近年、日本ではSUV人気が高まっており、各メーカーが多くのSUVを発売しています。そんな中、軽自動車でもSUVスタイルの車が人気となっており、特にハスラーに対する注目度が高い状況です。ハスラーの良いとこ取りのデザインは、幅広い年代の方に愛されています。
では、人気が高いハスラーについて、7年落ちの車を買取対応してもらう場合、どの程度の価値があるのでしょうか。
一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。
少しでも損をせずに車を買い替えるなら早めの行動が先決です。
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この記事でわかること
- ・7年落ちのハスラーの買取・下取り価格相場
- ・7年落ちのハスラーの口コミ・評判
- ・7年落ちのハスラーを乗り換えるメリット・デメリット
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目次
7年落ちのハスラーは何代目？グレードは何がある？
2023年を起点とした場合、7年落ちとなると2016年当時のモデルが該当します。
ハスラーは2013年に初代モデルが登場し、2019年に初のフルモデルチェンジをおこないました。そのため、2016年モデルのハスラーは、初期モデルに該当します。
初代モデルのグレードとして、以下が存在します。
・A
・G
・X
・J
グレードAは、最もスタンダードなグレードです。しかし、エアコンがマニュアルとなっていたり、安全装備が欠落していたりなど、少し物足りない構成となっています。
そのため、実質的なエントリーモデルはGグレードとなります。衝突被害軽減ブレーキが付くなど、高い安全性能を誇っている点が魅力的です。
そして、グレードX、Jは上級グレードとなり、JではプレミアムUV&IRカットガラス仕様となっており、快適に運転できる性能が整っています。
【走行距離別】7年落ちのハスラーの買取・下取り価格相場
中古車の価値を決める要素として、走行距離があります。走行距離は、一般的には1年で10,000kmが基準といわれており、7年落ちのモデルであれば70,000km前後が基準となります。
実際の7年落ちのヴェルファイアにおける、走行距離別の相場は以下のとおりです。
| 走行距離 | 買取相場 |
| 20,000km以下 | 55万円〜70万円 |
| 20,001km〜40,000km | 88万円〜105万円 |
| 40,001km〜60,000km | 40万円〜120万円 |
| 60,001km〜80,000km | 50万円〜70万円 |
| 80,001km〜100,000km | 25万円〜35万円 |
7年落ちとなった場合、70,000kmが基準となりますが、実際は買取実績としては60,000km弱のハスラーが多く流通している状況です。60,000kmまでであれば最大120万円程度で買取した実績があります。
【グレード別】7年落ちのハスラーの買取・下取り価格相場
グレードによって、新車価格には大きな違いが発生します。買取価格でも同様に、グレードによって相場が大きく異なる傾向があります。
グレード別の7年落ちのハスラーの買取や下取り価格相場は、以下のとおりです。
| グレード | 買取相場 |
| A | 10万円〜15万円 |
| G | 35万円〜80万円 |
| Jスタイル2 | 88万円〜94万円 |
| Jスタイル2ターボ | 70万円〜105万円 |
| X | 67万円〜80万円 |
| 4WD G | 25万円〜65万円 |
| 4WD Jスタイル2 | 75万円〜102万円 |
最も高く買い取りされているのが、上位グレードとなるJモデルです。Jスタイルモデルでは、4WDを含めて100万円を超える買取も期待できます。
また、Aグレードは個体数自体が少ないものの、新車価格と比例して低い買取相場となっています。
買取・下取り価格が高いハスラーの特徴
ハスラーの買取や下取り価格が高くなる場合、主に以下のようなポイントに左右されます。
・カラーリング
・オプション
・グレード
各ポイントについて、詳しく解説します。
人気カラーが施されたハスラー
通常、車の人気カラーは、ホワイトとブラックです。ただし、ハスラーの場合はホワイトだけでなく、以下のカラーリングが人気です。
・オレンジとホワイト
・レッドとブラック
・カーキ単色
・ブルーとホワイト
・ホワイト単色
以上より、ほかの車では奇抜に思えるようなカラーリングであっても、ハスラーの持つ雰囲気が購入層からすれば人気カラーとなっています。
さらに、単色でなくツートンカラーに人気が集まっている点もハスラーの特徴であり、ほかのカラーリングと比較して高い買取金額が期待できます。
