アルファードが値崩れしているのはなぜ？その理由や高く売るコツを徹底解説！

アルファードに魅力を感じて購入された方や検討している方の中には、「アルファードは値崩れする？」「値崩れするのなら理由が知りたい」といった疑問や悩みを抱えている方がいるのではないでしょうか。実際のところ、アルフォードは販売台数が多いことやフルモデルチェンジが行われていることから、値崩れします。

この記事では、アルファードが値崩れしにくい理由や、アルファードを高く売るコツなどを解説します。アルファードが値崩れする前に高く売ってしまいたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

リセールバリューは年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化するので、日頃のチェックが必要です。カーセブンはたった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。

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そもそもリセールバリューとは？

リセールバリューとは、購入した車を売却したときの再販価格のことです。ここでは、リセールバリューについて詳しく解説します。あわせてリセールバリューの計算方法も紹介します。まずはリセールバリューがどのようなものかを把握しましょう。

リセールバリューとは？

リセールバリューとは、愛車の資産価値のことです。数年後に新車価格の何％で売却できるかがわかる残価率からリセールバリューが高いか低いかがわかります。一般的に、年式が古く走行距離が長ければ、売却時の値段は下がる傾向にあります。

また、市場のニーズに応じて買取相場は大きく変化します。フルモデルチェンジや競合車の販売などの影響で、買取相場は下がります。そのため、車の売却を考えているのであれば、できるだけ早い方が売却額は高くなるでしょう。

リセールバリューが高ければ高いほど、手離したときに残る金額が多くなります。

リセールバリューの計算方法

リセールバリューは新車価格に対して、何割程度で買取してもらえるかです。具体的なリセールバリューの計算方法は、以下のとおりです。

一般的な車のリセールバリューの目安を、以下にまとめました。

経過年数	平均的な残価率
3年落ち	50〜60％程度
5年落ち	40〜50％程度
7年落ち	20〜30％割程度
10年落ち	5〜10％程度

上記はあくまでも目安で、車種や車の状況によって大きく異なります。正確な売却額が知りたい場合には、ネットで買取相場を調べたり、一括査定に申し込んだりしてみるのがおすすめです。

アルファードが値崩れしている理由

アルファードが値崩れしている理由は、以下のとおりです。

ここからは、それぞれ解説していきます。

販売台数が多いから

アルファードは、軽自動車を除く乗用車の中で10位にランクインするほど流通台数が多いです。2022年度の新車販売台数は、60,225台にもなります。

リセールバリューが高くなる要因には、希少性が高いかどうかがあります。そのため、販売台数が多い車はリセールバリューが下がるでしょう。

また、中古車市場のニーズが高いか低いかも、リセールバリューに大きく影響します。アルファードはニーズが高いため、一見リセールバリューが高くなると思われがちです。しかし、「販売台数が多い＝供給が多い」となるため、値崩れがおきています。

現行モデルの販売期間が長いから

アルファードは、2023年6月にフルモデルチェンジをして4代目が発売されました。3代目は2015年に販売され、2017年にマイナーチェンジが行われたのみで7年間販売されました。

7年落ちのアルファードは価格がどうしても下がります。

車の寿命を越えた1代目・2代目が多いから

アルファードの1代目は2002年、2代目は2008年に発売が開始されました。そのため、現在中古車市場に出回っているものは寿命を超えているかもしれません。

10年落ち以上している場合は、リセールバリューが約0.5〜1割程度まで落ちるでしょう。また、故障のリスクが上がり、メンテナンス費用の方が高くなる可能性もあります。

さらに、13年落ち以上の車は、自動車税が約15％、重量税が約40％も高くなります。そのため、日本では需要が低くなり中古車としての価格が下がります。

走行距離が長いから

走行距離が長くなればなるほど、中古車の価格は下がるのが一般的です。10万kmを超えている車は、大幅に価格が下がってしまいます。アルファードはファミリーカーや送迎車として人気が高く、10万kmを超える車も多くあります。

