10年落ちのムーヴをお持ちの方は、そろそろ売却や乗り換えを検討している方もいるでしょう。長年乗り続けた愛車も、年数が経つにつれて維持費も増え、修理が必要な箇所も増えてきます。
さらに、次の車検を前に「このまま乗り続けるべきか、それとも今が売り時か」と悩む方も多いでしょう。そんな中、買取や下取り価格が気になるのは当然です。この記事では、10年落ちのムーヴの買取や下取り相場、乗り換えの最適なタイミングを解説します。
悪徳業者に騙されないための方法も紹介するので、安心して愛車を手放すための知識を身につけましょう。この記事を参考にしてぜひ、売却や乗り換えをスムーズに進めてください。
一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。
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この記事でわかること
- ・10年落ちのムーヴの買取・下取り相場
- ・10年落ちのムーヴ口コミ・評判
- ・10年落ちのムーブを乗り換えるメリット・デメリット
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目次
- 10年落ちのムーヴとは？【乗車人数・サイズ・排気量・燃費】
- 10年落ちのムーヴは何代目？グレードは何がある？
- 【走行距離別】10年落ちのムーヴの買取・下取り価格相場
- 【グレード別】10年落ちのムーヴの買取・下取り価格相場
- ムーヴのリセールバリューはどのように推移する？
- 10年落ちのムーヴは売却するのに適している？
- 買取・下取り価格が高いムーヴの特徴
- 10年落ちのムーヴを高く買取してもらう方法
- 10年落ちのムーヴの口コミ・評判
- 高く買取してもらうなら下取りより買取がおすすめ
- 10年落ちのムーヴは乗り換えるべき？判断するポイント
- 10年落ちのムーヴを乗り換えるメリット・デメリット
- 10年落ち以外でムーヴを売るタイミングは？
- 経年劣化するとどのような故障が起きる？
- ムーヴを売却するならカーセブンがおすすめ
- まとめ
10年落ちのムーヴとは？【乗車人数・サイズ・排気量・燃費】
まずは新車から10年程度経過したムーヴのスペックをみていきましょう。
| 乗車人数 | 4人 |
| サイズ（全長×全幅×全高） | 3395×1475×1630mm |
| 排気量 | 658cc |
| 燃費（JC08モード） | 25km/L |
ムーヴは、コンパクトな外観ながら驚くほど広々とした室内を誇る、4人乗りの人気軽自動車です。グレードによって多少の違いはありますが、JC08モードで約25km/L前後の燃費を記録し、経済的な走りを楽しめます。
10年落ちのムーヴは、新車の輝きこそ失っているものの、長年の信頼性と経済性で多くのファンを魅了し続けています。新車価格から大幅に価格が下がっているため、予算を抑えて車選びをしたい方にとって、非常に魅力的な選択肢でしょう。
10年落ちのムーヴは何代目？グレードは何がある？
10年落ちのムーヴは2014年5月に発売された5代目で、スモールカーラインナップの中でも人気のある軽ミニバンです。
主な特徴として、アイドリングストップシステム「eco IDLE」や第2世代KFエンジンが搭載されており、燃費性能が向上しています。
グレードは大きく分けて「標準タイプ」と「カスタムタイプ」の2種類です。標準タイプにはベーシックな「L」快適装備を備えた「X」ターボエンジンを搭載した「Xターボ」が用意されています。
カスタムタイプは、力強いデザインの「カスタムX」や、ターボエンジン搭載の「カスタムRS」などです。全グレードに安全装備のスマートアシストが標準装備され、衝突回避支援機能も備えています。
【走行距離別】10年落ちのムーヴの買取・下取り価格相場
10年落ちのムーヴの買取・下取り価格は、走行距離によって大きく変動します。以下にまとめたので参考にしてください。
| 走行距離 | 価格相場 |
| 20,000km以下 | ー |
| 20,001km〜40,000km | 30万～65万円 |
| 40,001km〜60,000km | 10万～40万円 |
| 60,001km〜80,000km | 25万～30万円 |
| 80,000km～100,000km | 15万～32万円 |