人気オプションを装着したハスラー
ハスラーでは、人気オプションが付いた車体の方が高価買取を期待できます。
ハスラーの人気オプションは、以下の5つです。
・全方位モニター付メモリーナビゲーション
・ドライブレコーダー(Wi-Fi接続タイプ)
・ラゲッジマット(フルカバータイプ)
・フロアマット(ジュータン)
・ETC
ハスラーはSUVの要素を含んだ車である関係上、ラゲッジシートやフロアマットなどアウトドアのシーンで便利なオプションが人気です。また、全方位モニターやドライブレコーダーなど、安全にドライブを楽しめるオプションがあると高値での買取が期待できます。
人気グレードのハスラー
ハスラーにおいて、特に人気の高いグレードは以下となります。
・Jスタイルターボ
・ハイブリッドXターボ
・Jスタイル3ターボ
・Jスタイル3
・ハイブリッドGターボ
上記より、ターボ車に人気が集まっていることがわかります。これは、ハスラーだけでなく軽自動車全般にいえる傾向であり、ハスラーの場合は100万円を超える買取も期待できるでしょう。
ターボが人気となっている背景には、軽自動車のパワー不足を補える点や、環境に優しい点です。同様に、ハイブリッド車に対しても人気が高く、高値での売却が可能です。
7年落ちのハスラーの口コミ・評判
7年落ちのハスラーに対して、さまざまな口コミや評判がみられます。代表的な口コミや評判として、以下があります。
以上より、ハスラーのリセールバリューの良さを評価している方がいます。特にMT車であれば、新車価格以上も狙えるみたいです。
また、ハスラーのタフさも魅力的で、15万km走行していても問題ないという声も多いです。
高く買取してもらうなら下取りより買取がおすすめ
7年落ちのハスラーをより高く買取してもらいたい場合、下取りよりも買取の方がおすすめです。
下取りは新車購入価格の値引きのために利用されますが、買取は中古車の価値に着目して査定額を出してくれます。そのため、買取の方が下取りよりも高く手放すことが可能です。
カーセブンは大手買取店でハスラーの買い取り実績も豊富でおすすめ。たった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。
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経年劣化するとどのような故障が起きる？
7年を経過したハスラーの場合、徐々に経年劣化が発生していることが懸念されます。特に、以下の可能性があるため注意が必要です。
・エンジンオイルの漏れが発生しやすくなる
・オートマオイルが交換できなくなる
・足回りの部品が劣化する
・エアコンがきかなくなる
・灯火類が点灯しなくなる
・マフラーに穴があく
・車のボディが錆びる
各故障の詳細について、解説します。
エンジンオイルの漏れが発生しやすくなる
車に動力をもたらすために、エンジンは欠かせない存在です。エンジン内部では、各金属パーツが常に動作していますが、金属同士の接触による摩耗が懸念されます。
そこで、摩耗を防止するためにエンジンオイルが潤滑油の役割を果たしているのです。エンジンオイルは、通常オイルパンの中に溜まっていますが、ガスケットが劣化すると徐々にエンジンオイルが漏れ出てしまいます。
エンジンオイルの漏れが発生すると、エンジンに適切にエンジンオイルが供給されにくくなり、エンジンの劣化が進行してしまうのです。
オートマオイルが交換できなくなる
ハスラーでは一部モデルでマニュアル車がありますが、メインはオートマチック車となります。オートマチック車の場合、トランスミッションにオートマオイルを使用し、潤滑油の役割を果たしています。
このオートマオイルは、使用していると徐々に汚れてしまうため、定期交換が必要です。新しいオートマオイルは透明度が高い赤色や緑色ですが、酸化が進んでくると透明度が低くなります。
以上により、色などを確認して適切なタイミングでの交換が必要です。タイミングを逃すと交換できなくなるため注意が必要です。
足回りの部品が劣化する
車を快適に走行するためには、足回りが重要な役割を果たします。特に、サスペンションは地面からの振動を吸収する役割を果たしています。
サスペンションは、長年乗車していると徐々に劣化してしまい、徐々に振動が車内に伝わってしまいがちです。そして、経年劣化がより進行してしまうと、サスペンションの錆やガタツキによって、部品を交換しなければなりません。
サスペンションは、コイルスプリングやショックアブソーバーなどから構成されており、交換には10万円以上の費用がかかることもあります。
エアコンがきかなくなる
特に夏場のドライブをする場合、エアコンが欠かせません。エアコンがない状態で長時間運転していると、熱中症などのリスクがあるため注意が必要です。
