「オートライト機能」が標準装備されており、ライトのつけっぱなしによるバッテリーあがりの被害件数はそれほど多くありません。

ヘッドライトや室内灯のようにエンジン停止後にオンとオフで自由に操作できる電装関係の装備は別です。特に室内灯の消し忘れは、バッテリーを消費し続ける原因になりかねません。室内灯を切らずにそのままの状態で降車すれば、バッテリーに蓄えられる電気が空の状態になってしまうでしょう。

バッテリーやオルタネーターのトラブルが起こった

バッテリーあがりを起こす原因として、バッテリーやオルタネータのトラブルも挙げられます。バッテリー液が不足していることで、十分な性能を発揮できず、トラブルに発展するかもしれません。

バッテリーの推奨交換時期は「2年〜3年に1回」です。バッテリーが経年劣化すると、充電能力が低下し、自然放電で電気がより放電される状態になりやすいです。

バッテリーの電圧が低下した

経年劣化により、バッテリー本体の電圧が低下していることで、充電が必要になる可能性もあります。電圧は、バッテリー内にある電気を車内に送り出す働きをしています。

電圧が低下することで、スターターモーターの回転が不十分になり、「エンジンがかかりにくい」「ヘッドライトが暗く感じる」「パワーウィンドウの開閉スピードが遅い」などのトラブルが発生するでしょう。

バッテリーの電圧低下は、カー用品店などで販売されている「シガーソケット挿入型のバッテリーチェッカー」などで計測すると状態を確認できます。

バッテリーが高性能

近年、発売されるバッテリーは高性能の商品が多く、中にはメンテナンスフリーのバッテリーや充電制御車用のバッテリーなど幅広い商品が販売されています。さらに、ドライブレコーダーやカーナビも高性能化していることで、電装系に対する負荷が余計にかかりやすい状態になっています。

バッテリーも車と同じように定期点検が必要です。ヘッドライトが暗い、エンジンがかかりにくいなどの違和感があれば、早急に近くの修理工場に車の診断をしてもらいましょう。

バッテリーに充電は必要?充電するかどうかの判断基準

バッテリに充電が必要なのかを判断する基準を3つ解説します。

バッテリに充電が必要なのかを判断する基準

・バッテリーに違和感がある
・バッテリーの電圧が低下している
・バッテリーがあがった

それぞれの判断基準を詳しく解説します。

バッテリーに違和感がある

バッテリーに違和感を感じた方は、すぐに充電をしましょう。具体的な症状として、セルモーターの音が小さいやエンジンの始動が悪いなどが挙げられます。

また、パワーウィンドウの開閉スピードが遅いやアイドリングストップ機能が始動しないなども考えられるでしょう。バッテリーの違和感をそのまま放置してしまうと、後々、大きな車両トラブルに発展します。

バッテリーの電圧が低下している

バッテリーの電圧が低下している場合も充電が必要なタイミングです。バッテリー本体の経年劣化により、電圧が下がっている可能性があります。具体的には、バッテリーの電圧が12.6V以下の場合、電圧が低下している状態です。

そのため、バッテリーの電圧が12.6V以下になった場合、バッテリーの寿命が近づいていると判断するよう意識してください。

バッテリーが上がった

車の室内灯やヘッドライトを長時間つけたままの状態にすると、バッテリーあがりを引き起こす可能性があります。バッテリーがあがってしまうと、エンジンを始動することができません。エンジンを始動させるためには、別の専門機器を用意する必要があります。

また、バッテリーあがりを引き起こした場合、蓄電機能の低下が疑われます。一度ではなく、何度もバッテリーあがりを引き起こしている際には、速やかに新品のバッテリーに交換することをおすすめします。

バッテリーが上がった時の対処法

バッテリーがあがったときの対処方法を2つ解説します。

バッテリーがあがったときの対処方法

・ロードサービスを呼ぶ
・ジャンピングスタートを活用する

それぞれの対処方法を詳しく解説します。

ロードサービスを呼ぶ

バッテリーがあがった場合、まずはロードサービスを呼ぶ準備をしましょう。ロードサービスには2種類あります。

バッテリーあがりの際に利用できるロードサービス

・JAFのロードサービス
・任意保険のロードサービス

JAFのロードサービスはバッテリーあがりや車のレッカー搬送、パンク修理など、さまざまな走行トラブルに対して対応してくれます。ただし、作業工賃が発生します。

任意保険のロードサービスでも、無料で作業できる範囲内で対応してくれます。

ジャンピングスタートを活用する

ジャンプングスタートは、車のバッテリーがあがった際に別の車とケーブルをつないでエンジンを始動させる専門機器です。ジャンピングスタートを利用する際には、ブースターケーブルが別途必要になります。

