9年落ちのアクアの買取・下取り価格相場はどれくらい？乗り換えのタイミングもあわせて解説

アクアはトヨタが販売する車の中でも人気が高いコンパクトカーです。9年前にアクアを購入した方の中には乗り換えが頭をよぎる方もいるのではないでしょうか。

9年落ちでも、中古車市場で大変人気なアクアは高価買取されるケースが多いです。

現在の買取・下取り価格の相場は年式や走行距離、さらにはその時々の中古車市場の動向を受けて変化するので、日頃のチェックが必要です。カーセブンはたった30秒の入力で概算価格をお知らせしてくれるだけではなく、査定額に満足しなかったらキャンセルしてOKなところが特徴。

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9年落ちのアクアは何代目？グレードは何がある？

2014年モデルのアクアは初代NHP10型と呼ばれるハイブリッド専用コンパクトカーです。このモデルは2011年12月に発売され、2021年7月まで販売されていました。9年落ちのアクアのグレードは以下のとおりです。

2014年モデルのアクアは全てのグレードで乗り心地と使いやすさが向上し、燃費性能も改善されました。また、自動開閉のドアミラーや一部ドアガラスの撥水機能などが追加され、これまでのモデルよりも快適になったモデルです。

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【走行距離別】9年落ちのアクアの買取・下取り価格相場

まず、9年落ちのアクアの買取・下取り価格相場を見ていきましょう。9年落ちのアクアの走行距離別の買取・下取り価格相場は以下のとおりです。

20,000km以下	45万～83万円
20,001km〜40,000km	23万～69万円
40,001km〜60,000km	15万～120万円
60,001km〜80,000km	15万～88万円
80,001km〜100,000km	20万～86万円
100,000km以上	8万～68万円

9年落ちのアクアの買取相場は、走行距離が長いほど価格が下がる傾向にあります。ただし、人気のグレードやカラーは買取価格が高くなる傾向にあることを頭に入れておきましょう。

【グレード別】9年落ちのアクアの買取・下取り価格相場

次に9年落ちのアクアの買取・下取り価格相場をグレード別に見ていきましょう。

Ｇブラックソフトレザーセレクション	15万～78万円
G	8万～86万円
S	13万～83万円
L	10万～15万円
Ｇ Ｇ’ｓ	20万～120万円
Ｘ－アーバン	55万円程度

9年落ちのアクアのグレード別買取相場はＧブラックソフトレザーセレクションとＧ Ｇ’ｓが高めの相場になっています。実際にはこの表とおりではなく、カラーや車の状態によって相場よりも下回る可能性があるので注意しましょう。

買取・下取り価格が高いアクアの特徴

買取・下取り価格が高いアクアには以下の3つの特徴があります。

ホワイトとブラック系の定番色

9年落ちのアクアで色選びのポイントは、人気色を選ぶことです。アクアの人気色はパールホワイトやブラック、グレーにシルバーの4色です。シルバーは商用車にも使われることがあるのでグレーを選ぶと良いでしょう。

パールホワイトに近い普通のホワイトは、リセールに響くのでおすすめしません。その他の色は10万円以上安くなる可能性があるので、慎重に選ぶ必要があります。これからアクアの購入を検討している方は、こだわりがなければ定番色から選ぶことをおすすめします。

人気オプションを装備

純正オプションパーツの装着は査定額をアップさせる効果があります。特に人気の高いオプションパーツは、プラス査定が期待できます。アクアでおすすめのオプションパーツは、以下のとおりです。

これらのオプションパーツはアクアのデザイン性や安全性を高めるため高い人気を誇ります。

人気のグレード

9年落ちのアクアではGグレードの買取価格が高くなっています。特に限定のGG’sは買取価格が上がりやすいグレードです。エントリーグレードより上級グレードは装備も充実しているため、買取価格に期待できます。

グレードに加えて、年式が新しくて走行距離が少なければ、より高く買取してもらえることも珍しくありません。特に走行距離が1万km未満であれば、新車価格までは超えないものの、比較的高めの買取額が期待できます。

9年落ちのアクアの口コミ・評判

ここでは9年落ちのアクアの口コミ・評判を見ていきましょう。

国道107号〜県道1号は割とイニDばりにアップダウンとコーナーが激しく道幅も狭い道路だったけど、9年落ちにもかかわらずしっかり走って燃費もリッター25㎞を出すアクアに改めて感動

