近年、大人の高級車として人気が高まっているマセラティですが、リセールバリューは悪いといわれています。一般的に、マセラティに限らず輸入車はリセールバリューが低い傾向にあるようです。しかし、なぜませたティの車のリセールバリューは低いのでしょうか。
リセールバリューは年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて日々刻々と変化するので、日頃のチェックが必要です。カーセブンはたった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。
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この記事でわかること
- ・マセラティのリセールバリューランキング
- ・マセラティのリセールが良くない理由
- ・マセラティの中でリセールが高い車種
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目次
そもそもリセールバリューとは?
リセールバリューは「再販価値」のことで、車を売るときにどれくらいの価値があるかを表した数値です。車の価値は新車購入時から徐々に下がっていきます。そのため、数年経っているものの価値は、新車購入時の50%ということもあります。
しかし、中にはリセールバリューが良いものもあり、そのような車は「リセールバリューが高い車」と評価されるのです。リセールバリューは年式や車種、車の状態によって差が出るので、新車購入から3〜5年後に買い替えを考えているのであれば、リセールバリューが高い車を買うのが良いでしょう。
マセラティの車のリセールバリューが低い理由

マセラティは、イタリアの高級自動車メーカーです。フェラーリと同じくフィアットの傘下で、共通のエンジンやミッションを搭載しているモデルもあります。しかし、マセラティはリセールバリューが低いといわれています。その理由として、以下のようなものが挙げられます。
・イタリア車によくある不具合が多い
・メカニカルトラブルが多い
上記に挙げた理由について詳しく解説します。それぞれみていきましょう。
イタリア車によくある不具合が多い
イタリア車は全般に不具合が多いですが、特にマセラティは電気系統が故障しやすいといわれています。たとえば電気系統の故障としてナビの音声ガイドに不具合が起こる場合や、シートメモリーの内容が初期化されるケースなどが挙げられます。
ただし、普段運転するときに重大な支障があるわけではないため、放置している方もいるようです。しかし、不具合を放置したままの車は、買取価格が低くなります。
メカニカルトラブルが多い
メカニカルトラブルが多いこともリセールバリューが低い理由として挙げられます。メカニカルトラブルとは、エンジン系統の故障です。エンジンがかからなくなったり、運転中に警告灯が点いたりすることがあります。
他にも、タイヤ周辺のサスペンション、いわゆる足回りに不具合が出ることもあります。メカニカルトラブルは、運転に支障が出るのですぐに修理が必要となり費用もかかります。
電気系統の不具合と同じく、メカニカルトラブルが多い車はマイナスイメージが強くなるため、マセラティの車はリセールバリューが低くなる傾向にあるのです。
マセラティの車の人気が低い理由

