カイエンはポルシェ初のSUV車で、2002年に発売されました。同じドイツのフォルクスワーゲンと共同開発したことでも有名です。カイエンは人気の車種ですが、実際のリセールバリューはどうなっているのでしょうか。
リセールバリューは年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化するので、日頃のチェックが必要です。カーセブンはたった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。
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この記事でわかること
- ・カイエンのリセールバリュー
- ・カイエンと競合車のリセールバリュー比較
- ・カイエンを高く売るコツ
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目次
リセールバリューとは?
リセールバリューとは、中古車市場でどのくらいの価値があるかを示す数値です。新車を購入し、数年後に売却する際どのくらいの価値が残っているかを割合で示す場合、これを残価率といいます。
一般的にリセールバリューは、新車登録時から3年後で50〜60%、5年後は40〜50%といわれていて、7年後であれば20〜30%、10年後で5〜10%程度です。しかし、そのとき中古車市場の需要や車の人気度などによって大きく異なることもあります。
リセールバリューが高いと、その車の実質の購入負担を下げることができます。また、売却した際のお金で次に新しく車を購入する際の費用としてあてることが可能なため、リセールバリューが高い車を選ぶことが重要です。
カイエンのリセールバリューが高い理由
ポルシェのカイエンはリセールバリューも高く、高級SUVとして人気を集めています。そんなカイエンのリセールバリューが高い理由は、以下の3点です。
・圧倒的なブランド力
・年代別に根強いファンがいる
・満足度の高さも関係している
リセールバリューが高い理由について、それぞれ詳しく解説します。
圧倒的なブランド力
ポルシェは高級自動車メーカーとして日本でも有名です。輸入車はリセールバリューが下がる傾向にありますが、ポルシェは「満足度が最も高いブランド」としても知られていてリセールバリューが落ちにくいです。
また、現在世界中でSUVがブームなので、SUVは全体的にリセールバリューが高くなっています。中でも、カイエンはポルシェというブランド力が後押しして、さらにリセールバリューが高くなっているのです。
年代別に根強いファンがいる
ポルシェは、高級車というブランドだけで人気なわけではありません。その人気は各ラインナップだけに留まらず、年式ごとにも根強いファンがいます。
たとえば、60〜70年代のポルシェはクラシックカーとしても人気があります。当初は、クラシックカーからかけ離れていた初代カイエンは、ファンから認められておらず人気もそこまで高くありませんでした。
オプションが登場し、モデルチェンジを経て、ポルシェのファンにも受け入れられるようになり、今では人気の車種となりました。初代カイエンをカスタムで楽しむ方も多く、最新モデル以外にも各年式にファンがいます。
満足度の高さも関係している
カイエンはSUVの中でもクールな見た目で、走り心地の良さにも定評があります。エンジン音の静かさや視認性の良さなどから、運転時の疲れも感じにくいです。
見た目、中身ともにファンの心を掴む車種であることがわかります。
【グレード別】カイエンのリセールバリュー
人気があるカイエンですが、実際のリセールバリューはどうでしょうか。ここでは、カイエンのリセールバリューを経過年数別に解説します。グレードなどによって残価率は異なるので、新車購入時の参考にしてみてください。
3年後
グレード | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
カイエン | 約976万円 | 約660万〜880万円 | 77% |
カイエン S | 約1,288万円 | 約660万〜900万円 | 62% |
カイエン ターボ | 約1,855万円 | 約1,150万〜1,550万円 | 73% |
3年落ちのカイエンはグレードによっても異なりますが、6~7割ほどの残価率です。国産車も3年落ちだとこれくらいの残価率なので、ポルシェのカイエンのリセールバリューは高いといえます。
5年後
グレード | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
カイエン プラチナエディション | 約944万円 | 約340万〜600万円 | 53% |
カイエンS-Eハイブリッド | 約1,211万円 | 約385万〜500万円 | 37% |
