「福祉車両って一体何なんだろう」「福祉でよく使われる車って買取してもらうことはできるのかな」と考えている方は多いのではないでしょうか。福祉車両とは、高齢者や体が不自由な人が乗り降りしやすいような工夫がされている車のことです。
この記事では、福祉車両の買取相場や高く買取してもらうためのコツを解説します。福祉車両を買取してもらおうと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。
少しでも損をせずに車を買い替えるなら早めの行動が先決です。
特にカーセブンは大手買取業者で40万円以上も買取相場より高く売れることもあるので、まずは無料で査定価格をチェックしてみてください。
この記事でわかること
- ・福祉車両の買取相場
- ・福祉車両の買取業社の選び方
- ・福祉車両を高く買取してもらうためのポイント
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目次
福祉車両とは？
福祉車両とは、高齢者や体が不自由な人が乗り降りしやすいような工夫がされている車のことです。車のシートが工夫されていて、利用者は楽に乗り換えをすることができます。
主に介護が必要な老人や、車の乗り降りに補助が必要な方のために使われます。以下は近年の福祉車両の流通台数を表した表です。
| 2000年 | 約29,000台 |
| 2010年 | 約34,000台 |
| 2014年 | 約48,000台数 |
| 2015年 | 約45,000台数 |
| 2016年 | 約45,000台数 |
| 2017年 | 約43,500台数 |
| 2018年 | 約43,500台数 |
参照元：一般社団法人日本自動車工業会 「はじめての福祉車両ガイド2019～2020」
こちらの表の通り、近年では昔と比べると福祉車両の流通台数が増えています。
福祉車両の種類
福祉車両といっても種類は様々で4つのタイプがあります。
高齢者や身体が不自由な人を支援するこれらの車両は、さまざまなニーズに対応するために多機能な装備やバリアフリーな設計が施されており、ニーズに合わせてカスタマイズすることも可能です。
福祉車両には、介護送迎車や車いす対応車両、移動支援車などがあります。その他にも、福祉車両は福祉施設や地域の支援活動でも活用され、多くの人々の生活をより豊かにしています。
ここからは4つの福祉車両のタイプについて紹介していきます。
シート回転タイプ
福祉車両の中でも特に便利で重要な機能の1つが、シート回転機能です。シート回転タイプの福祉車両は、車内のシートを回転させることで、高齢者や障害者の乗降や移乗の際にサポート可能です。
高齢者や身体の不自由な方々が車いすや歩行器を使用している場合、通常の車両では乗降が困難なことがあります。シート回転機能が備わった福祉車両では、車内のシートを回転させることで、乗り降りがスムーズに今回行うことが可能です。
シート回転機能が備わった福祉車両では、運転席や助手席、後部座席などのシートを電動または手動で回転させることができます。これにより、車いすユーザーが乗り降りしやすい位置にシートを回転させることができます。
さらに、シート回転機能は移乗の際にも大変役立ちます。例えば、介護施設での入浴やトイレなどの移乗作業では、介護者が腰を痛めるなどのリスクがあります。しかし、シート回転機能が備わった福祉車両では、移乗の際にシートを適切な角度に回転させることで、介助者の負担も軽減するでしょう。
助手席電動昇降タイプ
助手席からも身体に不自由な方の乗り降りをサポートするために助手席電動昇降タイプがあります。昇降はボタン操作やリモコンで行われ、スムーズかつ安全に車内から車外に乗り降りが可能です。
さらに車椅子での乗り降りが不便だと感じる方や介護者の負担も軽減することにもつながります。
スロープタイプ
スロープタイプとは車両の後部にスロープが付いており、高齢者や身体障害者の方でも車いすのまま乗り降りが可能になったタイプの車両です。手動式や電動式、折り畳み式があり電動式では、車いすの昇降を補助することもできます。
これによって、車いす利用者が安定して座ることができるだけでなく、快適で安全な移動ができるようになるでしょう。
リフトタイプ
