ポルシェ911はリアにエンジンを搭載しているため、車の加速性能を向上させてフロントエンジン車では体感できない加速を味わえます。また、車高も比較的低く設定されており空気抵抗が感じにくい設計なので、さらにスピードが出やすくなっています。
10年落ちの911は新車と比較すると買取価格は下落しがちですが、車両の状態に問題がなければ高値での売却も可能です。車両が古くなっていくにつれて911の買取価格が低くなると推測されるため、早めに売却しましょう。
この記事では、10年落ちの911の買取と下取り価格相場、乗り換えのタイミングなどを詳しく解説します。911の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。
少しでも損をせずに車を買い替えるなら早めの行動が先決です。
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この記事でわかること
- ・10年落ちの911の買取相場
- ・10年落ちの911をより高く売るコツ
- ・10年落ちの911を買取してもらった人の口コミ
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目次
- 10年落ちの911とは？【乗車人数・サイズ・排気量・燃費】
- 10年落ちの911は何代目？グレードは何がある？
- 【走行距離別】10年落ちの911の買取・下取り価格相場
- 【グレード別】10年落ちの911の買取・下取り価格相場
- 911のリセールバリューはどのように推移する？
- 10年落ちの911は売却するのに適している？
- 買取・下取り価格が高い911の特徴
- 10年落ちの911を高く買取してもらう方法
- 10年落ちの911の口コミ・評判
- 高く買取してもらうなら下取りより買取がおすすめ
- 10年落ちの911は乗り換えるべき？判断するポイント
- 10年落ちの911を乗り換えるメリット・デメリット
- 10年落ち以外で911を売るタイミングは？
- 経年劣化するとどのような故障が起きる？
- 911を売却するならカーセブンがおすすめ
- まとめ
10年落ちの911とは？【乗車人数・サイズ・排気量・燃費】
10年落ちの911はヘッドライトが丸くて可愛らしい見た目をしていながら、操舵性・安定性・加速性などすべてバランスの取れた走行ができる車種です。そんな911は、どのようなスペックを持ち合わせているのかみていきましょう。
| 乗車人数 | 4名 |
| サイズ（全長×全幅×全高） | 全長：4,519mm 全幅：1,852mm 全高：1,298mm |
| 排気量 | 2,981cc |
| 燃費 | 7〜9km/L |
10年落ちの911でも、年式や走行距離、グレードなどによって大きく料金が異なっています。スピード感のある走りが実現できる911は、フォルムの可愛さが魅力的な車種です。
10年落ちの911は何代目？グレードは何がある？
10年落ちの911は44代目です。911は頻繁に歴代モデルが変更されているため、1991年2月に発売して以降、数多くのモデルを製造してきました。911には、15種類のグレードが用意されています。
・911 カレラ
・911 カレラ4
・911 カレラ カブリオレ
・911 タルガ4
・911 カレラ4 カブリオレ
・911 カレラS
・911 カレラ4S
・911 カレラS カブリオレ
・911 カレラ4S カブリオレ
・911 GT3
・911 タルガ4S
・911 ターボ
・911 ターボ カブリオレ
・911 ターボS
・911 ターボS カブリオレ
上記のように911には、さまざまなグレードが用意されています。それぞれのグレードの価格相場を理解したうえで、自分が所有している911を売却すべきか判断してみてください。
【走行距離別】10年落ちの911の買取・下取り価格相場
ここからは、10年落ちの911における価格相場を走行距離別にみていきましょう。
| 走行距離 | 価格相場 |
| 20,000km以下 | 〜1,391万円 |
| 20,001km〜40,000km | 1,153万円〜1,371万円 |
| 40,001km〜60,000km | 918万円〜955万円 |
| 60,001km〜80,000km | 759万円〜862万円 |
| 80,001km〜100,000km | 711万円〜759万円 |
| 100,001km～150,000km | 456万～462万円 |
