マクラーレンは1990年に設立されたイギリスのスポーツカーメーカーです。F1シーンを中心として人気がありますが、車種によってリセールバリューにばらつきがあります。マクラーレンを売却するのであれば、事前に車種ごとのリセールバリューをチェックしておきたいところです。さらに、競合車のリセールバリューも知っておけば、どれくらいの価格がつくか予想しやすくなるでしょう。
この記事ではマクラーレンのリセールバリューについて解説していきます。また、中古のマクラーレンが安い理由やリセールバリューの高いマクラーレンの特徴もあわせて解説します。マクラーレンの購入や乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
リセールバリューは年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化するので、日頃のチェックが必要です。カーセブンはたった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。
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この記事でわかること
- ・マクラーレンのリセールバリュー
- ・リセールバリューが高いマクラーレンの特徴
- ・競合車のリセールバリュー
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目次
そもそもリセールバリューとは?

リセールバリューとは、一度購入した車を売る際の価値のことです。中古車としてどれくらいの価値があるかを表します。人気の高い車やそもそも流通数が少ない車は、新車で購入してから時間が経っても買取価格が下がらないことがあります。このような車はリセールバリューが高い車ということができます。
新車を購入する前に現状のリセールバリューを知れば、将来的にいくらで売れるか想定しやすくなります。たとえば、リセールバリューが5年落ちで60%の車があった場合、同型の新車を購入して5年後に売れば、購入価格の約60%の買取価格がつくと予想できます。
ただし、リセールバリューは、流行りやモデルチェンジなどによって変動するものです。そのため、現状のリセールバリューを算出しても、数年後にその価格で売れるとは限らないため、注意しましょう。
マクラーレンが人気の理由

マクラーレンは、イギリスの自動車メーカーであるマクラーレン・オートモーティブが製造・開発する車です。前身であるマクラーレン・カーズが1990年に設立されてから、今までF1シーンを中心として人気を高めています。
マクラーレンはなぜ人気があるのでしょうか。ここからは、マクラーレンが人気の理由について解説します。マクラーレンが人気の理由は以下のとおりです。
・扱いやすいエンジンとハンドリングの高さ
・長時間運転しても疲れにくい
・高い技術力が搭載されている
それぞれ詳しく解説していきます。
扱いやすいエンジンとハンドリングの高さ
マクラーレンは、扱いやすいエンジンとハンドリングの高さが人気の理由の1つです。マクラーレンは、多くのモデルでV8エンジンが搭載されています。V8エンジンは高い出力で高いパフォーマンスを発揮するので、扱いやすいのが特徴です。
さらに、マクラーレンはハンドリング性能にも優れています。シャシーにはカーボンファイバーが多用されていて剛性が高く、軽量なのでバランスのとれたハンドリングができます。さらに、マクラーレンには路面状況に応じてダンピングを調整するアクティブ・サスペンション・システムが搭載されていて、快適なハンドリングを実現します。
長時間運転しても疲れにくい
マクラーレンが人気の理由として、長時間運転しても疲れにくい点が挙げられます。マクラーレンは、シャシーが軽く強靭なカーボンファイバーで作られているので、車の振動が抑えられます。
また、スーパーシリーズとアルティメットシリーズには、PDC(プロアクティブ・ダンピング・コントロールシステム)というダンピングシステムを搭載しました。PDCは、走行中に傾くクルマを0.002秒の素早い電子制御で並行な姿勢で保つというものです。このように、マクラーレンは、長時間の運転でも疲れにくい設計がされています。
高い技術力が搭載されている
マクラーレンは高い技術力が搭載されているため、人気が高いです。たとえば、マクラーレンのMP4-12Cは、既存のスーパーカーに採用されているスタビライザーを搭載していません。多くの車メーカーは、コーナリング性能を高めるためにスタビライザーという鉄の棒を左右につなげて、車を傾かせないようにします。
しかし、マクラーレンはスタビライザーが重いことを理由に、代わりにプロアクティブシャーシコントロールを採用しました。これは油圧システムで、4つのショックアブソーバーをパイプでつなげてオイル同士をぶつけて剛性を高めています。
また、マクラーレンにはカーボンモノコックにサスペンションが取り付けられているので、車が歪まないのも特徴です。このように、他社にはない高い技術力が搭載されていることが、マクラーレンが人気の理由の1つといえます。
マクラーレンはリセールバリューが悪いといわれることも