しかし、きちんとメンテナンスをされているアルファードであれば、大きな故障がなく走行ができます。10万kmを超えてもアルファードに乗っている方が多いのは、故障のリスクが少ないことも理由の1つです。

フルモデルチェンジされているから

アルファードは2023年6月に現行モデルの3代目から、フルモデルチェンジが行われ4代目が発売されました。一般的にフルモデルチェンジの発表や販売があった後には、現行モデルの価値が一気に下がります。2代目のモデルは、3代目の販売にあわせて、価格が下がった過去があります。

ただし、4代目アルファードは2023年9月現在受注を停止されていることや、納期待ちが長くなっていることから、中古車の需要が高くなっています。そのため、本来であれば一気に値崩れしますが、少し緩やかな傾向にあります。

【エンジン別】アルファードのリセール推移

アルファードのリセールバリューはどのように推移していくのでしょうか。ここからは、アルファードのリセール推移を、エンジン別に紹介します。

ガソリン車

アルファードガソリン車のリセール推移は、以下のとおりです。

経過年数	残価率
3年落ち	91％
5年落ち	82％
7年落ち	61％
10年落ち	23％

3年落ちの車であれば、一般的に5割程度価値が下がります。しかし、アルファードの場合は3年落ちでも9割程度のリセールバリューがあります。

ま7年落ちでガクッとリセールバリューが落ちてしまいますが、10年落ちになるとさらに顕著にリセールバリューが下がります。

ハイブリッド車

アルファードハイブリッド車のリセール推移は、以下のとおりです。

経過年数	残価率
3年落ち	81％
5年落ち	68％
7年落ち	53％
10年落ち	27％

アルファードハイブリット車のリセール推移は、ガソリン車に比べると価値が下がるのが早い傾向にあります。これは、ハイブリッドの性能が悪いわけではなく、新車価格がガソリン車の方が安く需要が高いからです。

また、海外では静かな走行よりも走行に十分なパワーが求められる傾向にあります。そのため、ハイブリッド車よりもガソリン車の人気が高くなり、相対的にハイブリッド車のリセールバリューが下がります。

【2023年最新版】年式別アルファードのリセールバリュー

アルファードが値崩れをしていると解説しましたが、実際にどれくらいのリセールバリューになるのでしょうか。年式別アルファードのリセールバリューについてみていきましょう。

1〜3年落ち

1〜3年落ちのアルファードのリセールバリューは、以下のとおりです。

月別	モデル	2023年5月	2023年6月	2023年7月	2023年8月	2023年9月
最大値	ガソリン	126％	105％	141％	128％	120％
ハイブリッド	79％	118％	105％	88％	110％	91％
最小値	ガソリン	52％	55％	49％	59％	50％
ハイブリッド	50％	51％	51％	55％	56％	46％

2023年10月時点で1〜3年落ちにあてはまるモデルは、以下のとおりです。

フルモデルチェンジの発表で、2023年6月に価値が下がりましたが、受注の台数や納期の遅れなどが理由で2023年7月には価値が上がりました。それ以降は、徐々に落ち着いている傾向にあります。

4〜5年落ち

4〜5年落ちのハイラックスのリセールバリューは、以下のとおりです。

月別	モデル	2023年5月	2023年6月	2023年7月	2023年8月	2023年9月
最大値	ガソリン	84％	97％	101％	100％	102％
ハイブリッド	64％	77％	73％	78％	79％	78％
最小値	ガソリン	40％	45％	38％	41％	37％
ハイブリッド	48％	41％	43％	40％	41％	41％

2023年10月時点で4〜5年落ちにあてはまるモデルは、以下のとおりです。

1〜3年に比べると、リセールバリューが若干下がる傾向にあります。

6〜8年落ち

6〜8年落ちのハイラックスのリセールバリューは、以下のとおりです。

月別	モデル	2023年5月	2023年6月	2023年7月	2023年8月	2023年9月
最大値	ガソリン	61％	98％	64％	75％	68％
ハイブリッド	60％	58％	56％	57％	59％	62％
最小値	ガソリン	24％	30％	29％	29％	20％
ハイブリッド	29％	27％	30％	24％	29％	29％

