走行距離15万kmの車でも買取してもらえる？高く売るコツやおすすめのタイミングを解説

車の走行距離が15万km以上なら、そもそも売れないと考えている方もいるかもしれません。。しかし、15万km走行している車でも、売却先やコツを理解していれば売れないことはありません。

そこでこの記事では、走行距離が15万kmを超える車でも買取してもらえるのかについて解説します。高く売るためのコツもあわせて紹介します。気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

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走行距離15万kmの車は買い取ってもらえる？

走行距離が15万kmを超える車は、果たして買取してもらえるのか疑問を感じる方は意外と多いです。結論からいうと、たとえ走行距離が15万kmの車でも買取してもらえます。

上記3点で15万kmの車が買取できるのか、買取されないのか判断できます。定期的にメンテナンスをしており、車に不具合や故障が出ていない場合には、すぐに売却を検討しましょう。

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走行距離15万kmの車でも買取してもらえる理由

走行距離が15万kmの車でも買取してもらえる理由は4つあります。

それぞれの理由を詳しく解説します。

部品を再利用できるから

車を買取する際には、車両本体の価値だけで買取金額が定められる訳ではありません。車の部品を再利用して使用する方法も中にはあります。国内では廃棄となる部品でも、海外では中古品として扱われる可能性も考えられます。

日本製の部品は品質が良く、海外でも需要が高いです。日本で需要のない車や部品でも、海外では逆に需要が高いので、15万kmの車でも一定以上の買取金額が期待できるでしょう。

海外需要があるから

日本車は壊れにくい車として世界的に需要が高い傾向があります。実際に、日本では廃棄処分される部品が海外で再販される可能性も考えられます。

15万km以上や高年式車を専門に車の買取を行う業者も中にはあります。

鉄資源としての価値があるから

車の80％は鉄資源で構成されています。鉄資源はスクラップにすると金造として再販可能になります。

車の金属は、銅やアルミ、ステンレスなどさまざまな金属が使用されているため、解体業者は独自の転売ルートを活用して、仕入れた金属を別業者に販売して利益を得る仕組みです。

車が廃車状態に近くても、再販できるからこそ、買取が期待できます。

人気車の値下がり需要

新型コロナウィルスによる中古車価格の高騰が一時期話題となっていましたが、半導体不足も回復傾向に動いており、徐々に中古車価格も安定してきました。

最近では、中古車相場は大きく下落しており、価格暴落と呼ばれる中古車も存在します。人気車の値下がり需要により、15万km走行している車でも少額以上の買取金額が期待できるのです。

走行距離の15万km車のディーラーでの下取りが難しい理由

走行距離が15万kmの車をディーラーで下取りにすることが難しい理由は2つ考えられます。

それぞれの理由を詳しく解説します。

部品やパーツの劣化が激しいから

15万km走行している車は、どうしても部品の劣化や故障が疑われてしまう傾向があります。特にディーラーなら、下取り車でも厳しいので買取ならなおさら難しいでしょう。

部品やパーツが経年劣化している場合、不具合や故障部分を修理して再販する必要があります。15万km走行している車では、修理代の方が高額になってしまうため、作業に対する費用対効果が割に合いません。

これはディーラーに限ったことではなく、車買取専門店や廃車買取業者でも同じです。15万km走行した車を高く買取してもらたい場合、ディーラーではなく、海外への流通ルートを備えている業者に車を売却しましょう。

下取りしたとしても売ることが難しいから

日本車は輸入車に比べて性能が良く、高年式車でも再販しやすいですが、車の状態によっては再販できない可能性も考えられます。

車の寿命は「10万kmもしくは1初度登録から10年」といわれており、15万km走行する車をディーラーで再販することはできません。

走行距離15万kmの車を買取に出すメリット

走行距離が15万kmの車を買取に出すメリットは2つ考えられます。

それぞれのメリットをより詳しく解説します。

中古車価格が大きく下がる前に売却できる

中古車価格は、年式が古くなるごとに車両価値が減少します。車両価値は年式だけでなく、走行距離も関係しており、10万kmを超えるタイミングで買取金額が大きく減少する傾向があります。

