5年落ちのヴェルファイアの買取・下取り価格相場はどれくらい？乗り換えのタイミングもあわせて解説

5年落ちのヴェルファイアを所有する方の中には、売却を検討している方もいるかもしれません。車の価値は経年と共に変動し、乗り換えのタイミングを間違えると損してしまう可能性もあります。

そこでこの記事では、5年落ちのヴェルファイアの買取・下取り価格相場について解説します。また、乗り換えのタイミングなどについてもあわせて解説しています。

一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。
少しでも損をせずに車を買い替えるなら早めの行動が先決です。

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5年落ちのヴェルファイアは何代目？グレードは何がある？

2023年を起点として5年落ちとなった場合、2018年モデルが該当します。2018年モデルのヴェルファイアには、以下のグレードが存在します。

2.5Lガソリンエンジン搭載車がベースモデルとなり、2.5Zがエントリーモデルとなっています。そして、装備が充実したAエディション、豪華な内装などが印象に残るGエディションなどが存在します。

また、3.5リッターモデルの中でも、シートに快適機能を搭載しているエグゼクティブラウンジシートが特に人気です。

【走行距離別】5年落ちのヴェルファイアの買取・価格相場

中古車の価値を決める要素として、走行距離があります。走行距離は、一般的には1年で10,000kmが基準といわれており、5年落ちのモデルであれば50,000km前後が基準となります。

実際の5年落ちのヴェルファイアにおける、走行距離別の相場は以下のとおりです。

走行距離	買取相場
20,000km以下	385万円〜590万円
20,001km〜40,000km	280万円〜450万円
40,001km〜60,000km	235万円〜435万円
60,001km〜80,000km	270万円〜420万円
80,001km〜100,000km	240万円〜450万円

グレードにもよるものの、40,000km以下であれば非常に高い金額で売却できることがわかります。また、80,000kmを超えていても、グレードやオプションによっては400万円を超える買取相場が目指せます。

そのため、ヴェルファイアは買取価格が下がりにくいと言えるでしょう。

【グレード別】5年落ちのヴェルファイアの買取・下取り価格相場

ヴェルファイアで、5年落ちモデルのグレード別買取相場は、以下のとおりです。

グレード	買取相場
X	270万円〜305万円
Z	235万円〜410万円
Z　Aエディション	250万円〜307万円
Z　Gエディション	360万円〜450万円
ZＲ	290万円〜410万円
エグゼクティブラウンジ	400万円〜590万円
エグゼクティブラウンジ　Z	420万円〜450万円

エントリーモデルのZグレードであっても、最低235万円と高い金額で売却されています。また、エグゼクティブラウンジでは、最大590万円とリセールバリューも高い状況です。

このことから、エグゼクティブラウンジは別格の人気を誇り、その他グレードも高いリセールバリューを誇る車種であるといえます。

査定額が高いヴェルファイアの特徴

ヴェルファイアの査定を受ける際に、高くなるポイントがいくつか存在します。ここでは、査定額が高いヴェルファイアの特徴を紹介します。

ボディカラーが人気カラーのヴェルファイア

一般的に、自動車の価格が決まる要素として、外装のカラーリングがあります。カラーリングは車全体の印象を与えるものであり、自分好みのものである必要があります。

ヴェルファイアの場合、他の車と同様にスタンダードなカラーリングとなるホワイトとブラックが人気です。特に、ホワイトパールとブラックが人気となっており、買取価格が20万円近く高くなるケースもあります。

さらに、ブラックの中でもヴェルファイア専用色となる、バーニングブラッククリスタルシャインガラスフレークは、若者だけでなく高齢の方にも高く評価されています。

人気オプションが装備されたヴェルファイア

ヴェルファイアの買取時、人気オプションがあると買取価格が高くなる傾向にあります。ヴェルファイアの特に人気のあるオプションは以下のとおりです。

リアエンターテインメントシステムは、後列でも映像を楽しめるオプションで、子どもがいるファミリー層から特に人気です。また、後列に人を乗せる機会が多い方にとって、両側電動スライドドアは欠かせないオプションとなっています。