— ジェスターク (@0cWiN9rXMnTWGYt) May 4, 2023

9年落ちとなった中古アクアを初めて車検に出しました。2年弱の走行距離は2,402km、燃費は21.8km/ℓ pic.twitter.com/1eeTvHQXmg

— yagihide (@yagihide) July 31, 2021

そっか…10年で、そんなに違うのね😅　私のAQUAは9年落ちのハイブリッドで、リッター23くらい。もう、24万走ってるけど、元気✌️ でも、昔の方が、パワーを直で感じられて好きだなぁ

— 佐藤　恵子 (@atomu_reo) November 18, 2023

9年落ちのアクアは燃費が良い状態であることが多く、丁寧に扱われていることがわかります。部品交換などで乗り続けることも多く、9年が経過しても人気を保っている車です。

高く買取してもらうなら下取りより買取がおすすめ

車を売却する際は下取りと買取のどちらを選ぶか悩む人が多いのではないでしょうか。結論から言うと、一般的には買取の方が高額で売却できる傾向にあります。その理由は、買取業者は業界でシェアを維持するために車を多く買い取ろうとする過程で、買取価格が高くなりやすいからです。

下取りの場合、査定額はあまり期待できません。なぜなら、グレードや年式、オプションなどが一切考慮されないからです。少しでも高く車を売りたい方や買い換える車の支払い総額を抑えたい方は買取を選んだ方がお得です。

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経年劣化するとどのような故障が起きる？

車が経年劣化するとどのような故障が起きるのでしょうか。この章では、起きる可能性のある故障を7つ紹介します。

エンジンオイルの漏れが発生しやすくなる

車のエンジンオイル漏れは走行距離が増えると発生しやすくなる傾向があります。その理由は、オイルパンとエンジンの隙間を埋めるガスケットが経年劣化するためです。ガスケットが経年劣化すると、隙間からエンジンオイルが滲み、漏れ出します。

エンジンのオイル漏れはエンジンの性能低下や故障の原因となるため、早めに修理が必要です。エンジンオイルを交換する際に、ガスケットの状態を確認することをおすすめします。また、エンジンオイルの漏れを防ぐために定期的なオイル交換とエンジンの点検を心がけましょう。

オートマオイルが交換できなくなる

車のオイルにはエンジンオイル以外にオートマオイルがあります。オートマオイルはAT車のトランスミッションに使用するオイルで、エンジンオイルと同じく定期的な交換が必要です。しかし、オートマオイルの存在を知らず、全く交換したことがない方も少なくありません。

走行距離が増えた車のオートマオイルを交換すると、トランスミッション内に詰まり、故障するリスクがあります。そのため、走行距離が増えた車のオートマオイル交換は慎重に判断する必要があります。適切なタイミングでオートマオイルを交換し、故障を予防しましょう。

足回りの部品が劣化する

走行距離が増えると車の足回りの部品は劣化していきます。特に、走行時に車を支えるサスペンションは、劣化しやすい部品です。サスペンションが劣化すると走行時に路面から受ける衝撃がひどくなり、車の乗り心地が低下します。

サスペンションは高額な部品が多いため、サスペンション全体を交換すると工賃を含め10万円以上の費用がかかります。重要なパーツであるサスペンションの劣化を防ぐために、走行距離が10万kmを超えた頃には定期的に点検を受けましょう。

エアコンがきかなくなる

車の走行距離が増えると、エアコンのききが悪くなります。原因はエアコンガスの漏れです。エアコンガスは、車の走行時の振動で徐々に漏れ出します。そのため、走行距離が10万kmを超えた頃には定期的にエアコンガスの点検を受けましょう。

エアコンガスの点検は、ディーラーやガソリンスタンドで行えます。費用は数千円程度です。エアコンガスが不足するとエンジンへの負担も大きくなります。エアコンが必要な時期がくる前に、点検しておきましょう。

灯火類が点灯しなくなる

経年劣化や走行距離の増加により、灯火類が点灯しなくなることがあります。車の灯火類にはHIDやLEDランプが用いられますが、従来のハロゲンランプと比べて高額な部品です。そのため、交換の場合は費用が高くなります。故障すると夜間の事故原因になるため、灯火類の状態には注意が必要です。