上記の表をみてわかるように10年落ちの911は、走行距離が短いほど高額料金での買取が実現できます。911は8万km〜1万km以下の走行距離でも、700万円ほどの価格相場です。
上記の表を参考にし、自分が所有している911を買取に出すべきか判断すると良いでしょう。
【グレード別】10年落ちの911の買取・下取り価格相場
10年落ちの911の買取相場は、グレードによって大きく異なります。把握したい方は、下記の表を参考にしてみてください。
| グレード | 価格相場 |
| 911 ターボS | 437.5万円〜961.2万円 |
| 911 ターボ | 245.2万円〜807.1万円 |
| 911 GT3 | 386.7万円〜705.1万円 |
| 911 カレラ 4S カブリオレ | 242.7万円〜623.8万円 |
| 911 ターボ カブリオレ | 469.5万円〜582.1万円 |
| 911 ターボS カブリオレ | 527.8万円〜560.4万円 |
上記のように、10年落ちの911の買取価格はグレードによって千差万別です。特に911 ターボSの価格相場は高い傾向にあります。上記の表を参考にし、10年落ちの911の買取相場を把握しましょう。
911のリセールバリューはどのように推移する？
911のリセールバリューは車両の状態や走行距離、オプションなどによって大きく変動します。目安として以下の表を参考にしてみてください。
| グレード | 中古価格 | 新車価格 | 残価率 |
| カレラ | 1,400万円 | 1,620万円 | 86% |
| GT3 | 2,500万円 | 2,628万円 | 95% |
| タルガ | 2,000万円 | 1,951万円 | 103% |
| ターボ | 3,000万円 | 2,832万円 | 105% |
911はほかの車種と比較すると、リセールバリューが高い傾向にあります。タルガとターボに関しては新車価格よりも中古価格の方が高いため、リセールバリューも高いといえるでしょう。
911のリセールバリューについてさらに詳しく知りたいという方は「タイトル」の記事も併せてご覧ください
10年落ちの911は売却するのに適している？
10年落ちの911が売却するのに適している理由は、以下の3つです。
・海外需要があること
・部品やパーツとしての需要があること
・輸出需要が増加すること
このように911は買取価格が高いことから予測できるように、幅広い分野に対して需要が高い車種です。ただし、911は価格がほとんどつかない場合もあるので、注意が必要です。
たとえば、走行距離が5kmを大幅に超えていたりモデルチェンジ直後だったりすると、需要が大幅に下がってしまいます。売却する際は注意点にも気をつけましょう。
買取・下取り価格が高い911の特徴
買取・下取り価格が高い911には、以下の3つの特徴があります。
・カレラ系
・ターボやGT3
・空冷エンジンモデル
それぞれ詳しく解説します。
カレラ系
911の中でカレラ系は、買取価格が高い傾向にある車種です。カレラ系のリアタイヤの後ろにあるPRレイアウトはハイパワーのエンジンをかけやすく、安定した走行が期待できます。
また、カレラ系にはAT限定免許保持者であっても運転できるPDKが用意されています。PDKとは、プロドライバーのマニュアルシフトを超えるシフトチェンジが可能なギアです。
PDKがあるとブレーキペダルを踏むだけでシフトチェンジしたり、パドルシフトを用いてレーシングカー同様の走りを楽しめたりします。
ターボやGT3
911のターボやGT3などの車種は、買取と下取り価格が高い傾向にあります。ターボやGT3は走行性能を楽しみたいユーザーから人気があり、スポーツカー専門店へ査定に出せば高額査定に期待できるでしょう。
ターボモデルは運動性能と快適性を備えているため、ポルシェの優れたハンドリングを楽しめます。また、GT3はサーキット走行も楽しめます。
空冷エンジンモデル
空冷エンジンモデルは現在新車で購入できず、中古車でしか手に入れられないため、高値で買い取られる可能性があります。空冷エンジンモデルの中には、1億円のモデルもあるといわれています。
現在、世界的に排出ガスが規制されているため、空冷エンジンモデルの登場はほとんどないでしょう。現在911には水冷モデルがありますが、空冷エンジンモデルは水冷にはない音や振動、走行フィールなどを楽しめます。
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10年落ちの911を高く買取してもらう方法
10年落ちの911を高く買取してもらいたいのであれば、以下の3つの方法を実践してみてください。
・走行距離を短くする
・車内外の掃除をしておく
