車を買う際、残クレを利用する方法があります。しかし、利用途中では、解約ができないと心配している方も多いのではないでしょうか。残クレは一般のローンとは異なるため、取り扱いが難しいイメージを持っている方も少なくありません。
この記事では、残クレとは何かを解説します。あわせて、残クレで買った車を高く売るコツや残クレ途中で車を売る方法についても解説します。残クレ途中で車の売却を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- ・残クレで車を購入するメリット・デメリット
- ・残クレが途中の車を売却する方法
- ・残クレが途中の車を有利な条件で売却するコツ
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目次
残クレ(残価設定型ローン)とは?

残クレとは残価設定クレジットの略です。最近では車を分割で買う際、一般的なカーローンよりも残クレの利用者が多い傾向にあります。なぜなら、1990年代の後半に比べると平均所得が減少していたり、車の値段が上がっていたりするからです。
たとえば、200万円の車を買う際、3年間の残クレを利用すると月々の返済額は約4万円です。頭金やボーナス払いの必要がある一般的な分割払いに比べると、利用しやすいとわかります。
残クレで車を購入するメリット・デメリット

残クレにどのような特徴があるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。ここでは残クレを利用するメリット・デメリットについて紹介します。
残クレで車を購入するメリット
残クレを利用するメリットとして、毎月の支払い額が抑えられる点が挙げられます。残クレはすでに車体価格から下取り価格が引かれているため、車両費用の全額を支払いに充てる必要がありません。
一般的なローンでは、多くの場合頭金が必要です。しかし、残クレは頭金なしで購入できるため、資金の準備がなくても車の購入に踏み込めるのがメリットといえます。
車を買う際、将来の下取りを念頭に置く方も少なくありません。グレードやカラー、装備など、車の資産価値を下げないようにするために悩む方もいます。残クレでは将来の下取り価格が確保されているため、車の仕様によって下取り額が変動する心配がありません。
残クレで車を購入するデメリット
残クレを利用する際、使用に制限がかかってしまう可能性があります。残クレは車両をディーラーに返却する可能性があるため、使用制限を知らずにいると後になって慌てる結果になるかもしれません。
まず、残クレの使用制限の代表的なものとして、月間の走行距離に制限が課せられます。月間の走行距離制限はメーカーやディーラーによって異なりますが、1,000km設定が一般的です。1,000kmを超えると追加料金が発生することがあります。
また、事故を起こしたり修理をしたりした場合は、査定額に大きく影響することもあります。万が一、廃車になると、一括請求される可能性があるため注意してください。
残債があっても売れる?

残クレで買った車は、購入代金の返済が途中であっても売ることは可能です。ただし、車の所有権はディーラーやローン会社にあります。そのため、車を売る権利はあくまでも所有者であるディーラーやローン会社が持っています。そのような車を売却する際は、名義の変更をしなければなりません。
名義変更が完了後、代金残高・車両残価分の金額を支払えば、車を売却できます。また、残クレ途中の車を解約する際も、代金残高と車両残価分の支払いをする必要があります。つまり、ディーラーやローン会社との契約があっても、名義の変更・残価の支払いが済めば、問題なく解約が可能なのです。
残債が残っていても支払いを完了させることで、売却は可能となります。残クレを利用する際は、売却も考慮した上で購入を検討しましょう。
残クレが途中の車を売却する方法

残クレ途中の車を売る場合は、いくつかポイントがあります。取りこぼしのないよう確認をしておき、スムーズな売却を目指しましょう。
ローンを完済する
残クレはディーラーへの返却を前提としていて、本来払うべき車両価格から設定した金額があらかじめ差し引かれています。つまり、ディーラーによって保証された残価を買い取ってもらっているため、査定額と残価分の差額の精算をしなければなりません。
また、利用しているディーラーではなく、別の買取店に売る場合、代金の残高に加えて車の残高も一括で支払う義務が生じます。支払いが完了すれば、名義の変更も可能となり売却が可能になります。
車の名義を変更する
残クレを利用している間は、車の名義はディーラーまたはローン会社が持っています。実際に乗っているのは利用者であっても、勝手に売ることはできません。
ローン会社から所有権留保解除の書類が届くので、必要事項を記入してローン会社へ返送します。その後、ローン会社から新しい車検証が届けば、名義の変更は完了です。名義変更後は、自由に売ることができます。
残クレが途中の車を売却する際の注意点