マセラティは、イタリアの高級自動車メーカーですが人気が低いのはなぜでしょうか。人気が低い理由として、以下のような4つがあげられます。
・知名度が低い
・故障の心配がある
・維持費が高い
・正規ディーラーが国内に少ない
それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
知名度がそこまで高くない
マセラティはラグジュアリー感があり、大人のスポーツカーとして人気が高まっています。しかし、ポルシェやフェラーリと比べるとマセラティの日本での認知度は、それほど高くありません。
中古車となったとき、知名度が高くないと買い手が少ないため、価格を下げないと売れない傾向にあります。そのため、中古車販売業者はなるべく低い価格で仕入れる必要があり、査定額を低くしようとするのです。
マセラティとポルシェでは、ポルシェの方が認知度が高く人気があるので、同じような条件でもポルシェの方がリセールバリューは高くなります。マセラティのようにそこまで知名度が高くない車は、リセールバリューが低くなります。
故障の心配がある
故障の心配がある点も人気が低い理由の1つです。特にマセラティは故障の心配が高く、中古車で買う場合、不安に思う方も多いようです。たとえば、トランスミッションやエンジンといった大きな部品が故障すると、修理や交換に数百万円かかることもあり、大きな負担になります。
このような理由で故障率が高いマセラティは人気が下がることから、中古車が多く出回ることになりリセールバリューも低くなる傾向があります。
維持費も高い
マセラティは、維持費が高いことも人気が低い理由の1つです。高級車に位置づけされているマセラティは、部品や修理費用が高額になります。また、オイル交換や車検も一般的な車よりも高額になるため、維持費が高くなります。
年間の維持費は、一般的な国産車は10万円程度ですが、マセラティの車は30万円以上かかることもあります。何年も維持するとなると維持費が高いため、マセラティの車を売る方もいるかもしれません。
その結果、マセラティの中古車が出回り供給が多くなってしまい、価格が下がるという現象が起こるのです。
正規ディーラーが国内に少ない
マセラティの正規ディーラーは、全国各地にはありません。そのため、故障やアフターサービスに対しての不安が生まれます。正規ディーラーが国内に少ないことも人気が低くなる理由の1つです。
車が故障したとき、近くにディーラーがあればすぐに修理の依頼できますが、ディーラーが遠いと時間も費用もかかります。また、一般的な自動車修理工場では、外国車専門の整備士が常駐しているとは限らないため、修理を受けてくれない可能性もあります。
正規ディーラーが近くにないと、故障やアフターサービスに対して不安に思う人がいるでしょう。これも人気が低くなる要因となるのです。
マセラティのリセールバリューランキング

今現在、マセラティの車の購入を検討している人もいるでしょう。ここからは、マセラティのリセールバリューランキングと車種ごとに特徴を紹介していきます。
1位ギブリ

・マセラティ初のセダンモデル
・デザインが魅力的で人気が高い
・ベースグレードにディーゼルエンジンを採用
経過年数 | グレード | 新車価格 | 買取相場 | 残価率 |
1年後 | セダンベースグレード | 約895万円 | 約788万~964万円 | 88.% |
3年後 | セダンベースグレード | 約895万円 | 約584万~715万円 | 65% |
5年後 | セダンベースグレード | 約895万円 | 約393万~481万円 | 43% |
7年後 | セダンベースグレード | 約895万円 | 約302万~369万円 | 33% |
11年後 | セダンベースグレード | 約895万円 | 約186万~227万円 | 20% |
マセラティ初のセダンモデルであるギブリは、新車価格から3年で約65%、5年で約43%と残価率の平均は50%くらいと高めです。しかし、他の外国車と比べると残価率はかなり低くなっています。リセールバリューを期待するなら1年以内に乗り換えるのが良いでしょう。
2位 グラントゥーリズモ

・2007年に販売が開始されたマセラティの中では新しい
・2ドアクーペ
・大きなエンジンを搭載していて長距離移動に適している
経過年数 | グレード | 新車価格 | 買取相場 | 残価率 |
5年後 | スポーツ MCオートシフト | 約1,830万円 | 約1,061万円 | 57% |
7年後 | スポーツ MCオートシフト | 約1,830万円 | 約586万円 | 32% |
10年後 | スポーツ MCオートシフト | 約1,830万円 | 約394万円 | 22% |
グラントゥーリズモは2007年に登場したマセラティの中では比較的新しい車種です。5年落ちからのデータしかありませんが、5年で残価率は約57%と半分近くまで落ち込んでいます。その後、7年で約32%、10年で約22%と残価率は下がっていきます。しかし、マセラティの車の中ではやや残価率が高い車です。
3位 レヴァンテ

・マセラティ初のSUV
・スポーティなデザイン
・優れた加速性、運転性能が高い
経過年数 | グレード | 新車価格 | 買取相場 | 残価率 |
1~3年後 | レヴァンテ グランスポーツ | 約1,122万〜2,077万円 | 約432万~801万円 | 38% |
5年後 | レヴァンテ グランスポーツ | 約1,122万〜2,077万円 | 約422万~783万円 | 37% |
6~8年後 | レヴァンテ グランスポーツ | 約1,122万〜2,077万円 | 約410万~760万円 | 36% |
マセラティ初のSUVがレヴァンテです。スポーティなデザインとSUVブームでマセラティの中では残価率が高いくなっていますが、1~3年の間に残価率は38%かなり低くなっています。5年後以降も30%以上の残価率が給ているので、下がり方は緩やかといえます。リセールを見込む場合でも、5年ほど乗っても問題ないでしょう。
4位 クアトロポルテ