福祉車両のリフトタイプは、身体障害者や高齢者などの移動をサポートするためのリフトが搭載されたタイプの車両です。以下の3つのリフトタイプの車両があります。
1. レールリフト：車内にレールが取り付けられ、リフトユニットがその上を動くタイプです。ボタン操作によりリフトユニットが上下に移動し、乗客を車内に持ち上げたり降ろしたりします。
2. フルリフト：車両の床から外部へ乗り降りするために、エレベーターのように昇降するタイプです。車両の床をリフトして外部と連結するため、車椅子を使ったままで出入りすることができます。特に重度の身体障害者にとっては、利便性が高いリフト装置だと言えるでしょう。
3. ステップリフト：車両のドア付近に設置されるタイプで、車両のステップや階段を自動的に床面に引き上げることができます。ステップリフトは比較的小型で、一般車両にも取り付け可能です。ユーザーが車椅子や歩行補助具を使ってスムーズに乗り降りできるようにするため、アクセシビリティを向上させます。
運転操作補助車
運転操作補助車は、身体の不自由な方々が自動車を運転する際に必要な補助機能を備えた車両です。身体的な制約により通常の自動車の運転が難しい場合でも、運転操作補助車を使用することで運転することができます。
運転操作補助車にはさまざまな機能がありますが、一般的なものとしては以下のようなものがあります。
・ステアリング操作補助：電動ステアリングやハンドル操作補助装置などが装備され、身体的な制約のある方でもスムーズに車両を操作することができるようになります。
・アクセル・ブレーキ操作補助：アクセルやブレーキに関する操作を補助する装置が装備され、身体的制約によって足の力や動きが弱い場合でも、運転が可能となります。
・ランプやスイッチ操作補助：ヘッドライトやウインカー、ウィンドウスイッチなどの操作を補助する装置が装備され、安全に運転できるようになります。
減税や減免措置の対象となる
福祉車両は、使用や購入にあたって身体障害者や高齢者のためにも減税や減免措置の対象となる場合があります。例えば、福祉車両の購入時に課税される消費税が、軽減されたり免除されるかもしれません。
各メーカーの福祉車両
福祉車両は、高齢者や障害を持つ人々の移動や日常生活の支援を目的とした特殊な車両です。各メーカー福祉車両の特徴はさまざまです。ここからは、各メーカーの福祉車両について解説します。
【トヨタ】ウェルキャブ
引用元：トヨタ公式サイト
トヨタ・ウェルキャブは、トヨタが取り扱う福祉車両の総称です。ウェルキャブには、さまざまなタイプと車種があります。以下の表に、ウェルキャブの全てのタイプと車種、および新車価格（税込み）は以下のとおりです。
| 車いす仕様車 | アルファード、ヴェルファイア、ノア、ヴォクシー、エスティマ、シエンタ、ラクティス、ポルテ、スペイド、ヤリス、アクア、プリウス、ハイエースバン、レジアスエースバン | 254.9万円～1,017.5万円 |
| 助手席リフトアップチルトシート車 | アルファード、ヴェルファイア、ノア、ヴォクシー、エスティマ、シエンタ、ラクティス、ポルテ、スペイド、ヤリス | 189.9万円～1,017.5万円 |
| サイドリフトアップチルトシート装着車 | アルファード、ヴェルファイア、ノア、ヴォクシー | 254.9万円～1,017.5万円 |
| ウェルジョイン | ハイエースバン | 302.4万円～359.4万円 |
引用元：トヨタ公式サイト
ウェルキャブの中古車の相場価格は、車種や年式、走行距離、装備などによって異なりますが、一般的には以下のようになっています。
| 車種 | 平均価格（税込み） |
| アルファード・ヴェルファイア | 1,000万円～1,500万 |
| ノア・ヴォクシー | 300万円～500万円 |
| エスティマ | 400万円～600万円 |
| シエンタ | 200万円～300万円 |
| ラクティス | 100万円～200万円 |
| ポルテ・スペイド | 100万円～200万円 |
| ヤリス | 100万円～200万円 |
| アクア・プリウス | 100万円～300万円 |
| ハイエースバン・レジアスエースバン | 300万円～800万円 |
【日産】ライフケアビークル
引用元：日産公式サイト
日産ライフケアビークルは、日産が取り扱う福祉車両の総称です。ライフケアビークルには、さまざまなタイプと車種があります。ライフケアビークルの全てのタイプと車種、および新車価格（税込み）は以下のとおりです。