エアコンを動作させるためには、エアコンガスと呼ばれる冷媒ガスが必須です。エアコンガスは、通常はエアコン内部に溜まった状態となっていますが、車の振動などで徐々に漏れ出てしまいます。
そして、エアコンガスが不足してしまうとエアコンの効きが悪くなるのです。エアコンガスはディーラーなどで充填してもらえますが、定期的に補充しておく必要があります。
灯火類が点灯しなくなる
夜道を運転する場合、ヘッドライトが必須です。ライトはかつてハロゲンが主流でしたが、最近ではLEDやHIDがあり、より明るく耐久性が高いものが使用されるようになりました。
ただし、長年使用していると徐々に劣化して、交換は免れません。また、ヘッドライト内部に水分が侵入してしまい、ショートして故障してしまうケースもあります。
マフラーに穴があく
エンジンから排出される排気ガスは高温かつ高圧な状態で、そのまま外気に放出すると急激に膨張して大音量を発生させます。そのため、マフラーを取り付けて温度や圧力を下げて、排気音を小さくしているのです。
マフラーは金属製となっており、さまざまな要因で錆や腐食が発生してしまいます。例えば、降雪地域で道路に使用される融雪剤です。
融雪剤には金属を腐食させる成分が含まれており、マフラーに付着した状態で放置すると徐々に劣化が進行してしまいます。そして、劣化してマフラーに穴が空くと交換しなければなりません。
車のボディが錆びる
マフラーと同様に、車のボディも金属で構成されており、融雪剤の付着を放置すると徐々に劣化していきます。また、海に近い場所を走行していると潮風や海水の付着で劣化が進行する場合もあります。
車のボディが錆びてしまうと、見た目が悪いだけでなく徐々に腐食が進行してしまい、やがてボディに穴が空いてしまうかもしれません。もしボディに穴が空いてしまうと、車検が通らない可能性が高まります。
ボディの穴を補修するためには板金が必要となり、多額の費用がかかりがちです。そのため、こまめに洗車するなどの予防策が重要です。
7年落ちのハスラーは乗り換えるべき？判断するポイント
7年落ちのハスラーを保有している場合、乗り換えるべきかどうか悩むことでしょう。そこで、以下のような判断基準で乗り換え要否を判断することをおすすめします。
・維持費が高くなった
・修理や交換のコストや効果
・車検のタイミング
・ライフスタイルの変化
・車から異音が聞こえる
・次に乗りたい車があるかどうか
各判断基準について、詳しく解説します。
維持費が高くなった
車を保有する場合、どうしても購入時の金額ばかりに目が行きがちですが、実際には維持費もかかります。車の維持費としては、各種税金やガソリン代、メンテナンス代が含まれます。
中でも、ガソリン代は大きな負担となりかねません。また、経年劣化などによって徐々に燃費性能が悪化していくケースが多いため、維持費も高くなる傾向にあります。
特に、7年経過したハスラーの場合、徐々に各部品の定期交換が発生する時期とも重なる場合が多いです。維持費が高くなったと感じた場合、買い換えるのも良いでしょう。
修理や交換のコストや効果
ハスラーを7年利用していると、徐々に故障や各種部品の交換が必要になります。また、普段あまり乗っていない車であっても、長期間雨や風、日光などに晒されると劣化するものです。
その際の修理や交換のコストや効果を考えると、7年落ちのタイミングで売却することを検討しても良いでしょう。
車検のタイミング
自動車の場合、新車登録から3年後に1度目の車検を受けなければなりません。そして、2回目以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。
7年落ちのハスラーの場合、2回目までの車検が完了し、3回目の車検を受けるタイミングと重なります。
ハスラーで車検を受ける場合、5万円から7万円程度の費用がかかることが多いです。そのため、車検費用を考えると7年落ちのタイミングで売却するのも良いでしょう。
ライフスタイルの変化
ハスラーは、SUVの要素もあるためアクティブに活動する方に向いた車です。ただし、ライフスタイルの変化によって、ハスラーから普通の軽自動車に乗り換えたい場合もあるでしょう。
また、新しい家族が増えて軽自動車では手狭になってしまい、ミニバンに乗り換えるケースもあります。以上のように、ライフスタイルの変化によって、ハスラーから違う車に乗り換えることもあるでしょう。
車から異音が聞こえる
車の走行中に異音が発生するようになった場合、故障する予兆が多いです。異音としてカリカリとした音の場合は冷却状態が悪く、オーバーヒートにいたるケースがあります。
また、キュルキュルという音がする場合、ファンベルトの緩みなどが懸念されます。以上のように、異音がすると走行中に故障につながる場合があるため危険です。
そこで、異音が発生した場合は売却を検討するようにしましょう。