中古車として年式が新しい車でも、走行距離が10万kmを超えていれば、買取金額が大幅に下落しやすくなるのは間違いありません。15万kmの車を売却したいと考えている方は、なるべく早いタイミングでの売却を検討してみましょう。

故障のリスクを防げる

15万kmの車を売却する2つ目のメリットとして、故障のリスクを防げることが挙げられます。車の需要は初度登録から10年、もしくは走行距離が10万km以内が目安時期です。

15万km走行する車であれば、いつ車に故障や不具合が発生してもおかしくありません。

定期的なメンテナンスを実施している状態でも、ある日突然窓ガラスが動かなくなることやエンジンがかからなくなる不具合が発生する可能性があります。

走行距離15万kmの車を買取に出すデメリット

走行距離が15万kmの車を買取に出すデメリットは、思い入れ深い車を手放さなければいけないことです。15万km走行する車には、たくさんの時間を共有したカーライフが必ずあります。

色々な思い出が詰まっている車であるからこそ、実際に売却できず所有し続ける方も中にはいます。しかし、故障リスクがあることや買取金額が付くタイミングで売ることも、大切なポイントの1つなのです。

走行距離15万kmの買取例

走行距離が15万kmの車の買取例をまとめました。それぞれ見ていきましょう。

【ホンダ】フィット

年式	カラー	グレード	走行距離	査定時期	査定金額
平成26年式	ブルー	ハイブリッド Lパッケージ	171,000km	2023年8月	15万円

走行距離が17万kmを超える車でも、カーセブンでは15万円の買取金額で売却された実績があります。走行距離が15万km以上だから売れないという固定概念を持つのはやめましょう。

【トヨタ】アルファード

年式	カラー	グレード	走行距離	査定時期	査定金額
平成18年	シルバー	AX Lエディション	168,000km	2023年8月	15万円

16万kmを超えるトヨタのアルファードでも、15万円以上の買取金額が提示されています。走行距離が15万kmを超えてもカーセブンであれば、10万円以上の買取金額が提示されるでしょう。

【マツダ】CX-5

年式	カラー	グレード	走行距離	査定時期	査定金額
平成24年	ホワイト	XD　Lパッケージ	153,000km	2023年8月	17万円

16万kmを超えるマツダCX-5でも、15万円以上の買取金額が提示されています。走行距離が15万kmを超えてもカーセブンであれば、高額査定が期待できそうです。

走行距離15万kmを高く買い取ってもらうコツ

走行距離が15万km以上の車を高く売るコツが6つあります。

それぞれのコツを詳しく解説します。

タイミングベルトを交換する

走行距離が15万kmを超える車を高く売るためには、タイミングベルトの交換を検討してみましょう。タイミングベルトの交換推奨時期は「10万kmに1回」といわれています。

実際に、タイミングベルトの交換タイミングが鍵となり、売却や車の乗り換えを検討する方はたくさんいます。タイミングベルトをディーラーに交換依頼すると高額な費用が請求されるため、可能であればカー用品店や修理工場などに交換依頼しましょう。

交換費用としては、3万円〜5万円の相場です。ただし、車を買取に出した場合、5万円以上の買取金額が提示されなければ、交換する意味がありません。そのため、タイミングベルトを交換する前に、査定金額と交換費用を比較してみることをおすすめします。

緩衝材を交換しておく

緩衝材は、車の音や衝撃を吸収する効果が期待できます。緩衝材を交換していなければ、車のきしみ音や衝撃に弱い車となり、高く買取してもらいにくいです。

緩衝材の交換は、1万円〜3万円以内で交換依頼できます。15万km走行する車をなるべく高く売却するためにも、実践して欲しいコツの1つです。

国産車を選ぶ

15万kmの車を高く売るためには、輸入車ではなく国産車であることが条件の1つです。国産車は海外で需要が高く、国内では廃車状態の車でも、海外では使えると認識されています。

