水没車は買取してもらえないとイメージする方は多いしょう。しかし、実は水没車でも買取業者の選定やコツを理解していれば、買取してもらえる可能性は高まります。
水没車はそのまま置いておくと税金の支払いなどでお金がかかってしまいます。また一般的に車の価値は時間が経過するほど、下がります。そのままの状態にせずに、まずは買取専門業者に車の状態を確認してもらうことをおすすめします。
大手買取専門会社であるカーセブンでは無料で査定が出来ますし、車の状態などによっては、不動車でも値段がつく可能性もありますので、カーセブンで無料査定をおすすめします。
この記事でわかること
- ・水没車は買取可能なのか?
- ・水没レベル別おすすめ業者
- ・水没車を高く売るコツ
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目次
水没車とは?水没車でも買取してもらえる?
結論から言うと、たとえ水没車でも買取はしてもらえます。
台風シーズンに入ると、テレビやラジオなどで大雨や津波により水没車が映し出される機会が増えるでしょう。
自分の車が水没してしまったらどうしようと考える方も中にはいます。では、なぜ状態の悪い水没車でも買取が可能なのか、以下の項目で詳しく解説します。
水没車が買取可能な理由
水没車が買取可能な理由は3つあります。
・海外では需要があるから
・中古品パーツとして販売できるから
・鉄資源として再利用できるから
・修理すれば販売できるから
それぞれの理由を詳しく解説します。
海外では需要があるから
水没車でも買取可能な理由の1つ目は、海外で需要があるからです。
日本では、10万キロ以上もしくは初度登録から10年以上経過している場合、車の価値が極端に下がります。一方で、海外では日本車の耐久性や品質が好評なこともあり、状態が悪い車でも高値で取引されるケースが多いです。
そのため、長年使用され続けていた車が、海外で再利用されるケースもよくあることです。海外への転売ルートを確立している業者であれば、水没車であっても買取してもらえます。
中古品パーツとして販売できるから
水没車が買取可能な理由の2つ目は、中古品パーツとして販売できるからです。
水没被害により車が動かない場合でも、使用できる部品だけを解体して再利用することも可能です。海外では、日本車の部品を一部分解して、再利用するケースがよくあります。
車を修理する際には、新品部品を注文して取り付けするより、中古部品を利用した方が修理代は安く抑えられます。結果的に水没車でも使用できる部品があれば、どんなに状態の悪い車でも業者に買取してもらえるでしょう。
鉄資源として再利用できるから
車の80%以上は鉄資源で構成されています。鉄くずは1kgごとに売却金額が設定されており、水没車をスクラップにして、利益を上げる業者も中にはいます。
相場としては、日本車の場合で2万円〜3万円程度です。
鉄くずの価格は毎日変動するものであり、スクラップ業者によっては1台でも多くの車を鉄くずにして利益を上げたいと考えています。
修理すれば販売できるから
水没車の状態は、浸水レベルによって異なります。
フロアパネルまでの浸水であれば、修理し再利用可能なケースが高く、修理後に走行可能と認定されると、オークションや買取業者での売却が可能になります。
実際に水没車を修理して再販する方も中にはいます。どんな状態でも廃車一択を選択するのはもったいないことです。金額面で損をしないためにも、認識してほしいポイントの1つです。
水没車レベル

水没車の状態を水没レベル別で解説します。
・水没レベル1(フロアパネルまで)
・水没レベル2(クッション上部以上)
・水没レベル3(ダッシュパネル上部まで)
それぞれ詳しく解説します。
水没レベル1(フロアパネルまで)
車の床面(フロアパネル)まで水没した場合、水没被害の中では比較的ダメージが少ない傾向があります。