次に乗りたい車があるかどうか
次に乗りたい車がある場合、ハスラーから他の車に乗り換えるきっかけとなります。車は年々進化を遂げており、新しい技術が誕生しています。
そこで、新しい機能が搭載された車が登場すると、欲しいと感じるものです。また、同じハスラーでもモデルチェンジがあった場合、新しいモデルに乗り換えたい場合もあります。
以上のように、次に乗りたい車があれば、乗り換えを検討すると良いでしょう。
7年落ちのハスラーを乗り換えるメリット・デメリット
7年落ちのハスラーを乗り換える場合、メリットやデメリットがあるものです。ここでは、メリットとデメリットについて詳しく解説します。
7年落ちのハスラーを乗り換えるメリット
7年落ちのハスラーを乗り換えるメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
・高額維持費を回避できる
・比較的高いリセールバリューを持っている可能性が高い
・海外に輸出できる
各メリットについて、詳しく解説します。
高額維持費を回避できる
7年落ちとなると、消耗品の交換時期が迫っている状況です。実際に、3回目の車検においては、部品や装備を交換しなければならないケースが多いです。
部品交換が多く発生する場合、車検代が高額となってしまいます。さらに、車検を直後に不具合が発生して修理するような事態も想定されます。
以上のように、維持費の高騰が発生するリスクがあるため、7年落ちの段階で新しい車に乗り換えるのは合理的です。
比較的高いリセールバリューを持っている可能性が高い
7年落ちのハスラーを購入したい方にとって、年式が少し古くても安心して乗れるハスラーを予算内で手に入れたい方も多くいます。7年落ちであっても、メンテナンスや車検を受ければまだまだ乗ることができ、コスパの良い車は狙い目です。
また、7年落ちであればフルモデルチェンジが1回しか発生していないケースが多く、さほど古さも感じません。
以上より、リセールバリューが高い可能性があり、お得に売却できる点が魅力的です。
海外に輸出できる
ハスラーは、元々ワゴンRをベースに開発された経緯があり、発売当初から日本で人気となっています。また、日本だけでなく東南アジアで注目されており、ジャカルタモーターショーでも予想以上に注目を集めました。さらに、タイでもハスラーが大人気であり、輸入車としてのニーズが高いです。
そのため、海外に輸出できるチャンスが多くあり、多少年式が古くても高値で買取対応してもらえるでしょう。
7年落ちのハスラーを乗り換えるデメリット
7年落ちのハスラーを乗り換えるデメリットには、以下のような点が挙げられます。
・値段がつかない場合がある
・モデルチェンジ後は査定額が下がりやすい
・過走行車は査定額が下がりやすい
各デメリットについて、詳しく解説します。
値段がつかない場合がある
ハスラーは人気車種なので、多少走行距離が多くても買取対応してもらえる場合が多いです。ただし、あまりに走行距離が長すぎる場合は、買取不可となるケースもあります。
また、車のコンディションが悪く、いつ故障するかわからない状態で査定を受けると、買取後に故障する可能性があるため買取不可と判断されることもあります。
モデルチェンジ後は査定額が下がりやすい
ハスラーに限らず、車は5年前後でフルモデルチェンジがおこなわれます。フルモデルチェンジによって機能面が大幅に向上したり、デザインが大きく変更されたりするケースが多いです。
ハスラーに愛着がある場合、新しいモデルが登場すると買い換える場合があります。基本的に、モデルチェンジすると旧モデルは価値が下がります。また、買い換えのために手放す場合があるため、中古市場に多く流通するようになり価格が下落しがちです。
過走行車は査定額が下がりやすい
自動車の場合、1年で10,000kmが平均的な走行距離といわれています。もし、1年10,000kmを大きく超える走行をおこなっているハスラーの場合、価値が大きく下がりがちです。
7年落ちのハスラーであれば、70,000kmが1つの目安となり、それを大きく超過する場合は価値の低下は免れません。
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まとめ
この記事では、7年落ちのハスラーの買取・下取り価格相場について解説しました。
7年落ちのハスラーの買取・下取り価格相場は、車の状態や走行距離により異なりますが、高ければ100万円前後での買取が期待できるでしょう。
また、乗り換えるタイミングは、モデルチェンジ前や売却需要の高まる1〜3月、9月がおすすめです。これらの条件を踏まえ、車の価値を最大限に引き出すスマートな乗り換えを考えてみましょう。
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