・傷や凹みを修理して査定に出す
それぞれ詳しくみていきましょう。
走行距離を短くする
10年落ちの911を高値で買取してもらうには、走行距離を短く抑えるよう心がける必要があります。走行距離が長いと、部品が劣化している可能性もあるためです。
911は高級スポーツカーなので、部品代やメンテナンス費用が数十万円かかる場合もあるでしょう。次の買主への負担を軽くして需要を高めるためにも、911の走行距離を短くするように工夫する必要があります。
車内外の掃除をしておく
車内外の掃除をしておけばより911の見栄えが良くなるため、高値で査定されやすくなるでしょう。きれいに掃除されている車は大事に使用されている車とみなされ、査定士からの印象も良くなりがちです。
内装はシートに汚れや破損がある場合、きれいにしておきましょう。さらに、車内の臭いはマイナス査定される可能性が高いため、消臭と換気の対応も必要です。喫煙やペットを乗せる頻度が高い方は、注意が必要です。
傷や凹みを修理して査定に出す
10年落ちの911を売却する際は、傷や凹みを修理して査定に出しましょう。一般的な車は傷をそのままにして査定した方がお得な場合もありますが、ポルシェの場合は修理した方が良い傾向にあります。
傷や凹みがあると911の見た目の可愛さが半減してしまうため、マイナス査定されがちです。たとえば、カードサイズ未満の傷は通常だと1万円程度の減額ですが、ポルシェは3万円程度の減額になってしまいます。
小さな傷であれば比較的簡単に修復できるため、査定前に傷や凹みを修理しておいた方が良いでしょう。
10年落ちの911の口コミ・評判
10年落ちの911を実際に売却した人はどのような感想を持っているのだろうと疑問に思っている方もいるでしょう。ここからは、実際に売却した方の口コミを紹介します。
最初の口コミでは「型落ちの911でも売却時にほとんど損をしない」と紹介しています。911は売却の時期によってプラスになる可能性が高いため、利益を得たい方にとって最適な車種といえるでしょう。
2年間乗車した911を、購入価格と変わらない価格で売却できたという声もあります。これらの口コミからも、911は売却して損しない車だといえるでしょう。ただし、あくまで一例なため、911の状態によっては高く売れない場合もあります。
高く買取してもらうなら下取りより買取がおすすめ
911を高く買い取ってもらうのであれば、下取りよりも買取がおすすめです。買取査定をすれば、下取りと比較して高値で売却できたり、無料で出張査定をしてくれたりするためです。
下取りは、新車を購入する際に所有している車を引き渡し、値引きしてもらうサービスだと理解しておくと良いでしょう。買取業者は買い取った車を売却する目的があるため、車の特徴をチェックし、適正な額を提示します。
911の買取は、下取りよりもさまざまなメリットが得られます。911の売却を検討している方は、買取業者を利用すると良いでしょう。
車を高く買取してもらう方法についてさらに詳しく知りたいという方は、「車を高く売る方法は？コツ・交渉術・車の価値を維持するためのポイントを紹介！」の記事も併せてご覧ください。
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10年落ちの911は乗り換えるべき？判断するポイント
10年落ちの911を乗り換えるべきか判断するためのポイントには、以下の6つがあります。
・維持費が高くなった
・修理や交換のコストや効果
・車検のタイミング
・ライフスタイルの変化
・車から異音が聞こえる
・次に乗りたい車があるかどうか
それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。
維持費が高くなった
911の維持費が高くなった場合は、乗り換えるべきか判断するポイントです。車は燃費性能の良し悪しによって、維持費が大きく変動します。たとえば、燃費性能が5km/Lと20km/Lを比較し、燃料にかかる費用がどれくらい異なるのかを確認してみましょう。
| 走行距離 | 5km/L | 20km/L | 差額 |
| 10,000km | 26,000円 | 6,500円 | 19,500円 |
| 100,000km | 260,000円 | 65,000円 | 195,000円 |
1万km走った場合、燃費の良し悪しで20万円円ほどの差額が生じます。少しでも維持費を抑えたい方は、乗り換えを検討してみるのも良いでしょう。
修理や交換のコストや効果
修理や交換のコストや効果は、911の乗り換えを検討するタイミングの1つです。車体に傷や凹みが目立つ場合、修理や部品の交換が必要ですが、高額なコストがかかると負担になるでしょう。