| 100,001km～150,000km | 1万～35万円 |
| 150,001km～200,000km | 1万～11万円 |
2万km〜4万kmの買取価格は30万円〜65万円となっており、4万km〜6万kmは10万〜40万円と低めです。
60万km〜8万kmの範囲では、25万円〜30万円、8万km〜10万kmでは15万円〜32万円と推移します。ただし、これはあくまで目安であり、実際は車両の状態や市場の需要によって変動します。
【グレード別】10年落ちのムーヴの買取・下取り価格相場
10年落ちのムーヴの買取・下取り価格は、グレードによっても異なります。以下をみていきましょう。
| グレード | 価格相場 |
| 2WD L VS | 1万～10万円 |
| 2WD L スマートセレクション SA | 15万～30万円 |
| 2WD X SA | 2万～30万円 |
| 2WD X ターボ SA | 11万～28万円 |
| 2WD カスタム RS | 1万～23万円 |
| 2WD カスタム X SA | 13万～38万円 |
| 2WD カスタム Xリミテッド SA | 1万～47万円 |
| 4WD L | 25万～30万円 |
| 4WD カスタム X | 1万～55万円 |
| 4WD カスタム X スマートセレクション SA | 20万～65万円 |
| L | 3万～40万円 |
| X SA | 20万円～45万円 |
基本グレードの「L VS」が10万円「L スマートセレクション SA」は15万〜30万円で取引されています。「X SA」は30万円「X ターボ SA」は28万円「カスタム RS」は23万円「カスタム X SA」は13万〜38万円と幅広い価格帯です。
「カスタム Xリミテッド SA」は47万円と高めの相場です。4WDモデルは「L」が25万〜30万円「カスタム X」は55万円「カスタム X スマートセレクション SA」は65万円と、全体的に高額査定が期待されます。
ムーヴのリセールバリューはどのように推移する？
ムーヴのリセールバリューは、他の軽自動車と比較してもやや高めに推移しています。カスタムグレードはリセールバリューが高く、3年後には57%〜71%、5年後でも41%を維持しています。
通常、軽自動車のリセールバリューは年数とともに下がりますが、ムーヴはその中でも安定した価格を保つ傾向にあります。7年後には15%〜24%まで落ち込むものの、他の車種に比べると高い数値です。
また、ムーヴはモデルチェンジが間近に控えているため、これから現行モデルのリセールバリューが下がる可能性もあります。リセールバリューを最大限に活かすためには、早めに売却した方が良いでしょう。
10年落ちのムーヴは売却するのに適している？
10年落ちのムーヴは、現在売却するのに適したタイミングです。軽自動車の特徴であるコンパクトさや低燃費性能は、10年落ちでも需要の高さを保っています。さらに、海外市場では日本の軽自動車に対する需要が高まっており、輸出の需要が増加しています。
そのため、国内で古い車として扱われても、海外では予想以上の高値で売却できる場合があります。ただし、状態によってはほとんど価格がつかない場合もあるため注意が必要です。
走行距離が多く、メンテナンスが行き届いていない場合は、買取価格が大幅に下がります。
車両の状態が良い場合は、走行距離が増える前にできるだけ早く売却すると良いでしょう。
買取・下取り価格が高いムーヴの特徴
買取や下取り価格が高いムーヴにはいくつかの共通した特徴があります。特徴は以下のとおりです。
・メンテナンスされている
・4WDかカスタム
・ボディカラーがブラックマイカメタリック
これらの要素により、買取価格の向上が期待できます。では、具体的にどのような点が評価されるのか、順番に解説します。
メンテナンスされている
ムーヴの買取価格を上げるためには、日常的なメンテナンスが重要です。定期的にオイル交換やタイヤの点検などをしている車は、査定時に高く評価される傾向にあります。
特に、エンジンやブレーキなどの主要部品に問題がないと確認できれば、買取価格が上昇する可能性も高いでしょう。また、メンテナンス記録を査定時に提示すると、車両の状態を証明できるため査定額に期待できます。
外装や内装の清潔さも、査定に影響を与えるため、定期的な洗車や清掃を心がけるのも大切です。
4WDかカスタム