少しでも高く車を売却するためにも、車を購入する際は国産車を選ぶように意識しましょう。

エンジンオイルは定期的に交換する

車のエンジンオイルは定期的に交換が必要です。たとえ、15万km走行する車でも同じことがいえます。エンジンオイルの交換時期は「5,000kmに1回」もしくは「半年に1回」が目安です。

エンジンオイルを交換しない状態が続くと、エンジンの焼き付きが発生し、オーバーヒートにより高額な費用が発生してしまいかねません。

エンジンオイルの交換は、1回3,000円〜5,000円程度で実施できます。メンテナンスやオイル交換を実施しているのか、実施していないのかによって買取金額が大きく変わります。

多くの業者に下取り査定を出す（一括査定）

15万kmを超える車を売却する際には、1社だけでなく複数の買取業者に査定を依頼することが重要です。買取業者によって査定金額が異なります。

A社では20万円の買取金額の提示に対して、B社では30万円に提示などは良くあるケースです。もし、買取業者1社ごとに足を運ぶのが面倒と感じる方は、ぜひ一括査定を利用してみましょう。

一括査定は専用サイトに売却予定の車両情報を入力するだけで、一度に複数の買取業者から査定結果を得られる便利なサービスです。複数の買取業者から得た査定結果を元に、別の買取業者に価格交渉すると良いでしょう。

さまざまな活用方法があるため、車の売却を検討する場合には、おすすめしたいお得なサービスです。

事前に乗り換えたい車を決めて交渉する

車を下取りに出す1番の効果は、車の値引き交渉に活用できることです。新しい車を購入する際には、下取り有りか下取り無しかによって、車両値引きが大きく変動します。

車の買取を行う前段階で事前に乗り換えたい車を決めていれば、値引き交渉を有利な条件で進められるでしょう。ディーラーや中古車販売店で商談する際には、下取り有りの条件を含めて交渉を進めることが重要です。

走行距離15万kmの車を手放すタイミング

走行距離が15万kmの車を手放すタイミングは具体的に4つあります。

それぞれ詳しくみていきましょう。

車検の直前

車検の直前は車を手放す絶好のタイミングです。15年走行している車の車検は、2年に1回まとまった費用が必要になります。1回の車検費用は10万円以上必要になる可能性も少なくありません。

車検を実施する際には、作業工賃が必要になります。無駄な費用を払わないためにも、車検間近のタイミングで車の売却を検討すると良いでしょう。

異音がするとき

車の異音は、ある日突然車に発生する症状です。今まで何の故障・不具合が発生していない車でも、異音がするとエンジンがかからなくなる可能性も考えられます。

車の異音は原因箇所によっては、数万円〜数十万円ほどの費用が必要になる可能性があります。異音が発生した場合には、車が動かなくなる前に売却を検討しましょう。

決算時期

自動車業界では、決算時期と呼ばれる時期があります。具体的には「1月〜3月」までのタイミングです。決算時期は中古車の流通が激しくなりやすく、状態の悪い車でも高く買取してもらいしやすい傾向があります。

15万kmを超える車を少しでも高く売却したい場合には、決算時期を狙って査定を実施しましょう。決算時期に車の買い替えも同時に進めると、さらにお得な条件で売却できる可能性が高くなります。

税負担額が上がると

車を所有している場合、毎年自動車税の支払い義務が発生します。さらに、車検時には次の車検までの重量税を負担しなければいけません。

税金負担は初度登録から11年を過ぎるタイミングで課税されます。具体的には現状支払っている税金から15％〜20％課税された金額を負担しなければいけません。

初度登録から11年経過した時点で課税される税金を排気量別にまとめました。

総排気量	自動車税（課税前）	自動車税（課税後）
660cc	10,800円	12,900円
660cc〜1,000cc	29,500円	33,900円
1,000cc〜1,500cc	34,500円	39,600円
1,500cc〜2,000cc	39,500円	45,400円
2,000cc〜2,500cc	45,000円	51,700円
2,500cc〜3,000cc	51,000円	58,600円
3,000cc〜3,500cc	58,000円	66,700円
3,500cc〜4,000cc	66,500円	76,400円