傷の修理に10万円かかって、査定額が10万円以上アップするなら修理や交換をする価値はあります。しかし、査定額より修理や交換にかかるコストが高い場合は、早めに乗り換えた方が良いでしょう。
車検のタイミング
引用元：ポルシェ公式サイト
10年落ちの車の場合、車検前に売却を検討するのも良いでしょう。なぜなら、車検が来るたびに、車の価値が落ちていく傾向にあるためです。さらに、登録から10年が経過した車の場合、劣化している部品も多いため通常より高い車検費用がかかるでしょう。
車検のタイミングは、1つの区切りとして考えるのには最適で、車検費用を支払わずに車を売却できます。911の乗り換えのタイミングがわからずに悩んでいる方は、車検のタイミングで乗り換えてみると良いでしょう。
ライフスタイルの変化
結婚や引越しなどライフスタイルの変化がある場合も、車を乗り換えるタイミングといえるでしょう。独身であれば911のようなスポーツカーでも問題ありませんが、結婚して子どもも生まれるとファミリーカーが便利です。
仕事が変わったり引っ越したりして車を使う機会が増えた場合に、燃費の良い車に乗り換えるのも良いでしょう。ライフスタイルが変わったら、車の乗り換えも検討してみると快適なカーライフを過ごせる可能性もあります。
結婚もライフスタイルの変化の1つです。結婚して車をどうすれば良いかわからないという方は、「結婚したら車はどうすれば良い？手放すかどうかの基準や必要な手続きを解説」の記事も併せてご覧ください。
車から異音が聞こえる
車から異音が聞こえる場合は、今すぐ乗り換えるべきでしょう。修理や部品の交換によって異音の原因を解消できる可能性はありますが、原因によっては高額な費用がかかる場合もあります。
10年落ちの車だと、みえない箇所で故障している可能性もあるでしょう。異音がする場合、重大な故障の恐れもあり、そのままにしておくと事故に発展する場合もあります。
さらに、一度修理して直っても、古い車のため車体が悪化する可能性もあるでしょう。
車から異音が出た場合、業者に相談してみて、費用がかかるようなら乗り換えを検討するのもおすすめです。
次に乗りたい車があるかどうか
911を乗り換える判断として、次に乗りたい車があるかどうかで判断してみることも1つの手です。次に乗りたい車があれば、必然的に乗り換える判断がしやすくなります。
たとえば、燃費の良いハイブリッド車に乗り換えたい方や前から気になっていた車が中古車で売り出されていた場合などです。
さまざまな理由で乗り換えを判断している方もいるため、次に乗りたい車がある場合、乗り換えてみるのも良いでしょう。
10年落ちの911を乗り換えるメリット・デメリット
ここでは、10年落ちの911を乗り換えるメリット・デメリットを紹介します。911を乗り換えるメリットとデメリットを把握すれば、乗り換えるべきか適切な判断がしやすくなるでしょう。
それぞれのメリットとデメリットを参考にし、乗り換えるべきか判断してみてください。
10年落ちの911を乗り換えるメリット
10年落ちの911を乗り換えると、以下の3つのメリットが得られます。
・13年目の維持費アップを避けられる
・査定額が大幅に下がる前に売れる
・メンテナンス費用を抑えられる
それぞれのメリットを参考にし、10年落ちの911を乗り換えるべきか判断しましょう。
13年目の維持費アップを避けられる
10年落ちの911を乗り換えると、13年目の維持費アップを避けられるメリットがあります。新車登録から13年が経過すると、自動車税と自動車重量税が重課税されてしまうため、維持費が高くなるでしょう。
少しでも維持費を抑えたい方は、10年目で売却するのも良いでしょう。
査定額が大幅に下がる前に売れる
10年落ちの911を乗り換えた場合は、査定額が大幅に下がる前に売れます。車の寿命は走行距離約10万kmといわれており、10万kmを超えると部品が故障しやすくなります。そのため、査定額も下がりやすいでしょう。
10年間で10万kmも走っていないのであれば、査定額が大幅に下がることはありません。
少しでも買取査定額を高めたい方は、早めに売却することを検討してみましょう。
メンテナンス費用を抑えられる
10年落ちの911を乗り換えることによって、メンテナンス費用が抑えられます。車は走行距離が10万kmを超えたあたりからさまざまな部品が故障し始めてしまうため、メンテナンス費用が高くなりがちです。
しかし、メンテナンス費用をかける前に乗り換えれば、費用を抑えられます。メンテナンスに費用をかけたくない方は、10年落ちの911を乗り換えてみましょう。
