【2025年最新】アウトランダーPHEVのリセールバリューは悪い？人気のグレードや高く売るコツも解説

「三菱のアウトランダーPHEVのリセールバリューは高いのか」「グレードはどれが人気なの」「少しでも高く売りたい時はどうすればいい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。PHEVというのは「プラグインハイブリッド」という車のことで、EV充電スタントで充電ができるハイブリッド車のことで、エコカーのニーズも高まってきている昨今、環境に配慮する風潮がアウトランダーPHEVの人気を後押し材料にもなっています。

リセールバリューは年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化するので、日頃のチェックが必要です。

中古車オークション市場は、世界的な半導体不足とコロナ禍の納期遅れの影響で、急激な値上がりを続けておりましたが、2023年末以降は下落傾向にありました。

しかし、2024年に入り再度値上がり傾向が加速し始めており、過去最高の成約単価水準に戻ってきている状態です。

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リセールバリューとは？

リセールバリューとは、リセール（再販売）とバリュー（価値）を組み合わせた言葉です。1度購入した車を中古車として売る時に、その車にどのくらいの価値が残っているかを数値化したものです。リセールバリューの高い車は下取り価格や買取り価格が高くなります。

リセールバリューは市場の動向によって高くなったり、低くなったり日々変動します。中古車市場において、国内外で人気がある車種や市場にあまり出回っていないような流通数が少ない車は希少性が高く、リセールバリューが高くなる傾向にあります。逆に、人気のない車や需要のない車はリセールバリューが低くなってしまいます。

リセールバリューの高い車に乗ることができれば、高く売却できるため、次に車を乗り換える際にお得になります。

アウトランダーPHEVのリセールバリューが高い理由

アウトランダーPHEVのリセールバリューが高い理由は、下記が挙げられます。

スタイリッシュで力強い外装、そして内装は包容力に包まれた乗り心地が人気の理由です。海外や中古車市場でどのように人気があるのかみていきましょう。

海外での人気があるから

アウトランダーのようなSUVは、海外のような整備が行き届いていない道を走る際に人気の車です。エコカー需要や世界的にガソリン代の高騰などの影響もあり、海外でPHEVの車が注目されていることからも需要が高くなっています。

三菱自動車の連結決算発表によると、2023年第1四半期(4〜6月)において、北米へのアウトランダーの販売台数が前年と比べて13万6千台から22万6千台に増加しました。特に、アウトランダーPHEVが好評で、販売台数増に大きく貢献しています。

北米で9万台も販売台数が増加した実績から、アウトランダーPHEVが海外で人気があるということがわかるでしょう。

中古車市場で人気が高いから

SUVのPHEVは絶対数が少ないので、中古車市場に出回っておらず、希少性からも人気があります。また、アウトランダーPHEVは、2021年12月16日にフルモデルチェンジされました。

この最新型モデルは、2021〜2023年式と変わらず新車と大差ない価格で流通しています。

一方で、型落ちとなった旧モデルのアウトランダーPHEVは価格こそ下がったものの、デザイン、性能と最新モデルに引けを取らないので、コストパフォーマンスがよく、中古車市場でも人気があります。

【グレード別】アウトランダーPHEVのリセールバリュー

アウトランダーPHEVのリセールバリューをみていきましょう。経過年数についてアウトランダーPHEVのリセールバリューをグレードごとにまとめました。

当年

グレード	新車価格	買取相場	残価率
三菱 アウトランダーPHEVP	5,705,700円	360〜460万円	72%
三菱 アウトランダーPHEVG	5,179,900円	310〜400万円	69％

2023年式から2021年12月までのアウトランダーPHEVはフルモデルチェンジされた型式です。最新型ということもあり高い水準の残価率です。グレードは上級の方が残価率が高い傾向にあります。

3年後

グレード	新車価格	買取相場	残価率
三菱 アウトランダーPHEVG プラスパッケージ	4,637,600円	210〜220万円	50%
三菱 アウトランダーPHEVG	4,364,800円	210〜250万円	49％

アウトランダーPHEVの3年後以降は、型落ちのモデルなので残価率が低くなるのは避けられないでしょう。しかし、型落ちとはいえ2021年の途中までは同モデルのものが販売されていたので、比較的まだ新しいといえます。

