現在日本では、車を購入する際に「リサイクル料」の支払いが義務づけられています。この料金は将来のために支払う前払い金なので、返金のタイミングがわからないという方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、リサイクル料はどのタイミングで返金されるのか、返金のためにはどうすればいいのか、返金に必要なものを紛失した場合はどうするかなどについて解説していきます。
リサイクル料について分からないことがある方はぜひ参考にしてみてください。
また車をお持ちの方は、今乗っている車の買取価格を把握しませんか。年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化します。また一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。少しでも損をせずに車を買い替えるなら早めの行動が先決です。特にカーセブンは大手買取業者で40万円以上も買取相場より高く売れることもあります。たった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。
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この記事でわかること
- ・リサイクル料はどのタイミングで返金されるのか
- ・返金のためにはどうすればいいのか
- ・返金に必要なものを紛失した場合はどうするか
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目次
車のリサイクル料とは?
そもそも、リサイクル料とは何なのでしょうか。
車はさまざまな部品によって構成されており、それらを処分する際に環境に悪影響が及ばないようにする必要があります。その処分に必要な費用を購入時に負担するのがリサイクル料という制度です。
この制度ができる直前には、費用を減らすために廃車を不法投棄したり中途半端に処分する業者が増加しており、それを防止するために2005年に制定されました。
車のリサイクル料の基礎知識

車を売却する時、必ずリサイクル預託金やリサイクル券が必要になります。これらの違いや特徴を把握しておくことで、いざ必要になったときに困らなくなります。
リサイクル預託金とは?
リサイクル預託金は、廃車の時に必要になる費用のことです。廃車は自動車リサイクル促進センターに依頼する形になるため、リサイクル「預託」金と呼ばれています。
この料金を支払うのは、車の購入時です。この費用が使われるのは実際に処分するタイミングです。なお、車を処分せず売却する場合は必ず返金されるので、心配はいりません。
リサイクル券とは?
リサイクル券は、リサイクル預託金を支払ったことを証明する書類のことで、支払いと同時に発行されます。この書類は廃車手続きをするとき、リサイクル料の返金をしてもらうときに必要となる重要な書類です。なくさないようにしっかり保管しておきましょう。
A、B、C、D券と4つの書類があり、これらをまとめてリサイクル券と呼んでいます。それぞれの内容は以下のとおりです。
・A券(預託証明書):リサイクル料を支払った証明になります。
・B券(使用済自動車取引証明書):A券の中古車を購入した版です。
・C券(資金管理料金受領証):自動車リサイクル促進センターが資金管理料金を受け取った証明になります。
・D券(料金通知書兼発行者控):リサイクル料を所有者に通知し、その控えとして事業者が保管するものです。
車のリサイクル料は返金される?
車を処分する方法は、廃車だけではありません。買取・下取りに出す人も多くいます。その場合、リサイクル料は返金されるのでしょうか。
ここでは、買取・下取りに出した際のリサイクル料の扱いについて解説していきます。
リサイクル料は基本的に返金される
まず、リサイクル料は基本的に返金されます。この料金は「廃車時の」車の所有者が負担するものなので、まだ走れる車なら負担義務は次の所有者に移ります。
この返金の際に必要になるのがリサイクル券です。売却の際、リサイクルは元の所有者から業者の手に渡り、その車がまた売れた時に次の所有者のもとへ移ります。
このように、廃車になるまでリサイクル料の負担義務は移り変わっていくのです。
売却する場合は下取り・買取価格に含まれていることもある
それでは、リサイクル料はどのように返金されるのでしょうか。実は、多くの場合でリサイクル料は買取・下取り価格に含まれています。つまり、リサイクル料単体として返金を受けることはほとんどないのです。
買取・下取り価格を提示される際、同時に詳細を確認することができます。このとき、内訳のなかにリサイクル料がないこともあり、後に返金されていなかったことに気付いてトラブルになることがあります。
そうならないように、リサイクル料が提示された金額に含まれるかどうかを確認しておきましょう。
廃車にする場合はリサイクル料が返金されない

これまで説明してきたように、リサイクル料は廃車の際に必要となる費用を前払いしたものとなります。そのため、廃車にする場合は当然リサイクル料が返金されることはありません。
また、買取・下取りに出したとしても、車の状態によっては再販できないため値段がつかず、廃車になることもあります。その場合も通常の廃車のときと同様にリサイクル料の返金はされないので、必ず返金されるとは思わないようにしましょう。
車のリサイクル料はどのように返金して貰えば良い?