10年落ちの911を乗り換えるデメリット
10年落ちの911を乗り換えて得られるのは、メリットだけではありません。10年落ちの911を乗り換えた場合、以下の3つのデメリットが発生します。
・まだ乗れる可能性がある
・査定額が低い可能性がある
・新しい車を買うと出費が増える
それぞれ詳しくみていきましょう
まだ乗れる可能性がある
10年落ちの911に乗り換えると、まだ乗れる可能性がある車を手放してしまう場合もあります。車の寿命は走行距離が0万km程度だといわれていますが、定期的にメンテナンスを受けていれば走行可能です。
そのため、まだ911に乗れる可能性があると理解したうえで、乗り換えるべきか判断しましょう。まだ乗れる可能性がある車を手放したくない方は、これまでどおり定期的なメンテナンスを欠かさないようにすると良いでしょう。
査定額が低い可能性もある
所有している911の走行距離が長かった場合は、査定額が低い可能性があります。走行距離が10kmを超えていると、車のさまざまな部品が故障しやすいためです。走行距離が長いと、買い手もつきにくい傾向にあります。
しかし、車は時間が経過するとともに劣化してしまうため、売却を検討している方は早めに査定を受けるようにしましょう。
新しい車を買うと出費が増える
10年落ちの911の乗り換えで新しい車を買うと、出費が増えてしまいます。新しい車に乗り換えると、ガソリン代やメンテナンス費用を抑えられますが、購入する車によっては数百万円の出費になるでしょう。
新しい車を購入する際にローンを組む方もいますが、支払う準備ができているかよく考える必要があります。乗り換える際は返済計画を立てて、経済的な負担にならないようにしましょう。
10年落ち以外で911を売るタイミングは？
10年落ち以外で911を売るタイミングは以下のとおりです。
・3年目
・5年目
・7年目
それぞれのタイミングを加味したうえで、いつ911を売るべきか判断してみてください。
3年目
911は、3年目で売るのがベストなタイミングだといわれています。新車を購入した後に車検を受けるのが3年後であるため、3年目に911を売却すると車検代がかかりません。車検代には10万円ほどかかるため、出費を避けたい方も一定数います。
また、3年目の車は比較的新しい車なので、高値での売却につながりやすいでしょう。高く売れれば乗り換えにかかるお金を最低限に抑えられるため、金銭的負担がかかりにくい傾向にあります。
5年目
5年目の車は、新車の金額に対して6割ほどの価格がついたら良い方でしょう。車のローンは5年払いで組まれる傾向にあり、ローンを完済した状態で売却すると手元に多くの資金を残せます。
また、5年落ちの車は車体に異常があった場合に、便利な特定保証付きで売却できる可能性もあります。保証の有効期限が切れると損をするため、5年落ちのタイミングで売却するのも良いでしょう。
7年目
911を売るタイミングとして、7年目も挙げられます。7年目の車はモデルチェンジして1代しか経っていない場合が多いため、新しいと感じる方もいるでしょう。
中古車購入を検討している方の中には、少しの経過年数なら気にせず、安心して乗れる状態の車が欲しい方もいます。古すぎず新しすぎない程度の7年目の車は価格的にも購入しやすく、リセールバリューも高めの年式です。
需要もあるため、7年目の乗り換えも良いタイミングといえます。
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経年劣化するとどのような故障が起きる？
911が経年劣化した場合、以下のような故障が発生する恐れがあるため、気をつけましょう。
・エンジンオイルの漏れが発生しやすくなる
・オートマオイルが交換できなくなる
・足回りの部品が劣化する
・エアコンがきかなくなる
・灯火類が点灯しなくなる
・マフラーに穴があく
・車のボディが錆びる
1つずつ詳しく解説します。
エンジンオイルの漏れが発生しやすくなる
911が経年劣化すると、エンジンオイルが漏れやすくなります。エンジン内部でオイルが漏れている場合は、オイルがバイブの隙間から下に漏れる可能性もあります。
エンジンの外側までオイルが漏れていると、周囲の部品とエンジンをつないでいる継ぎ目からも漏れてしまう恐れもあります。エンジンオイルが漏れると、オーバーヒートが発生する可能性もあるため、注意が必要です。
オートマオイルが交換できなくなる
911は経年劣化によって、オートマオイルが交換できなくなる場合もあります。オートマオイルとはオートマ車に使用されているオイルの1つで、潤滑や冷却の役割を果たしています。