マクラーレンは、リセールバリューが悪いといわれることがあります。リセールバリューが悪い理由を把握しておかないと、売却する際に損をしてしまうこともあります。事前にリセールバリューが悪いといわれる理由をチェックしておきましょう。マクラーレンのリセールバリューが悪いといわれる理由は、以下の3つです。
・毎年新しいモデルが発売されている
・故障しやすい
・事故が多い
それぞれ詳しく解説していきます。
毎年新しいモデルが発売されている
マクラーレンは毎年新しいモデルが発売されています。マクラーレンは毎年新しいモデルを少なくとも1台は発表することを掲げており、続々と新モデルが発表されます。新しいモデルが出ると、中古車のリセールバリューが下がってしまいます。
そのため、毎年新しいモデルが発売されているマクラーレンはリセールバリューが悪いと言われているのです。
故障しやすい
マクラーレンは、故障しやすいといわれています。これはマクラーレンが複雑な構造をしている部分が多いことが原因です。マクラーレンの一部モデルからは、エンジン・トランスミッション・システムに関するトラブルが多く報告されています。
また、マクラーレンの修理費用は、他の車種と比べて高額です。故障リスクが高く、修理費用がかかることもリセールバリューが悪い原因となっています。
事故が多い
マクラーレンは、事故が多いといわれています。
2020年8月にはロンドンにてマクラーレン570sが大破する事故が発生しました。また、同年5月には650Sスパイダーがスイスの納屋に激突、6月にはロンドンで650Sが壁に激突する事故が発生しています。
8月には、570sがフォルクスワーゲン・ゴルフに追突しましたが、どちらのドライバーも軽症で済んだということです。注目すべきは、フォルクスワーゲン・ゴルフがほぼ無傷である点です。一方、追突したマクラーレン570sは大破しているので、安全性に疑問が残ります。
このように、マクラーレンは事故が多いことによって人気が落ち、リセールバリューが低くなっている可能性があります。
マクラーレンのリセールバリュー

マクラーレンのリセールバリューは、車種やグレードによって異なります。売却を決める前に、どのようなモデルが人気があるか把握しておくことが重要。
ここからはマクラーレン各車のリセールバリューや特徴について解説します。
アルトゥーラ

・マクラーレン初の量産プラグインハイブリッド
・高性能PHEVパワートレインが搭載
・0~100km/h加速3秒で最高速は330km/hを実現
経過年数 | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
1年後 | 2,965万円 | – | – |
3年後 | 2,965万円 | – | – |
5年後 | 2,965万円 | – | – |
7年後 | 2,965万円 | – | – |
10年後 | 2,965万円 | – | – |
アルトゥーラは、2021年4月に発売されたマクラーレン初の量産プラグインハイブリッドスーパーカーです。アルトゥーラには、新開発の3.0L V型6気筒ガソリンエンジンを基本にした高性能PHEVパワートレインが搭載されています。0~100km/h加速3秒で最高速は330km/hを実現します。
発売から2年程度の2023年10月時点では、リセール市場で確認できるものはありませんでした。中古車で見つけた場合は、早めに検討したほうが良いかもしれません。
765LT

・世界765台限定
・ロードカーかつ、サーキット走行も視野に入れたチューニング
・リセール価格が新車価格を超えている
経過年数 | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
1年後 | 4,450万円 | – | – |
3年後 | 4,450万円 | – | – |
5年後 | 4,450万円 | – | – |
7年後 | 4,450万円 | – | – |
10年後 | 4,450万円 | – | – |
765LTは世界765台限定の720Sのハイパフォーマンス・バージョンです。公道を走れるロードカーかつ、サーキット走行も視野に入れたチューニングがされています。2020年4月に発売されたモデルなので、数は少ないものの中古の平均価格は6,370万円です。数量限定モデルという点から、新車価格よりも大幅にリセール価格が高くなるでしょう。
765LTスパイダー