では、リサイクル料の返金手続きはどのようにして行うのでしょうか。
「業者に売却する場合」と「個人売買をする場合」で方法が異なるので、ここではそれぞれの手順について解説していきます。
業者に売却する場合
業者に売却する場合、多くのケースで査定額にリサイクル料が含まれています。実際には、リサイクル券またはリサイクル料の預託状況を業者に提出するだけで済みます。そのため、返金手続きは単純で特に問題なく行われます。
注意が必要なのが、見積書にリサイクル料が含まれているかどうかをしっかり確認することです。含まれていなかった時は、業者に連絡して返金手続きをとりましょう。
個人売買の場合
個人で売買する場合も、業者に売却する時と同様でリサイクル料の返金は受けとれます。しかし、個人売買の場合は見積書も自分で用意しなければならず、金額が曖昧になってトラブルに繋がることもあります。
後になって「リサイクル料を返金されていなかった」とならないよう、「見積書にきちんとリサイクル料の項目を作る」「リサイクル券またはそれに代わる書類を用意する」などの対策をとり、トラブルのない安心した取引を行いましょう。
車のリサイクル料を返金してもらう際の注意点
リサイクル料を返金してもらうにあたって、いくつか注意点があります。ここでは、その注意点について解説していきます。
リサイクル券を紛失しても返金してもらえる
実は、リサイクル券をなくしても返金に影響はありません。しかし、それに代わるものの用意が必要になります。
それは自動車リサイクル料の預託状況を示すものです。預託状況は「自動車リサイクルシステム」というところで管理されています。情報照会の際には車両区分、車台番号、車両番号が必要なので、車検証を見ながら入力すると良いでしょう。
ただし、預託状況の画面を印刷することを求められることもあるので、リサイクル券がない状態で売却を検討している時は、事前に業者に確認しておきましょう。
契約後に返金されていないことに気づいても後から返金してもらうのは難しい
売買契約が完了した後にリサイクル料の返金がされなかったことに気付くケースもあるでしょう。しかし、返金を求めても契約成立後のためそれは困難です。
業者によっては、自社の利益のためリサイクル料を見積書にあえて記入しないところもあります。それを防ぐために、契約前に見積書の内容をしっかりチェックしてリサイクル料の項目があることを確認しましょう。
リサイクル料が査定額に含まれているか確認しておく
売却の際、査定額にリサイクル料が含まれていることがほとんどです。含まれているかどうかは見積書から確認できます。
もし記入がなかった場合、それはリサイクル料を自社の利益にしようとあえて記入しなかった悪徳業者の可能性があります。そうなると、査定額も相場を下回っている可能性があります。事前に一括査定などを利用して相場をチェックし、本当にその査定額は適正かを見極めましょう。
リサイクル料の記入がないことを指摘すれば返金されるので、必ず見積書の内容を確認しましょう。
リサイクル券がない場合リサイクル料は返金してもらえる?
長年同じ車に乗り続けており、リサイクル券を紛失したという方もいるでしょう。ここからは、リサイクル券をなくしてしまった人でも返金してもらう方法について解説していきます。
リサイクル預託金の支払い状況を確認してもらう
リサイクル料を払ったかどうかは、車の買取店で確認できます。確認に必要なのは自動車検査証だけなので、とても手軽です。
買取店で支払い済みであることを確認できれば、リサイクル券がなくても返金が受けられます。券を紛失してしまったら、まずは買取店を利用するのが良いでしょう。
失くさないのが一番なので、車検証などと共にダッシュボードにしっかり保管しておきましょう。
預託証明書を発行してもらう
預託証明書を発行することでも、リサイクル料の返金が受けられます。
預託証明書の発行方法は以下のとおりです。
1.車検証を用意する(とやりやすい)
2.「自動車リサイクルシステム」というサイトにアクセスする
3.「リサイクル料金検索」の画面で、車体番号と登録番号を入力する
4.「料金表示」をクリックして表示されたPDFファイルを印刷する
車を売却する際、業者から預託証明書を提示するよう求められることがあります。このとき、パソコンやスマホの画面を見せるだけでOKのところもあれば、書面での提出を求めるところもあります。
また車をお持ちの方は、今乗っている車の買取価格を把握しませんか。年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化します。また一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。少しでも損をせずに車を買い替えるなら早めの行動が先決です。特にカーセブンは大手買取業者で40万円以上も買取相場より高く売れることもあります。たった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。
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車のリサイクル料の内訳

リサイクル料は、合計5つの項目に分けられています。
具体的には、以下のとおりです。