ムーヴの中でも、4WDモデルやカスタムグレードは買取価格が高くなる傾向にあります。4WDは雪道や山道など、走行条件の厳しい地域で需要が高いため、査定でも評価されがちです。
また、カスタムグレードは外観のデザインや装備が充実しているため、見た目や使い勝手を重視するユーザーに人気があります。中でもカスタムRSやカスタムXといった上級グレードは高性能な装備が搭載されているため、買取市場でも注目されやすいでしょう。
このように、4WDやカスタムは、地域や使用目的によって高い需要があるため、他のグレードに比べて買取価格が高い傾向にあります。
ボディカラーがブラックマイカメタリック
ムーヴの中でも、ボディカラーがブラックマイカメタリックの車両は、買取価格が高くなる傾向にあります。なぜなら、ブラックマイカメタリックは、上品で高級感のあるカラーとして需要があるためです。
特に、カスタムグレードと組み合わせることで車全体の見栄えが一層引き立ち、査定時の評価が上がりやすくなります。また、ブラックは汚れや傷が目立ちにくいため、経年劣化が進んでも外観を綺麗に保ちやすいでしょう。
このように、人気の高いボディカラーを持つ車は他の色に比べて需要が高く、買取価格が高くなる傾向にあります。
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10年落ちのムーヴを高く買取してもらう方法
10年落ちのムーヴを高く買取してもらう方法は、以下のとおりです。
・走行距離が8万～10万km
・修復歴がない
・モデルチェンジ前に売る
これらの要素を意識して、車両の価値を最大限に引き出しましょう。1つずつ詳しく解説します。
走行距離が8万～10万km
10年落ちの車は走行距離が8万〜10万kmあたりだと、年式とのバランスが良いと評価されます。なぜなら、車の状態が良いと評価される走行距離の目安が、1年あたり8,000km〜1万kmとされているためです。
10年落ちで走行距離が8万km以下だったり、10万kmを超えていたりする場合は、評価が下がりやすいでしょう。走行距離は短すぎると長年放置されていた車とみられ、長すぎると劣化も疑われるめ注意が必要です
そのため、10年落ちで走行距離が8万〜10万km程度のムーヴは、高く評価される可能性があります。
修復歴がない
修復歴がない車は、買取価格が高くなる傾向にあります。修復歴とは、事故や衝突などで車のフレームや主要構造部分が修理された状態です。修復歴があると、車両の安全性や耐久性に問題があるため、査定額が大幅に下がる傾向にあります。
逆に、修復歴がない車は、走行性能や安全性が維持されていると評価されやすく、高額査定につながるでしょう。修復歴がつかないように、日ごろから丁寧に運転し、車両を良好な状態に保つ必要があります。
モデルチェンジ前に売る
モデルチェンジが行われると、旧型モデルの市場価値が大きく下がる傾向にあります。そのため、現行モデルがまだ新しいうちに売却すれば、高く査定されやすいでしょう。
特に、フルモデルチェンジが発表された後は、注意が必要です。なぜなら、ディーラーや買取業者が旧型の在庫を減らそうとして買取価格を抑えるためです。
ムーヴは人気車種ですが、モデルチェンジ後は新型に注目が集まり、現行車の価値が下がる傾向にあります。
10年落ちのムーヴの口コミ・評判
ここでは、実際にムーヴを売却したユーザーのリアルな声を紹介します。ぜひ参考にしてください。
ムーヴの売却に関する口コミには、3度目の売却で「名残惜しくない」と感じる方もいれば、感謝する声もあります。また、9年落ちのムーヴが55万円と高額な査定を受けた事例もあります。
査定額は走行距離や年式に左右され、H26年式で約1万4,000kmのムーヴが57.5万円の高評価を得たケースもありました。査定額は売却時期や方法によって、結果が大きく変わるとわかります。下取りより買取で売却したり、高く買取られる次期に査定に出したりして少しでも高く売却しましょう。
高く買取してもらうなら下取りより買取がおすすめ
下取りよりも買取専門業者に車の査定を依頼した方が、愛車の価値をより高く評価してもらえる可能性が高いです。買取ではグレードや人気のカラー、追加したオプションや後付けのパーツまで、細かく査定に反映してくれます。
下取りは新車の購入と売却をまとめてできるため、手続きの手間を省ける魅力はありますが、割引き程度の額にしかなりません。さらに、下取りは現金化できない点もデメリットといえます。