残クレ途中の車を売ろうとすると、思わぬデメリットが生じることもあります。ここでは、残クレの解約や残クレ途中で車を売る際に注意すべきポイントを紹介します。
途中解約の場合違約金が発生することがある
残クレを払い終える前に、車を乗り換えたくなる方も少なくありません。しかし、途中解約を行うと、デメリットがあるのではないかと心配になる方もいるかもしれません。残クレは、設定しているローンの途中で解約しても、違約金が発生したりブラックリストに載ったりする心配はありません。
ただし、契約条件によっては違約金が発生する場合があるので注意が必要です。残クレを利用し、途中解約を申し出る際は、事前に必ず契約書の確認をしてください。
買取価格が下がる可能性がある
車の買取価格は、支払い完済後の車の状態で大きく左右されます。内装が破損していたり事故の履歴が残っていたりすれば買取価格が下がるでしょう。また、車の利用者が勝手に車の改造をしていると判明すれば、価格が残価を下回ることもあります。
価格が下がってしまうと差額も大きくなり、金銭的な負担が増える恐れもあるため注意が必要です。どのような車でもいずれ乗り換えが必要です。乗り換えの際に価格を下げないためにも、車の状態を良好に保っておきましょう。
残価を含めて支払いが終わらないと所有権が移らない
一般的なローンを利用している場合、車の権利は返済中に限り購入者ではなくローン会社、もしくはディーラーが持っています。購入者が車の所有権を持っていない状態を「所有権保留」と呼び、完済すれば権利は購入者へと移ります。
一方、残クレの場合、完済しても車の権利はローン会社またはディーラーのままです。これは購入者が払い終わっても、車両価格の全額を支払ったわけではないからです。
残クレで購入した車の売却以外に手放す方法

残クレで購入した車を手放す必要が生じた場合、売却以外にも方法はないかと考える方も多いのではないでしょうか。ここでは、車を売らなくても車を手放す方法について紹介します。
ディーラーへ車を返却
残クレの支払い完了後、ディーラーへ車を返却すれば売る手間が省けます。その際、心配されるのは追加の支払いがあるかどうかです。返却する際に、価格が残価より下回った場合でも、追加料金はありません。また、価格が残価を上回った場合は、返金される可能性もあります。
今後、車の買い替えを考えていない方や通学や通勤などで一定期間だけ車を利用したい方にとっては便利なシステムだといえるでしょう。
新しい車へ乗り換え
残クレの契約満了後は、下取り査定を行ったうえで、新車に買い換える方法もあります。ただし、基本的に販売会社の変更はできないため、他メーカーの車の購入はできません。
定期的に新車に乗りたいと考えている方にとっては、利用する価値のあるシステムだといえるでしょう。同じメーカーに希望の車種がない場合は、あらかじめ保証されていた下取り金額をもとに他メーカーの車の購入ができる可能性もあります。
残価を払い乗り続ける
残クレのローンが終了すると、新たなローンを組みたくないという方もいるかもしれません。また、車に愛着が湧き、引き続き乗り続けたい方もいます。その場合は残価の支払いを継続し、完済する方法がおすすめです。
残価は一括での支払いも可能ですが、再分割払いのために新たにローンを組み直す方もいます。無理のない支払い方法を選び、新たに自分の愛車として思う存分乗り続けるのも選択肢の1つといえます。
残クレが途中の車を有利な条件で売却するコツ

残クレ途中での売却は残価が残っているからといって、必ずしも不利な売却になるとは限りません。情報を上手に使えば、有利な条件で車を売却する方法もあります。
売却相場を把握する
車を売る際は、同じ車種の同じ年式の車がいくらで売買されているかを把握する必要があります。車の価格は、新車登録時から1年が経過すると約30%下がるといわれています。その後、価値は下がり続け、8年から10年でほぼ価値がなくなる可能性もゼロではありません。価格の変動は車種によって異なるため、販売会社に確認しておきましょう。
買取価格の相場は中古車サイトなどでも調べられるので、利用してみるのも良いでしょう。おおまかな買取価格の相場を知っておけば、査定が妥当かどうかの判断もつきやすくなります。
車を綺麗に保つ
汚れた車を高値で買おうと思う人はいないといっても過言ではありません。少しでも車を高額で売りたいと考えるのであれば、洗車や車内清掃は欠かさずに行いましょう。車体に雨染みや泥がないのはもちろん、食べこぼしやゴミを残さないように心がけてください。重要なのは、査定士に不快な印象を与えないことです。
また、タバコやペットの臭いなどは、風通しを良くしたり消臭剤を使ったりして消すようにしましょう。少しの心がけが、査定額につながることもあります。
タイミングを見極める