アウトランダーPHEVを中古車で購入する際はこのあたりの年式のものが狙い目です。

5年後

グレード	新車価格	買取相場	残価率
三菱 アウトランダーPHEV S エディション	4,789,260円	160〜240万円	42%
三菱 アウトランダーPHEVG リミテッドエディション	3,826,440円	150〜230万円	50%
三菱 アウトランダーPHEVG プレミアムパッケージ	4,681,260円	180〜210万円	42%
三菱 アウトランダーPHEVG ナビパッケージ	4,324,860円	200〜240万円	51%
三菱 アウトランダーPHEVG プラスパッケージ	4,479,840円	180〜240万円	47%
三菱 アウトランダーPHEVG セーフティパッケージ	3,973,860円	150〜250万円	50%
三菱 アウトランダーPHEVG	4,182,840円	190〜230万円	50%

5年後の残価率もグレードによる差はあまりなく、40〜50%を推移しています。

7年後

グレード	新車価格	買取相場	残価率
三菱 アウトランダーPHEVG プレミアムパッケージ	4,590,000円	210〜220万円	32%
三菱 アウトランダーPHEVG ナビパッケージ	4,233,600円	210〜250万円	37％
三菱 アウトランダーPHEVM	3,596,400円	110〜120万円	32%

3年後や5年後と同モデルにもかかわらず、どのグレードも残価率が40%を下回り、残価率の低下が顕著にみられます。

10年後

グレード	新車価格	買取相場	残価率
三菱 アウトランダーPHEVG プレミアムパッケージ	4,297,000円	100〜110万円	24%
三菱 アウトランダーPHEVG ナビパッケージ	3,978,000円	50〜80万円	16％
三菱 アウトランダーPHEVG セーフティパッケージ	3,664,000円	50〜70万円	16%
三菱 アウトランダーPHEVG	3,569,000円	50〜60万円	15%

リセールバリューは一般的な10年後の残価率と同程度です。3年後、5年後、7年後の「G プレミアムパッケージ」は、「G プラスパッケージ」よりも残価率が低かったです。しかし、10年後は逆転して「G プレミアムパッケージ」の方の残価率が高くなります。

リセールバリューの高いアウトランダーPHEVの特徴

リセールバリューの高いアウトランダーPHEVの特徴とはどういったものがあるのでしょうか。リセールバリューの高いアウトランダーPHEVには、下記のような特徴が挙げられます。

人気のボディカラーやグレードの車体や、便利なオプションなどがついている車体はリセールバリューが高くなる傾向があります。それぞれ具体的にみていきましょう。

人気のカラー

アウトランダーPHEVの人気カラーについては、下記の通りです。

アウトランダーPHEVの最新モデルは、中古車市場での流通量が少ないので情報が少ないです。しかし、2021年以前のGG系モデルのものと共通していえるのは、ホワイト系のカラーが一番人気であることがわかります。

続いてブラック系やレッド、シルバーのようなカラーが人気があります。

リセールバリューの観点からいえば、ホワイト系は、他の人気なカラーであるブラック系やレッド、シルバーと比べても数10万円程度高いです。

人気のグレード

アウトランダーPHEVは、Pグレードのほうが人気です。やはりかっこいいデザインや充実した装備に勝るものはないでしょう。内装の仕様はどれをとっても一級品なので、リセールバリューも高いです。

一方で、「G プレミアムパッケージ」や「G プラスパッケージ」は市場流通が多く、人気なのでコストパフォーマンス重視であればこちらもおすすめです。

標準装備が充実していて、高く買って高く売りたいならPグレード、そうでなければGグレードが良いでしょう。

人気のオプション

アウトランダーPHEVに人気のオプションである「電動パノラマサンルーフ」や「ルーフレール」は付けておくことをおすすめします。また、Pグレードには主要装備として実装されている「BOSEプレミアムサウンドシステム」や「ヘッドアップディスプレイ」もプラス査定につながります。

下取りより買取がおすすめ

自動車を売る場合の主な方法として、下取りや業者による買取が挙げられます。下取りとは、新車を購入するディーラーに中古車を引き取ってもらい、その金額を新しい車の購入資金に充当することを指します。一方、買取とは、中古車買取業者に車を買い取ってもらうことです。

下取りは、古い車の売却と新しい車の購入がワンストップで済むので、手間がかからず便利なことが最大のメリットといえます。ただし、ディーラーにとって下取りはあくまでサービスの一環で、中古車買取業者とは査定の基準も異なります。