大切に乗ってきた愛車だからこそ、最後まで大切に手放しましょう。手放す際は買取業者に依頼することで、車の特徴を活かした売却が可能です。
車を高く買取してもらう方法についてさらに詳しく知りたいという方は、「車を高く売る方法は？コツ・交渉術・車の価値を維持するためのポイントを紹介！」の記事も併せてご覧ください。
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10年落ちのムーヴは乗り換えるべき？判断するポイント
10年落ちのムーヴを乗り換えるべきかどうかは、いくつかの判断基準があります。以下のポイントを確認して、乗り換えのタイミングを見極めましょう。
・維持費が高くなった
・修理や交換のコストや効果
・車検のタイミング
・ライフスタイルの変化
・車から異音が聞こえる
・次に乗りたい車があるかどうか
これらを考慮して、最適なタイミングで乗り換えましょう。
維持費が高くなった
10年落ちのムーヴは、年数が経つにつれて維持費も高くなる傾向にあります。主な要因は、経年劣化による部品交換や修理の増加です。特に、タイヤやバッテリー、ブレーキパッドといった消耗品の交換が頻繁になり費用もかかるでしょう。
また、燃費の低下も維持費が高くなる要因です。古いエンジンは効率が悪くなるため、燃料費がかさみやすくなります。このように、ムーヴの維持費が家計に負担をかけるようであれば、乗り換えを検討するタイミングといえるでしょう。
修理や交換のコストや効果
10年落ちのムーヴは、部品の修理や交換にコストがかかりやすくなります。特に、エンジンやトランスミッションなどの主要部品が劣化すると、修理費が高額になる可能性もあるでしょう。
また、修理後も車両全体のパフォーマンスが新品に戻るわけではないため、費用対効果が薄い場合もあります。頻繁な修理や高額な交換部品が必要になると、結果的に乗り換えた方が経済的に得策な場合も少なくありません。
修理コストが購入時の価値を上回る場合は、乗り換えを検討すると良いでしょう。
車検のタイミング
車検のタイミングは、10年落ちのムーヴを乗り換えるかどうかを判断する大きな要素です。10年経過した車は車検を通すたびに整備や修理が必要な箇所も増え、消耗した部品の交換が求められるためです。
車検代に加えて修理費が重なると、負担は大きいでしょう。さらに、10年を超えた車両は、自動車税や保険料も割高になります。
次の車検が近づいてきたタイミングで、今後の修理コストや維持費を考慮し、乗り換えを検討すると良いでしょう。
ライフスタイルの変化
ライフスタイルの変化は、乗り換えのタイミングです。たとえば、家族が増えて車内のスペースも手狭に感じるようになった場合、広い車に乗り換えると快適な移動ができるでしょう。
また、通勤や趣味のために長距離移動が増えた場合、燃費性能の高い車に乗り換えた方が経済的な負担も軽減される可能性もあります。ライフスタイルが変わり、現在のムーヴが合わなくなったと感じたら、乗り換えを検討するタイミングといえるでしょう。
結婚もライフスタイルの変化の1つです。結婚して車をどうすれば良いかわからないという方は、「結婚したら車はどうすれば良い？手放すかどうかの基準や必要な手続きを解説」の記事も併せてご覧ください。
車から異音が聞こえる
車から異音が聞こえるようになった場合、重要な部品が劣化している可能性もあります。10年落ちのムーヴはエンジンやサスペンションなどの部品が摩耗しており、金属音や振動音が聞こえる場合もあるでしょう。
これらの異音を放置しておくと、重大な故障につながり、修理費用も高くなる傾向にあります。そのため、異音が発生した時点で点検を受ける必要があります。しかし、修理が高額になる場合や、異音が頻繁に発生する場合は乗り換えを検討するのも良いでしょう。
次に乗りたい車があるかどうか
次に乗りたい車があるかどうかも、10年落ちのムーヴを乗り換えるかの判断に影響します。現在の車に不満があったり、最新の技術やデザインを取り入れた新しいモデルに魅力を感じたりする場合は、乗り換えるどきといえます。
また、燃費の良い車や安全機能の充実した車が気になっている場合、新しい車を選ぶのも良い選択です。次に購入したい車が明確であれば、今のムーヴをできるだけ高値で売却し、新車購入資金にあてられます。
購入したい車があれば、乗り換えのタイミングが自然に訪れるでしょう。