| タイプ | 車種 | 新車価格 |
| 車いす使用者 | エルグランド、セレナ、NV200バネット、ルークス | 302.5万円～1,017.5万円 |
| 助手席スライドアップシート車 | エルグランド、ルークス | 189.9万円～1,017.5万円 |
| 助手席回転シート車 | オーラ、ノート | 228.6万円～269.5万円 |
| ステップタイプ | エルグランド、セレナ、キャラバン | 254.9万円～1,017.5万円 |
| 送迎タイプ | キャラバン、NV100クリッパー リオ | 302.4万円～359.4万円 |
引用元：日産公式サイト
ライフケアビークルの中古車相場は以下のとおりです。
| 車種 | 平均価格 |
| エルグランド | 500万円～1,000万円 |
| セレナ | 200万円～400万円 |
| NV200バネット | 100万円～300万円 |
| ルークス | 50万円～100万円 |
| オーラ | 100万円～200万円 |
| ノート | 100万円～200万円 |
| キャラバン | 300万円～800万円 |
| NV100クリッパー リオ | 100万円～200万円 |
【三菱】ハーティラン
引用元：三菱公式サイト
三菱のハーティランは、福祉車として開発された車種で、乗降補助仕様車として人気があります。ハーティランの新車価格や中古車価格、車種の種類などは以下のとおりです。
| 車種 | グレード | 新車価格 | 中古車価格 |
| ハーティーランシリーズ | デリカD:5 ハーティーラン | 3,900,000円〜4,600,000円 | 1,000,000円〜3,500,000円 |
| ハーティーランシリーズ | RVR ハーティーラン | 2,900,000円〜3,300,000円 | 800,000円〜2,500,000円 |
| ハーティーランシリーズ | eKワゴン ハーティーラン | 1,600,000円〜1,800,000円 | 500,000円〜1,200,000円 |
| ハーティーランシリーズ | eKワゴン ハーティーラン | 1,700,000円〜1,900,000円 | 600,000円〜1,300,000円 |
| ハーティランシリーズ | eKスペース ハーティーラン | 1,600,000円〜1,800,000円 | 500,000円〜1,200,000円 |
引用元：三菱公式サイト
【スバル】トランス
引用元：スバル公式サイト
スバルのトランスケアシリーズは、高齢者や身体の不自由な人が快適に乗車できるような機能が搭載された福祉車両のシリーズです。車両の新車価格、中古車価格は以下のとおりです。
| 車種 | グレード | 新車価格 | 中古車価格 |
| トランスケアウイングシート | フォレスター | 3,500,000円〜4,000,000円 | 1,500,000円〜3,000,000円 |
| トランスケア ウイングシート | レヴォーグ | 3,300,000円〜3,800,000円 | 1,200,000円〜2,800,000円 |
| トランスケア ウイングシート | レガシィB4 | 3,100,000円〜3,600,000円 | 1,000,000円〜2,500,000円 |
| トランスケア ウイングシート | ステラ | 1,800,000円〜2,100,000円 | 500,000円〜1,200,000円 |
| トランスケア スロープタイプ | ディアスワゴン | 2,200,000円〜2,500,000円 | 800,000円〜1,800,000円 |
引用元：スバル公式サイト
【スズキ】ウィズシリーズ
引用元：スズキ公式サイト
スズキのウィズシリーズは、福祉車両として開発された車種で、車いす移動車と昇降シート車の2種類があります。ウィズシリーズの新車価格や中古車価格は以下のとおりです。
| 車種 | グレード | 新車価格 | 中古車価格 |
| ウィズシリーズ 車いす移動車 | エブリイワゴン ウィズ | 1,972,000円〜 | 500,000円〜1,800,000円 |
