SUVのリセールバリューランキング｜リセールバリューの高いSUVや高く売るコツも紹介

リセールバリューは、購入時の重要な検討ポイントの1つです。車を購入する際、将来的な価値を考えることで次の車を購入する際にその足しにすることができます。そのような観点で考えた時、SUVはおすすめです。

この記事では、SUVのリセールバリューランキングを紹介します。また、リセールバリューを高いまま維持するためのコツも解説します。車を購入した後、価値をどれくらい保てるかは、所有者にかかっています。

SUVを高く売るための方法について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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リセールバリューとは？

車のリセールバリューとは、再販売や転売時の価格や価値を示す重要な指標です。この概念は、車を購入する際に念頭に置くべきです。

リセールとは再販売のことで、バリューは価値を示します。車のリセールバリューが高いとは、簡単に言えば「値落ちしにくい車」であるといえます。これは、将来的に高い売却価格や下取り価格が期待できます。一般的に、リセールバリューは「購入価格の〇〇％で、将来売ることができる」という形で表現され、購入から数年後にどれだけ価値を保つかを評価します。

車のリセールバリューは、3年後で50％〜60％、5年後で40％〜50％、7年後で20％〜30％、10年後には5％〜10％といわれています。ただし、これはあくまでも目安なので参考程度にしておきましょう。

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SUVの人気が高い理由

ここでは、SUVの人気が高い理由を紹介します。SUVはさまざまな魅力があり、多くの人から愛されている車です。SUVの魅力が知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

デザイン性が高い

SUVはその洗練された外観デザインが魅力の1つです。その堂々たる姿は、道路上で存在感を示し、ドライバーに自信と安心感を与えてくれるでしょう。

また、多くのSUVモデルはスポーティでエレガントなデザインを採用し、都会の街中から自然のアウトドアまで、幅広い環境で違和感がありません。

そのため、ユーザーはスタイリッシュな外観と、多目的な使い勝手を楽しめるでしょう。

車高が高く運転しやすい

SUVは、基本的に車高が広く、運転しやすいです。座席位置が高いことで、より視野が広くなり、道路上の交通状況や障害物をより良く見渡せるでしょう。そのため、安全に運転することができます。

また、車高が高いながらも、乗降性にも優れており、楽に出入りできます。荷物の積み下ろしやペットの乗車も簡単です。さらに、SUVは悪天候や悪路条件に強いため、雨や雪でも運転しやすく、信頼性が高いと評価されています。

荷台が広くレジャー向き

SUVは、荷台が広々としているため、多くの場面で活躍します。広い荷台は、旅行、アクティビティ、ショッピング、荷物運搬など、行き先や目的を選びません。車内の後部座席を倒すことで、荷台のスペースを更に拡張でき、大きな荷物やスポーツ用具も積載しやすいです。

広い荷台のSUVで、週末も友達や家族と楽しむことができるでしょう。

【経過年数別】SUVのリセールバリューランキング

車の種類は多数ありますが、SUVは人気が高い車の1つです。ここでは、経過年数別のリセールバリューランキングを紹介します。お得に車を乗り換えたいと考えている方は、ぜひチェックしてください。

当年

順位	車種	残価率
1	【スズキ】ジムニーシエラ	100％
2	【トヨタ】ランドクルーザープラド	98％
3	【トヨタ】カローラクロス	97％
4	【レクサス】NX	90％

当年モデルのSUVはデザインや設備が新しく、リセールバリューも高いことが多いです。

これは、新しい車にその年の最新技術が詰め込まれていて、需要が高いためです。購入後、車の価値は下がりますが、当年モデルのSUVは高い需要があるため、中古車市場でも高値で売却できるでしょう。

当年モデルは新車価格が高いため、初期コストはかかりますが、将来的にも高いリセールバリューが期待できます。

3年後

順位	車種	残価率
1	【レクサス】NX	122％
2	【トヨタ】カローラクロス	103％
3	【スズキ】ジムニーシエラ	109％
4	【トヨタ】ランドクルーザープラド	98％
5	【トヨタ】ランドクルーザー	83％

車を3年間所有した後のリセールバリューは、多くの車種で高い水準を維持しています。

この期間は、新車を購入してから数年が経ち、車の価値が減少する時期です。しかし、中古車市場では依然として需要が高いため、残価率が高いまま推移しています。

5年後

順位	車種	残価率
1	【スズキ】ジムニーシエラ	115％
2	【トヨタ】ランドクルーザープラド	98％
3	【トヨタ】ランドクルーザー	83％
4	【トヨタ】C-HR	70％
5	【スバル】フォレスター	68％

