車を買取ってもらう場合、様々な要素で買取価格が決定されます。より高値で買取してもらう場合、どのような要素で買取価格が計算されるのかを理解しておくことが重要です。ポイントを掴んでしっかりと準備すれば、査定を有利に進められます。
それでは、車の査定時にはどのようなポイントを確認されるのでしょうか。この記事では、車の買取価格の計算方法について詳しく解説します。車を高く査定してもらいたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。
少しでも損をせずに車を買い替えるなら早めの行動が先決です。
特にカーセブンは大手買取業者で40万円以上も買取相場より高く売れることもあるので、まずは無料で査定価格をチェックしてみてください。
この記事でわかること
- ・車の買取査定の計算方法
- ・車をより高く売る方法
- ・車の買取査定を受ける際の注意点
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目次
車の買取金額は計算式で決まる
車の買取金額は、各業者で独自に定めているわけではなく、大枠としてJAAIが定める査定基準に則って評価されます。JAAIが定めている中古車における標準状態として、以下のようなポイントを上げています。
・3か月以内の車検残期間があること
・走行km数イコール標準走行kmであること
・内外装ともに無傷であること
・エンジン、足回りが良好であること
・タイヤの残り溝は1.6mm以上あること
・修理歴や改造歴がないこと
さらに中古自動車査定基準及び細則の中で、非常に細かな項目で査定基準が定められています。要約しただけでも、以下のような項目が査定基準となっています。
・車両の状態:車の外装・内装・エンジン・足回り・電装について
・装備品の状態:エアコン・ミッション・パワーステアリングについて
・商品価値の状態:タイヤ・アルミホイール・保証書・整備手帳・取扱説明書について
車の買取額を計算する上で重要な9項目
中古車の査定時に関するJAAIの基準を含めて、特に重要となる項目として、以下9項目が挙げられます。
- 年式
- 走行距離
- 修復歴
- 書類の有無
- 車検の残期間
- 内外装の状態
- エンジン周りの状態
- タイヤ周りの状態
- オプションの有無
各項目の詳細について、解説します。
年式
中古車の査定において、最も注目されるのが年式です。単純に、年式が古いとそれだけ車の劣化が進んでいると考えられるのが一般的です。
また、年々自動車が進化する中で最新装備を期待して中古車を購入する場合、なるべく年式が新しい中古車を選ぶ傾向にあります。このように、基本的には年式が新しいほど選ばれやすいので、それに比例して価格が高くなります。
ただし中には特定の年式で希少価値の高い車があり、年式が古くても高価買取してもらえるかもしれません。
走行距離
年式同様、走行距離も中古車の価値を決めるための重要な要素です。走行距離が長いと、それだけ車に負荷がかかった状態と言えます。そのため、走行距離が長くなればなるほど価値が下がることが一般的です。
一般的な年間走行距離は、普通車の場合は10,000km程度、軽自動車の場合は8,000km程度が理想とされています。それ以上走行している場合は、査定額が下がるかもしれません。
明らかに走行距離が少ない場合も、故障するリスクが高いと疑われて価値が下がる場合があるため注意が必要です。
修復歴
修復歴とは、交通事故や災害によって、車の骨格などに欠陥が生じたもの、またはその修復歴があるものを指します。具体的な部位として、以下の箇所を交換または修復した場合、修理歴があると判断されます。
・車の骨格
・クロスメンバー
・インサイドパネル
・ピラー(フロントやサイド・リアすべてを含む)
・ダッシュパネル
・ルーフパネル
・フロアパネル
・トランクフロアパネル
修理歴がある場合、概ね以下の金額が査定額から減額されます。
・普通自動車:30万円から50万円程度
・軽自動車:20万円から30万円程度
書類の有無
車を購入した際は、さまざまな書類を受け取ります。車検証や自賠責保険の証明書など基本的に、付属していた書類は買取時にそのまま引き渡す形が一般的です。
特に、以下の書類については買取時に紛失などで引き渡しできない場合、査定額が下がる可能性があります。
・定期点検整備記録簿
・整備手帳
・取扱説明書
定期点検整備記録簿については、有無で大きく査定額が加減されるため注意してください。必要書類は綺麗な状態で保管されていれば加点されることもあるため、日頃から大切に保管しましょう。
車検の残期間
車に乗る場合、車検の有効期間が切れていると走行してはいけません。中古車を購入した場合、購入のタイミングによっては車検費用を負担しなければいけないこともあります。
査定時には、普通自動車の場合で車検までの期間で以下のような加点を受けられます。
