車検は数年ごとに必ず受けなければならない検査です。車の健康診断ともいえるほど大事な検査ですが、大きな出費が必要になり家計を圧迫しがちです。特にディーラーで車検を受けると費用が高くなりやすいといわれています。
この記事では、ディーラー車検が高くなる理由や車検の費用の内訳、車検費用を抑える方法などを紹介します。ディーラー車検のメリットやデメリットも理解して、満足できる車検にしましょう。
また車をお持ちの方は、今乗っている車の買取価格を把握しませんか。年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化します。また一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。少しでも損をせずに車を買い替えるなら早めの行動が先決です。特にカーセブンは大手買取業者で40万円以上も買取相場より高く売れることもあります。たった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。
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この記事でわかること
- ・ディーラーでの車検が高くなりやすい理由
- ・ディーラーでの車検費用を安くする方法5つ
- ・ディーラー車検のメリットとデメリット
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目次
ディーラーでの車検が高くなりやすい理由
ディーラーでの車検が高くなりやすい理由は、主に以下の4つが考えられます。
- 純正パーツを使用しているから
- 整備の質が担保されているから
- 車検に必要な手続きを代行してくれるから
- アフターサービスを手厚くしているから
それぞれの項目について詳しく解説していきます。
純正パーツを使用しているから
ディーラーは車検の部品交換において、メーカー推奨の純正パーツを使用するため費用が高くなります。また、中古部品ではなく新品部品に交換することが基本となっていることも、費用が高くなる要因です。
ディーラーでは、経年劣化による故障や性能低下、万が一のトラブル予防のために、新品の純正パーツを使用しています。メーカーの車の安全性や性能を重視して部品交換を行っているため、車検費用が高額になりやすいです。
整備の質が担保されているから
ディーラーでの車検は、整備の質が担保されているため費用が高額になりやすいです。ディーラーは、メーカーやメーカー系列の販売会社と特約店契約を結んでいるため、ディーラーやメーカーの信用を損なわないように高い技術力をもった整備士を揃えて整備の質を保っています。
また、車検に合格するための点検だけではなく、メーカー推奨のメンテナンスやメーカー基準の交換タイミングで部品交換するなどの予備整備もおこなわれます。予備整備がおこなわれることで、次の車検時まで安心して車を使ったり、故障のリスクを最小限に留めたりできるのは、ディーラー車検のメリットです。
しかし、車検に合格するための必要最低限の整備だけではなく、さまざまな整備がおこなわれるため、費用が高くなってしまいます。
車検に必要な手続きを代行してくれるから
車検は点検や整備をしたあとに、検査の手続きや運輸支局での手続きが必要です。ディーラーで車検を依頼した場合、検査の手続きや運輸支局での手続きをディーラーが代行する形となるため、事務手数料が発生します。
面倒で複雑な手続きをディーラーが代わりにおこなってくれるため、車の知識があまりない人も簡単に車検が終わるのはメリットです。車検費用の内訳には、事務手数料や代行手数料と記載されます。手数料は車検業者ごとに異なり、ディーラーの事務手数料は高額なことが多いです。
アフターサービスを手厚くしているから
ディーラーに車検を依頼すると、整備保証などのアフターサービスがつくのが一般的です。車検による不具合が見つかった場合には、無償で迅速かつ丁寧に対応してもらえます。
また、万が一にも整備に不具合があった場合にはメーカー保証を受けられるため、車のオーナーの負担は最小限に留められます。ほかにも、車検前に費用についての詳しい解説が受けられたり、車検後にガソリンの値引きがもらえたりと車検前後のサービスが充実しているのは魅力です。
