7年落ちの日産ノートの買取・下取り価格相場はどれくらい？乗り換えのタイミングもあわせて解説

ノートは2005年の登場以来、日産を代表するコンパクトカーです。2019年には、登録車販売台数でトップを記録しています。人気のノートでも年数が経過したり、走行距離が長くなったりすると買取・下取り価格は下がります。さらに、グレードや色などによっても、買取価格は変わるので、事前に中古市場をチェックしておくことが大切です。

そこでこの記事では7年落ち日産ノートの買取・下取り価格相場と乗り換えのタイミングについて、詳しく解説します。​​新車で購入してから7年が経過するノートを持っている方は、買取を検討する際の参考にしてみてください。

一般的に時間が経過するほど、徐々に車の価値が下がり買取金額も落ちていきます。
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7年落ちの日産ノートは何代目？グレードは何がある？

7年落ちの日産ノートは、2代目です。ノート MEDALISTとXには、名称に「e-POWER」が付くハイブリット車とガソリン車があります。また、4WD（モーターアシスト方式）のFOURモデルがあるのも特徴です。

ノート MEDALISTは、ノートの上級グレードです。ステアリングは本革巻きで「オゾンセーフティフルオートエアコン」「運転席＆後席アームレスト」「助手席シートバックポケット」などが標準装備されています。

ノートXは、ノートのベーシックタイプです。プライバシーガラスが標準装備されて、ステアリングにはシルバーフィニッシャーがついています。ノートSは、エントリーグレードです。「電動リモコンカラードミラー」「リモートコントロールエントリーシステム」「アイドリングストップ」などの装備が標準装備されています。

ノート X DIG-Sは、当時の新開発エンジンを搭載した上級グレードです。ノーマルグレードよりも燃費がよく、パワーも19ps増えています。加えて、ノートにはS以外のモデルにブラックアローモデル、Xとe-POWER X・ e-POWER X FOURにVセレクションがあります。ブラックアローモデルは、ルーフやドアミラーやサイドドアハンドルなどがブラック塗装され、内装トリムも黒色化されています。

Vセレクションは「LEDヘッドランプ」や「インテリジェント ルームミラー」「インテリジェント アラウンドビューモニター」などの人気装備がプラスされています。

【走行距離別】7年落ちのノートの買取・下取り価格相場

ここでは、走行距離別の7年落ちのノートの買取・下取り価格相場を紹介します。走行距離別のノートの買取相場は、以下のとおりです。

走行距離	買取価格
20,000km以下	37万円
20,001km〜40,000km	27.6万〜65.2万円
40,001km〜60,000km	29.7万〜47.5万円
60,001km〜80,000km	22万〜95.5万円
80,001km〜100,000km	27.3万〜62.5万円
100,001km以上	18.9万〜43.2万円

7年落ちのノートは走行距離が10万キロを越えてから、最低買取価格が18.9万円まで下がります。7年落ちのノートをなるべく高く買い取りしてもらうには、走行距離が10万キロを超える前に売却を検討するのがおすすめです。

【グレード別】7年落ちのノートの買取・下取り価格相場

ここでは、グレード別の7年落ちのノートの買取・下取り価格相場を紹介します。グレード別のノートの買取相場は、以下のとおりです。

グレード	買取価格
ノート MEDALIST	28万〜57.7万円
ノート X	25.9万〜49.5万円
ノート S	25万〜40万円
ノート X DIG-S	35万～48万円
ノート MEDALIST X	30.3万〜32万円
ノート e-POWER MEDALIST	35万〜65万円
ノート e-POWER X	30万〜75万円

7年落ちのノートの買取・下取り価格は25万〜75万円です。グレードによって価格が幅広く、特にハイブリッドのe-POWERモデルと上級グレードのX DIG-Sが高くなっています。また、エントリーモデルのノートSは、中古市場では数が少ない傾向にあります。

買取・下取り価格が高いノートの特徴

内装や外装が綺麗なノートは、査定額が高くなりやすい傾向があります。ここでは、買取・下取り価格が高いノートの特徴を解説していきます。

順番に見ていきましょう。

内装・外装が綺麗な状態

車の内装・外装が綺麗な状態を保っていると、買取価格が高くなりやすいです。内装・外装を綺麗に見せるためにも、日頃から社内外の清掃をおこなうように心がけておきましょう。なお、整備記録やメンテナンスノートがあると、車が十分にメンテナンスされている証拠になります。査定に出す前に準備しておくのがおすすめです。