・765LTのオープンモデル
・全世界765台限定
・リセール価格が新車価格を超えている
経過年数 | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
1年後 | 4,950万円 | – | – |
3年後 | 4,950万円 | – | – |
5年後 | 4,950万円 | – | – |
7年後 | 4,950万円 | – | – |
10年後 | 4,950万円 | – | – |
765LTスパイダーは、765LTのオープンモデルです。全世界765台限定モデルで、左サイドシルのシリアルプレートに通し番号が振られています。2021年7月に発表されたため、中古市場に数は少ないです。
540C

・マクラーレンのエントリーモデル
・最高出力500ps台のエンジン
・新車価格は2,454万円
経過年数 | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
1年後 | 2,454万円 | – | – |
3年後 | 2,454万円 | – | – |
5年後 | 2,454万円 | – | – |
7年後 | 2,454万円 | – | – |
10年後 | 2,454万円 | – | – |
540Cは2015年に発売されたマクラーレンのエントリーモデルです。マクラーレンのスポーツシリーズの中でも新車価格が最も安い2,454万円です。最高出力500ps台のエンジンを積んでいるため、フェラーリのカリフォルニアTやランボルギーニのウラカンなどと競合するミドルクラスです。
540Cは買取価格の情報はないものの、中古車の価格は1,400万円〜2,220万円です。年数や状態によって価格が大幅に変わることを覚えておきましょう。
5位 570S

・マクラーレンのスポーツシリーズ
・3.8リッターV8ツインターボエンジンを搭載
・日常使いにも着目したデザイン
経過年数 | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
1年後 | 2,721万円 | – | – |
3年後 | 2,721万円 | – | – |
5年後 | 2,721万円 | – | – |
7年後 | 2,721万円 | – | – |
10年後 | 2,721万円 | – | – |
570Sはマクラーレンのスポーツシリーズに属するモデルです。3.8L V8ツインターボエンジンを搭載しており、最高出力は570ps、動力性能は0-100km/h加速が3.2秒、最高速は328km/hです。日常使いにも着目したデザインでカーボン製シャシーが使われた乗り降りしやすいモデルとなっています。
570Sは買取価格の情報はないものの、中古価格は1,775万円~2,335.6万円です。中古価格は年式や走行距離によって、幅広いです。
650S

・MP4-12Cの実質的な後継車
・2輪駆動(後輪駆動)かつ25%が新しいパーツ
・内装は高級感が増している
経過年数 | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
1年後 | 3,200万円 | – | – |
3年後 | 3,200万円 | 1,934.5万円 | 60.4% |
5年後 | 3,200万円 | 1,700万円 | 53.1% |
7年後 | 3,200万円 | – | – |
10年後 | 3,200万円 | – | – |
650Sは、MP4-12Cの実質的な後継車です。2輪駆動(後輪駆動)で25%が新しいパーツとなっていて、V8ツインターボエンジンから出力を50 PS引き上げたものが採用されています。また、内装にはMP4-12Cのデザインが踏襲されていますが、スエードにアルカンターラを採用し、高級感が増しています。
650Sの残価率は53.1%〜60.4%です。3年後になると残価率が60.4%になるので、一般的な水準といえます。
600LT

・スポーツシリーズで最もパワフルなモデル
・3.8LツインターボV8エンジンを搭載
・ドライサンプ潤滑方式が採用
経過年数 | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
1年後 | 3,055万円 | – | – |
3年後 | 3,055万円 | 2,350万円 | 76.9% |
5年後 | 3,055万円 | – | – |
7年後 | 3,055万円 | – | – |
10年後 | 3,055万円 | – | – |
600LTはマクラーレンのスポーツシリーズの中で、最もパワフルなモデルです。3.8LツインターボV8エンジンの出力は600PS、トルク620Nmです。さらに、エンジンにオイル供給を維持したまま高速コーナリングを可能にするドライサンプ潤滑方式が採用されています。
600LTの買取価格は、3年落ちで2,350万円です。残価率は76.9%なので、リセールバリューが高いといえます。
720Sスパイダー