以上のようなオプションがあれば、より高値での買取が期待できるでしょう。

「エグゼクティブラウンジ」グレードのヴェルファイア

ヴェルファイアは、どのグレードも基本的にリセールバリューが高い車として有名です。その中でも特に人気の高いグレードは、最上級グレードの位置づけとなる「エグゼクティブラウンジ」です。

エグゼクティブラウンジは、日本国内のみならず海外の需要もあります。また、ZGエディションは東南アジアで人気が高く、リセールバリューが高い傾向にあります。

5年落ちのヴェルファイアの口コミ・評判

5年落ちのヴェルファイアについては、SNSで以下のような口コミや評判がみられます。

同じガレージの富豪おじさんから「兄ちゃんヴェルファイアいらん？買ってもうすぐ5年落ちやけど、全然乗ってないから200くらいで売っちゃるよ〜」って言われたけど、金無いので逃げてきた

— き ょ ん (@kyon_CRZ) June 9, 2021

今日回ったお客さん、早速ヴェルファイア注文してて羨ましかった…
何がすごいって今乗ってる5年落ちエスクァイアの下取り300万。。。
トヨタ車のリセール凄いわ…

— ｲﾌﾞｷﾝ (@ibkin3) June 22, 2023

傷だらけボロボロの5年落ちのヴェルファイア、誰か安く買わない？

— 狂犬 (@r_abie_s) April 5, 2019

以上のように、5年落ちのヴェルファイアはリセールの良さが評価されています。海外人気が高いという評判も多く、世界的な人気からリセールバリューが高まっています。

また、口コミを見ていると、売却したい方も多くいるみたいです。

高く買取してもらうなら下取りより買取がおすすめ

ヴェルファイアをより高く買取対応してもらうためには、下取りよりも買取の方がおすすめです。

下取りは新車購入価格の値引きのために利用されますが、買取は中古車の価値に着目して査定額を出してくれます。そのため、買取の方が下取りよりも高く手放すことが可能です。

カーセブンは大手買取店でヴェルファイアの買い取り実績も豊富でおすすめ。たった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。

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経年劣化するとどのような故障が起きる？

どんな自動車であっても、経年劣化は避けられません。経年劣化している場合、以下のような症状や故障が発生する可能性があります。

各症状や故障の詳細は、以下のとおりです。

エンジンオイルの漏れが発生しやすくなる

エンジンは、高速ピストン運動で車に動力を与えています。エンジン内部では、パーツ同士が接触して摩耗することを防止するために、エンジンオイルを使用しています。

エンジンオイルは、他にもエンジンの冷却や洗浄などの役割を果たしており、車に欠かせません。一般的に、エンジンオイルはエンジン下部に存在するオイルパンで溜まった状態となっています。

オイルパンとエンジンの間には、ガスケットと呼ばれる隙間を埋める部品があります。このガスケットが経年劣化で劣化すると、オイルパンの隙間からエンジンオイルが滲んで漏れが発生しやすくなるのです。

オートマオイルが交換できなくなる

車に使用されるオイルは、エンジンオイル以外にもオートマオイルと呼ばれる油種があります。オートマオイルとは、一言で説明すると、AT車に使用されるトランスミッションのオイルです。

オートマオイルもエンジンオイルと同じく、定期的に交換が必要になる消耗品です。車の経年劣化が進むと、オートマオイルが劣化した状態で走行し続ける必要があるため、結果的に走行性能や燃費性能に悪影響を与える原因にもなりかねないでしょう。

足回りの部品が劣化する

長年乗り続けて経年劣化が進む部位として、足回りも見逃せません。特に、地面からの振動を軽減する役割を果たすサスペンションの劣化は免れません。

サスペンションが劣化した場合、走行時に地面からの衝撃がダイレクトに伝わり、乗り心地が大きく悪化します。劣化がさらに進行すると、サスペンション以外にも周辺の部品まで交換しなければならなくなります。

サスペンションは、周辺部品を含めると工賃を含めて10万円以上かかる場合が多いです。また、乗り心地が著しく悪化するため運転時に不快な思いをしなければなりません。

エアコンがきかなくなる

快適に運転するために欠かせないエアコンも、経年劣化によりさまざまな不調を引き起こします。特に、エアコンガスが徐々に抜けて不足することで、エアコンの効きが悪くなる場合が多いです。

