【2025年最新版】ジープのリセールバリューは高い？人気のモデルや高く売るコツも徹底解説

ジープはクライスラー社が生産しており、元々第2次世界大戦時に大量生産された軍用自動車でした。移動・輸送・偵察など多用途性が高く、非常に頑丈な造りである点は現在にも引き継がれています。

この記事では、世界中で愛されているジープのリセールバリューについて解説をしていきます。リセールバリューが高いジープの特徴や、高く売るためのコツも解説しているのでぜひ参考にしてください。

リセールバリューは年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化するので、日頃のチェックが必要です。カーセブンはたった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。

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そもそもリセールバリューとは？

リセールバリューとは、車を売却する際にどのくらいの価値があるのかを示す数値です。リセールバリューを知ることで、将来その車がいくらくらいで売却可能か予測を立てられます。

たとえば、ある車のリセールバリューが5年落ちで50％だとします。この場合、新車を購入して5年後に手放せば、購入価格の50％程度で売却ができると予測を立てることが可能です。

購入時から時間が経っても売却価格が下がらない車は、リセールバリューが高い車として中古車市場でも高い人気があります。しかし、リセールバリューはその時の流行などによっても変動するため、あくまでも参考値としてとらえましょう。

ジープの魅力とは

ジープの魅力は、ほかの車には見られない独創的なデザインと、どのような悪路でも走れてしまう走行性能の高さです。ここでは、ジープのデザインと走行性能について詳しくみていきましょう。

独創的なデザイン

ジープの1つ目の魅力は、その独創的なデザインです。丸めのヘッドライト、7つの穴が縦に開いているフロントグリル、脱着が可能なハードトップなどを開発当初から継承しており、ほかの車にはない独創性があります。

また、ジープには多数のモデルがあり、モデルごとに異なる表情や車体があるのも魅力的な点です。さまざまな用途に応じてモデルを選べるのは、ジープの多用途性があってこその魅力だといえるでしょう。

インテリアはさまざまなシーンに対応できるように改良されており、多彩さのなかに先進テクノロジーも搭載したモダンさもあります。また、ウッド素材やレザー素材を使用しており、ラグジュアリーで落ち着いた雰囲気も感じさせてくれます。さらに、ラゲッジルームは大容量のサイズを確保しているため、旅行やアウトドアなどの大きな荷物も楽に積載できるでしょう。

走行性能の高さ

2つ目の魅力は走行性能の高さです。初代モデルから四輪駆動システムを搭載しており、舗装がされていない道やぬかるんだ道でも力強い走りを見せてくれます。また、高出力エンジンを搭載していることから、高い走行突破性も発揮します。

山道や悪路に強いイメージが強いジープですが、一般道でも安定した走りが可能です。オンロードでも四輪駆動でのスポーティーな走行ができるため、家族や友人とのドライブや外出にぴったりの車種といえます。

ジープのリセールバリューランキング

ジープにはさまざまなモデルが多数あるため、リセールバリューの幅も広くなっています。ここでは、ジープの9モデルのリセールバリューについて詳しく解説します。それぞれの車種の特徴も併せて記載しているので、ぜひ参考にしてください。

1位 グランドチェロキー

経過年数	グレード	新車価格	買取価格	残価率
1年後	SUMMIT	734万円	690万円	94.0％
3年後	SUMMIT	734万円	650万円	88.6％
5年後	SUMMIT	734万円	520万円	70.8％
7年後	SUMMIT	734万円	380～520万円	51.8～70.8％
10年後	SUMMIT	734万円	200～300万円	27.2～40.9％

グランドチェロキーは車内空間が広く、ゆったり使えるフルサイズのSUV車です。市街地でのスムーズで力強い走行性能に加え、4×4システムによる圧倒的なオフロード走破性も兼ね備えています。

グランドチェロキーの残価率は全体的に高くなっており、7年落ちの車でも残価率7割を超えるケースがあるほどです。また、10年落ちの車でも200万円以上での売却が可能なため、長く愛用できるでしょう。