・マセラティがこだわりを持つ4ドアスポーツ
・フェラーリのV8エンジンとミッションを搭載
・ラグジュアリーな内装
経過年数 | グレード | 新車価格 | 買取相場 | 残価率 |
6~8年後 | クアトロポルテ S | 約1,175万円〜1970万円 | 約153万円~334万円 | 13〜17% |
9年後 | クアトロポルテ S | 約890万円〜1850万円 | 約17万円~279万円 | 2〜15% |
ラグジュアリーな空間が魅力的なクアトロポルテは、新車購入から1〜2年で50%ほどの価格に下落するといわれています。また、8年後には15%前後、9年後には10%前後と残価率がかなり低くなっています。リセールは気にせずに乗る方が良いかもしれません。
5位 クーペ

・2002年から2007年まで販売されていたスポーツカー
・高い走行性能
・本革を使用した高級感ある内装
経過年数 | グレード | 新車価格 | 買取相場 | 残価率 |
9年以上 | クーペMCP | 約1,150万〜 1,195万円 | 約69万~82万円 | 6.9% |
クーペは2007年まで販売されていたマセラティのスポーツカーです。現在は中古車でしか手に入らない車といえます。しかし、残価率は低く、マセラティの車の中でもリセールバリューがあまり期待できない車であるといえるでしょう。
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リセールバリューの高いマセラティの車種

リセールバリューが低いマセラティですが、車種によってはリセールバリューが期待できるものもあります。ここでは、以下のようなタイプ別に特徴を紹介します。
・スポーツカー
・SUV
・セダン
それぞれリセールバリューが期待できる車種もあるので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
スポーツカー
ドライブすることが好きな人が好んで乗る車がスポーツカーです。かっこいいフォルムが魅力で、操縦性や早く走るための機能が備えられています。
マセラティの中で代表的なスポーツカーといえば、2007年に販売を開始した「グラントゥーリズモ」です。2019年に初代モデルの販売が終了しましたが、2022年には2代目モデルが販売され人気を博しています。
グラントゥーリズモは、2ドアクーペタイプで長距離移動に適した大きなエンジンを搭載しています。ターボではなく自然吸気エンジンで、そのエンジン音も人気の1つです。外国車全体で見るとリセールバリューは低い方ですが、マセラティの車の中ではスポーツカーはリセールバリューが高いタイプです。
SUV
最近人気があるSUVとは、スポーツ用多目的車のことで、荷台が広くスポーツ用品やキャンプ用品などが乗せられる車のことです。2016年から販売が開始している「レヴァンテ」は、マセラティが初めて手掛けたSUVで人気があります。
レヴァンテは、SUVでありながらスタイリッシュなボディや、マセラティならではのラグジュアリー感が魅力です。マセラティの中ではギブリ、グラントゥーリズモに次いでリセールバリューが高いといわれています。
サンルーフなどのオプションを搭載したモデルやディーゼルエンジン搭載モデルは、市場価値が高いのでリセールバリューも高くなる傾向があります。
セダン
セダンとは、乗室、エンジンルーム、荷室の3つのボックスから構成される乗用車のことで、一般的に4ドアの車です。マセラティのセダンといえば、「ギブリ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ギブリはデザイン性の高さや、マセラティ初のディーゼルエンジンを搭載しているため人気があります。車内も静かで長距離移動でも疲れにくいシートを採用しています。マセラティの中では、広く知られているモデルのため中古車市場でもニーズが高い方です。
外国車の中ではマセラティの認知度が低いため、リセールバリューも低いといわれていますが、ギブリのようなセダンは知名度もあるのでリセールバリューが高い傾向があります。
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マセラティの車はリセールバリューの算出が難しい