年式・走行距離が一定基準を下回っている

年式や走行距離が一定基準を下回っていると、買取価格が高くなりやすい傾向があります。たとえば、10年落ち・走行距離が10万キロを越えている車は、下落幅が大きくなります。具体的には、年式は7年・走行距離は10万キロまでのうちに、売却を検討するのがおすすめです。

ホワイト・ブラック系のボディカラー

ノートで人気のボディカラーは、ホワイト・ブラック系です。具体的には、ホワイト・ホワイトパール・ブラックの順に買取価格が高くなります。

なお、ノートに限らず車のボディカラーは、シンプルなホワイト系やブラック系が人気です。車を乗り換える際、リセールバリューを考えるなら、ホワイト系やブラック系を選びましょう。

7年落ちのノートの口コミ・評判

次に、7年落ちノートの口コミや評判を紹介します。

7年落ち日産ノートを50万で買ったよ
燃費は15㎞/L前後

— たこっち (@takocchi) March 31, 2020

7年落ち走行距離12000の日産ノート購入。こみこみ新車の半額だから、まあ悪い買い物ではないはず。そこそこデカイから車中泊が捗るで。gwは久々の国道4号線の旅でもやるか。

— pointing (@pointing3) April 18, 2014

日産初代ノート、初乗りで燃費22.26出て驚いた。7年落ちだけど最近のクルマは優秀。

— pointing (@pointing3) April 28, 2014

ガソリンエンジンを発電用にのみ使って、走るのはモーター
この発想はなかった
これ家での充電機能も付ければ良いのに

日産ノートe-POWERは、電気自動車嫌いを治す特効薬になるか？ | Motor Fan's YEAR 2016 https://t.co/cActGHMZPm

— せんとくん🦌⸝⋆ (@sentokun0620) March 11, 2017

口コミで7年落ちのノートは、燃費が良いと言及されています。特にハイブリッドモデルのe-POWERが評判です。

高く買取してもらうなら下取りより買取がおすすめ

車を高く買い取りしてもらいたいなら、下取りより買取がおすすめです。下取りはディーラーで新車購入の際に、今乗っている車を買取りしてもらうことです。売却から乗り換えまでスムーズにできる利点がありますが、ディーラーは車の売却によって利益を得ることを目的としていません。そのため、査定額が低くなりやすいです。

一方、中古買取業者での買取は、査定額が高い傾向にあります。中古買取業者は中古車の販売網が充実しているため、さまざまな売却ルートを活用し利益を得ます。また、プロの査定士が現在の中古市場を考慮した買取価格を出してくれるので、査定額が高くなりやすいです。

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経年劣化するとどのような故障が起きる？

車が経年劣化すると故障しやすくなる部分があります。ここでは、経年劣化するとどのような故障が起きるかについて、詳しく解説していきます。

1つずつ見ていきましょう。

エンジンオイルの漏れが発生しやすくなる

車が経年劣化すると、エンジンオイルの漏れが発生しやすくなります。エンジンオイルの漏れは、エンジンオイルを溜めるオイルパンと隙間を埋めるためのガスケットの部品が劣化することが原因です。

隙間からエンジンオイルが滲んで、劣化が進むとエンジンオイルの漏れが起きます。つまり、ガスケットは経年劣化する部品であるため、走行距離が増えることでエンジンオイルの漏れが発生するということです。

オートマオイルが交換できなくなる

車の経年劣化により、オートマオイルが交換できなくなります。オートマオイルは、AT車のトランスミッションに使うオイルのことで、2〜3年・走行距離2〜3万キロごとに交換が必要です。ただし、走行距離が長くなった車のオートマオイルを交換すると、オイル汚れが詰まり、トランスミッションが故障する可能性が高くなります。

トランスミッションは修理・交換に高額な費用がかかるため、あえてオートマオイルの交換をせずに、故障を避ける対応がされるほどです。つまり、オートマオイルが劣化した状態で乗り続ける必要があるので、燃費や走行性能の悪化が問題となります。

足回りの部品が劣化する

車が経年劣化すると、足回りの部品が劣化しやすくなります。特に、サスペンションが劣化しやすく、走行時の衝撃が大きくなることで乗り心地が悪くなります。劣化が進行すると、部品の交換が必要になるでしょう。

