10年落ちのラパンの買取・下取り価格相場はどれくらい？乗り換えのタイミングもあわせて解説

スズキが販売するラパンは、その愛らしいデザインが特徴の軽ハイトワゴンです。丸みのあるデザインは、女性からも高い人気を集めています。

この記事では、10年落ちのラパンの買取・下取り価格相場について詳しく解説します。あわせて、乗り換えのタイミングについても解説しています。

一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。
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10年落ちのラパンは何代目？グレードは何がある？

10年落ちのラパンは、4代目に該当します。4代目ラパンのグレードを以下にまとめました。

ラパンの「G」グレードは、体格に合わせて調整可能な運転席装備や、キーレスプッシュスタートなど快適な機能が充実しています。一方、「L」グレードにはLEDヘッドランプやフルオートエアコン、プレミアムUV＆IRカット機能付きフロントドアガラスが特徴です。

「L」「X」グレードは、スマートフォンアプリとの連携や高度な操作機能を備え、安全性と利便性を兼ね備えています。「ショコラ」はイタリア語で「チョコレート」を意味し、女性向けのキュートなデザインと上質な内装が特徴です。

【走行距離別】10年落ちのラパンの買取・下取り価格相場

ここでは、10年落ちラパンの走行距離別の買取・下取り価格相場を詳しく紹介します。

20,000km以下	77万～101万円
20,001km〜40,000km	70万～96万円
40,001km〜60,000km	62万～88万円
60,001km〜80,000km	55万～79万円
80,001km〜100,000km	46万～70万円
100,001km以上	38万～53万円

一般的な車と同じく、ラパンも走行距離が長いほど買取相場が低下し、短いほど相場が上昇します。ただし、走行距離が長い車両であっても、メンテナンス状況によっては高い買取価格が期待できる場合もあります。

【グレード別】10年落ちのラパンの買取・下取り価格相場

次に、10年落ちラパンの買取・下取り価格相場を、グレード別に紹介します。

G	21万円程度
X	25万円程度
G 4WD	30万円程度
TLパッケージ 4WD	33万円程度
X 4WD	44万円程度
X AT	10万～40万円
XL	18万円程度

10年経過のラパンは、グレードによっても価格が大きく変動します。特に、4WDモデルは20万円以上の高価買取が期待できます。表を見てもわかるとおり、 ラパンの買取価格はグレードに影響を受けやすいです。売却を検討している場合は、これらの要素を考慮しながらタイミングを見極めましょう。

買取・下取り価格が高いラパンの特徴

ここでは、10年落ちラパンの買取価格が高まる特徴として、以下のようなものが挙げられます。

詳しく解説します。

上位グレードモデル

ラパンは、グレードによって買取価格に大きな差が生まれます。特に「Ｓセレクション」や「Ｆリミテッド」などの上位グレードは、高い買取価格が期待できるモデルです。これらの上位グレードは新車価格が高いため、中古車市場でも高価格で評価される傾向があります。

しかし、買取価格は車の状態や年式、走行距離など多くの要素によっても影響を受ける点には注意が必要です。

4WDモデル

ラパンには、初代のシンプルなエクステリアを愛するファンも多く存在します。そのため、どの年式でも高価買取の可能性があります。中でも特に注目されているのが4WDモデルです。

4WDには、座面を温めるシートヒーターが運転席だけでなく助手席にも搭載されています。加えて、リヤヒーターダクトや鏡面の凍結を防ぐヒーテッドドアミラーも装備されています。このような装備は寒冷地での使用に適しており、冬場の快適なドライブをサポートしてくれるでしょう。

ピンクやパールホワイトなどのボディカラー

車を手放す際、ボディカラーは査定額に大きな影響を与えます。中古車市場では、白や黒が定番であり、個性的な色ほど査定が低くなる傾向があります。

ラパンの場合ピンクやホワイト系が人気で、「コフレピンクパールメタリック」は女性のネイルからインスピレーションを得た独自のカラーです。この色は通常モデルにのみ設定されています。