10年落ちのムーヴを乗り換えるメリット・デメリット
10年落ちのムーヴを乗り換える場合、メリットとデメリットがあります。新しい車に乗ることで得られる利点も多い一方で、コストや手間がかかる点も無視できません。
メリットとデメリットを把握し、自分にとって最適なタイミングで乗り換えましょう。
10年落ちのムーヴを乗り換えるメリット
10年落ちのムーヴを乗り換えるメリットは、以下のとおりです。
・ライフスタイルに合わせられる
・燃費が良い車に乗れる
・修理の手間が省ける
1つずつ詳しく解説します。
ライフスタイルに合わせられる
10年落ちのムーヴを乗り換えることで、ライフスタイルに合わせた車を選べる点は大きなメリットです。家族構成の変化や通勤方法の変更などで、必要な車の種類や機能も変わってきます。
たとえば、家族が増えた場合には、広い車や安全性の高い車が求められるでしょう。通勤距離が長くなった場合には、燃費の良い車が重宝されます。ライフスタイルにぴったり合った車を選べば、日々の生活がより快適になるでしょう。
燃費が良い車に乗れる
10年落ちのムーヴから新しい車に乗り換えると、燃費の良さが大きなメリットとなります。最近の車はハイブリッド技術やエコカー技術が進化しており、ガソリン代を大幅に節約できるケースがみられます。
10年落ちの車はエンジンの効率が低下し、燃費が悪くなる傾向にあるため、日々のガソリン代がかさみやすいでしょう。新しい車に乗り換えるれば燃費が改善され、家計への負担が軽減されます。燃費の向上は、長距離ドライブをする方にもメリットがあります。
修理の手間が省ける
10年落ちのムーヴから新しい車に乗り換えると、修理やメンテナンスの手間を大幅に減らせるでしょう。車の年数が経つと故障も増え、修理費用や点検の頻度が上がります。
特に、古い車は部品の交換や修理が必要になり、予期しない出費も少なくありません。新しい車に乗り換えれば保証期間もあり、修理にかかる手間やコストを抑えられます。修理の心配がなければ、安心して日常の移動に使えるでしょう。
10年落ちのムーヴを乗り換えるデメリット
10年落ちのムーヴを乗り換える際には、デメリットも存在します。
・費用がかかる
・次の車を選ぶ必要がある
・手続きが面倒
これらの点を理解したうえで、乗り換えを検討しましょう。
費用がかかる
10年落ちのムーヴを乗り換える際のデメリットは、費用がかかる点です。新しい車を購入する際、頭金やローンの支払い、保険料などの初期費用が必要になります。
さらに、現在の車を売却して得た金額が次の車の購入費用をすべてカバーできるわけではなく、追加の出費が発生する場合もあるでしょう。また、税金や手数料なども乗り換えの際に発生するため、総合的な費用を把握し、計画的に準備を進めることが大切です。
これらのコストを負担できるか、しっかりと考慮する必要があります。
次の車を選ぶ必要がある
10年落ちのムーヴを乗り換える際には、新しい車を選ぶ手間もあります。車を選ぶ際はライフスタイルや予算に合った車を見つけるために、多くの時間と労力がかかるでしょう。
また、車の種類や性能、燃費や価格など、多くの要素を考慮する必要もあります。さらに、ディーラーでの商談や試乗など、実際に足を運んで確認するプロセスも手間がかかります。
これらの過程が面倒だと感じる人にとっては、大きな負担となるでしょう。
手続きが面倒
10年落ちのムーヴを乗り換える際に、手続きの多さがデメリットとして挙げられます。新しい車の購入に伴い車庫証明の取得や登録手続き、保険の変更など、さまざまな事務作業が必要です。
これらの手続きをするためには、役所やディーラーへ訪問する必要があり、時間と労力がかかります。さらに、現在の車の売却に関しても査定や書類の準備、引き渡しなど複数のステップを踏む必要があります。
手続きをスムーズに進めるためには、事前にしっかりと計画を立てておくことが大切ですが、それでも負担に感じる人は少なくありません。
10年落ち以外でムーヴを売るタイミングは？
10年落ち以外でもムーヴを売るタイミングは重要です。特に、3年目と5年目、7年目は車の価値が大きく変動する時期であり売却を検討する際のポイントとなります。以下でそれぞれの時期を詳しく解説します。
3年目
ムーヴを売却するタイミングとして、3年目は非常に良い時期とされています。新車購入後3年目に初めて車検を迎えるため、車検前に売却すると、余分な費用を抑えられるためです。