2位 レネゲード

経過年数	グレード	新車価格	買取価格	残価率
1年後	LIMITED	435万円	300～400万円	69.0～92.0％
3年後	LIMITED	435万円	250～350万円	57.5～80.1％
5年後	LIMITED	435万円	200～300万円	46.0～69.0％
7年後	LIMITED	435万円	190～250万円	43.7～57.5％
10年後	LIMITED	435万円	100～150万円	23.0～34.5％

レネゲードはスモールSUV車で、ショッピングやキャンプなどさまざまな用途で使いやすいモデルです。アウトドアシーンで利用するユーザーが多いため買取価格の差が激しく、1年落ちの車でも残価率が7割を下回るケースがあります。中古での購入を検討する際には、足回りやボディの劣化などを確認するようにしましょう。

3位 グランドチェロキー L

経過年数	グレード	新車価格	買取価格	残価率
1年後	L LIMITED	855万円	750～800万円	87.7～93.6％
3年後	L LIMITED	855万円	640万円	74.9％
5年後	L LIMITED	855万円	545万円	63.7％
7年後	L LIMITED	855万円	400～500万円	46.8～58.5％
10年後	L LIMITED	855万円	200～300万円	23.4～35.1％

グランドチェロキーLは、大人6名で乗車しても広々と使える車内空間の広さが特徴的なモデルです。Jeep 4×4システムによる力強い走破性能を誇っており、通勤にもアウトドアにも使える多用途性を有しています。

グランドチェロキーLは、最大残価率が94％近くと高くなっていますが、ジープ全体で見るとレネゲードに若干劣ります。それでも、5年落ちまでは500万円以上の価格で売却可能なので、リセールバリューは十分といえるでしょう。

4位 ラングラー

経過年数	グレード	新車価格	買取価格	残価率
1年後	JL36S	799万円	711万円	89.0％
3年後	JL36S	799万円	493万円	61.7％
5年後	JL36S	799万円	475万円	59.4％
7年後	JL36S	799万円	323万円	40.4％
10年後	JL36S	799万円	113万円	14.2％

ラングラーは、大型フルカラータッチパネルモニターを搭載した本格クロスカントリーカーです。走破性が高いだけでなく、内装の使い勝手も良いという特徴があります。

ラングラーは、中古車市場に出回っている例が多くはないため全体的な残価率は低く出ていますが、高い数値では9割近い残価率を期待できます。

5位 ラングラー アンリミテッド

経過年数	グレード	新車価格	買取価格	残価率
1年後	RUBICON 2.0ℓターボ	905万円	751万円	83.0％
3年後	RUBICON 2.0ℓターボ	905万円	656万円	72.5％
5年後	RUBICON 2.0ℓターボ	905万円	492万円	54.4％
7年後	RUBICON 2.0ℓターボ	905万円	408万円	45.1％
10年後	RUBICON 2.0ℓターボ	905万円	178万円	19.7％

ラングラーアンリミテッドはパワーと低燃費の両立を果たした車で、ラングラー史上最強のオフロード走破性を誇っています。また、インテリアにもこだわっており、ラングラー史上最も静かな室内空間を実現しています。

ラングラーアンリミテッドのリセールバリューは、1年落ちでは高いとはいえないかもしれません。しかし、3年落ちまでは7割以上の残価率が期待できるので、3年以内のリセールを考えている方にはおすすめです。

6位 コンパス

経過年数	グレード	新車価格	買取価格	残価率
1年後	LONGITUDE	469万円	400万円	85.3％
3年後	LONGITUDE	469万円	350万円	74.6％
5年後	LONGITUDE	469万円	290万円	61.8％
7年後	LONGITUDE	469万円	200万円	42.6％
10年後	LONGITUDE	469万円	100万円	21.3％

コンパスは、雪道や砂利道に強いモデルでありながら、高品質で柔らかな素材を使用し居住性を向上させたモデルです。積み込む荷物に合わせてアレンジできる40：20：40分割可倒式リアシートが搭載され、アウトドアにはもってこいのモデルとなっています。