修理によっては車を再販することも可能であるため、1度中古車買取店やディーラーなどに買取の相談をしてみましょう。
しかし、水没の程度によって修理できるケースと修理できないケースがあります。あまりに状態の悪い車を国内で再販売することは難しいですが、海外向けに輸出が可能になれば、一定金額以上の買取金額で売却できます。
水没車の買取相場は、水没なしの車に比べて買取相場は安くなりやすいです。買取相場の下落幅を理解しつつ、高く買取してもらえる業者と取引しましょう。
水没レベル2(クッション上部以上)
クッション上部以上に車が水没した場合、エンジンルーム内に水が侵入している可能性が考えられます。エンジンルーム内に水が侵入すると、エンジンの故障が真っ先に疑われるでしょう。
他にも、電気系統に異常が発生している可能性も十分考えられます。簡単な修理内容で完了する状態ではないため、修理費用が高額請求されることも頭に入れておくことをおすすめします。
クッション上部まで水が侵入している場合には、パーツ取りや金属資源として売却できる廃車買取専門店での取引をおすすめします。
水没レベル3(ダッシュパネル上部まで)
ダッシュパネル上部まで水が侵入している場合、ほとんどのケースでエンジンが水没している可能性が疑われます。エンジンが水没している場合、無理にエンジンをかけてはいけません。
エンジンがかかったとしても、感電や爆発、炎上などの二次災害に発展する可能性が考えられます。そのため、ダッシュパネル上部まで水が侵入している場合には、無理にエンジンをかける行為はせずに、そのままの状態でどうするのか決めましょう。
おすすめとしては、レッカー搬送してくれる廃車買取業者の利用がおすすめです。
【水没レベル別】おすすめの買取業者
水没レベル別におすすめする買取業者を3つ紹介します。
・水没レベル1|ディーラーや中古車販売店
・水没レベル2|廃車買取業者水没
・水没レベル3|水没車・事故車専門買取業者
それぞれ詳しく解説します。
水没レベル1の場合はディーラーや中古車販売店
フロアまでの浸水レベルであれば、ディーラーや中古車販売店の利用がおすすめです。エンジンなどに損傷がない場合には、再販できる可能性が高くなります。
少しでも高く車を売却したい方は、ディーラーよりも買取専門店の利用をおすすめします。ディーラーは車の買取を専門に扱うわけではないため、買取金額が思っている以上に高価で提示されない傾向があります。
しかし、中古車買取店は車の買取に特化した業者のため、一定以上の買取金額が提示される可能性が高いでしょう。
水没レベル2の場合は廃車買取業者
クッション上部以上の水没レベルの場合、廃車買取専門店の利用をおすすめします。
クッション上部まで浸水している場合、エンジンや電気系統の故障が疑われます。そのため、国内で再販することは難しく、海外への転売しか方法はありません。
廃車買取業者に買取を依頼すれば、自分で廃車処理するよりも手続きが簡単かつ、レッカー搬送費用が無料になるケースも考えられます。無理にエンジンをかけようとせずに、その場で廃車買取業者に車の引き取りを依頼することがベストです。
水没レベル3の場合は水没車・事故車専門買取業者
ダッシュパネル上部までの水没レベルの場合、水没車・事故車専門買取業者の利用をおすすめします。水没車・事故車専門買取業者は、水没被害にあった車の買取を専門に扱っています。
そのため、水没車に対する買取実績が豊富であり、他社よりも高値で売却できる可能性が高くなりやすいでしょう。
水没車のエンジンは無理にかけようとしてはいけません。
エンジンをかけた瞬間に感電や爆発、炎上などのリスクがあるため、水没・事故車専門買取業者が現場に到着するまで、車を動かさないようにしましょう。
水没車の処分はディーラー・買取店どちらがおすすめ?