カイエンGTS | 約1,424万円 | 約380万〜700万円 | 42% |
カイエン ターボ | 約1,766万円 | 約700万円 | 40% |
5年落ちのカイエンは、プラチナエディションであれば50%以上と高い残価率が期待できます。また、5年落ちの中で一番残価率が低いS-Eハイブリッドでも、37%と輸入車にしては高めになっています。リセールを期待するのであれば、5年落ちあたりで売却するのがおすすめです。
7年後
グレード | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
カイエン プラチナエディション | 約859万円 | 約300万〜450万円 | 48% |
カイエンS-Eハイブリッド | 約1,155万円 | 約430万〜510万円 | 41% |
カイエンGTS | 約1,389万円 | 約570万円 | 41% |
カイエン ターボ | 約1,720万円 | 約470万〜540万円 | 31% |
7年落ちのカイエンの残価率は45%ほどです。国産車でも7年落ちで40%以上の残価率がある車は少ないので、カイエンはかなり人気が高いといえます。メンテナンスなどをして丁寧に扱っていれば、より高いリセールバリューを期待できるかもしれません。
10年後
グレード | 新車価格 | 買取価格 | 平均残価率 |
カイエン | 約810万円 | 約160万〜330万円 | 30% |
カイエンSハイブリッド | 約1,113万円 | 約120万〜290万円 | 18% |
カイエンGTS | 約1,249万円 | 約205万〜280万円 | 20% |
カイエン ターボ | 約1,589万円 | 約125万〜340万円 | 15% |
リセールバリューが高いカイエンですが、10年落ちになるとグレードによっては残価率が20%を切ります。しかし、30%を超える高いリセールバリューを期待できるものもあります。10年ほど使用するのであれば、グレードに気を付けて購入するようにしましょう。
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リセールバリューの高いカイエンの特徴
カイエンはリセールバリューが高く人気の車種です。しかし、グレードやボディカラーなど、リセールバリューが高いカイエンもあります。ここでは、リセールバリューが高いカイエンの特徴について解説します。カイエンの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
人気のグレード
カイエンには3つのグレードがあり、最も安価なのはベースグレードで価格は新車で約970万円です。最上位グレードのカイエンターボは約1,800万円と、ポルシェの中でもかなり高級な価格帯です。
カイエンSはベースグレードのカイエンに比べて少し値が張りますが、差額は約300万円程度となっており、性能も含めて比較するとカイエンSはバランスの良いグレードであると考えられています。
実際中古車市場でも需要が高く、高いリセールを期待できるでしょう。
人気のカラー
一般的にベーシックカラーが人気で、カイエンではメタリックのベーシックカラーが特に人気のようです。
・キャララホワイトメタリックジェット
・ブラックメタリック
上記2色についで、ブラック・ホワイトが人気です。海外ではブルー系も人気ですが、日本では万人受けしやすいベーシックカラーの需要が高くなっています。
ベーシックカラー2色、メタリックカラー7色に加えてスペシャルカラーが展開されていますが、強いこだわりがない限りはメタリックのベーシックカラーを選ぶと良いでしょう。
人気のオプション
カイエンはオプションをつけることを前提とした作りのため、ベースはかなりシンプルです。これはポルシェ全車で言えることで、ポルシェは豊富なオプションを用意しています。
オプションには2つのパターンがあります。
・デザイン
・走行
それぞれ高級なオプションですが、特にデザイン面ではレザーインテリアが人気です。走行機能を重視する方は、スポーツクロノパッケージも良いでしょう。リセール時に高く査定してもらえる可能性が高いので、これらのオプションはつけておくことをおすすめします。
カイエンSの特徴
カイエンの中でも最も需要が高いとされているカイエンSグレードですが、なぜ人気を集めているのでしょうか。ここでは、カイエンSグレードの特徴について紹介します。
高性能エンジンで滑らかな加速が魅力
カイエンSが滑らかに加速できる理由として、高性能エンジンが挙げられます。2代目モデルとして、カイエンSハイブリッドが発売され、3代目モデルではパワートレインが搭載されました。カイエンSには2894ccのV型6気筒ツインターボが搭載されており、2代目モデルから大きな進化を遂げています。
走りが滑らかなので、都市部でもスムーズに加速が行えるでしょう。また、高速道路などでも安定した走りが楽しめます。
