【2025年最新版】レンジローバースポーツのリセールバリューは高い？人気のグレードや高く売るコツも徹底解説

レンジローバースポーツは、イギリスの自動車メーカーランドローバーのSUVです。高級SUVとして常に一定の需要があるため、高い買取価格を期待できます。

一方で、リセールバリューは年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化するので、日頃のチェックが必要です。カーセブンはたった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。

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リセールバリューとは？

リセールバリューとは、車を売る際にどれくらい価値があるかを示す数値です。新車で購入してから時間が経っていても売却価格が下がらない場合、その車はリセールバリューが高いといえます。

加えて、新車を購入する前に現状のリセールバリューを知ることで、将来的にいくらで売れるか想定しやすくなります。たとえば、リセールバリューが3年落ちで50%の車があった場合、同型の新車を購入して3年後に売れば、購入価格の約50%の価格がつくことが予想できます。

ただし、リセールバリューは、流行りやモデルチェンジなどによって変動します。よって、現状算出したリセールバリューどおりの価格で売れるとは限らないので、注意しましょう。

レンジローバー スポーツとは

レンジローバースポーツは、1948年に誕生したイギリスの自動車メーカーであるランドローバー（Land Rover）のSUVです。レンジローバースポーツの特徴は、高級感とスポーティさを両立している点です。ラグジュアリーな見た目かつ、高い走行性能が人気の理由です。

レンジローバーと比較した場合コンパクトなボディで、よりスポーティーな走行性能を意識したつくりとなっています。

レンジローバースポーツの歴史

通常モデルのレンジローバーは、1970年に発売されているロンドローバーブランドのフラグシップモデルです。高級フルタイム4WDとして発表され、エステート車・ラグジュアリー車・パフォーマンス車・クロスカントリー車の4種類を1台のレンジローバーで可能にするという狙いがありました。

一方、レンジローバースポーツは、2005年から発売されています。当時、高級SUVとしてポルシェのカイエンが成功したことから、対抗策として開発されたモデルといわれています。レンジローバーとボディは似ていますが、サスペンションなどが異なるため、レンジローバースポーツの方がスポーティな走りを意識しているのが特徴です。

レンジローバー スポーツが人気な理由

レンジローバースポーツは、2005年に発売してから一定の人気があります。レンジローバースポーツが人気の理由を知ることは、リセールバリューを把握するために重要です。レンジローバースポーツの購入・売却を検討する前に、人気の理由をチェックしておきましょう。レンジローバー スポーツが人気な理由は、以下の3つです。

それぞれ詳しく解説していきます。

ランドローバーの持つブランド力

1948年に誕生したランドローバーは、高級SUVの代表格としてブランド力があります。オフロード向け車両として開発されたランドローバーで有名なのは「ランドローバー・ピンクパンサー」です。

イギリス陸軍の特殊部隊にも採用されているほどで、高い走行性能を誇ります。当時からアウトドアに強いタフな車を作り続けていることで、ランドローバーのブランド力がレンジローバースポーツの人気につながっているといえます。

ラグジュアリーSUV

レンジローバースポーツは、ラグジュアリーSUVという点で人気です。ラグジュアリーSUVの魅力は最新の性能を搭載しながら、スタイリッシュなデザインを実現しているところでしょう。

レンジローバースポーツは、高性能な4WDや最新テクノロジーによる安全性の高さが魅力的です。さらに、外装は全体的に凹凸の少ないデザインで、Bピラーはガラス面と同じ高さに備えられています。また、ガラスの縁のゴムパッキンまで見えないような処理がされている点でも、高級感を表現しています。

優れた悪路走破性

レンジローバースポーツは、悪路走破性が優れている点で人気です。レンジローバースポーツには、ダイナミックエアサスペンションが装備されており、前方の道路状況に最適な設定を自動選択します。道路状況に問わず、ハンドリングが安定しやすいのが特徴です。

さらに、テレイン・レスポンス2は、路面に合わせて7つのモードを選択でき、エンジンやギアボックスなどのレスポンスを最適化します。これにより、ぬかるみや濡れた草地、凍結路、雪道など、滑りやすい路面でも設定した速度を維持することが可能です。

加えて、レンジローバースポーツの最大渡河水深は900mmで、3Dサラウンドカメラに付属したウェイドセンシングが、渡河水深限界に近づくと警告を発します。リアルタイムで情報を提供してくれるため、視界が悪いときでも安心です。