水没車の処分を行う際に、ディーラーか買取店どちらがおすすめなのかを解説します。業者によって特徴が異なるため、注意が必要です。
ディーラーは車をを販売する場所
ディーラーは廃車や買取を専門に扱う業者ではありません。基本的には新車や中古車、車検整備などが本業になります。そのため、ディーラーは水没車などの状態の悪い車を再販することはしません。
ディーラーを利用して車の廃車を行う場合には、引き取り料やスクラップ費用、廃車手続きに関する代行費用が必要になります。少しでも高く車を売りたい方は、別の方法で売却することを検討しましょう。
良心的なディーラーは廃車買取を奨めてくる
良心的なディーラーは、自社で廃車を買取しても売却主が納得する金額で買取できないことを把握しています。
自社ではなく他社を奨めてくるディーラーは、良心的なお店だと判断できます。少しでも高く売却したいというお客様の気持ちを理解できるからこそ、ディーラーは他社を奨めているのです。
水没車を買取してもらうメリット
水没車を買取してもらうメリットは2つあります。
・エンジンが動かない場合は業者が引き取りに来てくれる
・廃車手続きを任せることができる
それぞれのメリットを詳しく解説します。
エンジンが動かない場合は業者が引き取りに来てくれる
水没車を買取してもらう1つ目のメリットは、エンジンが動かない場合には業者が引き取りにきてくれることです。
車には数多くの電気系統が搭載されていますが、どの部品も水に弱いデメリットがあります。水没状態によってはエンジンがかからないケースもあり、無理にエンジンをかけようとしてはいけません。
業者によっては、レッカー搬送に対応してくれる可能性があります。頼るとよいでしょう。
廃車手続きを任せることができる
車は、スクラップ業者に引き渡して完了ではありません。廃車や買取の際には名義変更や抹消手続きが必要になります。
しかし、車の変更手続きについて知見がある方は多くありません。そのため、水没車を業者に買取してもらうことで、廃車に必要な手続きを代行してくれるメリットが期待できます。
手続きを行う際には、売却主本人が用意しなければいけない書類があるため、必ず業者に必要書類が何なのかを確認しましょう。
水没車の廃車買取で必要な書類とは?

水没車を廃車にする際に必要な書類を軽自動車と普通車に分けて解説します。
普通自動車の必要書類
普通車の廃車手続きで必要な書類は以下のとおりです。
・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証
・リサイクル券
・実印
・身分証明書(コピー)
・印鑑証明書
・住民票(車検証と印鑑証明書の住所が異なり、住所変更を1回した場合に必要)
・戸籍付票(車検証と印鑑証明書の住所が異なり、住所変更を2回以上した場合に必要)
・戸籍謄本(姓名が変わっている場合に必要)
・譲渡証明書
・委任状
普通車を廃車か買取する場合、軽自動車と比べて書類数が多い傾向があります。
注意するポイントは、用意する印鑑証明書は車検証の所有者の方の書類です。車検証の所有者の名義と売却主が異なる場合には、車の所有者の印鑑証明書を準備しましょう。
軽自動車の必要書類
軽自動車の廃車手続きで必要な書類は以下の通りです。
・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証
・リサイクル券
・認印
・身分証明書(コピー)
・申請依頼書
軽自動車を買取、もしくは廃車する際に必要な書類は、普通車と比べて少ない傾向があります。
自動車税や自賠責保険は、車検証入れの中に同封されているケースが多いため、必要書類を準備する際に確認してみましょう。
水没車を高く買取してもらうコツ
水没車を高く買取してもらうコツが5つあります。
・水没車の買取実績がある業者に依頼する
・複数の買取業者に見積もりをしてもらう
・なるべく早く水没車は売却する
・見積もりに自動車税の還付金が含まれているか確認する
・車の正確な情報を伝えるようにする
それぞれ詳しく解説します。
水没車の買取実績がある業者に依頼する
水没車を少しでも高く売却するには、水没車に豊富な買取実績がある業者を選ぶ方法をおすすめします。
水没車に買取実績が豊富であるほど、買取件数をこなしていることに繋がり、車の適正価格を正確に判断してもらいやすくなります。水没車の買取実績が豊富だからこそ、価格交渉に対応してくれやすいメリットも期待できます。
複数の買取業者に見積もりをしてもらう
買取業者によって提示する金額は異なります。具体的には、A社では30万円の買取金額に対して、B社では40万円の買取金額の提示などよくあるケースです。