ただ車検するだけでなく、車検以降のことも考えたアフターサービスが充実しているからこそ、車検費用が高くなる傾向があるといえるでしょう。
ディーラーでの車検の費用内訳
車検費用の内訳を見ると、ディーラー車検が高い理由が明確になります。ディーラー車検に限らず、車検費用は以下の3つの合計金額です。
・法定費用
・車検基本料
・パーツ交換代
ここでは、車検の費用内訳の詳細や、どの部分に着目すれば費用を抑えられるのかについて解説します。
法定費用
法定費用は自動車重量税、自賠責保険、印紙代の合計で、国や保険会社に支払うものです。法律で支払いが義務付けられているため、車検にかかる最低限の費用と考えましょう。
法定費用の詳細は以下のとおりです。
・自動車重量税:車の重さや経過年数に応じて課せられる税金
・自賠責保険料:全ての自動車に加入が義務付けられている強制保険
・印紙代(検査手数料):車検証などを交付してもらうための手数料
ディーラー車検、民間車検、ユーザー車検のどれを選んでも、法定費用は一律になっています。
車検基本料
車検基本料はさまざまな費用のことで、主な内訳は以下のとおりです。
・基本点検技術料
・整備技術料
・事務手数料(代行手数料)
車検基本料は、車検を依頼する業者によって金額設定が違います。車検費用の高さは、一般的にディーラーがもっとも高く、次いで民間業者、そしてカー用品店やガソリンスタンドという傾向にあります。車検費用を安く抑えたい場合は、見積書の車検基本料をチェックすると良いでしょう。
パーツ交換代
パーツ交換代とはパーツ交換にかかる金額のことで、パーツ代と交換の技術料が含まれます。パーツ交換代は、交換するパーツや技術料金で費用に差が出ます。
一般的にディーラーのパーツ交換は、新品の純正品と交換することに加えて技術力の高い整備士がおこなうため費用が高いです。パーツ交換代を安く抑えたい場合は、中古部品やリビルト品を使ったり、整備料金が安い業者に依頼することをおすすめします。
廃車になった車から利用可能な部分を取り出して再利用する部品のこと
【他の車検とも比較】ディーラーでの車検の費用目安
ディーラーでの車検の費用目安について、他の車検と比較しながら見ていきましょう。
費用相場 | 難易度 | 安心感 | |
ディーラー | 約67,000円〜 | やさしい | 高い |
整備工場 | 約62,000円〜 | やさしい | 店舗による |
車検専門店 | 約49,000円〜 | やさしい | 店舗による |
カー用品店・ ガソリンスタンド | 約43,000円〜 | やさしい | 店舗による |
ユーザー車検 | 約35,000円 | 難しい | 低い |
ディーラーで車検を受けると、そのメーカーに詳しい整備士に点検や整備をおこなってもらえます。特定のメーカーの車について熟知している整備士がそろっており、車種ごとの微妙な違いにも対応してもらえるため、安心感と信頼度が高いのがメリットです。パーツ交換が必要な場合は新品の純正品に交換してもらえるうえに、アフターサービスも充実しています。
一方、民間業者やユーザー車検に比べて費用が高いのはデメリットといえます。
整備工場や車検専門店、カー用品店やガソリンスタンドの民間業者で車検を受けると、ディーラーよりも費用を抑えられるのがメリットです。また、民間業者は幅広い車種の点検や整備に対応しているため、車検に通らない心配もありません。ただし、整備士の技術や接客、サービスなどは店舗によって大きく異なるのはデメリットといえます。
ユーザー車検は、自分で車検を受ける方法です。事前の整備や点検を自分でおこなったうえで、運輸支局に車を持ち込み検査を受けます。車検に必要な工程全てを自分でおこなうため、車検基本料がかからないのがメリットです。しかし、車の専門知識が必要なうえに手続きなども自分でおこなう必要があります。また、手間がかかり難しいだけでなく、安心感も低いなどのデメリットがあります。
ディーラー車検、民間業者の車検、ユーザー車検、それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分が何を優先するのかを考えて選びましょう。