エアコンガスは、主に走行時の振動によって徐々に漏れ出してしまいます。そのため、走行距離が多ければ多いほど、ガスの抜けが多くなるのです。

灯火類が点灯しなくなる

夜間に運転する際には、ヘッドライトの使用が必須です。ただし、経年劣化によって灯火関係が点灯しにくくなる場合があります。

最近では、ヘッドライトはハロゲンではなくLEDやHIDを使用する機会が増えており、ハロゲンと比較して寿命が長くなっています。それでも、経年劣化によって点灯しなくなったり、暗くて見えにくくなったりするのです。

マフラーに穴があく

マフラーは車の重要な部品の1つです。経年劣化により、マフラーに錆が発生すると穴が開いてしまうことがあります。

また、マフラーは積雪地域の道路で使われる融雪剤や、悪路を走行した後の汚れで劣化することもあります。これらの汚れを取り除かず、長期間放置することで劣化が進みます。

また、車の走行距離もマフラーの劣化を早める要因です。劣化を放置するとマフラーに穴が開き、交換や修理が必要になります。定期的な点検とメンテナンスを行い、マフラーの状態もチェックしておくことが大切です。

車のボディが錆びる

マフラーだけでなく、車のボディも錆によって劣化するケースが多いです。ボディが錆びる原因としては、融雪剤の付着や海水や潮風、そして雨などにさらされる場合があります。

また、ボディに傷が付いた状態で補修せず放置しておくと、その部分から錆が進行するケースもあるのです。

もし、錆が進行して穴が空いてしまうと、板金修理が必要となり高い費用がかかります。さらに、穴が空いた状態では車検に通らない可能性もあるため注意が必要です。

5年落ちのヴェルファイアは乗り換えるべき？判断するポイント

5年落ちのヴェルファイアを保有している場合、一度乗り換えるべきかどうかを悩むものです。そこで、乗り換えるべきかどうかは以下で判断すると良いでしょう。

各ポイントについて、詳しく解説します。

維持費が高くなった

車を維持するためには、ワイパーやタイヤを定期的に交換しなければなりません。また、車検を定期的に受けて毎年税金関係も負担しなければならないため、高い維持費がかかります。

さらに、ランニングコストである燃料費も意識しなければなりません。

もし、より燃費が良い魅力的な車が登場した場合、買い換えてランニングコストを抑えるのも1つの手です。

修理や交換のコストや効果

車は、年数が経過するとともに徐々に劣化していくものです。定期的に車検やメンテナンスをおこなったとしても、故障するリスクが徐々に高まっていきます。

そのため、維持費のことを考えると5年を一区切りとして乗り換えもぜひ検討したいものです。

車検のタイミング

ヴェルファイアは普通車に該当しますが、普通車の場合は新車登録から3年後に一回目の車検を受けなければなりません。そして、2回目以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。

5年落ちのヴェルファイアを保有している場合、2回目の車検を受けるべきかどうかが1つの悩みどころです。ヴェルファイアの車検を受ける場合、10万円程度の費用がかかるため思い切って違う車に買い換えることを決断するのも良いでしょう。

ライフスタイルの変化

ライフスタイルが変化した場合、ヴェルファイアからほかの車に乗り換えを検討する必要があります。

たとえば、子どもが独立して自分の車を購入した場合、ヴェルファイアのように大人数を載せる必要がなくなる可能性があります。また、収入が減ったことでランニングコストを負担しきれなくなり、買い換えが必要になる場合もあるでしょう。

そのため、ヴェルファイアからコンパクトなミニバンに乗り換えるのも良いでしょう。

車から異音が聞こえる

車は経年劣化によって、異音が聞こえてくる場合があります。異音が発生している時点で通常とは異なる状態を示し、故障の予兆となる可能性があります。

主な異音としては、走行時にタイヤの回転に合わせてカラカラと音がしたり、ドアを閉める際にギーという音が鳴るなどの症状が多いです。異音が発生するようになったら、早めにほかの車に乗り換えると良いでしょう。

次に乗りたい車があるかどうか

次に乗りたい車がある場合、5年落ちの段階で新しい車に乗り換えるのも良いでしょう。車の場合、年々機能が進化して魅力的な機能が搭載された新車が発売される場合があります。