査定基準が異なるため、同じ条件であってもディーラーの下取り価格は、業者の買取価格を下回ってしまうこともあります。車を少しでも高く売りたい場合、買取の方がおすすめといえます。

リセールを意識したアウトランダーPHEV購入のポイント

ここからは、リセールを意識したアウトランダーPHEV購入のポイントについて解説します。新車と中古車では購入のポイントが異なります。それぞれ見ていきましょう。

新車のアウトランダーPHEVの購入ポイント

アウトランダーPHEVを新車で購入する場合、人気のカラーやグレードで、おすすめのオプションをつけたものを購入すると良いでしょう。

リセールバリューの観点から、このようなアウトランダーPHEVを購入すると買取時に高値で売れるでしょう。

中古車のアウトランダーPHEVの購入ポイント

アウトランダーPHEVを中古車で購入する場合は、下記のポイントを確認しましょう。

走行距離については、なるべく短いものが良いです。使用頻度が高いものは、バッテリーの充電回数も比例して多くなるので劣化が進んでいます。リセールバリューの低下の要因になる恐れがあるものは避けましょう。

2021年12月に、アウトランダーPHEVのフルモデルチェンジが行われ、GN系モデルが新たに誕生しました。GN系モデルは、2021年でも2023年式でも新車価格に近い値段で流通しています。そのため、型落ちして値下げされている中期から後期のGG系モデルが狙い目です。

カラー・グレード・オプションについては、できるだけ人気のものを選ぶのが良いでしょう。

リセールバリューの観点からアウトランダーPHEVを売却するならいつ？

アウトランダーPHEVを売却するタイミングは、モデルチェンジが行われる前が理想です。自分が売却したいと思った時期にモデルチェンジが行われていなければ、なるべく早く売りましょう。

アウトランダーPHEVを売却したいが、既に直近でモデルチェンジをして自分の車が型落ちしてしまった場合、リセールバリューの低下は免れられません。

そういった場合は、リセールバリューを気にせずに長く乗り続ける手もありでしょう。

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アウトランダーPHEVのリセールバリューを競合車と比較

アウトランダーPHEVのリセールバリューが他社の車と比べてどうなのか気になる方もいるのではないでしょうか。ここではアウトランダーPHEVのリセールを下記の他社の競合車を比較していきます。

【トヨタ】RAV4

経過年数	残価率
当年	98%
3年後	95%
5年後	68%
7年後	58%
10年後	25%

アウトランダーPHEVとRAV4はどちらもPHEVタイプですが、燃費はRAV4の方が優れており、EV航続距離もRAV4の方が良いです。現行モデルのリセールバリューは90%以上と高い水準なのがわかります。

5〜10年後もアウトランダーPHEVより高くなっています。

【トヨタ】プリウスPHV

経過年数	残価率
3年後	75%
5年後	60%
7年後	29%
10年後	18%

プリウスPHVはセダンタイプのPHEV車です。同社のRAV4には及ばないものの、3年後で75%、5年後でも60%とリセールバリューが高い水準で推移しており、アウトランダーPHEVよりも高いです。

7年後、10年後はアウトランダーPHEVのリセールバリューの方が高いです。

【日産】アリア

経過年数	残価率
当年	72%
3年後	36%
5年後	23%
7年後	10%
10年後	6%

リセールバリューは、3年後から既に50%を下回っています。アウトランダーPHEVと比較してみると、全体的にアウトランダーPHEVのリセールバリューの方が高いです。特に3年後、5年後、7年後になってくると差が顕著になります。

【マツダ】CX-8

経過年数	残価率
当年	87%
3年後	73%
5年後	59%

リセールバリューにそこまで大差がないアウトランダーPHEVとCX-8ですが、燃料に違いがあります。アウトランダーPHEVは、電気を使用している一方、CX-8はガソリンよりも安い軽油です。CX-8は軽油を使用することで、他のハイブリッド車並の燃費を実現させています。

【ホンダ】CR-V

経過年数	残価率
当年	82%
3年後	81%
5年後	62%
7年後	42%
10年後	24%

アウトランダーPHEVも、CR-Vもレジャーに適したSUVモデルです。リセールバリューは若干CR-Vの方が高いですが、性能はどちらも一長一短で甲乙は付け難いでしょう。CR-Vはハイブリッドなので、外部充電機構はありません。しかし、アウトランダーPHEVには外部充電機構がついているので、EVのようにスタンドで充電できるのが魅力です。