ジャンピングスタートは、車種の組み合わせによって使用できない可能性もあります。具体的には、トラックと乗用車の組み合わせです。

ジャンピングスタートの手順

ジャンピングスタートの利用手順を以下にまとめました。

ジャンピングスタートの利用手順

1.バッテリーがあがった車に救援車を近づける
2.救援車のバッテリーを切りボンネットを開ける
3.バッテリーが上がった車の電飾系のスイッチを切る
4.バッテリーがあがった車と救援車のブースターケーブルを繋ぐ
5.救援車のエンジンをつけて充電する
6.バッテリーがあがった車のエンジンがついたらブースターケーブルを外す

バッテリーが上がった車に救援車を近づける

まずは、バッテリーがあがっている車に救援車を近づけましょう。救援車を近づける理由は、ブースターケーブルが届く範囲でバッテリーの復旧作業を行うためです。どちらの車も、バッテリーが装着されている方向に向かい合わせて駐車しましょう。

救援車のバッテリーを切りボンネットを開ける

バッテリーあがりしている車と救援車を近づけた後は、お互いの車のボンネットを開けます。ボンネットの開け口は、車によって異なるため、あらかじめ確認しておくと作業がスムーズに進みます。

バッテリーが上がった車の電飾系のスイッチを切る

ボンネットを開けた後は、一度エンジンを切ってください。エンジンを始動させた状態で作業を続けると、感電するリスクがあります。

また、バッテリーがあがっている車の電装系スイッチが、オフになっていることも事前に確認しましょう。全ての電装機器がオフになっていない場合、感電によるトラブルが発生する可能性もゼロではありません。

まずはパーキングブレーキをかけた状態で、AT車の場合はP(パーキング)、マニュアル車の場合はN(ニュートラル)レンジを操作してください。

バッテリーが上がった車と救援車のブースターケーブルを繋ぐ

次にバッテリーあがりしている車と救援車をブースターケーブルでつなぎましょう。ブースターケーブルでお互いの車をつなげる場合、+端子とー端子の接続を間違えないようにしてください。ブースターケーブルのつなぎ方は以下の手順を参考にしてみましょう。

ブースターケーブルの接続方法

1.赤のブースターケーブルをバッテリーがあがっている車の+端子に接続する
2.赤のブースターケーブルの反対側を救援車の+端子に接続する
3.黒のブースターケーブルを救援車のー端子に接続する
4.黒のブースターケーブルをバッテリーがあがっている車ー端子に接続する

救援車のエンジンをつけて充電する

ブースターケーブルを接続させた後は、お互いのエンジンを始動させます。エンジンが始動した後は、バッテリー内の電気を充電するために、アクセルでエンジン回転を2,000回転程度に保ってください。

数分程度、作業を行えば、バッテリー内に電気が充電されます。

バッテリーが上がった車のエンジンがついたらブースターケーブルを外す

バッテリーあがりしている車のエンジンが始動した後は、バッテリーを充電させるために、アイドリングをしたままの状態で数分ほど放置しましょう。

放置している際に、ブースターケーブルを外します。ブースターケーブルを外す際には、外す順番も重要です。外す順番は、先ほど解説した手順を逆から進めます。

ブースターケーブルの外し方

1.黒のブースターケーブルをバッテリーがあがっている車の端子から外す
2.黒のブースターケーブルを救援車のー端子から外す
3.赤のブースターケーブルの反対側を救援車の+端子から外す
4.赤のブースターケーブルをバッテリーがあがっている車の+端子から外す

ジャンピングスタートをする際の注意点

ジャンピングスタートを使用する際には、極性のつなぎやエンジン始動の順番を間違えないことが重要です。ジャンピングスタートを使用する際は、お互いのドライバー同士が利用手順や方法を確認しつつ、慎重に作業を進めてください。

ハイブリッド車同士またはハイブリッド車から一般車へのジャンピングスタートは利用不可です。トラックも電圧が異なるため、ジャンピングスタートで復旧できないことを覚えておきましょう。

ジャンピングスタートを使用し、バッテリーあがりを復旧しても、バッテリー自体の劣化は改善されません。

一度、エンジンが停止すると、再度バッテリーあがりを引き起こす可能性があります。カー用品店やカーディーラーですぐにバッテリーを交換してもらいましょう。

バッテリーを充電する方法

バッテリーを充電する方法を5つまとめました。

バッテリーを充電する5つの方法

・走行して充電する
・アイドリングや空ぶかしで充電する
・車用バッテリーに充電器で充電する
・整備工場に依頼して充電する
・カー用品店やガソリンスタンドでバッテリーを充電する