加えて、定番のホワイト系も変わらぬ人気があります。

10年落ちのラパンの口コミ・評判

ここでは、10年落ちラパンに関するリアルな声や評価を紹介します。買取や下取りを検討する際の参考にしてください。

自動車税きちゃ…10年落ちの中古車だからドキドキしてたけど思ったより安かった…軽自動車ありがとう…可愛い上に経済的…ラパンは天才か…？？？(愛

— 櫻井いちか (@liatris0419) May 12, 2022

うーん、ラパンちゃん10万そこらにしかならんか…
まぁ10年落ちだし致し方無いか

— ルスラン (@ruslan0823) July 12, 2014

10年落ち10万キロ越え、凹み多数のラパンが33万で下取りしてもらえたと聞いてビッ◯モーター良心的やんってなった

— まんまゆーと (@MammaAiuto_MD90) February 21, 2023

わわわラパン引き取ってきたよ、思った以上に広いし運転しやすい！走りやすい！可愛い！仕事頑張れそう！返済頑張ろう！

— 春 (@kmtrayc) March 23, 2019

10年落ちのラパンの口コミは、評価が高いものが多くみられました。しかし、ラパンの買取金額は状態によって変動が大きいことがわかります。

高く買取してもらうなら下取りより買取がおすすめ

ラパンを高く売却したいなら、下取りよりも買取がおすすめです。

下取りは、新車をディーラーで購入する際に、所有車を同店で引き取ってもらう手続きです。査定で提示された金額は新車の購入費用に充てられ、手続きが一括で行える利便性がありますが、査定額が買取よりも低くなる可能性があります。

一方、買取は車を買取業者に売却し現金を得る方法です。新車の購入が必要ないため、異なる店舗で売却と新車購入を別々に行えます。また、買取の場合、豊富な経験と知識によって市場相場が査定額に反映されるため、下取りよりも高く売却できるメリットがあります。

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経年劣化するとどのような故障が起きる？

ここでは、車が経年劣化するとどのような故障が起きるかについて解説します。

それぞれ詳しく解説します。

エンジンオイルの漏れが発生しやすくなる

車が年月を経ると、エンジンオイルの漏れが発生しやすくなります。オイルパンとエンジンの隙間を埋めているガスケットが劣化すると、隙間からエンジンオイルが滲み出て漏れが生じるためです。

ガスケットは経年劣化が進みやすい部品であり、走行距離が増えるにつれてエンジンオイルの漏れの可能性が高まるので、注意が必要です。

オートマオイルが交換できなくなる

経年劣化に伴い車のパーツが消耗すると、オートマオイルが交換できなくなる危険性が高まります。

オートマオイルは、長期間にわたり使用されると中に金属粉が混入し、不純物が凝集する可能性があります。これらの不純物が詰まると、最悪の場合、オートマオイルに関連するパーツが損傷する可能性があるため、注意が必要です。

オートマオイルはトランスミッションの冷却や洗浄など、重要な役割を果たしています。そのため、定期的なメンテナンスでパーツの経年劣化による損傷や摩耗がないか確認しておくことが重要です。

足回りの部品が劣化する

車の足回りには、走行に不可欠なサスペンションなどの重要なパーツが存在します。サスペンションの劣化は、路面からの衝撃が抑えられず乗り心地を低下させます。

サスペンションを構成する部品が劣化すると、サスペンション全体を交換する必要が生じます。しかし、修理費用は高額になる場合が多いため、それを抑えるためにも定期的なメンテナンスを心がけましょう。

エアコンがきかなくなる

車が経年劣化すると、エアコンの機能が低下することがあります。エアコンが効かなくなる原因は、車の走行中に発生する振動によってエアコンガスが漏れ出すことです。つまり、走行距離が増えるほど、振動の影響によってエアコンガスの不足が起こりやすくなるのです。