2023年10月時点で6〜8年落ちにあてはまるモデルは、以下のとおりです。

4〜5年落ちに比べると若干下がりますが、他の車種に比べると高い傾向にあります。

9年以上落ち

9年以上落ちのアルファードのリセールバリューは、以下のとおりです。

月別	2023年5月	2023年6月	2023年7月	2023年8月	2023年9月	2023年10月
最大値	38％	36％	39％	405	38％	47％
最小値	3％	3％	3％	3％	2％	3％

2023年10月時点で9年以上年落ちにあてはまるモデルは、以下のとおりです。

9年以上落ちしているアルファードは、かなりリセールバリューが下がっています。ほとんど値がつかない車体もあります。

リセールバリューの高いアルファードの特徴

アルファードの中でも、リセールバリューには違いがあり、リセールバリューの高い車体には共通した特徴があります。ここからは、リセールバリューが高いアルファードの特徴について解説していきます。

人気のカラー

アルファードのリセールバリューが高いカラーは、以下の2つです。

あまり人気のないシルバーと比べると、売却時に20〜30万円以上買取価格がアップする可能性があります。特にこだわりがなければ、定番の2カラーがおすすめです。

国内需要は少ないですが、マレーシアではダークレッドマイカメタリックが人気が高くなっています。海外に販路を持っている業者に売るのであれば、ダークレッドマイカメタリックでも良いでしょう。

人気グレード

アルファードのガソリン車で人気のグレードは「2.5Z」です。一方、ハイブリッド車は「Z」の人気が高いです。人気のグレードはリセールバリューも下がりにくく、供給数が少なくなればリセールバリューがさらに高くなる傾向にあります。

また、アルファードはハイブリッド車よりもガソリン車の方がリセールバリューは高くなるでしょう。リセールバリューを考えて購入するのであれば、ガソリン車の2.5Zを選ぶのがおすすめです。

人気のオプション

アルファードの中で人気のオプションは、以下のとおりです。

すべてのオプションが必要なわけではありません。しかし、どうせ付けるのであればフルスペックがおすすめです。

アルファードを高く売る方法

アルファードは値崩れをしやすい車ですが、少しでも高く売りたいと考える方もいるのではないでしょうか。ここでは、アルファードを高く売る方法について解説します。

傷は自分で直さない

査定前に傷を自分で直すのはおすすめしません。もちろん、自分で修理すれば修理キット代だけで済むのでかなり安いです。

自分で直して逆に悪化させてしまうと、査定額が下がるリスクがあるため、何もせずに査定に出した方が良いでしょう。そもそも、多少の傷は査定額に大きな影響を与えません。

修理業者に依頼して傷を直したとしても、修理費用が高くつくことがあります。自分で直せる傷であっても、何もせずに査定に出しましょう。

メンテナンスノートを用意しておく

車の売却時には、メーカーの保証書と点検記録簿がセットになったメンテナンスノートを必ず用意しておきましょう。点検記録簿には、これまでのメンテナンス記録がすべて記載されています。

点検記録簿には修復歴も記載されているため、不利に働くと思う方もいるのではないでしょうか。たしかに、修復歴があると買取価格は下がります。しかし、修復歴を隠して売却後に修理歴があることが発覚した場合、トラブルに発展することもあるので、事前に報告をしておきましょう。

車を売る時期を見極める

1年を通じて1〜3月と9月は新車・中古車問わず、需要が高くなるため最も売れる時期です。この時期に、中古販売業者はできるだけ在庫を確保しておきたいため、査定額を上げてくれる可能性があります。

また、フルモデルチェンジがあると、旧型モデルはリセールバリューが下がる傾向にあります。ただし、新型の売れ行きや納期目安によっては旧型モデルの需要が高まるかもしれません。