ハイブリッドでも爽快に走れる
環境への配慮の観点から、さまざまな車メーカーがハイブリッド車を出しています。カイエンSにもハイブリッド車があります。しかし、車好きの方の中には、ハイブリッドだとポルシェの走りが楽しめないと感じる方がいるかもしれません。
カイエンSのハイブリッドではそのような心配はいりません。アクセルを踏み込めば、ガソリンモデル同様の走りが期待できます。また、ハイブリッドだとしても外観・内観の違いはそこまでありません。
ポルシェの走りはあそのままで地球に優しいハイブリッドのカイエンSは、このような点からもリセールバリューが高くなっています。
カイエンを競合車とリセールバリューで比較
リセールバリューが高いカイエンですが、競合車と比較した場合どうなのでしょうか。ここでは、以下の4つの競合車のリセールバリューについて紹介します。
・【ポルシェ】マカン
・【メルセデスベンツ】Gクラス
・【BMW】X3
・【BMW】X5
それぞれの特徴などについてもまとめたので、参考にしてみてください。
【ポルシェ】マカン
・コンパクトで運転しやすい
・スポーツカー並みの走りが魅力
経過年数 | 残価率 |
3年後 | 95% |
5年後 | 63% |
7年後 | 58% |
ポルシェのマカンはコンパクトSUVです。ポルシェということもあり、残価率が平均よりもかなり高くなっています。3年落ちでも95%の残価率とかなり高く、カイエンよりも残価率が高くなっています。
【メルセデスベンツ】Gクラス
・オフロードでの走破性が高い
・クラシックなデザイン
G550グレード
経過年数 | 残価率 |
3年後 | 98% |
5年後 | 56% |
7年後 | 53% |
10年後 | 35% |
クラシックなデザインのベンツGクラスは、3年落ちの残価率がかなり高くなっています。ただし、5年落ちになると6割を切り、10年落ちになると4割を切ってしまうので、売却を検討するなら5年以内が良いでしょう。
【BMW】X3
・4駆動システム搭載
・十分すぎる加速で悪路でも快適なドライブが楽しめる
経過年数 | 残価率 |
3年後 | 52% |
5年後 | 35% |
7年後 | 25% |
BMWの人気SUVであるX3の残価率は、全体的に低めとなっています。ベンツやポルシェの場合、3年落ちの残価率は90%以上あることが多いですが、X3は52%と低いです。BMWで高額リセールを狙うのであれば、3年以内の売却が良いでしょう。
【BMW】X5
・前幅2,000mm越えのダイナミックボディ
・最先端のセーフティ機能装備
経過年数 | 残価率 |
3年後 | 58% |
5年後 | 27% |
7年後 | 31% |
BMW初のSUVがX5です。ダイナミックなボディサイズが人気ですが、残価率は低めです。3年落ちで58%、5年落ちは27%と、あまりリセールは見込めないでしょう。リセール前提で売却するのであれば、3年以内がおすすめです。
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リセールバリューの高いカイエンをさらに高額で売却するなら買取を選ぶことがおすすめ。古い車でも買取可能です!
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カイエンを高く売るコツ
カイエンは人気の車種なので、リセールバリューは高くなっています。しかし、少しでも高く売りたいと考える方もいるかもしれません。ここでは、カイエンを少しでも高く売却するコツを紹介します。
・査定前にきれいにしておく
・メンテナンスを怠らない
・人気のオプションはつけておく
・ボディはメタリックカラーの白・黒が良い
・並行輸入の車種は控える
・ハイブリッド車が良いとは限らない
・外車を取り扱う専門業者に売却する
・下取ではなく買取業者を選ぶ
上記のポイントについて詳しくみていきましょう。
査定前に綺麗にしておく
車を査定に出す際、車を綺麗にしておくことは必須ではありません。一般的な査定基準は決まっていて、その基準の上か下かで判断されます。しかし、車を綺麗にしておくことで買取業者の心証を良くすることはできるでしょう。
たとえば、泥だらけなのであれば洗車したり、シートにペットの毛がついているなら綺麗にしたりするだけで印象が良くなります。掃除をしたからといってマイナス査定になることはないので、査定前は車を綺麗にしておくようにしましょう。
メンテナンスを怠らない
メンテナンスしているということは、車を丁寧に扱っているということになります。そのため、日々のメンテナンスは欠かせません。たとえば、以下のようなメンテナンスは定期的に行いましょう。
・オイル交換
・ブレーキの点検
・タイヤの点検・交換
・エアフィルターの効果