・シュレッダーダスト料金
・フロン類料金
・エアバッグ類料金
・情報管理局料金
・資金管理料金
ここからは、それぞれの料金はどんなものなのかについて解説していきます。
指定3品目のリサイクル料金
シュレッダーダスト、フロン、エアバッグの3つは指定3品目と呼ばれ、有用な資源かつ環境に害を及ぼすものとされています。
リサイクル料の大半はこれらで占められており、金額の相場は6,000〜18,000円ほどです。この料金は、車の大きさやエアコン・エアバッグの数と外しやすさによって変化します。
シュレッダーダスト料金
実際に廃車作業をする際、まずフロン類やエアバッグ類が先に回収されます。さらに、リサイクル可能な金属や素材が取り外されて、最後に残った樹脂やゴムなどの細かなゴミがシュレッダーダストにあたります。
シュレッダーダストは、原材料に戻したり燃やして熱源にすることで、可能な限りリサイクルされます。
シュレッダーダスト料金は、こういった処理にかかる費用のことを指します。料金は処理を行う各業者がそれぞれ設定しています。
フロン類料金
車のエアコンにはフロンガスが使用されています。フロンガスは温室効果ガスの1つとして知られています。空気中に放出されるとオゾン層を破壊し、地球温暖化に繋がるため使用が制限されています。
エアコンが備え付けられた車を廃車にする際は、フロン類を取り出して指定された施設・方法で適切に処理しなければなりません。
その処理にかかる費用がフロン類料金となります。この料金もシュレッダーダスト料金と同様に業者ごとに値段設定が異なります。
エアバッグ類料金
エアバッグ類とは、自動車リサイクル法においてシートベルトのプリテンショナーとエアバッグの2つとされています。
プリテンショナーとは、車が衝撃を受けたときにシートベルトを瞬間的に巻き取ることです。乗っている人の体を固定して衝撃から守るための装置です。
エアバッグとプリテンショナーはともに爆発性があり、危険なので廃車の際に回収対象となります。そして、残った金属類は資源として再利用されます。
これらの処理には専門的な技術が必要で費用もかかるため、エアバッグ類料金として設定されているのです。
情報管理料金
情報管理料金は、2024年1月時点で一律130円となっています。
自動車のリサイクルに関連する作業は、自動車リサイクル促進センターによって行われます。こちらでは、リサイクル預託金の適切な運用管理、使用済み自動車の適正な処理やそれに関わる制度の普及活動が行われています。
センターでは、使用済み自動車の処理に必要な情報の管理のため、電子マニフェストシステムが導入されています。さらに、さまざまな問い合わせに対応するためにコレクトセンターというものが設置されています。
情報管理料金は、これらの設備を維持するのに必要な費用としてリサイクル料のなかに含むことが、自動車リサイクル法で義務付けられています。
資金管理料金
資金管理料金も情報管理料金と同様に一律で金額が設定されており、新車購入時は290円、使用済み自動車の引取時は410円となっています。
自動車リサイクル促進センターはリサイクル預託金の管理や運用を行っており、そのための費用が必要です。そのため、購入者からリサイクル預託金を徴収し、廃車になるまで保管・管理します。
そして、廃車処理をする際に行われた作業をもとに各業者が費用を請求するのに対して、センターが預託金から支払います。
これらの業務にかかる費用を、資金管理料金としてリサイクル預託金に含むことが法律で定められています。
リサイクル料の目安
リサイクル料の金額は、車種によって異なります。それは、各車両に装備されているエアバッグやシートベルトの数、シュレッダーダストやフロン類の量が異なるからです。
具体的な金額相場は、以下のとおりです。
・軽自動車:7,000~10,000円
・普通車:10,000~18,000円
・中型・大型トラック:10,000~16,000円
・大型バス:40,000~65,000円
リサイクル料の金額は各自動車メーカーのサイトや自動車リサイクルシステムというサイトで事前に確認できます。
車を購入する際の費用をできるだけ細かく把握したい方は、あらかじめチェックしておきましょう。
車のリサイクル料は何に使われている?
リサイクル料は必ず支払わなければならない料金ですが、一体何に使われているのでしょうか。
車全体のパーツは約90%がリサイクル可能です。中でもフロンガスやガラスなどのリサイクルの際に行われる処理が複雑で手間がかかるため、その費用としてリサイクル料が設定されています。
それ以外にも、リサイクル料の管理や制度の普及などの活動を行う自動車リサイクルセンターの活動費やシステムの維持費にも、わずかに割り振られています。
まとめ

ここまで、リサイクル料は返金されるのか、返金を受けるためにはどうすればいいのか、そもそもリサイクル料とは何なのかなどについて解説していきました。
リサイクル料は必ず支払わなければならない費用ですが、廃車に出さない限りは必ず返金されます。返金の際にはリサイクル券またはそれに代わるものが必要なので、失くさないように大切に保管しておきましょう。
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