なお、サスペンションはショックアブソーバーやコイルスプリングなどの部品で構成されており、部品の交換費用が高額です。サスペンションを交換する場合、一定以上の費用が必要となることを覚えておきましょう。

エアコンがきかなくなる

車の走行距離が増えると、エアコンがきかなくなることがあります。これはエアコンガスが車の振動によって漏れ出すのが原因です。エアコンガスはディーラーなどで補充できるので、エアコンがきかなくなった際は、早めに補充しましょう。

灯火類が点灯しなくなる

車が経年劣化すると、灯火類が点灯しなくなります。近年の車はハロゲンランプよりも寿命が長いHID（ディスチャージヘッドランプ）やLEDランプが搭載されています。しかし、HIDやLEDランプも何らかの原因で故障するものです。HIDやLEDランプは高額なので、交換するときは費用がかかることを覚えておきましょう。

マフラーに穴があく

車の走行距離が増えると、マフラーに穴があくことがあります。これは融雪剤や悪路を走行した際の汚れがマフラーについて劣化や錆が進むことが原因です。マフラーに穴があくとエンジン音が大きくなるので、異変を感じたらチェックしましょう。また、マフラーを交換する場合、高額な費用がかかります。マフラーの穴が小さいうちに修理すれば部品の交換が必要なくなるので、早めに対応することが重要です。

車のボディが錆びる

車が経年劣化すると、ボディが錆びることがあります。これはマフラーの劣化と同じく、融雪剤や汚れがつくことが原因です。ボディに錆が付いたまま放置すると、最悪の場合ボディに穴があきます。また、車のボディに穴があいてしまうと、板金修理が必要となります。穴が開いてしまうと、車検に通らない可能性が高いので、注意しましょう。

7年落ちのノートは乗り換えるべき？判断するポイント

車の寿命は10年という定説があります。ただし、車をいつ乗り換えるべきかは、自分では判断しづらいでしょう。ここからは、7年落ちのノートを乗り換えるべきか判断するポイントを解説します。

順番に見ていきましょう。

維持費が高くなった

車の維持費が高くなったときは、乗り換えを検討するタイミングです。車は経年劣化すると、部品が壊れやすくなって交換費用がかかったり、燃費が悪くなったりします。維持費が高くなったときは、新しい車に乗り換えたほうが長期的にお得である可能性があります。車の維持費が高くなったときは、一度乗り換えを考えてみましょう。

修理や交換のコストや効果

車の修理や交換のコストが高くなったときは、車の乗り換えを検討すべきです。先述のとおり、車が経年劣化すると修理や交換コストがかかるため、維持費が高くなります。さらに、車は年式が古くなるほど、リセールバリューが下がるのもポイントです。したがって、適切な売却タイミングを逃すと、売却時に損をしてしまう可能性があります。そのため、修理や交換コスト・年式を踏まえて、早めに売却を検討しておくのがおすすめです。

車検のタイミング

車は車検がある前年に乗り換えを検討するのがおすすめです。車は初回の車検以降、2年に1度は車検に出す必要があります。車検には数万円〜10万円ほどの費用がかかるので、乗り換えるなら車検前に売却すべきです。7年落ちのノートであれば、7年前の車検を受ける前に売却することで、車検費用を抑えられます。このように、車検のタイミングで売却を検討するのも1つの選択肢です。

ライフスタイルの変化

自分や家族の生活が変化したときは、車の乗り換えタイミングかもしれません。車を使う頻度や乗る人数などが変わると、別の車が必要となります。たとえば、子どもが生まれたり、荷物が増えたりした場合、より大きな車への買い替えがおすすめです。ライフスタイルが変わったときは、生活に合った車への乗り換えを検討しましょう。

車から異音が聞こえる

車から異音が聞こえた場合、一度乗り換えを検討すべきです。車はエンジンや排気系、足回りなどが故障していると、異音が発生します。故障具合がひどい場合、部品の交換や修理に高額な費用がかかることがあります。異音が発生したときは一度状態を確認し、修理費用をみたうえで走行距離や年式なども含めて乗り換えしたほうが良い可能性もあるでしょう。

次に乗りたい車があるかどうか

次に乗りたい車が決まっているなら、車の乗り換えを考えるタイミングです。車の性能は毎年良くなっているため、7年落ちのノートから乗り換える場合、燃費や乗り心地が良い車がたくさんあります。