ディーラーでの車検の費用を安くする方法
ディーラーでの車検費用を安くする方法は5つあります。
・見積もりを確認する
・値引きされやすい時期に車検を行う
・月末に車検に出す
・予約を早めにとる
・キャンペーンを確認する
それぞれの方法について詳しく紹介するので、実行できそうな方法をとりいれてみましょう。
見積もりを確認する
見積もり内容の確認は、車検費用を抑えることにつながります。車検を受けるときには、まず見積もりを出してもらいましょう。そして、見積もりの内容をチェックすることが大切です。主に以下の2つをチェックしてください。
・それぞれにかかる費用がどれくらいか
・整備内容は納得できる内容か
前項で解説したように、車検費用の内訳は法定費用、車検基本料、パーツ交換代の合計です。そのうち、法定費用は法律で義務付けられているため、主に車検基本料とパーツ交換代の確認をします。
ディーラーに車検を依頼した場合、車検に必須な最低限の点検・整備だけでなく、交換を推奨する部品や予備整備が含まれていることが多いです。
見積もりの内容を確認し、わからない部分は積極的に質問して本当に必要かどうか判断することをおすすめします。また、見積もりに書かれている内容が車検を通すために必須かどうかを確認することも大切です。
値引きされやすい時期に車検を行う
自動車業界には値引きしてもらいやすい時期やタイミングがあり、その時期を狙って車検をおこなうと費用を抑えられる可能性があります。一般的に車検費用が安くなるといわれる時期やタイミングは以下のとおりです。
・ディーラーの決算月
・ディーラーのの中間決算月
・平日入庫・平日引き取り
決算月になると、ディーラーは車検目標台数を高く設定するのが一般的です。多くの自動車メーカーの決算月は3月、中間決算月は9月に設定されていますが、異なる場合もあります。
決算月や中間決算月は、できるだけ多くのユーザーから車検依頼を受けられるように、費用を通常よりも安く設定する傾向があります。また、値引きに応じてもらいやすく、大幅な値引きも期待ができるでしょう。
一方で、決算月は自動車販売も活発におこなわれ、ディーラーの繁忙期ともいえます。そのため、車検には力を入れていない場合もあるので、ディーラーに直接確認しておくと安心です。
また、平日に入庫と引き取りをおこなう日程で車検を依頼すると、値引するディーラーもあります。多くの人が仕事休みの土日祝日に車検を依頼するため、それを避けるタイミングで依頼すると値引きしてもらえる可能性が高くなります。
月末に車検に出す
月末に車検に出すことも、費用を安くする方法の1つです。
一般的にディーラーでは、1ヶ月ごとに車検目標台数を設定しています。そのため、目標台数に届かない月の月末には、値引きしたりサービスをつけたりしてもらえる可能性が高くなります。
ただし、月末は車検が集中する時期です。自動車販売店は営業成績を月ごとに出しているため、月末の販売台数が増える傾向があります。その結果、月末に車検を受ける新車と月末に車検の有効期限を迎える車が多くなり、月末に車検が集中してしまう可能性が高いです。
混雑しているタイミングに車検を依頼すると、忙しさのあまり整備の質が落ちる可能性があります。車検は車の健康診断のようなもののため、じっくりと点検や整備をしてほしい人は避けた方が良いでしょう。
予約を早めにとる
ディーラーでの車検費用を安くするためには、早めに予約をとることもおすすめです。車検の早期予約割引を実施しているディーラーもあります。
ユーザーが早めに車検予約をとると、ディーラーは人員を確保しやすいというメリットがあります。そのため、車検費用を値引きしてもらえる可能性が高いです。
割引率はディーラーによって異なりますが、半年前の予約で10%、3ヶ月前の予約で5%など、早く予約するほど割引率が高い傾向があります。
また、車検の際に代車を借りようと考えている場合は、早めの予約が必要です。早めに車検予約をすると、代車を確保できるうえに値引きしてもらえる可能性が高いなどメリットが多いため、積極的に活用すると良いでしょう。
キャンペーンを確認する
ディーラーごとのキャンペーンを確認しておくと、車検費用を安く抑えられる可能性があります。