| ウィズシリーズ 車いす移動車 | エブリイ ウィズ | 709,000円〜 | 500,000円〜1,800,000円 |
| ウィズシリーズ 昇降シート車 | ワゴンR ウィズ | 1,508,000円〜 | 300,000円〜1,200,000円 |
| ウィズシリーズ 昇降シート車 | ワゴンRカスタムZ ウィズ | 1,649,000円〜 | 400,000円〜1,300,000円 |
引用元：スズキ公式サイト
【ダイハツ】フレンドシップシリーズ
引用元：ダイハツ公式サイト
ダイハツのフレンドシップは、福祉車両としてさまざまなニーズに応えるシリーズです。フレンドシップには、車いす移動車、昇降シート車、回転シート車の3種類があります。それぞれの特徴と新車価格、中古車価格は以下のとおりです。
| 種類 | 新車価格 | 中古車価格 |
| 車いす移動車 | 98.0万円〜255.0万円 | 49.8万円〜127.4万円 |
| 昇降シート車 | 98.0万円〜255.0万円 | 49.8万円〜127.4万円 |
| 回転シート車 | 98.0万円〜255.0万円 | 61.7万円〜127.4万円 |
引用元：ダイハツ公式サイト
福祉車両の買取相場はいくら？
高齢者や身体障害者にとって大きなサポートとなる福祉車両ですが実際の買取相場はどれくらいなのでしょうか。
結論からいうと、買取相場は標準車の約7割程度で、昇降シート搭載の福祉車両よりも本格的に改造されたスロープタイプが高く買い取られる傾向にあります。また、買取業者や車種によっても相場は変わるので正確な価格が知りたい人は査定に出しましょう
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福祉車両の買取ができる業者は？
福祉車両を手放したい場合、買取業者に頼むことでスムーズに売却することができます。しかし、福祉車両の買取を行っている業者の種類は多いので、どの業者が最適なのかを選ぶかが重要です。福祉車両の買取を行っている業者には、以下のような種類があります。
・自動車販売業者
・福祉車両専門業者
・中古車買取業者
業者を選ぶ際は、以下のポイントに気をつけましょう。
・福祉車両の買取に特化した業者や、長年の実績がある業者から選ぶ
・福祉車両についての知識や専門スキルを持った業者を選ぶ
・口コミを確認して信頼のできる業者を選ぶ
・複数の業者からの見積もりをもらって比較する
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福祉車両を高く買取してもらうためのポイント
福祉車両を高く買取してもらうためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。現在、高齢化や半導体不足によって中古車価格は上昇しており高く買取してもらいやすいですが、気を付けるポイントはあります。ここからは、福祉車両を高く買取してもらうためのポイントを解説します。
下取り以外を利用する
福祉車両を下取りに出すことで高く買い取ってもらえない可能性があります。なぜなら、車両のコンディションや改造の状況によって査定の状況が変わるからです。また、基本的に下取りよりも買取の方が高い価格がつきやすい傾向にあります。
買取してもらう際は、福祉車両専門の買取業者に相談すると良いでしょう。 専門の買取業者は、より適切な査定方法で高く買取してもらうことを期待できます。福祉車両の専門知識や需要に詳しい専門業者に査定を依頼することで適切な価格で買取してもらえるでしょう。
また、オンライン中古車買取サービスを利用するのもおすすめです。最近では、インターネットを活用した中古車買取サービスが増えています。オンラインで査定を依頼することで、より多くの買取業者から査定を受けることができ、競争により査定額が引き上げられる可能性があります。
一括査定を利用する
複数業者に査定を出そうと思うと時間や車を持ち込む手間がかかってしまうものです。そんな時には一括査定を利用してみましょう。一括査定を利用することで複数の業者から査定額を比較可能です。
さらに複数の業者が競争して査定額を提示してもらえるため、より高い査定額を引き出す可能性があるのでおすすめです。
付属品を揃える
福祉車両を高く買い取ってもらうためには、本体だけでなく付属品を充実させることも必要です。以下の付属品が揃っているか確認しておきましょう。
