おしゃれな外観デザインや、運転のしやすさで人気の「パッソ」。日々の通勤や買い物はもちろん、家族でのお出かけ・旅行にも便利です。
しかし、同じようなサイズ感で燃費性能がいい車種が数多く存在するなかで、どの車を購入すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。本記事を通してパッソと競合車種の燃費性能やその他の特徴を比較し、自分に合った1台を見つけましょう。
この記事でわかること
- ・パッソの燃費と競合車の燃費の比較
- ・パッソの維持費
- ・パッソがおすすめな方の特徴
目次
パッソの燃費をチェック!競合他車とも比較
コンパクトカーとして幅広い世代に人気のパッソ。ここでは、3代目となる新型パッソの燃費を競合車種や旧型と比較しながら見ていきましょう。
パッソのカタログ燃費
パッソはガソリン車のみの展開で、WLTCモードのカタログ燃費は2WDで21.0km/L、4WDで19.0km/Lです。スタンダードモデルの「Xシリーズ」と、上質さが魅力の「MODAシリーズ」の2種類がありますが、グレードによって燃費の差はありません。
パッソはマイナーチェンジが行われるたびに燃費性能が向上しています。燃費のよさを重視するなら年式の新しい車がおすすめです。

パッソはガソリン車でありながらも燃費がよく、ハイブリッド車のように車両価格が高くないという、おトクさが魅力です。
競合車種との燃費比較
ここでは、競合車種との燃費比較を紹介します。
▼パッソと競合車種の燃費比較
ガソリン車 2WD | ガソリン車 4WD | ハイブリッド車 | |
トヨタ パッソ | 21.0km/L | 19.0km/L | ー |
ダイハツ ブーン | 21.0km/L | 19.0km/L | ー |
ホンダ フィット | 19.4〜 20.4km/L | 17.0〜 18.2km/L | 23.2〜 29.4km/L |
トヨタ ヤリス | 20.2km/L | ー | 35.8km/L |
競合車種のガソリン車と比べると、パッソは燃費のよさが特徴的です。パッソの姉妹車であるダイハツ ブーンは、同等の燃費性能を持ちます。
ホンダ フィットやトヨタ ヤリスは、ガソリン車だけでなくハイブリッド車のラインナップがあり、さらに燃費性能が高まります。ただし、車両価格が高くなります。
パッソの実燃費
実燃費はユーザーが実際に走行する燃費に近い値となっているため、カタログ燃費よりも低くなるのが一般的です。カタログ燃費だけでなく実燃費を把握しておくことで、実際に運転したときの燃費とカタログ燃費の差に驚かずに済みます。
▼パッソの実燃費
ガソリン車 FF | 16.69km/L |
ガソリン車 4WD | 15.31km/L |
パッソの維持費をシミュレーション

パッソの燃料費や自動車税などの維持費が気になる方は、実際の費用をシミュレーションしてみましょう。ガソリン車の年間維持費は、以下のとおりです。
▼パッソ ガソリン車の年間維持費
ガソリン代 | 約84,200円 |
自動車税 | 25,000円 |
任意保険 | 約60,000円 |
車検法定費用 (自賠責保険、自動車重量税、印紙代) ※2年ごと | 約38,200円 (自賠責保険 27,000円、自動車重量税:約10,000円、印紙代:1200円) |
車検点検料金 | 約40,000円 |
メンテナンス・消耗品費用目安 | 約30,000円 |
年間維持費合計 | 約277,000円 |
月間維持費合計 | 約24,900円 |
※自動車税、軽自動車税は2019年10月1日以降に購入したとして計算
※任意保険は種類によって価格が変動します
パッソの年間維持費は、約28万円です。これらの費用に加えて駐車場代や高速道路代、洗車代などの費用が上乗せされるため、実際はこれらの費用より高くなる可能性もあります。
ただ、パッソは普通車でありながら軽自動車に負けないくらいの燃費のよさが魅力です。燃費がよければ燃料費を抑えられるだけでなく、エコカー減税の対象となります。車検の際に納める自動車重量税が軽減され、2WD車は自動車重量税50%軽減、4WDは同25%軽減になります。
パッソの魅力
続いて、燃費以外のパッソの特徴を見ていきましょう。主な特徴は以下の4点です。
コストパフォーマンスの高さ
パッソは最も安い車両が127.5万円(税込)のため、他のコンパクトカーと比べてもコスパのよさが魅力です。