ディーラーによっては、インターネット申し込みキャンペーンやシニアキャンペーン、レディースデーなど、お得に車検を受けられるキャンペーンが用意されています。車検を依頼したいディーラーが決まったら、事前にキャンペーンの有無を確認することがおすすめです。
【ディーラー以外】車検費用を抑える方法
車検を依頼する業者に特にこだわりがなく、できるだけ費用を抑えたいという人向けに、車検費用を安く抑える方法について紹介します。車検費用を抑える方法は以下の3つです。
・民間車検業者を利用する
・ユーザー車検を行う
・カーリースを利用する
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、以下より詳しく解説していきます。
民間車検業者を利用する
民間車検業者は、ディーラーよりも車検基本料が安く設定されている場合が多いため、費用を抑えられます。
民間車検業者に依頼しても整備品質はディーラーと変わりません。パーツ交換などで使う部品が異なるため、費用が抑えられるという仕組みです。純正部品にこだわらず、通常の車検を安く済ませたい人は、民間車検業者を選ぶと良いでしょう。
ただし、交換部品が多かったり、エンジンなど走行にかかわる重要な部位が故障したりしていると、民間車検業者であっても費用や時間がかかります。自分の車の状況をある程度把握しておくことが大切です。
ユーザー車検を行う
ユーザー車検とは、車の所有者が自分で運輸支局に車を持ち込んで検査を受けることです。ディーラーや民間車検業者に依頼したときにかかる車検基本料がかからず、法定費用のみで済ませられるため、費用をグッと抑えられるメリットがあります。
ただし、車に関する知識や点検・整備をおこなう環境がないと、車検に合格することは難しいでしょう。
車検の点検項目に少しでも不備があると、整備や調整をしたのちに再検査を受けなければなりません。自分で整備や調整ができる場合は費用がかかりませんが、業者に依頼する場合には、別途費用が必要になります。
カーリースを利用する
カーリースを利用すると、車検費用の捻出に悩む必要がなくなります。
カーリースとはリース会社から自分の乗りたい車を借り、月額料金を支払うことで、一定期間乗ることができる方法です。カーリースの車は、レンタカーのような「わ」ナンバーではなく、マイカー感覚で乗れます。
カーリースの車はリース会社所有のため、借りている期間中の税金や諸費用も月額料金に含まれています。頭金も車検費用も月額料金に含まれているため、まとまった金額の用意は不要です。
また車をお持ちの方は、今乗っている車の買取価格を把握しませんか。年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化します。また一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。少しでも損をせずに車を買い替えるなら早めの行動が先決です。特にカーセブンは大手買取業者で40万円以上も買取相場より高く売れることもあります。たった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。
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ディーラーで車検を受けるメリット
ディーラー車検は高いというイメージが強いと思いますが、費用面以外で考えるとメリットがたくさんあります。ディーラーで車検を受けるメリットは主に以下の5つです。
・純正パーツを使える
・品質が高い
・アフターサービスが充実している
・予備点検に対応してくれる
・メーカー車種に強い
それぞれのメリットについて、詳しく紹介していきます。
純正パーツを使える
ディーラーで車検を受ける最大のメリットは、純正パーツを使ってもらえることです。純正パーツとは、新車を購入した際に最初に装備されているパーツを指します。
交換が必要だと判断された部品は全て新品の純正パーツと交換してもらえるため、ディーラーで車検を受けると常に新車のときの状態を保てます。また、メーカー推奨の部品となるため、安価な社外品でよく起こる初期不良や不具合の心配なく、安心して車に乗れることもディーラーに依頼するメリットです。