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レンジローバー スポーツの種類

レンジローバースポーツには、いくつか種類があります。種類によってリセールバリューは異なるので、購入や売却をする前にチェックしておくことが大切です。それぞれの機能や特徴を比較した上で、購入や売却を決めたいところ。レンジローバースポーツの種類は、以下の4つです。

それぞれ詳しくご紹介していきます。

レンジローバースポーツ SVR

レンジローバースポーツ SVRは、レンジローバースポーツの最もパワフルなモデルです。SVRとは、ランドローバーの特別なモデルを製作するビスポーク部門「スペシャル・ビークル・オペレーションズ（SVO）」によって、手がけられていることを意味します。ランドローバー社の中でも特別なモデルで、加工や製造が難しいため、新車価格が1,700万円台と高価です。

レンジローバースポーツ SVRは、最高出力575psのV8スーパーチャージド・エンジンを搭載しており、ランドローバー史上最も速いのが特徴です。また、専用のサスペンションを備え、21インチのアルミホイールが標準装備されています。

レンジローバースポーツ HSE

レンジローバースポーツ HSEは、ベースモデルであるレンジローバースポーツSEの上位モデルです。ベースモデルとの主な違いは、インテリアとシートです。

アルミニウム製のRANGE ROVERスクリプト付トレッドプレートや、後続車のライトの眩しさを低減する自動防眩インテリアリアビューミラー、夜間の車内を演出するコンフィギュラブルアンビエントインテリアライティングが装備されています。サイズや機能面は、ベースモデルと変わりません。

レンジローバースポーツ オートバイオグラフィーダイナミック

レンジローバースポーツ オートバイオグラフィーダイナミックは、レンジローバーのラグジュアリーモデルであるオートバイオグラフィーのダイナミックモデルです。

豪華さだけでなく、パフォーマンスも追求しており、サスペンションを専用チューニングしています。レンジローバーの快適性を保ちながら、動力性能とハンドリングを引き上げているのがポイントです。

5.0リットルV型8気筒スーパーチャージャーエンジンは、最大出力550hpで最大トルク69.3kgm。0‐96km/h加速は5.1秒を実現しており、SUVのなかでも性能が高いのが特徴です。

レンジローバースポーツ SE

レンジローバースポーツSEは、レンジローバースポーツのベースモデルです。ダッシュボードや、センタークラスターからセンターコンソールの造形などでは、上級グレードとの違いはありません。

一目でレンジローバーであることがわかるデザインといえます。ただし、付けるオプションによっては上位グレードのHSEのほうがお得になるケースもあります。

【グレード別】レンジローバー スポーツのリセールバリュー

レンジローバースポーツのリセールバリューは、グレードによって異なります。売却する前に、どのグレードでリセールバリューが高いか把握することが重要です。また、年数によってもリセールバリューが変わるので、事前に相場感をチェックしておきたいところ。ここでは、グレード別にレンジローバースポーツのリセールバリューを解説していきます。

1年後

グレード	新車価格	買取相場	残価率
HSE 300PS	1,296万円	820〜830万円	64%
HST 400PS	1,264万円	1,090〜1,100万円	87%

1年後のレンジローバースポーツは、平均残価率が約76％です。上位モデルのHST 400PSは残価率87%でリセールバリューが高いといえます。ただし、HSE 300PSは1年後でも64％なので、リセールバリューが下がりやすいのがポイントです。このように、レンジローバースポーツは1年後でもグレードによって価格差があるため、注意しましょう。

3年後

グレード	新車価格	買取相場	残価率
SE 258PS	936万円	800〜850万円	88%
HSE	1,053万円	768万円	73%
HST 400PS	1,264万円	890〜900万円	71%

3年後のレンジローバースポーツは、平均残価率が約77%です。1年後の残価率とほとんど変わらないため、リセールバリューは落ちにくいといえます。加えて、3年後のレンジローバースポーツの残価率は、モデルによって最大17%の差があります。

例えば、HSEは下位グレードのSEよりも残価率が15％低いのがポイントです。したがって、グレードが高いからといって、必ず残価率が高くなるとは限りません。売却の際はグレードだけでなく、車の状態も含めてチェックしましょう。

5年後

5年後のレンジローバースポーツは、平均残価率が約59%です。3年後の残価率と比べて、買取価格が下がっているのがポイントでしょう。

レンジローバースポーツはグレード関係なく、5年後から残価率が下がるということがわかります。そのため、なるべく高く売却したいなら、3年以内に売却するのがおすすめです。