オートマオイルが交換できなくなった場合、加速性能の低下などの問題が発生するでしょう。オートマオイルを交換せず走行した場合、ミッションが壊れてしまう可能性もあります。
足回りの部品が劣化する
足回りの部品は、新規登録から10年が経過したタイミングで交換する必要があります。また、走行距離が5〜8万kmを経過したタイミングや、異音などの異常がみられたときにも交換が必要です。
足回りの部品には路面の変化や凹凸に柔軟に対応し、車体を安定させる役割があるため、交換せずに劣化すると安定した走行ができなくなります。
安定した走行ができないことで事故の発生につながるため、経年劣化する前に乗り換えた方が良いでしょう。
エアコンがきかなくなる
911は経年劣化すると、エアコンがきかなくなる可能性もあります。エアコンがきかなくなる理由はさまざまですが、フィルターの目詰まりやガス不足などの場合が多くみられます。
エアコンフィルターの目詰まりは、定期的にフィルターの交換をしていれば発生しないでしょう。ガス不足が原因の場合は、経年劣化によるガス漏れの可能性もあります。ガス漏れの場合、修理費用が高額なため、気になる方は点検を依頼しておくと良いでしょう。
灯火類が点灯しなくなる
911が経年劣化した場合、灯火類が点灯しなくなる恐れもあります。灯火類が点灯しなくなる主な原因は、各部ハーネスやヘッドライト、HIDバーナーなどさまざまな部品の不具合によるものです。
灯火類が点灯しなくなった場合は、交換すれば修理できます。灯火類が点灯しないと交通違反になるうえ、危険性も伴うため早めに交換しましょう。
マフラーに穴があく
911が経年劣化する中で、マフラーに穴があいてしまう場合もあります。マフラーに穴があく主な原因は、腐食です。基本的にマフラーはステンレス製で錆びにくい品質ではあるのですが、完全に錆を防げるわけではありません。
長年同じ自動車を使用し続けていたら、錆びにくい品質のマフラーに錆が生えてしまうこともあるでしょう。マフラーに穴があくと、消音効果が薄れてしまって排気音がうるさくなってしまいます。
車のボディが錆びる
車体が錆びる原因はさまざまですが、塗装を欠損した場合や車両に水が溜まってしまった場合などに発生します。
錆びを放置すると腐食して穴があく場合もあり、足回りに発生した場合は気づくのが遅くなる可能性もあるため、注意が必要です。車体に傷がある場合は早めに修理して、錆びに発展しないようにしましょう。
911を売却するならカーセブンがおすすめ
911を売却するならカーセブンをご利用ください。カーセブンには、お客さまが安心して売却できる環境が整えるために、以下の安心宣言を掲げています。
・ご契約金の半額を当日中に前払いします
・いかなる場合でもご契約後の減額は一切しません
・買取車両は当社名義に変更手続きします
・キャンセルは7日間、電話一本で可能です
・ご契約後でもキャンセル料は一切かかりません
初めて買取業者を利用する方は、適正価格で買い取れるのか不安な場合もあるでしょう。
カーセブンは、一般社団法人日本自動車購入協会が定めている「適正買取店認定制度」の要件をクリアしている信頼できる業者です。
また、カーセブンは、以下の表のように911を買取った実績があります。
| 車種・グレード | カラー | 年式 | 走行距離 | 査定時期 | 査定金額 |
| ポルシェ ポルシェ 911 CP カレラ | 赤色 | 2020年式 | 10,400km | 2024年7月 | 1,391.8万円 |
4年落ちの911を1,391万円と高額な金額で買い取っています。どの買取業者を利用すれば良いのか悩んでいる方は、カーセブンを利用してみると良いでしょう。
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まとめ
10年落ちの911は人気車種なので、高い買取価格に期待できるでしょう。走行距離やグレードによって相場は異なりますが、最も人気の高い「911 ターボS」では、437万円〜961万円と高額です。
場合によっては、新車よりも高い価格で買い取られる可能性もあります。10年落ちの911を少しでも高く売却したい方は、走行距離や車内外の掃除などに気を配ると良いでしょう。
10年落ちの911は、売却のタイミングも重要です。
この記事を参考にして、10年落ちの911の買取価格に関する理解を深め、売却をスムーズにしましょう。
また下取りで売却するよりも、価格が上がりやすい買取で売却を検討することがおすすめ。
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