自分が売りたいと思ったときに、価格に納得できるのであれば、早く売却するのがおすすめです。

内外装をきれいにしておく

車の内外装の清潔さは、決して必須条件ではありません。しかし、場合によっては査定士の印象が良くなり、査定額のアップになることもあります。外装に関してはボディの汚れはもちろん、タイヤホイールの汚れも落としておくのがおすすめです。

また、内装については査定前だけでなく、定期的に清掃もしておくようにしておきましょう。査定士が車を大切にしていることを汲み取って、査定額を高くしてくれるかもしれません。

車検が切れる前に売る

車検を通した直後に車を売却をすると、車検費用が高くつくことがほとんどです。しかし、車検が切れてしまってから査定に出すと、価格が下がる可能性があります。

さらに、還付金が受けられる可能性もあるので、できるだけ車検が残っている状態で売却しましょう。

事前に買取相場を調べておく

査定に出す前に買取相場を調べておくようにしましょう。なぜなら、買取相場を知らないと、査定額が妥当であるか判断できないからです。

業者の中には安く買い叩こうとしてくる場合もあるので、事前に知っておくことはとても大切です。

下取ではなく買取業者を選ぶ

自動車を売る場合の主な方法として、下取りや業者による買取が挙げられます。

下取りは、古い車の売却と新しい車の購入がワンストップで済むので、手間がかからず便利なことが最大のメリットといえますが、ディーラーにとって下取りはあくまでサービスの一環で、中古車買取業者とは査定の基準も異なります。

多くの方は新しく購入する車のディーラーに下取りに持っていく方が大半ですが、オークションなどの中間の流通がある分、損する可能性が高い典型的なパターンです。想像以上に価格が安かったというケースは少なくありません。

総合すると、買取業者を選ぶことが高く売るためのコツであり、カーセブンはその買取業者の中でも高額買取を実現できる数少ないサービスです。

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アルファードのリセールバリューを競合車と比較

アルファードのリセールバリューを、競合車と比較してみました。それぞれみていきましょう。

【日産】セレナ

日産セレナのリセールバリュー目安は、以下のとおりです。

経過年数	残価率
1〜3年落ち	33〜90％
4〜5年落ち	20〜72％
6〜8年落ち	1〜51％

セレナは一般的な車と似たような下がり方をしています。アルファードと比べると、かなりリセールバリューが低くなっていることがわかります。

6〜8年落ちの場合は、セレナもアルファードもほとんど差はありません。

【三菱】デリカD:5

三菱 デリカD:5のリセールバリュー目安は、以下のとおりです。

経過年数	残価率
1〜3年落ち	60〜76％
4〜5年落ち	40〜71％
6〜8年落ち	9〜51％

デリカD:5は、アルファードに比べるとリセールバリューの下がるのが早いです。また、アルファードに比べると1〜3年落ちの場合は、10〜20％程度の差があることがわかります。

ただし、6〜8年落ちであれば、リセールバリューにあまり差はありません。

【ホンダ】ステップワゴン

ホンダ ステップワゴンのリセールバリュー目安は、以下のとおりです。

経過年数	残価率
1〜3年落ち	66〜85％
4〜5年落ち	33〜52％
6〜8年落ち	18〜56%

4〜5年落ちのアルファードが50〜100％程度のリセールバリューに対して、ステップワゴンは33〜52％程度です。このことから、ステップワゴンが一気に価格が落ちていることがわかります。

まとめ

この記事では、アルファードのリセールバリューについて解説しました。

アルファードは値崩れがおきている車で、フルチェンジモデルが販売されたことや走行距離が長いことなどが原因として挙げられます。

アルファードを少しでも高く売却したいと考えているのであれば、定番カラーのホワイトパールクリスタルシャインやブラックがおすすめです。この記事を参考に、新車や中古車でのアルファード購入の参考にしてください。

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