エアコンガスはディーラーで補充可能なので、定期的に確認することをおすすめします。

灯火類が点灯しなくなる

車が経年劣化すると、灯火類が正常に作動しなくなる可能性があります。灯火類に関わる多くの電気系統が故障すると、灯火類の機能も失われてしまいます。

電気系統の経年劣化には配線の断線やショートなどが考えられますが、バッテリーの消耗も原因の1つです。バッテリーは年月が経つと弱まり、それに伴い灯火類の点灯が難しくなります。

マフラーに穴があく

走行距離が長くなるとマフラーも経年劣化し、穴が開くリスクが高まります。穴があく原因は、汚れの蓄積や積雪地域での融雪剤の使用などが挙げられます。穴の開いたマフラーで走行すると整備不良で交通違反になる可能性もあるため、早めの修理が必要です。

マフラーの交換は費用がかさむため、走行距離の多い車は錆や汚れにも気を配る必要があります。定期的に点検し、必要に応じて交換を検討しましょう。

車のボディが錆びる

車のボディは主に金属から構成され、年月が経つと錆が発生しやすいです。ボディは通常塗装によって保護されています。しかし、飛び石や衝突による傷があると、その部分から錆が広がる可能性があります。

車に傷がついた場合は放置せず、修理を行うことでボディの錆を予防しましょう。

10年落ちのラパンは乗り換えるべき？判断するポイント

10年落ちのラパンを乗り換えるべきかどうかの判断を、迷っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、乗り換えを考える際の判断ポイントを紹介します。

乗り換えを検討する際の参考にしてください。

維持費が高くなった

10年落ちのラパンを乗り換えるうえで、維持費の上昇に注意しましょう。車両の経年劣化や走行距離の増加に伴い、維持費も相応に高まります。年月が経つと燃費が悪化することが多いため、車を所有し続けるほどガソリンにかかる費用も増えてしまいます。

また、車両が新車登録から13年を迎えると、自動車税や自動車重量税が増額されるため、関連する税金も増加します。

修理や交換のコストや効果

車の乗り換えは、修理や部品交換に伴う費用とその効果を熟考したうえで、検討しましょう。車は多くの部品から構成され、走行距離が増えるほど修理や部品交換に掛かる費用が膨れ上がります。

修理や交換を検討する際に大切なのは、それにかかるコストと得られる効果です。たとえば、修理に10万円かかり、その結果10年間問題なく乗れるなら、修理は合理的な選択といえます。しかし、同じ費用をかけても5年も経たないうちに同様の問題が生じるなら、乗り換えを検討する方が良いでしょう。

車検のタイミング

10年落ちのラパンを乗り換えるかを判断するポイントには、車検の時期もあります。

車検は新車登録から3年目に初めて実施され、その後は2年ごとのサイクルで行われます。車検には問題がなくても、一回あたり数万円から10万円近くかかるため、乗り換えを検討するタイミングは大切です。

10年経過すると、車のさまざまなパーツに不具合が生じやすくなり、次回車検では多額の費用が発生する可能性があります。10年落ちのラパンは次回車検が11年目となるため、乗り換えを検討しても良いでしょう。