・4ヶ月:3点
・1年:7点から20点程度
・2年:30点から70点
ただし、車検期間が迫っているからと言って車検を通してから査定を受けても、車検代の方が高くつくケースが多いため、注意が必要です。
内外装の状態
車の印象に大きく影響する外装については、傷やへこみがある場合は減点対象となります。また、汚れについても減点にこそならないものの、悪い印象を与える可能性があります。
汚れがある場合は事前に洗車して綺麗な状態で査定を受けてください。また、内装についてはシートやフロアマットの傷や汚れは減点の対象となります。また、内装の場合は臭いも重要な要素となり、特にたばこの臭いは嫌う方が多いため、換気や消臭などの対応が必要です。
エンジン周りの状態
車の走行で重要なエンジン周りの状態も査定額に大きく影響します。エンジン周りでは、異音の有無やオイルやプラグの状態が特に確認されます。査定を受ける前に、よく確認してください。
また、エンジン関連で気になるポイントがあれば、査定を受ける際に正直に伝えることが重要です。これにより、査定を担当するスタッフの心象が良くなる可能性があります。
タイヤ周りの状態
タイヤ周りでは、特に溝の状態がチェックされます。具体的には5mm以上溝が残っている場合は、以下の点数が加点されます。
・軽自動車:2点程度
・コンパクトカー:3点から4点程度
・セダン:4点から5点程度
溝のサイズが1.6mm以下となった場合は、走行性能にも影響を及ぼす可能性があるため減点対象です。タイヤの場合、ホイールの種類によっても査定額が異なります。スチールホイールは減点対象で、アルミホイールは加点対象です。ただし、アルミホイールでも社外品の場合は減点されます。
オプションの有無
車にオプション装備を付けている場合、基本的には加点対象になります。オプションとして人気が高いのはサンルーフで、10点から70点が加算されます。
また、ほかにも以下のようなオプションで加点される傾向にあります。
・パワーウィンドウ・ABS:10点から30点
・エアバッグ: 5点から50点
・本革シート:10点から110点
さらに、オプションとしては定番のカーナビや普及が進んでいるドライブレコーダーは加点されますが、装着しているものの年式などにより加点範囲はまちまちです。
車の買取価格の計算方法
車の買取価格は、主に以下のような方法で計算できます。
・中古車価格を元に計算する
・シミュレーションサイトを利用する
・買取実績から探す
それぞれ詳しくみていきましょう。
中古車価格を元に計算する
中古車価格を計算するために広く使用されている方法が、実際に中古車として販売されている価格をベースに計算する方法です。中古車販売店の場合、買取した車の約15%から20%程度が利益率となります。
また、多くの中古車買取業者が中古車の買取に対して出せる金額は、オークション相場価格の90%までと言われています。上記2つの要素を組み合わせて計算すれば、大まかな買取相場をチェックできます。
まず、自分が売却したい車と同じような状態の中古車を探して、車両本体価格を確認してください。200万円で販売されている場合、販売業者の仕入れ値は200万円の80%の160万円です。
中古車買取業者の買取額上限を計算すると、160万円の90%で144万円となります。以上から、自分がこれから売却したい車の買取価格が144万円と計算が可能です。
シミュレーションサイトを利用する
中古車の買取価格を調べられるシミュレーションサイトを利用して、買取価格を確認できます。買取価格シミュレーションとは、簡単な車の情報を選択するだけで、買取の参考価格が調べられるサービスのことです。
買取価格シミュレーションは、トヨタや日産といった自動車メーカーのホームページですることができます。買取価格シミュレーションにおいて入力する情報は、主に以下の3つです。
・メーカー
・車名
・年式
買取価格シミュレーションは匿名で利用できるため、気軽に査定を受けられます。ただし、車の走行距離や状態は加味されません。実際の査定額とは乖離する可能性があるため、あくまでも参考値として活用する必要があります。
買取実績から探す
中古車として販売されている金額をベースとして算出するのではなく、実際に買取した実績を参考に計算する方法があります。
大手の買取業者の場合、多くは自社のホームページで買取実績を公開しています。自分が売却したい車の状態に近い中古車を探し、実績を確認すれば容易に買取価格を計算可能です。
また、車種やグレードだけでなく、年式走行距離などの詳細な項目を加味して実績から探せば、より正確な買取価格を計算できます。
しかし、買取実績からはあくまで目安を調べることしかできません。そのため、買取実績から掴んだ目安を鵜呑みにするのではなく、ほかの方法も使って買取価格を調べてみましょう。