・車いすリフトやスロープなどの装備品
・純正の付属品や取り外し可能なアクセサリー
車いすリフトやスロープなどの特殊な装備品は、買取査定の上がる要素です。これらの装備品は、福祉車両の利便性や使い勝手を高めるため、需要が高く評価が高くなります。また、福祉車両の付属品やアクセサリーは、純正品で揃えることが重要です。純正品は車両メーカーが製造したもので、品質や信頼性が高いため、査定額が上がる可能性があります。
動作確認をして車両について正確に伝える
査定に出す前に動作確認をすることによって、契約後のトラブルを避けることが可能です。
まず、動作確認をしておきましょう。福祉車両の機能性は非常に重要です。買取業者は車両の動作や特殊機構の動作状態を確認し、査定額を決定します。そのため、自身で動作確認を行い、機能が正常であることを証明することが重要です。
そして、正確な情報を伝えるようにしましょう。車両の年式、走行距離、装備品、付属品などの情報を正確に伝えることで、買取業者がより適切な査定を行うことが可能になります。また、査定時には、動作不良や故障箇所、傷や凹み、付属品や装備品の有無なども正直に伝えましょう。隠したり情報を取り違えると、査定額が下がるだけでなく、契約後のトラブルにもつながる可能性があります。
車内外の清掃をする
車内の清掃を行うことによって買取価格は大きく影響します。特に清掃を行うにあたって注意するべきポイントは以下の表のとおりです。
| 座席やフロア | 特にシートやシートカバー、クッション部分の汚れには注意が必要です。 |
| ダッシュボードやパネル | 拭き傷や汚れが目立たないように、適切なクリーナーを使用して清潔に保ちましょう。 |
| 窓ガラス | ボディ外部と同様に、窓ガラスもキレイに拭きましょう。クリアな視界を確保するためにも重要です。 |
| 匂い | 車内の嫌な臭いは買取価格に影響を与えることもあります。タバコを吸ったりペットを乗せたりした人は消臭スプレーなどを使用して、車内のにおいを除去しましょう。 |
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福祉車両を乗り換えるなら中古車がおすすめ
「福祉車両を乗り換えたくて新車価格を見てみたけどとにかく高い。」となかなか購入に踏み出せない方も多いのではないでしょうか。そんな時におすすめなのが福祉車両の中古車です。ここからは、中古の福祉車両がおすすめな理由について解説します。
高騰しにくい
福祉車両の中古車がおすすめな理由の1つとして、高騰しにくいという点があります。福祉車両は流通量が少ないのでなかなか高騰しにくいです。また、中古車査定士がそもそもの相場を把握していないことから安めに提示されることもあります。
そのため、新車で購入するよりも安価に購入できるでしょう。
納車までの時間がかかる
福祉車両が必要な場合、いち早く納車してほしいのではないでしょうか。そんな時でも中古車であれば安心です。新車であれば納車に福祉装置のパーツを取り付けるために時間がかかってしまいますが、中古車であればその作業は発生しません。
実際に装備を操作してから購入できる
新車の福祉車両はパーツを取り付ける必要があるため、実際に装備を操作してから購入することはできません。しかし、中古車なら店頭で実際の装備を確認でき、乗り降りの状況など細かいことを確認した上で購入できます。
中古車を購入する際のポイント
先述のとおり、福祉車両を新車で乗り換えるよりも中古車がおすすめです。しかし、中古車を購入する際にはどのような点に注意したら良いのでしょうか。ここからは、中古の福祉車両を購入する際のポイントについて解説します。
乗り込みしやすいかどうかどうか
まずは、中古車を購入するか考えた時に乗り込みやすいかどうかを確認することが大切です。高齢者や身体障害者の方のためにも車イスのままスムーズに乗り込むのに、車椅子から降りるとしても事前に乗り降りしやすいか確認しておきましょう。
頭上スペースが確保されているかどうか
頭上スペースが確保されているかどうかも中古車購入の際に確認しておくべきポイントです。
なぜなら、車イスに乗っている場合、体格によっては頭上スペースが確保できないことがあるからです。その場合、移動時間が苦痛に感じてしまう可能性があるので事前に確認しましょう。