ライフスタイルの変化

ライフスタイルが変化するタイミングは、車の乗り換えを考える絶好のタイミングです。

転職や引っ越しにより車の利用頻度や家族構成が変わることで、違うタイプの車が必要になるかもしれません。

車から異音が聞こえる

車が走行中やエンジンをかけた際に異音が発生する場合は、トラブルの兆候であるため早急な点検が必要です。

ミッションやエンジンから発生する異音は、修理費用が高額になる可能性が高いです。早めに乗り換えることで高額な修理費用を回避できます。

次に乗りたい車があるかどうか

次に乗りたい車が決まっている場合、車の乗り換えを検討しても良いでしょう。車は年々進化し、新しい便利な機能が導入され燃費性能も向上しています。

自動車メーカーが安全性に力を入れていることもあり、新車は安全面でも優れています。同時に、新しい車は故障が少なく、維持費が抑えられる利点もあります。

10年落ちのラパンを乗り換えるメリット・デメリット

10年落ちのラパンからの乗り換えを考えている方は、メリットとデメリットを把握してから買取や下取りを検討しましょう。

10年落ちのラパンを乗り換えるメリット

10年落ちのラパンを乗り換えるメリットは、以下の3つです。

詳しく解説します。

トータルの費用が安く済む場合が多い

車を何度も乗り換えるか、長期間同じ車を所有するかにおいて、コストの大きな差異はありません。たとえば、同じ車を10年以上所有する場合、タイヤやバッテリーの交換が必要になります。しかし、車を繰り返し乗り換えると、これらの消耗品の交換が発生しません。

さらに、車を買い替えると、最新モデルの燃費性能向上により維持費も抑えられるため、トータルコストをカットできます。

買取価格が大幅に下がる前に売却できる

車の人気は季節やトレンドに左右されるため、できるだけ早く車を売却することで、高額での売却も可能です。

1年間の平均走行距離は約1万kmといわれており、10年落ちのラパンの場合10万km以内であれば、より良い買取価格が期待できます。

自動車税などが上がる前に売却できる

10年落ちのラパンからの乗り換えには、自動車税や自動車重量税の削減が見込めます。

車は新車登録から13年以上が経過すると、自動車税と自動車重量税が増額されます。13年目になる前に車を乗り換えることで税金の増額を回避し、大幅なコスト削減が可能です。

10年落ちのラパンを乗り換えるデメリット

10年落ちのラパンを乗り換えるデメリットは、以下の2つです。

それぞれ詳しく確認してみましょう。

リセールバリューが低い

車が10年目を迎えると、部品の劣化が進み走行距離も増えているため、リセールバリューは低くなります。そのため、高い査定額も期待できず、買取額を新しい車の購入費に充てることも難しいです。

また、10年以上経過している車は故障のリスクが高まります。買取前に故障すれば修理費用が高額になり、そのまま買取に出しても引き取ってもらえない可能性があります。

過走行になると買取価格が大幅に下がる

車の査定においてはさまざまな要因が影響を与えますが、その中でも特に、走行距離が長い車は買取価格が低い傾向があります。これは、走行距離が多いと車の部品が多く摩耗している可能性が高まるためです。

一般的に、1年間に走行する距離は1万kmが基準です。10年落ちの車であれば、10万km以上の走行距離は買取価格の低下につながります。

10年落ちのラパンが高く売れる時期

10年落ちのラパンが高く売れるのは、以下の3つの時期です。

それぞれ詳しく解説します。

モデルチェンジの前

中古車のおすすめの売却タイミングは、フルモデルチェンジが行われる前です。

フルモデルチェンジが行われると新型車に注目が集まり、古いモデルが中古車市場に増えるため、買取相場は一般的に低下します。

1～3月・9月など車の需要が上がる時期

ラパンの売却を考えるなら、1〜3月と9月が特におすすめです。これらの期間は中古車販売業者が在庫を積極的に抱える時期であり、高額な買取が期待できます。

1月から3月は進学や就職によるライフスタイルの変化が多く、車を購入する方が増えます。中古車買取業者は在庫を確保しようとするため、高い査定額がつきやすいです。

同様に、9月もライフスタイルの変化が多い時期であり、中古車の需要が高まります。企業の半期決算も影響し、買取を強化する傾向がみられます。

走行距離が10万kmを超す前

車の走行距離が10万キロを超えると、車の劣化が進み、市場価値が急激に低下します。

自動車業界では1年で1万kmが目安とされるため、10年落ちのラパンであれば10万kmを超える前に売却しましょう。車の部品は約10年で経年劣化し、故障や不具合の可能性が高まります。

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まとめ

この記事では、10年落ちのラパンの買取・下取り価格相場と乗り換えのタイミングを解説しました。

人気軽自動車であるラパンですが、経年に伴い価格が下がる傾向があります。手放す場合には、高く売れる時期やポイントに注意する必要があるでしょう。

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