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買取価格を計算する上で注意すべきポイント
買取価格は、先述したシミュレーションサイトで計算可能です。しかし、計算する際に注意すべきポイントがあります。特に、以下のポイントに注意して計算してください。
・純正パーツは保管しておく
・地域ごとのニーズを確認
・価格変動を日頃からチェックする
・メーカーの動向をチェックする
各ポイントについて、詳しく解説します。
純正パーツは保管しておく
車を売却する場合、オプションが付いていた方が査定額が高くなりやすい傾向にあります。一方、タイヤのホイールでは純正のアルミホイールは加点になりますが、社外品の場合は減点対象です。
そのため、必ずしも良いものを取り付けたとしても加点にならない可能性があるので注意が必要です。カスタム目的でパーツを交換する場合は、純正パーツを廃棄せずそのまま残しておくことをおすすめします。
これにより、もし売却したい場合は純正パーツに戻して査定を受ければ減点を避けられます。
地域ごとのニーズを確認
車の場合、主に利用する地域によって仕様が異なる場合があります。例えば、寒冷地仕様というものがあります。これは、通常仕様と比べて電気系統とアンダーボディの防錆性能が高いです。
また、寒冷地では4WDの需要が高く、スタッドレスタイヤが付いた車は加点対象になる場合も少なくありません。首都圏の場合、セダンや高級車に対するニーズが高く、状態次第ではより高値での買取も期待できます。
以上のように、地域によってニーズが異なる傾向があります。自分が買取してもらう車がどの地域のニーズに合致するかも加味して、買取先を探すことが重要です。
価格変動を日頃からチェックする
中古車の場合、需要と供給のバランスで価格が決まる場合があります。中古車が最も売れる時期は2月から3月の年度末で、逆に年度末を過ぎた4月あたりは価格が下がる傾向にあります。
このように、状況に応じて中古車価格は少なからず変動しており、売却する際にも常に価格の変動はチェックしておきたいものです。買取情報サイトなどを利用すれば、自分が売りたい車の相場をチェックできるため、ぜひ参考にして最適な売り時を見計らってください。
メーカーの動向をチェックする
車を買取してもらう際に、旧モデルか現行モデルかによって買取価格が大きく異なります。フルモデルチェンジが行われた直後に旧モデルを売却すると、新モデルよりも大きく価値が下がるケースも珍しくありません。
一般的に、マイナーチェンジは1年から2年周期で、フルモデルチェンジは6年前後の周期でおこなわれます。メーカーのモデルチェンジに関する動向をチェックしながら、なるべく現行モデルの状態で売却することをおすすめします。
査定を受けるのが確実
車の買取価格を計算する方法について紹介しましたが、どの方法を利用しても実際の買取価格とは乖離が発生しがちです。より細かく指定して査定した場合でも、中古車の場合は全く同じ状態のものは存在しないため、どうしても価格差が生じてしまいます。
より正確な買取金額を把握するためには、買取業者による買取査定を受けましょう。買取業者による買取査定を受ければ、実際に車の状態を確認して正確な価値を判断してもらえます。買取査定は資格を持った査定士が行うため、精度の高い査定が行われます。
また、机上査定に対応している場合は、必要な情報を提供することで、ある程度正確な買取価格をスピーディーに把握できます。
車の査定をしてもらう上での注意点
車を査定してもらうことで、より正確な買取価格を把握できるメリットがあります。ただし、車の査定をしてもらう上では、以下のような点に注意が必要です。
・査定額は査定士によってブレがある
・加点ポイントはアピールするようにする
各注意点の詳細は、以下のとおりです。
査定額は査定士によってブレがある
買取査定において、先に紹介したJAAIの基準をベースに査定をおこなうため、業者によって極端なバラつきは発生しません。ただし、査定士によって細かなブレが発生してしまうことはあります。
そのため、自身の納得のいく査定額を提示してもらうために、なるべく多くの業者から買取査定を受けましょう。そして、より好条件で買取ってもらえる業者に買取を依頼してください。
加点ポイントはアピールするようにする
車の買取査定では、いかに加点ポイントを増やして高値で買取ってもらえるかが重要です。
加点ポイントは明確になっているものの、点数の幅が広く、査定士のさじ加減一つでポイントが増減してしまいます。また、査定士が隅々までチェックしても見落としが全くないわけではありません。
そこで、加点ポイントがある場合は積極的にアピールすることで、加点してもらえる可能性が上がります。加点により査定額に差が出ることがあるため、アピールできるポイントは説明していきましょう。
車の買取価格を高くするためには?