マセラティの車は、リセールバリューの算出が難しいといわれていますがそれはなぜでしょうか。
理由の1つに年式や仕様、状態によって価格に個体差があるため、平均的な価格を出すのが難しいことが挙げられます。同じ車種、年式、仕様でも故障を放置してあったり、状態が悪かったりする車はリセールバリューが低くなります。
また、マセラティの車は、中古車市場では一般的な国産車と比べ台数が少なく、買い取り実績も少ないため、リセールバリューの算出が難しい傾向があります。
マセラティの車は値落ち率が高い

値落ち率とは、新車で買ったときの金額から売却するときの金額がいくら下がっているのかを割合で表したものです。たとえば、100万円で買った車が50万円で売れたら、値落ち率は50%です。
マセラティの車は、値落ち率も高い傾向にあります。これもリユースバリューが低いことと同じ理由で、故障やアフターフォローの心配や維持費が高いこと、知名度が低いことなどが挙げられます。
中古車市場で人気が低い車は、リセールバリューはもちろん、値落ち率も高くなる傾向です。
値落ちは車種によって異なる
マセラティの車は、値落ち率が高い傾向にありますが車種によって異なります。マセラティの車の中でもセダンのギブリの値落ち率は、1〜2年で新車購入額の20〜40%という数字が出ています。
その他、クワトロポルテ、グラントゥーリズモは50〜70%といわれており、数字を見るとマセラティの車の中でも値落ち率が異なるのがわかります。そのため、マセラティの車は車種によって値落ち率が異なるといわれています。
リセールバリューが高いマセラティの車の特徴

リセールバリューが高いマセラティの車には、どのような特徴があるでしょうか。ここでは、リセールバリューが高いマセラティの車の特徴について詳しく解説します。
セダンのスポーツカー
マセラティの車で、セダンのスポーツカーといえば「クワトロポルテ」ではないでしょうか。クワトロポルテのクワトロはイタリア語で「4」、ポルテは「扉」という意味で、4ドアタイプの高級スポーツカーです。
クワトロポルテは、高級外車に乗りたいけれどフェラーリは派手すぎると考えている方が好んで乗ることが多い車です。また、同じフィアット傘下のフェラーリと同じエンジンを搭載していて、マセラティらしいラグジュアリーな内装が特徴となり、リセールバリューの高い車といえます。
ボディは白か黒の人気色
マセラティの車の中でも、白か黒の人気色はリセールバリューが高い車です。マセラティの車の高級感に、黒のボディーカラーがよく映えて迫力があるといわれています。また、日本では国産車・外国車を問わず、白のボディーカラーは傷や汚れが目立ちにくいため人気があります。
中古車市場では、人気の色はよく売れることから、買取業者も積極的に買い取る傾向にあります。そのため、マセラティの車の中でも、人気のボディーカラーはリセールバリューが高くなるといわれています。
人気モデルで希少価値が高い
マセラティの車の中で人気が高い車種もリセールバリューが高くなっています。マセラティの車はフェラーリと同じエンジンを搭載していることや、ラグジュアリーな内装など、魅力が高く認知度も上がってきていることから選ぶ人が増えています。
数あるマセラティの中古車の中でも、人気モデルは希少価値が高いためリセールバリューが高くなっています。たとえば、ギブリは平均して43%程度と残価率も高く、1番人気です。
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まとめ

この記事では、マセラティの車のリセールバリューをランキング形式で解説しました。マセラティの車は、ポルシェやフェラーリと比べると認知度が低いことや維持費がかかることから、リセールバリューが低い傾向があります。
しかし、セダンのスポーツカーなどの人気モデルや万人受けするボディーカラーの車であれば、リセールバリューが高くなる可能性もあります。
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