装備はきちんと動くかどうか
装備がきちんと動くかどうか確認することが必要もあります。
まず、リフトの動作確認をしましょう。福祉車両には車いすを載せ降ろすためのリフトが備わっています。リフトの動作がスムーズで安定しているかを確認しましょう。リフトの上下や開閉などを何回か確認して、異音や不具合はないか注意して点検しましょう。
次に、スロープの畳み方や設置場所も確認しましょう。福祉車両のスロープは、乗降の利便性を向上させるために重要です。スロープの畳み方や設置場所が問題なく、簡単に取り扱えるかどうかを確認しましょう。
付属品が揃っているかどうか
付属品とは、車椅子を固定するためのベルトなどです。福祉車両の付属品は需要が少ないので購入してから取り付けるとなると費用もかかってしまうので確認しておきましょう。
運転しやすいかどうか
介護者のためにとっても運転しやすいかどうかを確認しておくことも大切です。
まず、運転中に十分な視界が確保できるかも重要です。前方、後方、左右の視界が妨げられる要素がないか、ドアミラーやリアミラーの配置なども確認しましょう。次に、アクセル、ブレーキ、クラッチペダルなどの配置が運転しやすいかどうか確認しましょう。ペダルの位置や間隔が自分の足の長さに合っていることが大切です。
最後に、各種スイッチやボタンの配置が分かりやすいかどうかも確認しましょう。操作が直感的でわかりやすいと、運転中に車の機能で悩むことがなくなるでしょう。
カーセブンにおける査定の流れ
「実際に査定に出したいけどどうやっていいか分からない？」という方も多いのではないでしょうか。ここからはカーセブンにおける簡単な査定の流れについて解説します。査定の流れは以下のとおりです。
1.オンライン査定申込み
2.査定士の訪問または送付
3.車両の詳細確認
4.査定結果の通達
5.合意と契約
6.支払いと車両引き渡し
まず、カーセブンの公式サイトやアプリから、車両の情報（車種、年式、走行距離など）を入力し、査定申込みをします。カーセブンの査定士が訪問する場合は、指定した日時に査定士が訪問します。査定士が外観や内装、エンジンなどの状態、付属品の有無などをチェックします。
その後、査定額や買取価格、提示された条件などが伝えられます。査定結果に納得した場合、売却手続きや必要な書類の手続きを行います。その後、契約書へのサインや必要な手続きを完了させ、売却手続きに移ります。
最後に、売却額の支払い方法や引き渡し方法を確認し、手続きは完了です。売却代金が支払われた後、車両の所有権が移転し、引き渡しが行われます。
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動かない福祉車両は廃車にしたほうが良い？
動かなくなった福祉車両は廃車にすべきなのか悩んでしまうかと思います。結論からいうと、再利用が難しい福祉車両は中古車での売却が難しいです。しかし、動かない車でも買取先が見つかることもあるので、まずは廃車する前に売却できる業者を探しましょう。
廃車にする際の流れ
福祉車両を個人で所有する場合においては、廃車の手続きは一般的な軽自動車と廃車手続きは変わりません。しかし、福祉車両助成事業車両の場合は手続きが必要です。
福祉車両助成事業車両を廃車にする流れは以下のとおりです。
1.廃車の理由や状態を日本財団に報告する
2.了承を得ると廃車手続きを行う
3.永久抹消手続きのために業者に解体を依頼する
4.車両解体後に永久抹消手続きをする
5.書類を日本財団に提出し廃車手続きは終了
まとめ
この記事では、福祉車両の買取相場について解説しました。福祉車両とは、主に介護が必要な老人や、車の乗り降りに補助が必要な方のために使われる車のことです。高齢化もあり半導体不足で流通台数も増えています。
ただし、高騰しにくく、高く買い取ってもらうのは難しいかもしれません。福祉車両は体が不自由な人が乗る車で、付属品が多いです。そのため、高く買い取ってもらうためにも付属品は必ず揃えておきましょう。
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もう乗らない…価値が下がる前が売り時
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ご相談・ご質問だけでもお気軽に！