車を5年間所有した後、リセールバリューは依然として高い車種が存在します。上記のSUV車種は、5年後にも高いリセールバリューを持つため、長期的な投資として魅力的といえるでしょう。

7年後

順位	車種	残価率
1	【トヨタ】ランドクルーザープラド	89％
2	【トヨタ】ランドクルーザー	76％
3	【レクサス】LX	62％
4	【トヨタ】C-HR	59％
5	【スズキ】ジムニーシエラ	51％

車を7年間所有した後、SUVのリセールバリューが低下している車種もありますが、1部の車は、価値を維持していることがわかります。

上記の車種は7年後においても高いリセールバリューを維持しており、長期的な所有を検討する際に魅力的な選択肢となるでしょう。

リセールバリューが高いSUV11選

ここでは、リセールバリューが高いSUV車を11選紹介します。SUVは種類が多く、どの車種を選べば良いか困っている方も多いのではないでしょうか。それぞれの残価率をチェックし、車選びの参考にしてください。

【トヨタ】ランドクルーザー

引用元：トヨタ公式HP

グレード	新車価格	2年後	3年後	5年後	7年後	10年後
ZX	7,300,000円	143％	‐	82％	68％	45％
AX	5,500,000円	‐	83％	85％	84％	‐
ZX　ブルーノクロス	6,843,273円	‐	‐	‐	‐	56％

トヨタのランドクルーザーは性能が高く、リセールバリューも高いことで知られています。ランドクルーザーには、ZXやAXなどのグレードが存在します。

ランドクルーザーのリセールバリューは非常に高く、2年後にZXが143％、AXが83％です。また、5年後にはZXが68％、AXが85％に達し、7年後にはZXが45％、AXが84％とリセールバリューを維持します。

ランドクルーザーは、その耐久性により、10年後になっても価値を保っていると考えられるのでしょう。

【トヨタ】ランドクルーザープラド

引用元：トヨタ公式HP

グレード	新車価格	1年後	3年後	5年後	7年後	10年後
TZ-G	5,543,000円	106％	‐	‐	‐	36％
TX Lパッケージ	4,179,000円	93％	96％	100％	92％	81％
TX	3,676,000円	95％	109％	96％	87％	57％

トヨタのランドクルーザーシリーズは、1954年から存在し、その長い歴史の中でいくつものモデルが販売されています。ランドクルーザーはトヨタの中でも非常に人気が高いSUVで、その信頼性と耐久性から多くの愛好者に支持されています。

特に、ランドクルーザープラドは海外市場でも高い需要を持ち、リセールバリューが高額なのが特徴です。ランドクルーザープラドは信頼性とリセールバリューが高いため、おすすめのSUVの1つといえます。

【トヨタ】カローラクロス

引用元：トヨタ公式HP

グレード	新車価格	1年後	2年後	3年後
S	2,400,000円	‐	83％	‐
Z	2,640,000円	97％	85％	‐
G	2,240,000円	98％	‐	‐
GX	1,999,000円	‐	70％	‐
ハイブリッド Z	2,990,000円	‐	104％	103％
ハイブリッド S	2,750,000円	‐	96％	‐

トヨタのカローラクロスは、コンパクトながら実用性と経済性を備えたSUVで、リセールバリューが高いことでも知られています。

カローラクロスのリセールバリューは優れており、1年後にはZが97％、Gが98％と高い価値を保っていることがわかるでしょう。2年後にもZが85％、ハイブリッド Zが104％、ハイブリッド Sが96％のリセールバリューがあり、3年後ではハイブリッド Zのリセールバリューは103％に達します。

【トヨタ】C-HR

引用元：トヨタ公式HP

グレード	新車価格	2年後	3年後	5年後	7年後	8年後
G　モード　ネロ　セーフティプラス2	2,715,000円	85％	72％	‐	‐	‐
S-T	2,623,000円	‐	61％	‐	69％	56％
G	3,055,000円	‐	82％	77％	66％	‐
S-T GR　スポーツ	3,023,000円	‐	‐	63％	‐	‐
G-T	2,775,600円	‐	‐	‐	43％	60％