車の価格は、車検の残り期間が長ければ長いほど、査定額が高くなる傾向にあります。買い手にとって車検までの日数が長く残っているのは、それだけ費用の負担が小さく済むため、大きなメリットになります。つまり、車を高値で売るにはタイミングを見極める必要があるのです。
車検以外にも、車種によって季節で査定額が変わる可能性があります。たとえば、レジャー向きのオープンカーは夏場の需要が高く、雪道に強い4WDは冬の需要が高くなります。売る時期に注意することで、少しでも高く売れる可能性が上がるでしょう。
純正品は大切に保管する
車の性能やデザイン性を向上させるために、カスタマイズしている方は少なくありません。車の査定では、車のカスタムパーツは社外品よりも純正品を使用している方が高額査定につながるといわれています。
好んで社外品を使用する方もいますが、査定の際は不利になると覚えておきましょう。また、取扱説明書やスペアキーなどの付属品も査定価格に影響するため、日常的にしっかり保管しておきましょう。
下取りではなく買取業者に査定を依頼する
自動車を売る場合の主な方法として、下取りや業者による買取が挙げられます。下取りとは、新車を購入するディーラーに中古車を引き取ってもらい、その金額を新しい車の購入資金に充当することを指します。一方、買取とは、中古車買取業者に車を買い取ってもらうことです。
下取りは、古い車の売却と新しい車の購入がワンストップで済むので、手間がかからず便利なことが最大のメリットといえます。ただし、ディーラーにとって下取りはあくまでサービスの一環で、中古車買取業者とは査定の基準も異なります。
一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。
少しでも損をせずに車を買い替えるなら早めの行動が先決です。
特にカーセブンは大手買取業者で車によっては、40万円以上も買取相場より高く売れることもあるので、まずは無料で査定価格をチェックしてみてください。
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売却交渉で覚えておくべきポイント

車の売却交渉ではいくつかのコツがあります。少しでも高値で買取をしてもらうためにも覚えておきましょう。ここでは、交渉を有利に運ぶためのポイントについて紹介します。
車の状態は正直に申告する
買い取ってもらいたい車に不具合が見つかった場合、「査定額に影響するのではないか」と心配になる方もいるのではないでしょうか。中には、見つからなければ問題ないと考える方もいるかもしれません。しかし、買取業者とのトラブルを避けるためにも、査定前の車の状態は正直に伝えなければいけません。
売却後に不具合が判明した場合、契約解除や損害賠償につながる可能性があります。
アピールポイントをまとめておく
車のオプションには、メーカーオプション・ディーラーオプション・社外オプションがあります。中でもメーカーオプションは納車後の取り付けができないため、希少価値があり、高額査定につながると考えられます。
また、カーナビは傷がついていたり、壊れていたりしてもマイナス査定になるケースはほとんどありません。カーナビが壊れているからといって、手間と工賃をかけてまで取り外さず、そのまま査定をお願いしましょう。
即決しない

車の買取査定では、基本的には即決しない方が良いといわれています。即決してしまうと他の業者との比較や価格交渉が困難になる可能性があります。
即決した後により高額で買取をしてくれる業者が現れることは珍しくありません。「売却までに時間がない」「複数の買取店を回る手間を省きたい」などの理由がある場合を除き、即決はしない方が賢明です。
また、万が一キャンセルした場合は、キャンセル料がかかると考えておいた方が良いでしょう。そのような事情を含めて他社との買取価格をじっくり比較し、納得してから売却を決めてください。
不明点を残さない
車の査定を受けて買取価格が決定すれば、後は契約を残すのみです。車の買取では契約書の内容は非常に重要で、何事も契約書が優先されてしまいます。そのため、思わぬ損にならないためにも契約書は念入りに確認しておきましょう。特に注意したいのは、買取価格と支払い時期・支払い方法です。
また、契約書には専門用語や法律用語が多用されており、理解しにくい点もあります。契約書の内容はしっかりと確認し、少しでも不明点があれば必ず解説を求めましょう。
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まとめ

この記事では、残クレはについて詳しく解説しました。残クレには、一般のカーローンよりも支払い額が抑えられるといったメリットがあります。そのため、頭金の準備が必要なく、まとまった資金がなくても車の購入ができる可能性が高まります。
残クレの途中でも車の売却や解約も可能なので、一時的に車が必要な方にとってはとても便利なシステムだといえるでしょう。また、車の買取査定をする際は、タイミングを見極めたりオプションをアピールしたりと、高額査定に持ち込むコツがあります。この記事で解説した内容を参考に売却を検討してみてください。
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