走行して充電する

最も簡単な方法は「車を走行させる」ことです。車はオルタネーター(発電機)で電気を作り、バッテリー内に電気を充電させます。ただし、5分〜10分程度の短い時間では充電されません。

目安時間は20分〜30分程度もしくは10km程度、停車せずに走行することです。ただし、バッテリー充電のために、長距離走行や高速道路を走るなどは非効率です。

アイドリングや空ぶかしで充電する

アイドリングや空ぶかしを行うことで、バッテリー内に電気を充電できます。先述のとおり、車のバッテリーはオルタネーター(発電機)を始動させることで、他の電装機器に必要な電気を作り出しています。

そのため、アイドリングや空ぶかしを行えば、自然と電気が充電される環境を作り出せるでしょう。充電する際の費用が一切かからないためおすすめです。

車用バッテリー充電器で充電する

車用バッテリー充電器を使用して充電する方法もおすすめです。カー用品店では、車用バッテリー充電器を販売しています。車を運転する頻度が多くない場合、車用バッテリーでこまめに充電を行うことで、バッテリーあがりやバッテリーの劣化を未然に防げるでしょう。

整備工場に依頼して充電する

整備工場に依頼してバッテリーを充電してもらう方法もおすすめです。整備工場では、カー用品店やガソリンスタンドのように、バッテリーを充電する専用機器が備わっています。普段から付き合いのある整備工場の場合、無料でバッテリーを充電してくれるかもしれません。

費用をかけず、気軽に依頼できる整備工場に作業を依頼することをおすすめします。

カー用品店やガソリンスタンドでバッテリーを充電する

カー用品店やガソリンスタンドには、バッテリーに電気を充電する専門機器があります。ただし、フル充電の状態にするためには、約12時間ほどの時間が必要となるため、すぐに車を運転したい方にはおすすめしません。

すべてのカー用品店やガソリンスタンドに充電設備がある訳ではないため、バッテリーを充電できる設備があるのか、事前に確認することをおすすめします。

車用バッテリー充電器の選び方

車用バッテリー充電器の選び方は、以下のとおりです。

車用バッテリー充電器の選び方

・対応電圧や電流で選ぶ
・バッテリーの種類や機能で選ぶ

それぞれの選び方について詳しく解説します。

対応電圧や電流で選ぶ

車用バッテリー充電器の対応電圧は、12Vと24Vの2種類があります。軽自動車や普通自動車であれば、12Vの車用バッテリー充電器で十分です。

対応電圧以外にも、電流で車用バッテリー充電器を選ぶ方法もおすすめです。電流の表記は、A(アンペア)の数字が大きいほど、早く充電できます。

バッテリーの種類や機能で選ぶ

バッテリーの種類や機能で選ぶ方法もおすすめです。バッテリーの種類は「開放型」と「密閉型」の2種類があります。どちらの種類を選ぶ際にも、車用バッテリー充電器に対応する商品を選んでください。

機能面は、過充電を防ぐ「自動充電停止機能」やバッテリーを修復して寿命を再度伸ばす「パルス(電気的振動)など、オプション機能が充実しているバッテリーを選びましょう。

車用バッテリーを使って自分でバッテリーを充電する方法

車用バッテリーを使って自分でバッテリー充電を行う手順を以下にまとめました。

車用バッテリーを使い、自分でバッテリーを充電する方法

1.車用バッテリー充電器とブースターケーブルを接続させる
2.バッテリーを車から取り外す
3.充電前にバッテリー液量を確認
4.車用バッテリー充電器のスイッチがオフになっていることを確認
5.車用バッテリー充電器とバッテリーをブースターケーブルでつなぐ
6.車用バッテリー充電器の電源ケーブルをコンセントに差し込み、電源を入れる
7.バッテリーの電圧と充電量を確認
8.充電量が9割を超えた場合、バッテリーへの充電完了
9.車用バッテリーの充電を切り、コンセントを抜く
10.接続したケーブルをすべて外す

バッテリーを充電する際には、火元の近くで必ず作業してはいけません。作業中は、ゴム手袋や保護メガネを装着して、感電リスクを最小限に抑えましょう。車の整備に慣れていない場合、バッテリー本体を取り外す作業に時間がかかります。