初期費用を抑え方に向いています!
また、ガソリン車でありながらも燃費がよいので、日々のガソリン代も抑えられます。約9km/hからエンジンを自動的にストップしてくれる機能が搭載されているため、燃費性能をより高めてくれます。
フラットで快適な乗り心地
パッソは、マイナーチェンジによってボディ剛性とサスペンションが進化し、コーナリング時のロールや縦揺れを抑制しています。ふらつきや上下動、揺れが少ないので、フラットで安心感のある乗り心地です。
また、コンパクトカーでありながらも、室内空間をできるだけ広く使えるように設計されています。後部座席も窮屈な印象がなく、お出かけのストレスも感じにくくなるでしょう。
コンパクトでおしゃれなデザイン
パッソは印象的な外観デザインも人気の理由です。特別仕様も含めると、全部で13色のボディカラーが用意されています。

見た目や自分の好きなカラーにこだわりたい方にぴったりの1台です。
充実した安全性能
現行型である3代目パッソには、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を全グレードに標準搭載しています(※)。含まれている先進安全技術は、以下のとおりです。
・衝突警報機能・衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
・誤発進抑制制御機能(前方・後方)
・車線逸脱警報機能
・オートハイビーム
・先行車発進のお知らせ機能
※パッソはダイハツのOEM車両のため、「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」ではなく、ダイハツの「スマートアシストIII」を搭載しています。
パッソはこんな方におすすめ
パッソが向いている方は、以下のとおりです。
- 軽自動車のパワーに物足りなさを感じている方
- コストを抑えたい方
- 運転のしやすいコンパクトな車が欲しい方
- おしゃれな外観デザインにこだわりたい方
パッソは車両価格が安価であり、かつ燃費性能もよいため、コスパを重視した普通車に乗りたい方に向いています。

特徴的なデザインに魅力を感じて選ぶ方も多くいるようです。
パッソの競合車種をチェック!
購入を検討する際には、競合車種の特徴も確認しましょう。
ダイハツ:ブーン

▲パッソの姉妹車。かわいらしいデザインが魅力
パッソの姉妹車であるブーンは、燃費性能や主な造りはパッソと変わりません。かっこいい・かわいいが叶うエクステリアで、カラーラインナップが豊富な点が特徴です。
軽自動車をやや大きくしたようなサイズ感なので小回りがききやすく、狭い道路や住宅街でも運転しやすいでしょう。軽自動車のような感覚で運転できるので、運転が苦手な方にも向いています。
また、パッソと同様にスマートアシストIIIを標準搭載しているので、安全性能にも優れています。
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ホンダ:フィット

▲高い燃費性能と快適な乗り心地が魅力のコンパクトカー
ホンダ フィットは、2001年から発売されているコンパクトカーです。2020年2月発売の4代目からは、ハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載したグレードも展開しています。
フィットはどこに座ってもゆったりと過ごせる造りです。骨盤を安定させ、疲れにくくする「ボディースタビライジングシート」をフロントシートに搭載しています。フロントシート背部はカーブ状にへこんでいるため、後席でも脚を組み替えやすいようになっています。
また、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準装備しているため、安全性能にも定評があります。
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トヨタ:ヤリス

▲世界トップレベルの燃費性能を誇るコンパクトカー
トヨタ ヤリスは2022年新車販売台数がNo.1の乗用車です。世界トップレベルの燃費性能(※)で、フィットのハイブリッド車・ガソリン車よりも高い燃費性能を誇っています。コンパクト化と軽量化が追求されており、軽快な走行と優れた操縦安定性を実現しています。
また、高い安全性能も特徴です。並列駐車や縦列駐車をアシストする「アドバンスト パーク」が一部のグレードに搭載されています。
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パッソの燃費を向上させる方法

パッソはコンパクトカーのガソリン車のなかでも燃費のよい車種です。ただし、燃費性能は乗り方によっても左右されてしまうので、燃費をよくする運転を心がけることが大切です。
・アクセルをゆっくりと踏み込む
・急加速・急発進をせず、適切な速度で走行する
・アイドリングを控える
・タイヤの空気圧を適正に保つ
・必要に応じてエンジンブレーキを使用する
・重量のある荷物を積み込んだままにしない
また、車のメンテナンスを定期的に行うことも燃費の向上に効果的です。エンジンオイルやタイヤの状態は、燃費性能に大きな影響を与えます。エンジンオイルやタイヤの交換に加えて、エンジンオイルフィルターの交換なども行うことで、よい燃費性能を維持できるでしょう。
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パッソは新車と中古車どちらがいい?
新車と中古車でお悩みの方は、納車時期や費用などの観点から考慮するとよいでしょう。
・車体カラーやオプションなどを自由に選びたい方
・新しさを重視したい方
・最新の安全性能が搭載された車が欲しい方
・できるだけ早く納車したい方
・コスパを重視したい方
・新型だけでなく幅広い選択肢からお気に入りの一台を見つけたい方
パッソの中古車なら100万円以下で状態のよい車を手に入れることが可能です。
また、パッソを新車で購入する場合、納車に時間がかかります。11月29日時点で工場出荷時期の目処は3〜4か月先です。できるだけ早く車が欲しい場合は中古車から探すといいでしょう。

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