アウトランダーPHEVを高く売るコツ

アウトランダーPHEVを売却したいとき、せっかくであれば少しでも高い値段で売りたいものです。ここでは、リセールバリューを少しでも高くして売るコツをいくつか紹介します。

それぞれみていきましょう。

海外販路のある中古車買取事業を選ぶ

アウトランダーPHEVを売るなら、海外にも輸出販路がある中古車買取事業を選ぶことをおすすめします。

なぜなら、日本の車は高品質なので、海外からの需要も多いためです。日本でほとんど乗らずに売られたような人気の中古車は海外においては新車同然の価格で取引されることがあります。

また、日本ではそこまでリセールバリューが高くても、海外で人気のある車種なら高く買い取ってくれるかもしれません。

ただし、海外に特化して輸出をメインで行っている業者なのかどうかは重要ではありません。あくまで海外の顧客との取引があるのかどうか、重要です。確認しておきましょう。

清掃をしてから買取査定に出す

清掃をすることで、必ず査定額が高くなるということではありません。余計な減点項目を減らし、必要以上に査定額を下げられないようにするための対策です。

そのため、買取査定に出す前に掃除を確実にしておきましょう。汚れが目立った状態で査定に出すと、貰わなくてもよかったはずのマイナス査定をくらうことがあります。

また、目にみえる汚れだけでなく、車内のニオイなども査定の対象です。タバコのニオイや芳香剤などのニオイも「異臭」と判断され、減点対象なので清潔にしておきましょう。

傷や凹みは修理せずに査定に出す

傷や凹みなどは、修理などはせずに査定に出しましょう。なぜなら、無理に修理に出してしまうと、修理費用が高くついてしまい損する可能性があるからです。小さな傷をタッチペンなどで下手に隠そうとすると、逆にマイナス査定をされることがあるので、そのままにしておいた方がいいでしょう。

高く売れるタイミングを狙う

アウトランダーPHEVを高く売れるタイミングは冬場です。ウインタースポーツなどを楽しむ季節で、雪道などの足場が悪い場所でアウトランダーPHEVのような4WDの車の需要が高まるでしょう。

また、6〜9月などの賞与月の前後も高く売れるタイミングです。ボーナスを手に新しい車の購入を考える人が増えるため、中古車販売業者が在庫を確保するために高めに買い取ってくれます。

また、税金の観点から4月の売却は避けましょう。4月に車を売却してしまった場合、税金を支払うことになるため損をしてしまいます。

さらに、走行距離は10万kmを超えないタイミングで売却を検討しましょう。一般的に10万kmを超えた車は、査定額が低くなる傾向があります。

下取ではなく買取業者を選ぶ

自動車を売る場合の主な方法として、下取りや業者による買取が挙げられます。

下取りは、古い車の売却と新しい車の購入がワンストップで済むので、手間がかからず便利なことが最大のメリットといえますが、ディーラーにとって下取りはあくまでサービスの一環で、中古車買取業者とは査定の基準も異なります。

多くの方は新しく購入する車のディーラーに下取りに持っていく方が大半ですが、オークションなどの中間の流通がある分、損する可能性が高い典型的なパターンです。想像以上に価格が安かったというケースは少なくありません。

総合すると、買取業者を選ぶことが高く売るためのコツであり、カーセブンはその買取業者の中でも高額買取を実現できる数少ないサービスです。

まとめ

この記事では、アウトランダーPHEVについて解説しました。アウトランダーは海外人気があることやスタイリッシュ案デザインである点から人気の車です。また、環境配慮という点からも人気が高くなっています。リセールを期待するのであれば、おすすめの車種といえます。

リセールバリューは年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化するので、日頃のチェックが必要です。

中古車オークション市場は、世界的な半導体不足とコロナ禍の納期遅れの影響で、急激な値上がりを続けておりましたが、2023年末以降は下落傾向にありました。

しかし、2024年に入り再度値上がり傾向が加速し始めており、過去最高の成約単価水準に戻ってきている状態です。

車を売却してリセールバリューが期待できる時期のため、愛車の査定するなら今です。

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