灯火類が点灯しないまま走行すると、整備不良で道路交通法違反になる恐れもあります。そのため、定期的に灯火類の点検を受けましょう。点検は、ディーラーやガソリンスタンドで依頼できます。

マフラーに穴があく

走行距離の増加や経年劣化により、マフラーに穴があくことがあります。原因は汚れや塩分による錆びです。汚れや錆を長期間放置すると、最終的にはマフラーに穴があきます。マフラーに穴があくと、ガスがうまく排出されなくなり、エンジンの不調や排気ガスの臭いの原因となります。

マフラーに穴があくことを防ぐために、走行距離が10万kmを超えたタイミングでマフラーの点検を受けましょう。車の寿命を縮めないためにも、日頃から汚れや錆びに注意しましょう。

車のボディが錆びる

車が長距離を走行するとボディの老朽化が進行し、錆の発生が見られることがあります。錆の主な原因はマフラーと同じく、融雪剤や汚れを長期間放置することです。錆びや汚れが放置されると錆がボディに穴を開け、結果的には板金修理が必要になる可能性があります。

ボディに穴があくと見栄えが悪く、車検に合格する可能性が低くなります。そのため、穴があいた際は必ず修理しなければなりません。定期的な洗車で汚れを落とすことでボディの錆を予防することが重要です。

9年落ちのアクアは乗り換えるべき？判断するポイント

9年落ちのアクアから乗り換えるべきか判断基準がわからない方も大勢います。ここでは判断するポイントを6つ紹介します。

維持費が高くなった

維持費が高くなっていると感じた場合、車の乗り換えを考える良い機会です。車は使用するほど部品の劣化が進行します。定期的なメンテナンスを行っていても故障リスクの上昇は避けられません。

購入から時間が経つと劣化が進行し、修理費やメンテナンス費用が増えてしまいます。維持費を抑えるためには、新しい車への乗り換えも賢い選択の1つです。故障が発生すると、再発のリスクが高まるため、早めに乗り換えを検討することをおすすめします。

修理や交換のコストや効果

修理や交換のコストとその効果のバランスが崩れ始めたら、車の乗り換えを考えるようにしましょう。車は多数の部品から成り立っており、それぞれの部品の修理や交換に必要な費用や寿命は異なります。車の使用年数が長くなると、一度修理した後でもすぐに再修理が必要になることもあります。

修理や交換を行う前に、修理後にどの程度車を使用できるかを自動車修理工場や専門家に確認しましょう。コストパフォーマンスを考慮し、車の乗り換えも視野に入れてみてください。

車検のタイミング

車検の時期に車を乗り換える人も多いです。車検には数万円から10万円を超える費用がかかるため、新しい車の購入費用に使った方が経済的に有利な場合があります。特に年式が古い車の場合、車検費用は高額になりがちです。そして、新車登録から9年目のアクアは、ちょうど車検時期です。

何らかの事情で乗り換えを検討している方は、車検が切れる数ヶ月前から新しい車を探し始めると良いでしょう。そして、車検が切れる2〜3カ月前を目途に乗り換えましょう。

ライフスタイルの変化

ライフスタイルの変化、例えば結婚や出産、引越しなどで乗り換えを考える人は大勢います。独身の場合、スポーツカーのような趣味性の高い車でも構いません。しかし家族が増えた場合、乗り降りが容易で広々としたファミリーカーが必要となるでしょう。

さらに雪が多い地域への引越しを考えている場合、4WDのようなパワフルな車を選ぶことが必要です。長年同じ車を使用していてライフスタイルが変わるタイミングが来たら、思い切って車の乗り換えを考えてみましょう。

車から異音が聞こえる

車から異音が出始めたら、乗り換えを考えるべきサインです。なぜなら、車から異音が出るということは深刻な問題が起きている可能性があるからです。特に、エンジンやトランスミッションからの異音は寿命が近づいているか、重大な問題の前兆である可能性があります。

購入から年月が経過し、走行距離が多い車は大きな問題を抱えている可能性があります。このような状況を放置すると、走行中に故障したり事故を起こしたりする可能性があり危険です。早めに専門家に検査してもらうことをおすすめします。