グレード	新車価格	買取相場	残価率
SE	908万円	540〜620万円	64%
HSEダイナミック	1,111万円	480〜700万円	53%

7年後

グレード	新車価格	買取相場	残価率
SE	821万円	388万円	47%
HSE	983万円	290〜330万円	32%
HST	1,162万円	350〜370万円	31%

7年後のレンジローバースポーツは、平均残価率が約37%です。5年後の残価率よりも22%少なく、大幅に下がっています。

7年後のレンジローバースポーツは、グレードに関わらず300万円台が多いのが特徴です。300万円より高く売りたいなら、7年以内に売却するようにしましょう。

10年後

グレード	新車価格	買取相場	残価率
5.0 V8	760万円	110〜120万円	15%
5.0 V8スーパーチャージド	1,104万円	186万円	17%

10年後のレンジローバースポーツは、平均残価率が約16%です。7年後の残価率よりも21％低く、買取相場も100万円台で推移しています。ランドローバーとはいえ、10年後の残価率は高いといえません。

10年後のレンジローバースポーツを売却するなら、高い買取価格は期待できないので注意が必要です。

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リセールバリューの高いレンジローバースポーツの特徴

レンジローバースポーツのリセールバリューは、グレード以外の要素でも変わります。例えば、カラーや内装などによって、価格が変わるのがポイントです。実際に売却する前に残価率が高くなる点をチェックしておきましょう。リセールバリューの高いレンジローバースポーツの特徴として、以下の2つがポイントです。

それぞれ詳しくご説明していきます。

人気のカラー

レンジローバースポーツの人気のカラーは、ホワイト系です。そのため、リセールバリューを高くしたい場合ホワイト系のカラーを選ぶことをおすすめします。

レンジローバースポーツは、20色以上ラインナップされているグレードがほとんどで、ホワイト系でもフジホワイトやユーロンホワイト、アイシーホワイトなど複数あります。その中でも、特に純白のフジホワイトが人気なので、迷ったらフジホワイトを選べば、リセールバリューを高く保ちやすいでしょう。

人気のオプション

レンジローバースポーツの人気オプションは、電動スライドサイドステップです。ドアを開けると下部のボードが展開され、乗り降りしやすくなります。車高を高くしている場合やお子さんやお年寄りの方が乗り降りする場合に便利です。

加えて、レンジローバースポーツは、オプションの有無によって価格が大きく変わります。オプション総額で500万円以上になることもあるため、売却・購入を検討する際は、オプションをしっかりチェックしていきましょう。

リセールバリューの観点からレンジローバースポーツを売却するならいつ？

レンジローバースポーツを売却するなら、モデルチェンジが行われる前がおすすめです。レンジローバースポーツは2022年に現行モデルが発売されたため、直近でモデルチェンジされる可能性は低いでしょう。

2024年に完全電動モデルが導入されることが決まっています。完全電動モデルが導入されることで、現行のプラグインハイブリッドの価格が下落する可能性もあるので注視しておくべきでしょう。

レンジローバースポーツを競合車とリセールバリューで比較

レンジローバースポーツを購入するなら、競合車のリセールバリューを見ておくことが重要です。競合車の具体的な価格がわかれば、車種やグレードを選ぶうえで参考になります。

ここでは、レンジローバースポーツを競合車として、以下2つの車のリセールバリューを比較していきます。

それぞれ詳しく解説していきます。

【ポルシェ】カイエン

経過年数	残価率
1年後	104%
3年後	70%
5年後	65%
7年後	34%
10年後	20%

ポルシェのカイエンは、プレミアムSUVの代表といえる車種です。ポルシェ初のクロスオーバーSUVとして、2022年にリリースされてから根強い人気があります。重量級SUVを感じさせない運動性能が特徴で、スポーツカーに見劣りしない出力を発揮することが可能です。高級感あるエクステリアや内装も魅力の1つです。

カイエンの残価率は104%〜20%とかなり開きがあります。人気のある車種なので常に一定の需要はありますが、7年後から大幅に価格が下がるため注意しましょう。

【ベンツ】GLS

経過年数	残価率
1年後	89%
3年後	74%
5年後	41%
7年後	32%

ベンツのGLSは、メルセデス・ベンツの最上級SUVです。オンロード・オフロード問わず、優れた走行性能を備えています。迫力あるボディに加えて、ラグジュアリー感あふれる内装も魅力のひとつです。