コンパスのリセールバリューは1年落ちが85％と9割に届かない数字となっていますが、全体的に見ると一般車よりも高値で売却が期待できる車種です。

7位 グラディエーター

経過年数	グレード	新車価格	買取価格	残価率
1年後	Rubicon	960万円	920万円	95.8％
3年後	Rubicon	960万円	670万円	69.8％
5年後	Rubicon	960万円	534万円	55.6％
7年後	Rubicon	960万円	404万円	42.1％
10年後	Rubicon	960万円	200万円	20.8％

グラディエーターは、強靭なボディと絶えず前進する力強いオフロード性能を備えたモデルです。使い勝手の良い大きな荷台がついているため、高さのある荷物も搭載可能です。

グラディエーターのリセールバリューは、1年後の残価率が9割後半と非常に高い数値が出ています。一方で、3年落ちのリセールバリューがほかのモデルよりも劣っています。

8位 チェロキー

経過年数	グレード	新車価格	買取価格	残価率
1年後	LONGITUDE	459万円	330万円	67.7％
3年後	LONGITUDE	459万円	270万円	58.8％
5年後	LONGITUDE	459万円	240万円	52.3％
7年後	LONGITUDE	459万円	190万円	41.4％
10年後	LONGITUDE	459万円	100万円	21.8％

チェロキーはJeep初の2.0L 直列4気筒DOHCターボエンジンと、9速ATを搭載しているモデルです。足をリアバンパーの下にかざすだけでドアの開閉ができるハンズフリーパワーリフトゲートは、両手がふさがっているときに便利な機能です。

チェロキーのリセールバリューは決して高いとはいえません。しかし、現在車両部品が不足しており一時販売休止中であるため、今後リセールバリューが高騰する可能性があります。

9位 コマンダー

経過年数	グレード	新車価格	買取価格	残価率
1年後	LIMITED	597万	430万円	72.0％
3年後	LIMITED	597万	320万円	53.6％
5年後	LIMITED	597万	250万円	41.9％
7年後	LIMITED	597万	200万円	33.5％
10年後	LIMITED	597万	100万円	16.8％

コマンダーはジープ初のディーゼルエンジンを搭載した オフロード走破性も申し分ない モデルです。乗員7名の大容量モデルなため、ファミリーでのアウトドアにも最適です。

コマンダーの残価率はほかのモデルよりも低めとなっており、最大残価率が8割を下回っています。ディーゼル車ならではのパワフルさはコマンダーでしか味わえないため、山道の走行が多い方やドライブを楽しみたい方にはおすすめです。

ジープのリセールバリューの傾向

ジープのリセールバリューを高めるためには、実際のリセールバリューの傾向を掴むことが大切です。ここでは、ジープのリセールバリューの傾向について解説します。

安定した人気がある

ジープは安定した人気があることから、リセールバリューが高値になりやすいという傾向があります。ジープは長年愛され続けているブランドで、悪路走破性など他の自動車にはない強みを持っていることから安定して人気を集めています。

そのため、ジープの中では人気がない車種であっても、他の外車と比べてリセールバリューが高くなるケースが多いようです。

車種によってリセールバリューの高さが異なる

ジープはバリエーションが多いため、車種によってリセールバリューの高さが異なります。グランドチェロキーやラングラーアンリミテッドなど、人気の高い車種のリセールバリューが高くなるケースが多いです。

特に、都市などの一般道を走るのに優れた車よりも、本格的なクロスカントリー車のほうが人気が高い傾向にあります。そのため、グランドチェロキーやラングラーアンリミテッドなどの方がリセールバリューが高くなりやすいのでしょう。

ジープを高く売るコツ

ジープのリセールバリューを決める要素はグレードや走行距離だけではありません。ここでは、ジープのリセールバリューを高めるためにできる以下の6つのポイントを紹介します。

ジープの取り扱い実績が多い業者に依頼する

1点目に、ジープの取り扱い実績が多い業者に依頼することが挙げられます。ジープはモデルごとの人気の差が激しいブランドです。そのため、どのモデルにどれくらいのリセールバリューがあるのかを適切に評価できる業者を選ぶことが重要です。