次に乗りたい車があるかどうか

もし次に乗りたい車があるなら、乗り換えを考えてみましょう。車の技術は年々向上しており、燃費効率や安全性は大幅に改善されています。そのため、現在乗っている車が購入から10年以上経過している場合、市場に出ている新車は多くの面で優れている可能性があります。

費用をかければ現在の車を維持することも可能です。しかし、全体的に見て乗り換えた方がコストを抑えられる可能性もあります。車の状態や愛着、維持費などを総合的に考慮し、乗り換えを検討してみてください。

9年落ちのアクアを乗り換えるメリット・デメリット

9年落ちのアクアを乗り換える際のメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。それぞれ解説します。

9年落ちのアクアを乗り換えるメリット

まずは9年落ちのアクアを乗り換えるメリットから見ていきましょう。メリットは以下の3つです。

メンテナンス費用を軽減できる

9年落ちのアクアからの乗り換えは、維持費の節約につながります。新車登録から9年が経つと多くの部分が劣化し、修理や部品交換が必要になります。しかし、新車への乗り換えにより、これらのメンテナンスにかかる時間と費用が削減可能です。

さらに、新車登録から13年経過すると自動車税や自動車重量税が増加します。このような理由から、9年目のタイミングで車を売却することで維持費が増加する前に売却することが可能です。

新しい車で運転を楽しめる

新車に乗り換えると、新しい車で運転を楽しめます。新しい車に乗り換えることで、気分転換ができます。車の安全性と燃費効率は年々向上しており、新しいモデルを選ぶことでより安全で燃費の良い車を手に入れることができます。事故を予防したい方にとって、新しいモデルへの乗り換えはおすすめです。

9年落ちのアクアと現在販売されている車では、燃費や安全性の他、利便性も大きく向上しています。さらに、最新の技術が導入されているため、ドライブがより楽しくなるでしょう。

買取価格が大きく下落する前に売却できる

9年使用した車を乗り換えることで、買取価格が大幅に下がる前に売却が可能です。車の寿命は、通常は走行距離が10万㎞とされています。この基準を超えるとエンジンやトランスミッションなどの主要部品の摩耗が目立ちはじめ、買取価格の低下は避けられません。

限定版の車や人気のあるモデルなら一定のリセールバリューを保つことができます。しかし、走行距離だけでなく年数が10年以上経過すると、買取価格は大きく下がる傾向があります。買取価格が大きく下がる前に、乗り換えを検討しましょう。

9年落ちのアクアを乗り換えるデメリット

次に9年落ちのアクアを乗り換えるデメリットを見ていきましょう。デメリットは以下の3つです。

新車の購入に多額の費用が必要

車の乗り換えには多額の費用が必要な点がデメリットです。9年使用した車から新車への乗り換えを考える場合、買取でも下取りでも高価格で売却するのは困難です。そのため、新車の購入費用の大部分を自己負担しなければいけません。

その結果、車種やグレードによっては数百万円を自分で準備する必要が出てきます。9年使用したアクアから乗り換える場合、このような金銭的な負担が大きいため、購入費用の事前準備が重要となります。

乗り換えに手間がかかる

車の乗り換えには多くの手間が伴うデメリットもあります。車を乗り換えるためには新しい車の選択から買取業者探し、そして売却の手続きを行わなければいけません。さらに、新しい車の購入手続きも同時に進行させる必要があります。

こうした手続きは、車好きでない人にとっては大きなストレスになる可能性があります。そのため、車の乗り換えを考える際には手間と時間がかかることを覚悟しておくことが重要です。

走行距離次第では買取価格に期待できない

9年使用した車の乗り換えには、買取が難しいというデメリットも存在します。なぜなら、9年使用した車は全体的に劣化が進んでおり、購入を希望する人が見つかりにくいからです。

特に走行距離は、年式による劣化よりも厳しく評価されることが多くあります。走行距離は1年あたり1万㎞が目安で、それ以上走行すると過走行車とみなされ、査定が厳しくなります。乗り換えを検討する際は、走行距離に注意しましょう。

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まとめ

9年落ちのアクアは、人気車種のため高価買取が期待できます。ただし、走行距離や車の状態により査定額は大きく変動することを念頭に入れておきましょう。走行距離が10万kmを超えると、高値がつきにくくなる傾向があります。

そのため車の状態を把握し、適切なタイミングで売却を検討することが重要です。

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