また、3年目の車はまだ比較的新しいため、状態にもよりますが高く査定されるでしょう。定期的なメンテナンスを受けている車であれば、買取業者から高い評価を得られる可能性があります。市場でも3年落ちの中古車は人気が高いため、高額で売却できるチャンスです。
5年目
5年目はムーヴの売却を検討する1つのタイミングで、2回目の車検の前に売却すれば費用を抑えられるでしょう。また、5年経過すると新車の保証が切れる場合が多いため、自己負担が増える傾向にあります。
そのため、5年目は新しい車に乗り換える良いタイミングとされています。5年落ちの中古車は比較的状態が良く、コストパフォーマンスも高いため、購入希望者が多いのも特徴です。この時期に売却すれば、一定のリセールバリューを保ちながら売れるでしょう。
7年目
ムーヴを売却するタイミングとして、7年目も重要な時期です。7年目になると車の価値は徐々に下がり始めますが、走行距離や状態が良ければ、まだ一定のリセールバリューを保ちます。
しかし、7年目以降はメンテナンス費用が増えやすく、エンジンや足回りの経年劣化により交換が必要になるでしょう。
また、7年目の時期にモデルチェンジが行われることも多く、旧モデルの価値がさらに下がる可能性もあるため売却を早めに検討するのが賢明です。7年目の売却は、メンテナンス費用を抑えるためにも効果的です。
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経年劣化するとどのような故障が起きる？
ここでは経年劣化することで発生する故障を紹介します。経年劣化でみられる故障は以下のとおりです。
・エンジンオイルの漏れが発生しやすくなる
・オートマオイルが交換できなくなる
・足回りの部品が劣化する
・エアコンがきかなくなる
・灯火類が点灯しなくなる
・マフラーに穴があく
・車のボディが錆びる
1つずつ詳しく解説します。
エンジンオイルの漏れが発生しやすくなる
10年落ちのムーヴでは、エンジンオイルの漏れに特に注意が必要です。長年の使用により、エンジン内部のさまざまな部品が劣化し、オイル漏れのリスクが高まります。
特に注目すべきは、エンジン上部のヘッドカバーや部品の結合部です。これらの金属製部品に生じるひび割れや錆びが、オイル漏れの主な原因となります。また、金属部品だけでなくパッキンやシール材、ガスケットなどの劣化も見逃せません。
これらの非金属部品は、時間とともに密封性や柔軟性を失っていきます。その結果、微細なひび割れや隙間が生じ、そこからエンジンオイルが徐々に浸み出すでしょう。
オートマオイルが交換できなくなる
10年落ちのムーヴでは、オートマチックトランスミッションのメンテナンスが極めて重要です。長年の使用で、ミッション内に蓄積された汚れが大きな問題となる可能性もあります。
オートマオイルを長期間交換せずにいると、新しいオイルを入れた際に思わぬ事態が起こりかねません。これまで定期的にオイル交換をしてきたムーヴなら心配はありませんが、長期間放置していた場合は要注意です。
足回りの部品が劣化する
足回りの部品の劣化に特に注意を払う必要があります。中でもサスペンションは、車の乗り心地や安全性に直結する重要な部分です。
長年の使用によりサスペンションの性能は徐々に低下し、異音が発生したり、乗り心地が悪くなったりする場合もあります。これらの症状は、主にサスペンションを構成するダンパーやブッシュの消耗、あるいはサスペンション全体の劣化が原因です。
ダンパー内のオイルは時間とともに劣化する消耗品で、ブッシュも定期的な交換が必要な部品です。これらの交換にはそれぞれ1万〜2万円程度の費用がかかります。
エアコンがきかなくなる
長年の使用により、エアコンシステムにも経年劣化の影響が出てきます。主な問題はエアコン内部の気密性の低下で、長年の走行によりシステム内に微細な隙間が生じる場合もあります。
これらの隙間から冷媒ガスが少しずつ漏れ出し、エアコンの効きも徐々に悪くなるため注意が必要です。近年の夏の猛暑を考えると、エアコンの重要性はますます高まっています。
10年落ちのムーヴでも、定期的な点検と適切なメンテナンスをすれば、快適な車内環境を維持できるでしょう。愛車を長く快適に使い続けるためにも、エアコンの状態には常に注意する必要があります。
灯火類が点灯しなくなる