・720Sのオープンモデル
・電動式のカーボンファイバールーフシステムを採用
・時速50kmまでは走行中も開閉可能
経過年数 | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
1年後 | 3,930万円 | – | – |
3年後 | 3,930万円 | – | – |
5年後 | 3,930万円 | – | – |
7年後 | 3,930万円 | – | – |
10年後 | 3,930万円 | – | – |
720Sスパイダーは、720Sのオープンモデルです。720Sと同じく、最高出力は720PS、最大トルク770Nmです。電動式のカーボンファイバールーフシステムは、開閉時間がおよそ11秒で、時速50kmまでは走行中に開閉もできます。
720Sスパイダーの買取価格の情報はないものの、中古価格は3,398万~4,870万円です。新車価格を超えるケースもあるため、リセールバリューが高いと言えるでしょう。
570GT

・570Sよりもラグジュアリー性が高い
・リアセクションはファストバックスタイル
・ツーリングデッキというラゲッジスペース設置
経過年数 | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
1年後 | 2,862万円 | 1,431.4万円 | 50% |
3年後 | 2,862万円 | 1,405.5万円 | 49.1% |
5年後 | 2,862万円 | – | – |
7年後 | 2,862万円 | – | – |
10年後 | 2,862万円 | – | – |
570GTは、エントリーモデルであるスポーツシリーズに属するモデルです。570GTは570Sとは異なり、ラグジュアリー性が高いのが特徴となっています。リアセクションをファストバックスタイルにしてガラスハッチを備え、ツーリングデッキというラゲッジスペースを設けています。
570GTの残価率は約50%です。1年後の残価率で半分の価値となるため、リセールバリューは低いといえます。
720S

・スーパーシリーズの第2世代モデル
・最高出力は720PS・最大トルク770Nm
・時速100kmに到達するまでの時間は2.9秒
経過年数 | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
1年後 | 3,530万円 | – | – |
3年後 | 3,530万円 | 3,077.2万円 | 87.1% |
5年後 | 3,530万円 | 2,094.2万円 | 59.3% |
7年後 | 3,530万円 | – | – |
10年後 | 3,530万円 | – | – |
720Sは、マクラーレンの市販車部門のスタンダードとなるスーパーシリーズの第2世代モデルです。最高出力が720PS、最大トルク770Nmで、時速100kmに到達するまでの時間はわずか2.9秒となっています。
720Sの残価率は、59.3%~87.1%です。3年後までは非常に高い残価率ですが、5年後から大幅に残価率が低くなるので注意しましょう。
GT

・マクラーレン初のグランドツアラー
・720sと同じプラットフォームを使用
・キャビンにたくさんの光が差し込む設計
経過年数 | 新車価格 | 買取価格 | 残価率 |
1年後 | 2,695万円 | 2,000万円~2,300万円 | 74.2%~85.2% |
3年後 | 2,695万円 | – | – |
5年後 | 2,695万円 | – | – |
7年後 | 2,695万円 | – | – |
10年後 | 2,695万円 | – | – |
GTは2019年に発売されたマクラーレン初のグランドツアラーです。720sと同じプラットフォームを使用しており、荷室が大幅に拡大しています。後方の視界が広くなって、キャビンにたくさんの光が差し込む設計となっているのが特徴です。
GTの買取価格は、2,000万円~2,300万円です。残価率は74.2%~85.2%なので、リセールバリューが高くなっていると言えるでしょう。ただし、中古市場で流通数が多いと、タイミングによっては買取価格が下がる可能性があります。
カーセブンは大手買取店でマクラーレンの買い取り実績も豊富でおすすめ。たった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。
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リセールバリューの高いマクラーレンをさらに高額で売却するなら買取を選ぶことがおすすめ。古い車でも買取可能です!
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リセールバリューが高いマクラーレンの特徴