加えて、純正パーツは車を売却するときにも重宝されます。社外品を装備している車よりも、純正パーツの多い車のほうが高く売れる傾向があります。将来的に少しでも高く売ろうと考えている人は、純正パーツの装着を検討すると良いでしょう。
品質が高い
品質の高い整備を受けられることも、ディーラーで車検を受けるメリットです。ディーラーで車検を受けると、車検に合格するための点検・整備だけではなく、次の点検まで安全に乗れる整備を丁寧におこなってもらえます。
メーカーとしての信用や信頼を保つために、ディーラーの整備士はメーカー独自の研修を受けており、安定した高い技術力を持っているからです。
また、整備士たちの高い技術力だけでなく、ディーラーには専用の検査機器があるのも魅力です。コンピューター診断を導入しているディーラーもあります。
近年の車には、コンピューターを使った先進技術が搭載されており、目で不具合を確認できない部分が増えているのが問題です。ディーラーは、このような目で確認できない複雑なシステムを電子的にチェックする機器も導入しています。そのため、常に最新の技術で点検・整備をしてもらえるのは、安心につながるでしょう。
アフターサービスが充実している
アフターサービスが充実していることも、ディーラーに車検を依頼するメリットの1つです。特にディーラー車検では、メーカー保証が確実に受けられるのが魅力です。
多くのメーカーでは、修理や部品交換を安くしたり無料でおこなったりする保証が用意されています。このメーカー保証は、メーカーの系列会社であるディーラーでしか受けられないのが特徴です。
ディーラーでは保証範囲内の修理や部品交換でも、ガソリンスタンドや整備工場などの民間業者でおこなえば、費用は自己負担となる場合があります。ディーラー車検は費用が高いイメージがありますが、メーカー保証でカバーできる修理や部品交換をおこなった場合は、全体で考えたときに安くなります。
予備点検に対応してくれる
予備点検とは、車検を通すためにおこなう点検以外の項目の整備のことです。ディーラーでは、車検にあわせて予備点検にも対応してもらえます。車検とあわせて予備点検をおこなうことで、車の状態をすみずみまでチェックしてもらえるため故障の予防に効果的です。
ディーラーには、メーカーに特化した整備士が多数在籍しています。特定の車種に対しての知識は整備業界トップクラスのため、車両ごとの特性や故障しやすい部品も熟知しているといえるでしょう。そのため、早めに予備点検や予備整備をおこない、車の故障につながる原因に対処してもらえます。
費用を抑えることだけを考えて予備点検を全くしていないと、車検直後に車が故障して修理が必要になることもあります。故障箇所が車検時の点検箇所と異なる場合は、依頼者の責任となり修理費は自己負担です。
突然車が故障して、大きな修理費の用意が必要になるのは避けたいものです。そのためにも、普段点検をおこなっていない人は、ディーラー車検を依頼するときに予備点検を利用することも考えましょう。
メーカー車種に強い
ディーラーは当然ながら、自社メーカーの車種についての知識が豊富で、車種に合わせて微妙に違う特徴なども深く理解しています。また、メーカー内で密に情報共有もおこなわれているため、車種ごとの不具合もいち早く手に入れています。
たとえば、故障が多い車種と判断された場合、ディーラーに車検を依頼していると故障箇所の早期発見や早期対応が可能です。直定店の専門的な知識と有力な情報をもとに、点検や整備をしてもらえるので、信頼度がもっとも高いといえるでしょう。
また、ディーラーには自社メーカーに精通したスペシャリストが在籍しています。車検の整備以外でも日々のメンテナンスや車のケア方法などの相談も可能です。専門的な目線から的確にアドバイスしてもらえるのも、ディーラーに車検を依頼するメリットといえます。
ディーラーで車検を受けるデメリット
ディーラー車検は、多くのメリットがある一方で、もちろんデメリットもあります。ディーラー車検のデメリットは、主に以下の3つです。
・費用が高い
・時間がかかる
・外注される可能性がある
それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。