特に、安全性能は新技術によってどんどん向上しています。また、車のデザインもトレンドがあり、新しいトレンドのデザインが採用された車が登場したら乗り換えるのも有効的です。

5年落ちのヴェルファイアを乗り換えるメリット・デメリット

5年落ちのヴェルファイアを乗り換える場合、メリットとデメリットがあります。特に、デメリットについては正しく内容を理解しておくことが重要です。

ここでは、5年落ちのヴェルファイアを乗り換えるメリットとデメリットを詳しく解説します。

5年落ちのヴェルファイアを乗り換えるメリット

5年落ちのヴェルファイアを乗り換えるメリットとして、以下が挙げられます。

各メリットについて、詳しく解説します。

車検代の負担が1回で済む

5年落ちのヴェルファイアを買い換える場合、基本的に車検は初回の1回のみで売却できます。タイミングによっては、2回目の車検を受けなければならないものの、その前に売却すれば車検費用を抑えることができます。

なお、車検期間が短い状態で売却すると価値が下がる印象がありますが、実際には大きく値下がりすることはありません。むしろ、価値があるうちに売却した方が高値で売れるチャンスがあります。

特別保証の期間を活かせる

ヴェルファイアをはじめとして、国産車を新車で購入した場合は特別保証が付いている場合が多いです。特別保証とは、シリンダーヘッドやクラッチカバー、ステアリングホイールなどのメーカーが定めた部位について、故障したとしても無償で修理対応してもらえる保証のことです。

特別保証は、一般的には5年間に定められている場合が多いです。そのため、5年落ちの段階では保証期間となり、もしそれ以上保有し続けて故障した場合は実費での修理が必要となります。

以上より、5年落ちで売却する場合は保証期間を最大限に活用できるメリットがあります。

車の価値が下がる前に売却できる

車の価値を決める要素に走行距離がありますが、古くから10年10万kmが車の1つの寿命と考えられています。しかし、この考えは実際には古く、車の性能や耐久性が向上している昨今では10万kmを超えても問題なく走行できる場合が大半です。

それでも、1つの目安となる10年10万kmの中間点となる、5年落ちの段階で売却すればまだ大きく価値が下がっておらず高値で売れるチャンスがあります。

5年落ちのヴェルファイアを乗り換えるデメリット

5年落ちのヴェルファイアを乗り換えるデメリットとしては、以下3点があります。

各デメリットの詳細は、以下のとおりです。

モデルチェンジ後は査定額が下がりやすい

人気車種の場合、頻繁にモデルチェンジを繰り返してデザインを変更したり、新しい機能を追加したりします。

車のフルモデルチェンジは、一般的に4年から6年サイクルでおこなわれる場合が多いです。

フルモデルチェンジがおこなわれた場合、愛車が旧モデルとなるため価値が下がる傾向にあります。中には、モデルチェンジ毎に買い換えるユーザーも多く、旧モデルが市場に多く流通して価値が下がる場合もあるので注意が必要です。

過走行車は査定額が下がりやすい

普通車の場合、平均的な走行距離の目安が1年で10,000kmといわれています。もし、目安を明らかに超えるような距離を走行しているヴェルファイアの場合は、査定額が大きく下がる可能性があります。

たとえば、5年であれば50,000kmが目安となります。年式的には古くないものの、走行距離次第では大きく価値が下がる可能性もあるため注意してください。

需要次第では査定額が下がりやすい

5年落ちのヴェルファイアであっても、買取してもらうタイミングで需要がなければ、査定額が下がってしまう可能性があります。

たとえば、市場に多くヴェルファイアの中古車が流通しているのに対して、需要が極端に少ない場合は、どれだけ状態が良くても査定額が低くなりがちです。また、モデルチェンジ直後で乗り換えが発生する時期なども、市場に多くの中古車が流通して査定額が下がる傾向にあります。

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まとめ

この記事では、5年落ちのヴェルファイアの買取・下取り価格相場について解説しました。5年落ちのヴェルファイアの買取・下取り価格相場は、車の状態や走行距離により異なりますが、高ければ400万円前後での買取が期待できるでしょう。

また、乗り換えるタイミングは、モデルチェンジ前や売却需要の高まる1〜3月、9月がおすすめです。これらの条件を踏まえ、車の価値を最大限に引き出すスマートな乗り換えを考えてみましょう。

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