ベンツのGLSの残価率は、89%〜32%です。ベンツの最上級SUVという点で一定の人気はありますが、5年後から残価率が大幅に下がるため注意しましょう。

レンジローバースポーツを高く売るコツ

レンジローバースポーツは人気が高いため、一定の需要があります。しかし、売却するなら少しでも高く売りたいところ。リセールバリューを高くするためにも、高く売るコツを把握しておきましょう。レンジローバースポーツを高く売るコツは、以下の5つです。

それぞれ詳しく解説していきます。

買取価格の相場を把握しておく

レンジローバースポーツを高く売るには、買取価格の相場を把握しておきましょう。車を売却するうえでリセールバリューを知るには、価格相場を知る必要があります。

車は年数やグレード・色・オプションの有無によって価格が異なるのがポイントです。リセール市場に出ている車をチェックすることで、自分の車がどれくらいの価格で売れるか予想しやすくなるでしょう。

車両の内装外装をきれいに清掃しておく

レンジローバースポーツを高く売りたいなら、車両の内装・外装をきれいに清掃しておきましょう。車を売却するうえで車両の清潔感は重要です。買取業者からすると、外装や内装がきれいにされていることは査定における加点ポイントです。

さらに、丁寧に車を乗っている証拠として信頼感が増すため、年数が経っている車でも相場より高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。少しでも高く買い取りしてもらえるように、車両の外装・内装は、きれいに清掃しておきましょう。

複数の買取業者に見積もりを依頼する

レンジローバースポーツを売却するなら、複数の買取業者に見積もりを依頼しましょう。車の買取価格は、見積もりを依頼する買取業者によって異なります。同じ車でも買取業者が異なるだけで、買取価格が高くなる可能性もあります。

加えて、レンジローバースポーツを売却するなら、輸入車買取に特化した買取業者がおすすめです。輸入車買取の専門業者なら販売ルートも多くもっていることで、在庫を抱えるリスクも低く、積極的に買い取ってもらえます。

このように、輸入車買取の専門業者を含めて、複数の買取業者に見積もりを出してもらいましょう。

オプションも一緒に査定に出す

レンジローバースポーツを売却するなら、オプションも一緒に査定に出しましょう。レンジローバースポーツは、オプションが豊富な車種です。オプションの有無によって、買取価格が大幅に変わる可能性もあります。

特に、メーカーオプションは納車後の取り付けができず、新車購入時に注文しないと付けられないため、希少価値が高いです。買取価格が上がる可能性があるので、オプションも一緒に査定に出すようにしましょう。

整備記録も準備しておく

レンジローバースポーツを売却する前には、整備記録を準備しておくことが重要です。整備記録とは、定期点検整備記録簿やメーカーの保証書を指します。定期点検整備記録簿は、法定点検整備などを行っていることを証明する書類です。コンディションやメンテナンス状況を把握するための重要な書類といえます。

加えて、メーカーの保証書はメーカーやディーラーから保証を受けるのに必要な書類です。保証内容は一定期間内でのパーツ交換や、走行距離内でのメンテナンス無償などさまざまなものがあります。

定期点検整備記録簿とメーカーの保証書があると、買取業者にメンテナンスをしっかりおこなっていることをアピールできます。買取価格が上がる可能性があるため、あらかじめ準備しておきましょう。

下取ではなく買取業者を選ぶ

自動車を売る場合の主な方法として、下取りや業者による買取が挙げられます。

下取りは、古い車の売却と新しい車の購入がワンストップで済むので、手間がかからず便利なことが最大のメリットといえますが、ディーラーにとって下取りはあくまでサービスの一環で、中古車買取業者とは査定の基準も異なります。

多くの方は新しく購入する車のディーラーに下取りに持っていく方が大半ですが、オークションなどの中間の流通がある分、損する可能性が高い典型的なパターンです。想像以上に価格が安かったというケースは少なくありません。

総合すると、買取業者を選ぶことが高く売るためのコツであり、カーセブンはその買取業者の中でも高額買取を実現できる数少ないサービスです。

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まとめ

2023年最新版のレンジローバースポーツのリセールバリューについて、人気のグレードや高く売るコツなどもあわせて解説しました。

レンジローバースポーツは、イギリスの自動車メーカーランドローバーのSUVです。高級SUVという点で人気が高く、一定の需要があるため、高い買取価格を期待できます。

ただし、グレードやオプションの有無によって、買取価格が異なります。また、7年以上経過していると、大幅に買取価格が下がるので注意が必要です。

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