自分で充電作業するのが心配な方は、迷わず近くのカー用品店やガソリンスタンドなどに作業を依頼しましょう。

バッテリーの充電に必要な電流と時間の目安

バッテリーの充電に必要な電流と目安時間を、以下の表にわかりやすくまとめました。

サイズ容量(5HR)普通充電急速充電
A1921〜242〜3A15〜20A
B1928〜303〜4A20〜25A
B2436〜404〜5A25〜30A
D20404〜5A25〜30A
D2348〜525〜6A30〜35A
D2652〜555〜6A30〜40A
D3160〜726〜7A40〜45A
E4188〜928〜9A50〜60A
F5196〜12010〜12A65〜80A
G51120〜14012〜14A65〜80A
H5216016A90〜120A

バッテリー充電の目安時間

比重値充電状態充電目安時間
1,280100%充電不要
1,24075%3時間
1,20050%6時間
1,16025%9時間
1,1200%12時時間

車用バッテリー充電器を使用する際の注意点

車用バッテリー充電器を使用する際の注意点を以下にまとめました。

車用バッテリー充電器を使用する際の注意点

・バッテリーを車から取り外してから充電するようにする
・過充電にならないように充電時間を計測するようにする
・液口栓を開放する
・充電しても元の性能に戻らないこともある
・その他の注意点

バッテリーを車から取り外してから充電するようにする

車用バッテリーを使用する際には、必ずバッテリーを車から取り外した状態で充電してください。なぜなら、ケーブルをつけた状態で充電すると、ショートするかもしれないからです。

過充電してしまうと充電中に水素ガスが過度に発生することで、引火爆発が引き起こされることもあります。バッテリーを外す作業では、バッテリーに接続されているターミナルや固定されているステーをスパナで外す作業が必要なため、余計に時間がかかります。

過充電にならないように充電時間を計測するようにする

車用バッテリーで長時間にわたり充電すると、過充電でバッテリー自体の寿命を短くしてしまいます。最悪の場合、火災事故に発展する恐れもあるため注意しましょう。過充電を防ぐためにも、充電時間を計測しながら作業を進めてください。

車用バッテリーの中でも「自動充電停止機能」が搭載されていると、過充電におけるリスクを最小限に抑えられます。

液口栓を開放する

バッテリーのうえに液口栓がついている場合、充電時には開放しておくことをおすすめします。バッテリー充電時は、水素ガスが拡散しやすい状況です。水素ガスが拡散しての破裂しないようにするためにも、充電完了後は30分程度、車を放置しましょう。

充電しても元の性能に戻らないこともある

バッテリーを充電しても、元の性能に戻ることはありません。バッテリーも消耗部品であり、2年〜3年に1度の交換が推奨されています。

ヘッドライトが暗くなった場合やパワーウィンドウがスムーズに開閉しない場合などの症状が疑われる場合、バッテリーを交換することをおすすめします。

その他の注意点

バッテリー充電時に気をつけたい注意点を以下にまとめました。

バッテリー充電時に注意したいポイント

・火元近くで作業しない
・静電気を除去してから作業を進める
・作業中は保護メガネとゴム手袋を装着する

車用バッテリーで充電作業を行う場合、最も防ぎたいことは感電リスクです。静電気を除去していない状態でバッテリーを充電すると、最悪の場合、大きな火災事故に発展する可能性も考えられます。

車のバッテリーが充電できない時の原因

車のバッテリーが充電できないときの原因を2つまとめました。

車のバッテリーが充電できないときの原因

・バッテリー本体が故障している
・オルタネーターが故障している

バッテリー本体が故障している

バッテリー本体が既に故障している場合、いくら充電しても意味がありません。バッテリーは外からの強い衝撃を受けることで、内部の電極が破損する可能性があります。過充電や端子同士のショートも故障原因の1つです。

故障したバッテリーをそのまま利用することはできません。新しいバッテリーに交換することをおすすめします。

オルタネーターが故障している

車用バッテリー充電器を使い、バッテリーに充電しているにも関わらず、走行後にバッテリーの充電残量が極端に低下する場合は、オルタネーターの故障が疑われます。オルタネーターは車の電気を作り出す主な装置です。

オルタネーターが故障することで、パワーステアリングが作動しなくなる症状や車の警告灯が点灯するなどの症状が発生する可能性があります。

まとめ

バッテリーは自分で充電することが可能です。しかし、いくらバッテリー内に電気を充電しても、バッテリー自体の経年劣化やオルタネーターが故障しては、充電する意味がありません。

バッテリーの充電方法を理解しつつ、どうしようもない状態であれば、新しいバッテリーに交換することをおすすめします。この記事の内容を参考にして、ぜひバッテリーの充電方法についての知識を身につけてください。

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