業者を選ぶ際には、ジープの買取実績が豊富な業者を選びましょう。過去の買取実績から適切な査定額を提示してくれます。

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内装・外装はきれいな状態にしておく

2点目に、内装・外装はきれいな状態にしておくことが挙げられます。売却時の査定項目には、内装と外装の綺麗さも含まれているので、見た目から高い評価を得られる状態にしておくことが大切です。

車内に掃除機をかけ、シートの汚れを拭きとり、洗車とワックス掛けなどを行うことで高い評価を得やすくなるでしょう。少しの作業で査定額が変化することもあるため、手間を惜しまず売却前に磨き上げておきましょう。

複数の買取業者で査定を受ける

3点目に、複数の買取業者で査定を受けることが挙げられます。

車を売却する際には1社のみで完結させずに、相見積もりをとることで売却額アップを狙うことが可能です。売却先に他社の値付け状況を伝え交渉することで、他社よりも高く売却見積もりを出してくれる可能性が高まります。

また、1社のみの査定だと比較材料がないゆえに、相場よりも安い査定額を提示され売却してしまう恐れもあります。そのため、複数の業者から見積もりをもらい、比較して売却先を決めることが大切です。

ペットやタバコの臭いはつけない

4点目に、ペットやたばこの臭いに気を付けることが挙げられます。

車の臭いは売却価格に直結するポイントであり、車内の臭いがひどい場合は数十万円査定額がダウンしかねません。また、臭いだけでなく、タバコのヤニやペットの毛・汚れがある場合は、再販前に別途処理が必要になるためさらに査定額が下がってしまいます。

ジープを高く売りたいと考える場合は、車内を禁煙にする、ペットを乗せないなどのような配慮が必要でしょう。

定期的にメンテナンスしておく

5点目に、定期的にメンテナンスをしておくことが挙げられます。

定期的にメンテナンスをすることで、ジープを良い状態に保つことが可能です。定期的なエンジンオイルの交換や、洗車、掃除などを行って良い状態を保っておくように意識しましょう。

また、悪路走行を終えた後にはしっかりとしたメンテナンスが必要です。悪路走行は汚れや傷がつきやすいため、メンテナンスせずに放置すると状態が悪くなる一方です。洗車をするだけでなく、小傷は研磨して落としておく、タイヤの状態を確認するなど、しっかりとメンテナンスをしておきましょう。

買取相場を把握しておく

6点目に、買取相場を把握しておくことが挙げられます。買取相場を把握しておくと、車の査定が適切かどうかを判断可能です。

ジープ全体の平均買取額だけでなく、モデルと経過年数ごとの買取額も見るようにしましょう。ジープはモデルの種類が豊富で、モデルごとにリセールバリューが大きく変動するため、自身の所有するモデルの買取実績を確認しておくことが大切です。

下取ではなく買取業者を選ぶ

自動車を売る場合の主な方法として、下取りや業者による買取が挙げられます。

下取りは、古い車の売却と新しい車の購入がワンストップで済むので、手間がかからず便利なことが最大のメリットといえますが、ディーラーにとって下取りはあくまでサービスの一環で、中古車買取業者とは査定の基準も異なります。

多くの方は新しく購入する車のディーラーに下取りに持っていく方が大半ですが、オークションなどの中間の流通がある分、損する可能性が高い典型的なパターンです。想像以上に価格が安かったというケースは少なくありません。

総合すると、買取業者を選ぶことが高く売るためのコツであり、カーセブンはその買取業者の中でも高額買取を実現できる数少ないサービスです。

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まとめ

この記事では、ジープのモデル別のリセールバリューやリセールバリューを高く保つコツについて解説しました。

ジープは世界的に人気の高い車種であるため、リセールバリューは一般車よりも高いです。しかし、日頃の手入れ状況や売却時期に応じてリセールバリューが大きく変動することもあるため、高く売る方法を把握しておく必要があります。ジープを少しでも高く売却できるように、日頃のメンテナンスや購入時のモデル選びをしっかりとしておきましょう。

リセールバリューは年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化するので、日頃のチェックが必要です。カーセブンはたった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。

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