費用が高い
ディーラー車検の大きなデメリットとして挙げられるのが、費用が高いことです。ディーラーでは、パーツや作業内容にこだわって点検や整備がおこなわれるため、自然とパーツ代や整備技術料が高くなります。
車のオーナーが安全に乗れるように予備点検がおこなわれ、依頼していなくても車全体をみてもらえます。しかし、それが車検基本料として費用に反映されるため、ディーラー車検は費用がかかるのです。ただ理由もなしにブランド料として高いわけではなく、丁寧な点検や整備、純正品のパーツ交換などがあるため、他の車検と比較すると割高になってしまいます。
時間がかかる
ディーラー車検は、完了までに時間がかかるのもデメリットといえるでしょう。ディーラー車検にかかる平均日数は2日〜3日ですが、繁忙期などのタイミングによっては時間がかかる場合もあります。
ディーラー車検の時間がかかる理由は、常に入庫台数が多いことが挙げられます。さらに、ディーラー独自の点検項目が多数あることや丁寧な予備整備をおこなっていることなども、時間がかかってしまう原因です。
メーカーの看板を背負い、顧客の信頼を獲得するためにもきめ細やかな点検をおこなっているため、ある程度の時間がかかってしまうのは仕方がないことだと考えましょう。
外注される可能性がある
ディーラーによっては、実際の点検や作業を外注先の民間業者がおこなう場合があります。専門性の高い点検や整備を受けたいと考えてディーラーでの車検を選んだ人にとっては、デメリットになりかねません。
各メーカーは専用の外注先があり、依頼が多い場合は外注される可能性があります。外注先のミスで不備や問題が起こってしまうと、ディーラーとしての信頼を失ってしまいます。そうならないように、提携している工場でも整備の質は保たれているのが一般的です。
しかし、外注は整備工場への依頼と同じだと考える人にとっては、高い費用を払ってディーラー車検にする意味がないので、デメリットといえるでしょう。
ディーラーで車検を受ける際の注意点
ディーラーで車検を受けると決めた場合は、3つの注意点を意識するとより満足度の高い車検が受けられます。ディーラーで車検を受ける際の注意点は以下のとおりです。
・必ず見積もりをとる
・見積もりは早めにとる
・オプション内容を確認する
それぞれの注意点について、詳しく見てみましょう。
必ず見積もりをとる
ディーラーで車検を受ける際には、見積もりを必ずとりましょう。車検費用を安くする方法として、価格交渉があります。価格交渉をおこなう際には、必ず見積もりが必要です。同じ車でもそれぞれのディーラーによって見積もり金額に差があるため、複数店舗で見積もりをとって比較すると、価格交渉がおこないやすくなります。
また、価格交渉をしない場合でも、同じ条件の見積もりを複数店舗からとっておくと、条件が良いディーラーを選ぶときに役立つためおすすめです。
見積もりは早めにとる
車検の見積もりは、余裕をもって早めにとるのがおすすめです。それぞれのディーラーでは、独自の割引方法を用意していることが多く、予約した時期によって割引率は変動します。
割引率は予約が早ければ早いほど大きい傾向があります。早めに予約してもらえると、人員を確保できるなどディーラーにもメリットがあるからです。
また、見積もりを早めにとらないと、車検が間に合わないこともあります。ディーラーの工場は土日祝日は混雑していることが多く、見積もりがもらえないこともあります。平日は仕事で土日にしかディーラーに足を運べない人だと、見積もりでの価格交渉はできないかもしれません。
価格や内容を比較したり、ディーラーで交渉したりする期間を得るためにも、見積もりは早めにとりましょう。
オプション内容を確認する
ディーラーで車検を受ける場合、点検項目が充実して安心だというメリットはありますが、費用が高くなる原因でもあります。オプション内容をよく確認して不要な部品交換や整備を省くと、費用を抑えられます。
ディーラー車検は、洗車や車内清掃がオプションになっていることもありますが、洗車や車内清掃は自分でもおこなえる項目なので担当者に不要だと伝えましょう。見積もりをとる際に、オプション項目は相談できるため、必要なものと不要なものを決めておくと、納得できる車検になるでしょう。