マクラーレンを高く買取してもらおうと思うと、リセールバリューの高い車体に乗る必要があります。リセールバリューが高いマクラーレンには、いくつかの特徴があります。この特徴を知ることでより高く買取してもらえるようになるでしょう。リセールバリューが高いマクラーレンの特徴は、以下の3つです。
・長年ファンがいる車種
・入手困難な車種
・人気のあるボディカラーの車種
それぞれ詳しく解説していきます。
長年ファンがいる車種
長年ファンがいる車種は、リセールバリューが高くなります。たとえば、メルセデスベンツ・SLRマクラーレンは、2003年に発表されたメルセデスベンツとマクラーレンが共同で開発したスポーツカーです。時速100キロまでの到達時間が3.8秒のハイスペックスーパーカーであり、人気が高いです。
日本には22台のみ正規輸入されていますが、20年近く経ったいまでも、中古価格が平均5,380万円と非常に高額となっています。このように、長年ファンがいる車種は、リセールバリューが高いです。
入手困難な車種
マクラーレンの入手困難な車種は、リセールバリューが高い特徴があります。たとえば、765LTは2020年4月に発売された世界765台限定のモデルなので、新車価格が4,650万円のところ、中古の平均価格が6,370万円です。このように新車よりも中古のほうが価格が高いケースも多くあります。
人気のあるボディカラーの車種
マクラーレンは人気のあるボディカラーだと、リセールバリューが高くなります。マクラーレンの車全体でみると、シリカホワイトが人気です。シリカホワイトのマクラーレンが中古市場に出ると、価格が高くなる可能性があります。リセールバリューを高く保ちたいなら、シリカホワイトを選ぶのがおすすめです。
リセールバリューの低いマクラーレンの特徴

リセールバリューの高いマクラーレンの特徴だけでなく、リセールバリューが低い特徴も知ることも重要です。マクラーレンを購入するなら、リセールバリューの低いものを避けたいところなのではないでしょうか。ここからはリセールバリューの低いマクラーレンの特徴は、以下の3つです。
・国内で人気がない車種
・人気のないボディカラーの車種
・日本でマイナスイメージのある車種
それぞれ詳しく解説していきます。
国内で人気がない車種
国内で人気がない車種は、リセールバリューが低くなります。たとえば、650sは2014年4月に発売された新車価格3,200万円のマクラーレンが例として挙げられます。この車体は中古市場に数が多く、中古価格が1,632万円~2,199万円となっていて、人気がないことがわかります。
人気がない車種は新車価格と比べて中古価格が大幅に下がるため、リセールバリューが低くなります。リセールバリューが高いマクラーレンを購入したいなら、このような人気がない車種を避けるようにしましょう。
人気のないボディカラーの車種
人気のないボディカラーの車種は、マクラーレンでもリセールバリューが低くなります。650sを例とすると、マンティスグリーンは中古価格が低い傾向があります。年式・走行距離が近い車種でも、色がホワイト系なだけで100万円~400万円ほど価格が高くなるかもしれません。
そのため、リセールバリューが高いマクラーレンを購入したいなら、このような人気のないボディカラーは事前にチェックしておきましょう。
日本でマイナスイメージのある車種
マイナスイメージのある車種は、リセールバリューが低くなります。例として、マクラーレン・セナはF1レースなどでの発火が2件発生しました。そのうち1台は納車から数日だったということです。セナは500台限定販売なので、500台のうち2台が発火しているとなると、発火するリスクが高いと印象を受けてしまいかねません。
マイナスイメージがあるためか、セナは2023年10月時点で中古車で2件ほど流通しているのがみられました。世界限定500台の車が2台国内に流通しているのは、人気がないといえるでしょう。このように、マイナスイメージがある車種はリセールバリューが低くなる可能性が高いため、注意しましょう。
マクラーレンの中古車が安い理由は?

マクラーレンの中古車が安い理由は、他社メーカーと比べてマイナーなためです。スーパーカーとして競合になるのは、フェラーリやランボルギーニですが、マクラーレンはまだまだネームバリューや知名度で劣ります。
マクラーレンの前身であるマクラーレン・カーズが設立されたのは1985年ですが、フェラーリは1947年と約40年以上の差があります。車好きな人やスーパーカーを購入するような富裕層からすると、昔から伝統のあるメーカーのほうが人気です。そのため、マクラーレンの中古車は比較的価格が安くなる傾向にあるといえます。
リセールバリューが高いスポーツカーランキング