また、安全性能も高くなっているため、年式が古い車に乗っていてより安全に走行したいなら車を乗り換えるべきです。中古市場は常に変化するため、乗りたい車が流通しているなら早めに検討しましょう。

7年落ちのノートを乗り換えるメリット・デメリット

7年落ちのノートを乗り換える場合、メリット・デメリットの両方があります。乗り換えを検討するなら、事前にメリットとデメリット両方を確認しておくのが大切です。ここでは、7年落ちのノートを乗り換えるメリット・デメリットを解説していきます。

7年落ちのノートを乗り換えるメリット

7年落ちのノートを乗り換えると、さまざまなメリットがあります。ここでは、7年落ちのノートを乗り換えるメリットを解説していきます。7年落ちのノートを乗り換えるメリットは以下のとおりです。

順番に見ていきましょう。

走行距離が一定基準を下回っていれば高価買取が期待できる

車の走行距離が一定の基準を下回っている場合、高価買取が期待できます。7年落ちのノートは、走行距離が10万キロを越えてから最低買取価格が10万円代になります。そのため、10万キロに到達する前であれば、高価買取される可能性が高いということです。7年目のノートを買い取りするとなると、メンテナンスがしっかりおこなわれていることが前提となるので注意しましょう。

車にかかるトータルコストを最小限に抑えられる

7年目のノートを売却すると、車にかかるトータルコストを最小限に抑えられます。7年目の車は、修理や部品交換が必要になる可能性が高いです。また、年式が古くなればなるほど、買取価格は下がるので、実質的に所持コストがかかっているといえます。つまり、7年目の時点で早めに売却すれば、あらゆるコストを最小限に抑えられるでしょう。

ライフスタイルに合わせた車の乗り換えができる

7年目のノートを売却すると、ライフスタイルに合わせた車に乗り換えできます。結婚や引っ越しなどによって生活が変わると、事情に合わせて車を乗り換えしなければなりません。しかし、ライフスタイルが変わる前に車を乗り換えするなら、現状のライフスタイルに合わせた車の乗り換えができます。特に乗りたい車が決まっていて7年落ちのノートを持っているなら、早めに乗り換えを検討するのがおすすめです。

7年落ちのノートを乗り換えるデメリット

7年落ちのノートを乗り換えるなら、デメリットもあります。事前にデメリットを知っておくことで、乗り換えを後悔する心配もなくなるでしょう。ここでは、7年落ちのノートを乗り換えるデメリットを解説していきます。

順番に見ていきましょう。

新車購入費用がかかる

車を乗り換える場合、新車購入費用がかかります。もちろん車によって価格はさまざまですが、年式が新しい車ほど価格は高いでしょう。よって、車を乗り換えるときは、ローンの頭金などの購入費用がかかります。

車によっては乗り換えによって燃費が改善されたり、修理などの維持費がかからなくなったりします。7年落ちのノートに乗っている場合、新車購入時よりも維持費が高くなっている可能性があるため、長期的には乗り換えたほうがお得かもしれません。

新車購入時の手続きが必要になる

新車を購入すると手続きが必要となります。乗り換える場合、車庫証明の再取得や任意保険の切り替えなどによって、さまざまな手続きが発生します。車を乗り換えるうえで、手続きする手間がかかることを覚えておきましょう。

新たに車選びが必要になる

車を乗り換えると、新たに車選びが必要です。車が好きな人にとっては、車を乗り換えることは楽しみの1つでしょう。ただし、車に関心が少ない人にとっては、新しい車を選ぶことは簡単ではありません。

新車の購入には費用がかかりますし、購入するならある程度調べる必要もあります。このように、乗り換える車が決まっていない場合は、情報収集や車選びに時間がかかるため、早めに検討しておくのがおすすめです。

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まとめ

この記事では7年落ち日産ノートの買取・下取り価格相場と乗り換えのタイミングについて詳しく解説しました。ノートは2005年の登場以来、日産を代表するコンパクトカーですが、年数が経過したり、走行距離が長くなったりすると買取・下取り価格が下がります。

さらに、グレードや色などによっても、買取価格は変わるので、少しでも高く売りたいなら事前に相場を把握しておくことが大切です。7年落ちのノートを持っている方は、買取を検討する際の参考にしてみてください。

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