トヨタのC-HRはリセールバリューが高いSUVとして人気です。モデルチェンジを経験していないことがリセールバリューが高い要因の1つです。

C-HRは、スポーティなデザインで、都市部での街乗りに最適な車として高く評価されています。このスタイリッシュな外観が魅力で、多くのドライバーに支持されています。

街乗りやスポーティな運転を楽しむドライバーにとって、C-HRはSUVの選択肢の1つといえるでしょう。

【レクサス】LX

引用元：レクサス公式HP

グレード	新車価格	3年後	7年後	8年後
570 ベースグレード	11,356,481円	84％	62％	64％
570ブラック　シークエンス	11,920,000万円	80％	‐	‐

レクサスのLXは、耐久性と悪路走破性に優れ、外部の振動を吸収するサスペンションを備えた頼れるSUVです。

LXのリセールバリューは高く、3年後には、570 ベースグレードが84％、570 ブラック シークエンスが80％と高い価値を保ちます。7年後には570 ベースグレードが62％、8年後には570 ベースグレードが64％のリセールバリューを維持します。

LXはその高いリセールバリューから、長期的な投資に適しているといえるでしょう。

【レクサス】NX

引用元：レクサス公式HP

グレード	新車価格	1年後	3年後	5年後	7年後	10年後
350 Ｆスポーツ	6,086,000 円	90％	122％	66％	‐	‐
300ｈ Ｉパッケージ	5,373,000円	‐	‐	61％	‐	31％

NXは狭い道路でも優れた操縦性を発揮し、軽量かつ低い重心化により運転が安定します。さらに、高い安全性と安心感を提供します。

NXのリセールバリューは高く、1年後には350 Fスポーツが90％、3年後には350 Fスポーツが122％、5年後には350 Fスポーツが66％、300h Iパッケージが61％のリセールバリュです。

NXはその優れた操縦性と高いリセールバリューにより、都市部での運転に適しています。安全性と快適性を求めるドライバーにとって、魅力的な選択肢といえるでしょう。

【ジープ】ラングラー

引用元：ジープ公式HP

グレード	新車価格	1年後	3年後	5年後	7年後	10年後
サハラ	8,700,000円	86％	80％	71％	60％	40％

ジープのラングラーはその無骨でアウトドア志向のデザインと卓越したオフロード性能により、ジープブランドの中でも最も人気のあるモデルの1つです。

2018年にはフルモデルチェンジが行われ、新たな魅力を発揮していますが、前モデルも高い買取価格が期待できるため、モデルチェンジによる影響を受けにくい特徴があります。

通常、輸入車は新車から年式が上がるにつれて価格が急激に下がることが一般的ですが、ラングラーはそのリセールバリューがトップクラスであり、国産車とも競り合う実力を持っています。

【スズキ】ジムニーシエラ

引用元：スズキ公式HP

グレード	新車価格	1年後	3年後	5年後	7年後	10年後
JC	1,985,500円	112％	101％	121％	‐	35％
JL	1,863,400円	88％	118％	109％	‐	‐
ランドベンチャー	1,580,040円	‐	‐	‐	51％	‐
クロスアドベンチャー	1,524,600円	‐	‐	‐	‐	79％

スズキのジムニーシエラは、無駄がないエクステリアデザインと操作性がしやすいインテリアが魅力のSUVです。

ジムニーシエラのリセールバリューは高く、1年後にはJCが112％、JLが88％、3年後にはJCが101％、JLが118％、5年後にはJCが121％、JLが109％のリセールバリューを維持します。

ジムニーシエラはその実用性とリセールバリューの高さから、多くのドライバーに支持されています。

【スバル】フォレスター

引用元：スバル公式HP

グレード	新車価格	2年後	3年後	5年後	7年後	10年後
スポーツ	3,465,000円	87％	81％	‐	‐	‐
Ｘ-BREAC	3,300,000円	‐	68％	72％	40％	18％
ツーリング	3,069,000円	‐	‐	64％	‐	‐

スバルのフォレスターは、アイサイト（EyeSight）のような先進的な安全装備を搭載しています。シート位置やミラーが自動で快適な位置に調整されるなど、快適にドライブができるでしょう。

フォレスターのリセールバリューは高いです。2年後にはスポーツが87％、X-BREAKが68％、3年後にはスポーツが81％、X-BREAKが72％、5年後にはX-BREAKが40％、7年後にはX-BREAKが18％のリセールバリューを維持します。

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【メルセデスベンツ】Gクラス

引用元：メルセデスベンツ公式HP

グレード	新車価格	7年後	8年後
G350d	11,920,000円	44％	67％

メルセデスベンツのGクラスは、その伝統的なディテールを誇るエクステリアと、洗練された心地良いインテリアで知られています。

Gクラスはその高級感とカスタマイズの自由度から、長期間にわたって高い価値を維持し続けるSUVの1つです。エレガントなデザインとパワフルな性能を求める方にとって、魅力的な選択肢となっています。