車の買取価格をよりアップさせるためには、一工夫が必要です。特に、以下のような対応を図ることが望まれます。
・できる範囲で車を綺麗にする
・買取時期を選ぶ
・大切に使ってきたことをアピールする
・売りたいと思った時に売る
・下取りではなく買取してもらう
・車の価値で判断してくれる業者を選ぶ
各ポイントについて詳しく解説していきます。
できる範囲で車を綺麗にする
買取査定を受ける前には、自分でできる範囲で車を綺麗にしておくことをおすすめします。なぜなら、汚れなどが付着した状態で査定を受けると、心証が悪いだけでなくマイナスとなってしまう可能性があるからです。
外装を洗車すると同時に、車内の内窓やダッシュボードも拭き掃除します。また、タバコやペットなどの臭いが残っていると査定に影響するかもしれません。そのため、車内に臭いが残っている場合は、消臭対策を行ってください。
買取時期を選ぶ
車を買取業者に売る場合は、1月から3月に売却するのがおすすめです。なぜなら、より中古車に対するニーズが高まり、年度末で決算月にもさしかかるからです。
年度末や決算期は、年間を通じても買取価格が上がる傾向にあります。そのため、事前に買取価格を計算していた金額よりも高く買取りしてもらえるかもしれません。
また、先に紹介したとおりモデルチェンジのタイミングも見計らって、なるべく早く売却する対応も必要となります。
大切に使ってきたことをアピールする
車に愛着をもって乗り続けた場合、丁寧な運転を心がければエンジンなどに負担がかかりません。また、こまめに洗車したり清掃したりしていれば、綺麗な状態を維持できていることが多いです。
中古車として購入する方は、少しでも綺麗な状態の車が欲しいと考えていることが多く、大切に乗り続けた車に魅力を感じるものです。
自分が車を大切に乗っていることは、アピールポイントとして活用できるため、積極的にアピールしてください。
売りたいと思った時に売る
車は基本的に、購入してから期間が経過すればするほど価値が下がっていきます。また、どれだけ丁寧に乗ってメンテナンスを欠かさず行っていたとしても、期間が経過しているだけで価値が下がる場合が大半です。
また、車の年式は1月1日を起点に加算されていくため、年を跨ぐかどうかで査定額が変化するケースもあります。よって、自分が車を売りたいと感じたらなるべく早く売ると価値が下がることを防止できます。
車の価値で判断してくれる業者を選ぶ
車によっては、多少年式が古くても希少価値が高ければ、高価買取りしてもらえる可能性があります。ただし、査定基準だけで査定額を算出されるケースもあるため、想定を下回る金額を提示されることは珍しくありません。
そのため、本来の価値を評価してもらえないということもあります。そこで、車の価値を正しく判断してくれる業者を選定することで、高価買取が期待できます。業者を選ぶ際は、これまでの査定の実績やどういった基準で査定するのかを確認して、買取を依頼する業者を選びましょう。
下取りではなく買取してもらう
車を売却する方法として、買取だけでなく下取りしてもらう方法があります。下取りとは、新しい車を購入することを前提に古くなった車を買い取ってもらうことです。一方、買取は車を買取ってもらうだけです。
下取りの場合、あくまでも新車購入費用に充てることを前提としています。そのため、通常の買取りよりも買取価格が低下することも珍しくありません。買取価格を下げないためにも、可能な限り買取してもらう形で売却を進めてください。
まとめ
車を買取ってもらう場合、事前にどの程度の価格で売れるかを把握しておくことが重要です。相場を把握することも重要ですが、車の買取価格の計算方法は正しく理解しておく必要があります。
この記事で紹介した計算方法を参考にして、相場を正しく理解してより高く売却できる業者を探してください。
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