マクラーレンだけでなく、他のメーカーのリセールバリューも知りたい人は多いのではないでしょうか。どのようなメーカーが人気なのか知ることで、中古車の売却・購入を検討する際に役立ちます。リセールバリューが高いスポーツカーランキングは、以下のとおりです。
1位 フェラーリ
2位 ポルシェ
3位 ランボルギーニ
4位 マセラティ
5位 マクラーレン
それぞれ詳しく解説していきます。
1位 フェラーリ

フェラーリは1947年に設立されたイタリアの自動車メーカーです。レーシングカーや高級スポーツカーを製造しており、F1世界選手権でも数々の受賞経験があります。跳ね馬のエンブレムや赤いボディカラーが特徴的で、車に特別興味がない人でも知っているほどのネームバリュー・ブランド力があります。
フェラーリのリセールバリューは非常に高いです。生産台数が少なく、人気が高いことから投資目的で購入する人もいます。車種によって価格はさまざまですが、人気のものは10年落ちでも残価率100%を超えるものがあるほどです。
2位 ポルシェ

ポルシェは1931年に設立されたドイツの自動車メーカーです。クーペやセダン・SUVを専門としており、911やカイエンなど、人気の高級スポーツカーを生産しています。運動性や実用性などを備えながら、ひと目でポルシェとわかるような一貫したデザインが特徴です。
ポルシェはリセールバリューが高い車です。その中でも、ポルシェはグレードとオプションが重要です。スポーツクロノパッケージやホイール・サンルーフなど、オプションの有無によっても価格が変わります。また、新車で購入する場合、オプションなしで購入する人がそもそも少ないことも特徴といえます。
3位 ランボルギーニ

ランボルギーニは、1963年に設立されたイタリアの自動車メーカーです。ファイティングブルと呼ばれる猛牛のエンブレムが特徴で、ディアブロやウラカンなど車体が低いスポーツカーや、高級クロスオーバーSUVのウルスなどが代表的なモデルです。
ランボルギーニのリセールバリューは、そこまで高くありません。たとえば、5年落ちのウラカンで残価率64.8%なので、フェラーリと比べると中古価格が低いです。
また、ラグジュアリーな内装ゆえに、レザーや内装パネルの擦れなどがあると、リセールバリューが下がります。リセールバリューを意識してランボルギーニを購入するなら、内装の傷には注意して使う必要があります。
4位 マセラティ

マセラティは1914年に設立されたイタリアの自動車メーカーです。ギブリやクアトロポルテなどの高級セダンが人気で、迫力あるエンジンサウンドやリムジンのようなラグジュアリーな内装が魅力です。
マセラティのリセールバリューは、個体によって価格が大幅に変わります。特にマセラティはカスタマイズされている車の需要が高いです。よって、売却する際はカスタマイズをアピールすることで、より高く売りやすいでしょう。
また、マセラティは電気系統の故障が多いといわれています。小さな故障であったとしても、リセールバリューが下がる要因となるため、注意が必要です。
5位 マクラーレン

マクラーレンは競合自動車メーカーと比べると、リセールバリューが低いです。マクラーレンは毎年新モデルをリリースする方針なので、既存モデルのリセール価格が下がりやすくなっています。
また、車のリセールバリューは、人気が高いクルマほど高くなります。マクラーレンは名だたるスポーツカーメーカーの1つですが、フェラーリやランボルギーニなどと比べるとマイナーです。よって、リセールバリューは競合自動車メーカーよりも低いと言えるでしょう。
まとめ

この記事はマクラーレンのリセールバリューについてついて解説しました。また、マクラーレンの中古車が安い理由もあわせて解説しています。
マクラーレンは1990年に設立されたイギリスのスポーツカーメーカーです。F1シーンを中心として人気がありますが、リセールバリューは車種によってばらつきがあります。また、フェラーリやポルシェと比べるとまだ歴史が浅いことからこれらのメーカーと比べると中古車が安くなっています。
売却する前に車種ごとのリセールバリューをチェックしておくことが重要です。この記事を参考に、マクラーレンの売却を検討してみてください。
カーセブンは大手買取店でマクラーレンの買い取り実績も豊富でおすすめ。たった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。
少しでも損をしたくない方は、カーセブンにお気軽にご相談ください。
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リセールバリューの高いマクラーレンをさらに高額で売却するなら買取を選ぶことがおすすめ。古い車でも買取可能です!
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