経年劣化によって灯火類が点灯しなくなる場合もあります。点灯しない場合は接触不良を確認し、それでも解決しない場合は、経年劣化が原因の故障も考えられるでしょう。HIDバーナーやハーネスの故障の場合は、パーツやASSY交換が必要です。
ただし、ヘッドライトなどの場合は、電球の交換だけで修理が完了することもあります。灯火類が点灯しないと交通違反となるだけでなく、夜間の事故リスクが高まるため、迅速に修理や交換をしましょう。
マフラーに穴があく
多くのマフラーは錆びにくいステンレス製ですが、経年劣化により腐食が進み、最終的に穴があく場合もあります。特に、汚れが付着したまま放置すると、錆や腐食の原因となります。
マフラーに穴があいたままでは車検に通らないうえ、エンジン音が異常に大きくなり有毒な排気ガスが漏れる危険もあります。マフラー全体の交換には高額な費用がかかるため、錆や小さな穴がある場合は早めに対処しましょう。
車のボディが錆びる
車のボディは金属製であるため、どれだけ気をつけていても、長年の使用で錆びが発生します。錆びの原因はマフラーと同様に、汚れや湿気による腐食です。錆びを放置すると、やがてボディに穴があき、板金修理が必要になることもあります。
また、傷を放置するのも錆びの原因となるため、注意が必要です。車のボディに穴があいていると車検に通らないため、日ごろから状態を確認し、必要に応じて早めに対策をたてましょう。
ムーヴを売却するならカーセブンがおすすめ
ムーヴを売却する際には、カーセブンの利用が非常におすすめです。カーセブンは全国的に展開している大手買取業者で、豊富な実績と信頼を築いています。特に、多様な販売ルートを持っているため、適切な市場での高値売却が期待できます。
カーセブンでは専門のスタッフによる正確な査定や、無料で利用できる出張査定サービスなど、顧客に便利なサービスが揃っています。査定後の手続きも迅速で、スムーズに進めることが可能です。
また、カーセブンは「5つの安心宣言」を掲げ、取引の安全性を重視しています。内容は以下のとおりです。
・契約金の半分を当日中に前払いします
・いかなる場合でも契約後の減額は一切しません
・買取車両はカーセブン名義に変更手続きします
・キャンセルは7日間、電話一本で可能です
・契約後でもキャンセル料は一切かかりません
これにより、特に減額やキャンセルに不安を感じる方でも安心して利用できます。ムーヴの買取実績も豊富です。以下は1例ですが、ぜひ参考にしてみてください。
| 車種・グレード | カラー | 年式 | 走行距離 | 査定時期 | 都道府県 | 査定額 |
| ムーヴ X リミテッド2 SA3 | Pホワイト | 令和3年式（2021年式） | 2,373km | 2023年5月 | 神奈川県 | 80万円 |
| ムーヴ カスタム RS ハイパー SA2 | クロ | 平成28年式（2016年式） | 3,965km | 2023年6月 | 神奈川県 | 70万円 |
| ムーヴ X SA2 | ピンク | 平成29年式（2017年式） | 10,212km | 2023年2月 | 愛知県 | 68万円 |
| ムーヴ X SA2 | Pホワイト | 平成28年式（2016年式） | 10,713km | 2023年2月 | 宮城県 | 65万円 |
| ムーヴ X SA3 | シルバー | 令和3年式（2021年式） | 11,229km | 2023年2月 | 兵庫県 | 87万円 |
ムーヴの売却を考えているなら、まずはカーセブンに相談しましょう。
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まとめ
10年落ちのムーヴの買取り価格は走行距離やグレード、状態によって大きく変動しますが、相場は数10万円〜100万円近くに達する場合もあります。経年劣化がすすむと修理の頻度が多くなり、費用も増えるでしょう。
経年劣化の影響はエンジンにも出る傾向にあるため、燃費も悪くなりがちです。3年目や5年目のタイミングでの売却は、車検や修理費用がかかる前に手放す絶好の機会となるでしょう。
定期的にメンテナンスを行っている車であれば、さらに高値での査定が期待できます。10年落ちのムーヴを少しでも高く売却したい方は、早めの査定依頼をぜひご検討ください。
また下取りで売却するよりも、価格が上がりやすい買取で売却を検討することがおすすめ。
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