【日産】エクストレイル

引用元：日産公式HP

グレード	新車価格	2年後	3年後	5年後	7年後	10年後
オーテックe-4ORCE	4,880,700円	82％	‐	‐	‐	‐
G　e-4ORCE	4,748,700円	89％	‐	‐	‐	‐
20Xi	3,009,960円	‐	68％	47％	‐	‐
20Xi Vセレクション	3,250,000円	‐	61％	‐	‐	‐
モード・プレミア	3,063,960円	‐	‐	‐	55％	‐
20Xエマージェンシーブレーキ パッケージ	2,527,350円	‐	‐	‐	45％	40％

日産のエクストレイルは、その洗練された美しいデザインと、パワフルかつなめらかな走行性や高い静音性で知られています。

エクストレイルもリセールバリューが高く、2年後にはオーテックe-4ORCEが82％、G e-4ORCEが89％、3年後には20Xiが68％、20Xi Vセレクションが61％です。

エクストレイルはその美しいデザインと高い性能により、中古車市場でも高い需要があるのです。

リセールバリューの高いSUVの特徴

リセールバリューは、経過年数だけでなく、さまざまな要素によって変動します。ここでは、リセールバリューが高いSUVの特徴を紹介します。リセールバリューに関わる要素をチェックし、購入時の参考にしましょう。

人気のカラー

SUVのボディカラーによって、リセールバリューは変動します。一般的なボディカラーであるホワイトやブラックは、購買層が幅広いため人気が高いです。スタンダードな色は、車の外観を洗練されたものにし、将来的な買い手にアピールする要素となります。

一方、個性的な色、たとえばレッド、ブルー、イエローなども、リセールバリューを高める可能性があるでしょう。

特に、特定の車種がそのカラーをイメージカラーとして採用している場合、そのカラーの需要は高まり、リセールバリューも向上します。

人気のオプション

車のオプションには、純正オプション、ディーラーオプション、社外オプションの3種類あります。中でも、リセールバリューを高めるには、純正オプションがおすすめです。

純正オプションは、メーカーオプションともいい、本革シート、サンルーフ、ヘッドライトなど、車の製造工程で取り付けられるオプションを指します。

以下が、リセールバリューを向上させる純正オプションの例です。

これらのオプションは高評価を受けることが多い傾向があります。

SUVを高く売るコツ

グレードや経過年数以外にも、車の査定で影響するポイントがあります。ここでは、SUVを高く売るコツを紹介します。できるだけ高い査定額を得たい方は、ぜひ参考にしてください。

車検前に売却する

車検は車購入後3年目からスタートし、その後2年ごとに訪れます。車検にかかる費用は高額で、車種によっては数万円から数十万円に及ぶこともあるでしょう。

一般的に、5年経過や7年経過した車種は市場での需要が比較的高く、これらの車を車検前に売却することで、高値で買い手がつくことが多いです。

車検前のタイミングは市場的に需要と供給のバランスが取れているため、高額で売却できるチャンスといえるでしょう。

3月と9月の決算期に売却する

自動車業界では、決算時期に大きな販売目標が設定され、メーカーは報奨金などのインセンティブが出ることが多いです。その結果、3月と9月には自動車市場で多くのイベントやキャンペーンが展開され、買取価格が通常より高額になる傾向にあります。

これらの期間は自動車メーカーやディーラーにとっても非常に重要な時期であり、高い目標達成のために買取価格の引き上げがよく行われます。

モデルチェンジやマイナーチェンジ前に売却する

車の高額売却を考える際、モデルチェンジやマイナーチェンジ前のタイミングを活用することが重要です。一般的に、新型車の導入に伴い旧モデルは値下がりします。この時期、古い車の値段が下がる理由は、新モデルへの需要が高まるからです。

モデルチェンジ前に売却することで、旧モデルの値落ちを最小限にとどめられます。このタイミングを見極めれば、車を高額で売却することができるでしょう。

まとめ

リセールバリューとは、再販売や転売時の価格や価値を示す言葉です。リセールバリューが高ければ、お得に売却できるでしょう。

中でもSUVは人気が高く、リセールバリューも高い傾向があります。リセールバリューを考慮して車を購入したい方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

また、定期的なメンテナンスや売却する時期によって、高価買取を目指せる可能性があります。この記事を参考に、リセールバリューの高いSUVを選んでみてください。

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