そのため、複数の買取業者を比較することで、売却検討中の車の適正価格が判断できるようになります。
なるべく早く水没車は売却する
車には多くの電装部品や水に弱い駆動部品が搭載されています。1度でも水害被害を受けた車であれば、いつ不具合や故障が発生してもおかしくありません。
急にエンジンがかからなくなることや電装部品に異常が発生する場合など様々です。
現状、車に異常や不具合が発生していない場合には、なるべく早めに車の売却を検討しましょう。故障や不具合が起きる前と不具合や故障が発生した後では、買取金額に差が出る可能性が高いです。
見積もりに自動車税の還付金が含まれているか確認する
買取金額が提示された見積もりに、自動車税の還付金が含まれているのかも確認が必要です。
普通車の場合、自動車税は月割りで還付することができます。そのため、廃車や車の名義変更を実施したタイミングで未経過分の自動車税が還付されます。軽自動車の廃車や買取の場合には、そもそも還付金制度はありません。
ただし、業者によっては、未経過分の自動車税を買取金額の中に含めて提示している業者もあります。
そのため、買取業者と売買契約を結ぶ前には、必ず還付金の還付制度を確認してから廃車や買取手続きを進めましょう。
車の正確な情報を伝えるようにする
車の正確な情報を買取業者の査定スタッフに伝えることも、水没車を高く売るためのコツです。
車が水没していることを隠し買取業者との売買契約を結んでも、水没車であることが判明すれば、損害賠償を請求される可能性があります。
水没したことを隠し、高値で売却したい気持ちはわかりますが、我慢して車の状態を査定スタッフに伝えましょう。
水没車を買取してもらう際の注意点
水没車を買取してもらう際の注意点が3つあります。
・水没レベルはしっかり伝える
・水没車はエンジンをかけてはいけない
・還付金の有無を確認する
それぞれの注意点を詳しく解説します。
水没レベルはしっかり伝える
水没車を売却する上で大切なポイントは、「水没したことをしっかり伝える」ことです。
水没したことを買取業者に話さなかったことで、後々判明すれば損害賠償を請求される可能性があります。
水没車の適正価格を算出してもらうためにも、意識したいポイントの1つです。
水没車はエンジンをかけてはいけない
水没車のエンジンをかけると、感電や炎上、爆発の可能性が考えられます。他にも、走行中にエンジンが急に止まる現象が発生する可能性も少なくありません。
そのため、水没車はエンジンをかけずに、廃車やレッカー業者に指定場所まで搬送依頼を行いましょう。無理やりエンジンを動かすと、二次被害に発展する可能性が高く、余計に時間がかかります。
還付金の有無を確認する
業者によって還付金の有無が異なります。
一部の業者では還付金を返金するのに対して、一部の業者では買取金額の中に未経過分の自動車税を含めて金額提示しているケースもあります。
還付金で業者とトラブルに発展する前には、還付金の有無を必ず確認してください。おすすめの確認タイミングは、売買契約を結ぶ時がベストです。
よくある質問
引き取り完了後に査定価格に減額があるのかは、買取業者によって異なります。 査定価格の減額は業者とトラブルに発展しやすい内容です。売買契約を結ぶ前には引き渡し後の減額制度があるのかを念入りに確認しておきましょう。
水没車の査定価格の下がり幅は、水没レベルによって異なります。水没被害により、車として機能しない場合には、査定金額は1万円程度になるでしょう。 部品単体での売却が可能であれば、高い買取金額で売却できる可能性もあります。
水没の修理は自動車保険を適用できます。ただし、自動車保険の中でも、車両保険を付帯している場合には、修理金額に自分の保険を使うことが可能です。 適用できる金額の上限は現在設定している車両保険金額の範囲内になります。
海水に水没した車は危険です。水没した車のエンジンをかけると同時に爆発や感電、炎上する可能性も少なくありません。 安全を確保するためにも、水没した車はなるべく早いタイミングで売却を検討しましょう。
まとめ
この記事では、水没車の買取について解説しました。
水没車は売れないと認識されがちですが、意外と驚く買取金額が提示される可能性があります。少しでも高く水没車を売りたい方は、早めに買取業者に査定を依頼しましょう。
買取を検討しているなら、業者の口コミや評判も参考にすると良いでしょう。水没車は、時間が経つほど劣化していくため、早めに行動を起こすことが大切です。
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