これらのメンテナンスは、車の機能を保つためにも日頃から行うことが大切です。特に、オイル交換などは既定の数値通りに行いましょう。
人気のオプションを付けておく
ポルシェの車はシンプルな造りのものが多いため、オプションをつけることで買取額が上がります。たとえば、デザイン面であればナチュラルレザーのインテリアやLEDライトがおすすめです。また、走行面でのオプションであればポルシェダイナミックコントロールやパワーステアリングプラスなどが良いでしょう。
ただし、これらのオプションはメーカーオプションなので、購入時に追加する必要があります。それ以外にもさまざまなオプションがあるので、自分に合ったオプションを選ぶと良いでしょう。
ボディはメタリックカラーの白・黒が良い
豊富なカラー展開のカイエンですが、海外で流行りのブルー系やグレー系ではなく、日本ではブラックやホワイトのベーシックカラーが人気です。中でもメタリックのブラックとホワイトが人気のため、ブラックとホワイトを選ぶのであればメタリック仕様にすると良いでしょう。
自分の好きなカラーにするのがベストですが、リセール前提で選ぶのであれば万人受けするボディカラーがおすすめです。
並行輸入の車種は控える
並行輸入したポルシェは、左ハンドルであったりMT車であったりするので、日本では使用しづらいこともあり不人気です。ほかのユーザーと被らないためカッコよく思えますが、リセールの観点からはおすすめしません。
また、正規ディーラーで手に入らない部品などを使用している場合もあるので、メンテナンス面でもあまりおすすめできません。リセールを期待するのであれば、正規ディーラーで購入するのが良いでしょう。
ハイブリッド車が良いとは限らない
環境に配慮したハイブリッドカーのラインナップが年々豊富になっており、エコカー減税も受けられることから、購入を検討している方もいるかもしれません。しかし、ハイブリッド車は経年劣化するか走行距離が伸びてくるにつれ、高額なバッテリー費用がかかる可能性があります。
オプションによってリセールバリューは異なりますが、必ずしもハイブリット車が良いとは限りません。ライフスタイルなどに合わせて選ぶと良いでしょう。
外車を取り扱う専門業者に売却する
外国車であるポルシェを高く買取してもらうには、外車専門の買取業者に買取依頼するのが良いでしょう。外車は国産車と異なるので、外車に詳しくない業者が査定すると、正しい価値がつけられずに査定額が提示される可能性があります。
しかし、外車を取り扱う専門業者であれば、外車に精通したスタッフが査定してくれます。正しい知識で査定してもらえるので、国産車をメインに取り扱う業者よりは高値がつきやすいでしょう。
下取ではなく買取業者を選ぶ
自動車を売る場合の主な方法として、下取りや業者による買取が挙げられます。
下取りは、古い車の売却と新しい車の購入がワンストップで済むので、手間がかからず便利なことが最大のメリットといえますが、ディーラーにとって下取りはあくまでサービスの一環で、中古車買取業者とは査定の基準も異なります。
多くの方は新しく購入する車のディーラーに下取りに持っていく方が大半ですが、オークションなどの中間の流通がある分、損する可能性が高い典型的なパターンです。想像以上に価格が安かったというケースは少なくありません。
総合すると、買取業者を選ぶことが高く売るためのコツであり、カーセブンはその買取業者の中でも高額買取を実現できる数少ないサービスです。
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よくある質問
輸入車は故障しやすいイメージやメンテナンス費などの維持費が高い点などから、リセールバリューが低くなっています。そのため、いくら人気があっても国産車の方がリセールバリューが高いこともあります。
しかし、ポルシェは日本でも知名度が高くブランド力もあるため、輸入車の中ではリセールバリューが高い方です。一気にリセールバリューが下がることはなかなかありませんが、中古車市場の需要は常に変わるので、リセールバリューが高い3〜5年以内に売却すると良いでしょう。
国産車だと10年落ちの場合、残価率が1桁台になることもあります。しかし、ポルシェのカイエンは人気があり根強いファンもいるため、10年落ちでも20〜40%程度の残価率が期待できるでしょう。 ただし、オプションやボディカラー、グレードなどによって異なるので、高いリセールを期待するのであればリセールバリューが高いカイエンを購入するのがおすすめです。
まとめ
この記事では、ポルシェのカイエンのリセールバリューについて詳しく解説しました。一般的に輸入車のリセールバリューは下がりやすい傾向にありますが、ポルシェのカイエンはブランド力が高く、根強いファンが多いため、そこそこのリセールが期待できます。
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