民間業者で車検を受けるメリット・デメリット
ディーラー車検と同じように、民間業者で車検を選んだ場合もメリットとデメリットがあります。
ディーラーと民間業者、それぞれのメリットやデメリットを知っておくと選ぶ基準が明確になり、納得して車検を受けられます。
民間業者で車検を受けるメリット
民間業者に車検を依頼する最大のメリットは、ディーラーよりも費用を安く抑えられることです。民間業者に車検を依頼する場合の費用は、安くて2万円前後、高くても7万円前後で済みます。
それぞれの民間業者にはもちろん整備士がいるため、車検に必要な点検や整備は万全にしてもらえます。また、わずかではありますが、車検にかかる日数もディーラーよりは短い傾向です。1日で車検を済ませることを掲げている業者もあります。
民間業者の車検は、車検を手軽に済ませつつ費用もできるだけ安く抑えたい人に最適です。また、できるだけ早く車検を終わらせたい人にもおすすめだといえます。
民間業者で車検を受けるデメリット
民間業者によって、車検の際の点検や整備の品質にばらつきがあるのは、民間業者のデメリットです。ディーラーはどの店舗に依頼しても安心感がありますが、民間業者の場合、安心して車を預けられる業者を自分で見つける必要があります。
また、民間業者は特定のメーカーに特化していないため、コンピューター系統の整備に弱い傾向があります。近年では、自動ブレーキや駐車支援システムなど、コンピューターを使った技術が車にも導入されており、正しく作動するか、経年劣化などはないかなど定期的な点検が必要です。
一概にはいえませんが、コンピューター系統の整備も依頼したい場合は、専門機器などを扱っているディーラー車検のほうがすぐれているといえます。
ディーラーでの車検に関するよくある質問
ディーラーの車検予約は、車検満了日の1ヶ月前までにとることをおすすめします。車検を受けられる期間は、車検満了日までの1ヶ月間です。車検を受けられる期間の中で、実際に受ける日の日程調整をして、その日から2週間〜1ヶ月逆算して予約しましょう。 車検満了日ギリギリに予約するとすでに予約が埋まっていて、希望する日程やディーラーでは受けられない可能性があります。ディーラー車検は多くの場合、半年前から予約できます。日程調整ができる場合は、早めに予約しても良いでしょう。
ディーラー車検にかかる時間はおよそ2日〜3日です。ただし、車種や年式、走行距離などによってかかる時間も変わります。また、点検内容や予約の空き状況によっても変わるため、ディーラーに確認すると安心です。
車検時に必要な書類は、自動車検査証・自賠責保険証・納税証明書・認め印の4つです。車検を受けるディーラーを決めたら、事前に直接確認しておくと良いでしょう。
ディーラーによっては、1日でおこなってもらえる場合もあります。ただし、事前に見積もりを相談しておき、整備内容や整備時に必要な部品を確認してもらったうえで実現可能な場合が多いです。どうしてもディーラー車検を1日で済ませたい場合は、事前にしっかりと依頼しておくことが大切です。
車検は、車検満了日までに受ければ良いため、ギリギリでも大丈夫です。しかし、満了日ギリギリだと予約がとれない可能性があります。予約の空きがない場合は、希望する日程や内容で車検を受けられません。 また、車検満了日を過ぎてしまうと、所有する車は使用不可です。自分の希望する日程や内容で車検を受けられるように予約は早めにとることをおすすめします。
まとめ
この記事では、ディーラー車検が高い理由や車検の費用内訳、車検費用を安くする方法などを紹介しました。
ディーラーでの車検は純正パーツを使用してもらえたり、整備の質が保たれていたりとメリットが豊富です。一方で、費用が高い、時間がかかるなどのデメリットもあります。ディーラー車検と民間業者での車検には、それぞれにメリットやデメリットがあるので、自分が何を求めるのかを明確にして選ぶと良いでしょう。
ディーラーで車検を受けると決めた場合には見積もりを早めにとり、費用や内容を確認したうえで契約することが大切です。大切な車を長く安心して使えるように、満足のいく車検を受けてください。
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