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走行距離15万kmを超えている車を購入するなら？

走行距離が15万km以上経過している車は、当然故障するリスクがついてきます。ディーラーや修理工場で購入できても、安心できる保証制度が付帯できるのかわかりません。

故障リスクを最小限に抑えるためにも、内外装やエンジンの状態確認を念入りに行いましょう。初度登録から11年を経過している車は税金が上がるため、初度登録から何年経過しているのかも確認ポイントの1つです。

走行距離15万kmを超えている車を購入するメリット

走行距離が15万kmを超えている車を購入するメリットは「車両価格が安く済む」ことです。新しい車を新車で購入する場合、最低でも100万円以上の金額が必要になります。

しかし、走行距離が15万kmを超えている車であれば、50万円以下で購入できる可能性が高いです。車に払える金額が少ない方は、走行距離が15万kmの車を選ぶのも選択肢の1つになります。

走行距離が15万kmを超える車を購入するメリットとデメリットを理解しつつ、適切な購入判断を実施してください。

走行距離15万kmを超えている車を購入する際の注意点

走行距離が15万kmを超えている車を購入する際には2つの注意点が有ります。

それぞれの注意点を詳しく解説します。

メンテナンスノートを確認してから購入する

走行距離が15万kmを超える車を検討する場合には、メンテナンスノートの有無を必ず確認しましょう。メンテナンスノートには、これまで実施してきた点検の内容が記載されています。

メンテナンスノートを確認して、どのような箇所に修理歴があるのか事前確認が必要です。購入後の車両トラブルを最小限に抑えるためにも、メンテナンスノートの有無は必ず確認するように意識してください。

軽自動車と輸入車は選ばない

走行距離が15万km以上の車を購入する際には、軽自動車と輸入車を選ばないことをおすすめします。特に、輸入車は国産車に比べて故障リスクが高く、購入後に故障や不具合が発生する可能性も少なくありません。

軽自動車も耐久性の問題で15万km以上の走行距離を運転している場合には、故障してしまうリスクが高いです。

よくある質問

Q

車の寿命は何km？

A

車の寿命は10万kmといわれています。 ただし、一般的な車の寿命が10万kmであり、走行距離が10万km以上走行しても、何の違和感や故障、不具合もなく運転できるケースもあります。

Q

車を乗り潰すとは何万kmが目安？

A

車を乗り潰す場合は20万kmが1つの目安となります。20万kmを超える車は故障リスク以外にも、エンジンやトランスミッションなども寿命を迎えるでしょう。 そのまま乗り続ける選択肢をとった場合には、修理や部品交換で毎年多額の出費を覚悟する必要があります。

Q

車は最大何年乗れる？

A

車は最大20年が限界だと感じます。20年以上運転している車は、車としての機能を満たせず、ある日突然、エンジンがかからなくなる可能性も少なくありません。 車に対して愛着が湧く気持ちは分かりますが、今後のカーライフや維持費面を考慮して、早急に乗り換えを検討した方が良いでしょう。

まとめ

この記事では、走行距離が15万kmの車でも買取してもらえるのかについて詳しく解説しました。15万kmを超える車は故障リスク以外にも、様々なマイナス面が発生しやすいです。少しでも高く売却するために、なるべく早いタイミングで売却を検討することをおすすめします。中古車市場でいつでもプラスに動くとは限りません。

タイミングを間違えるとリセールバリューがグッと下がることも考えられるので、売却を決めたのであればなるべく早めに売ることをおすすめします。また、適正価格で買取ってもらうためにも、複数の買取業者に査定を依頼するのが良いでしょう。

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