更新日2023.11.29
車の電源はどこにある?シガーソケットを含む電源が取れる箇所を紹介
車の中でスマートフォンやタブレットを充電したり、キャンプに行ってケトルなどの家電製品を使用したりする場合、何らかの方法で車から電源を確保する必要があります。
代表的なものに「シガーソケット」がありますが、ほかの場所からも電源の供給が可能です。
電気の供給源を把握し、より快適なカーライフを送りましょう。
この記事でわかること
- 車から電源が供給されている場所
- 電源としてのシガーソケットの使い方
- 車の電源を使うときの注意点
目次
車から電源を供給できる場所
車から電源を供給できる場所として、以下の4つが挙げられます。
車に設置されていない場合もあるので、探しても見つからない点も注意しましょう。
シガーソケット(アクセサリーソケット)
シガーソケットとは、本来タバコ(シガー)に火をつけるためのものです。
しかし、現在はタバコを吸う人が減少傾向にあり、「アクセサリーソケット」や「電源ソケット」とも呼ばれます。
ダッシュボード付近にあることが多く、丸型の筒状になっており、「丸型の円筒形のもの(シガーライター)が刺さっている」「丸型のフタがついている」「何もなく穴が空いている」の3つが主なパターンです。
運転席と助手席の間に設置されているタイプの車もあります。

シガーソケットに専用の機械を差し込むことで、使用できるようになります。
シガーソケットとアクセサリーソケットの違い
主な違いはフタの有無ですが、大きな違いはありません。
シガーソケットはタバコを加熱するシガーライターを差し込んでおくものとして利用されることが多いです。
しかし、近年は自動車用アクセサリーとして使用されはじめ、メーカーの取扱説明書でも「アクセサリーソケット」という表現が使われるようになりました。
USB/Type-C端子
助手席側のダッシュボード内部やシガーソケットの上部などに、USBやType-Cケーブルの差し込み口が用意された車もあります。
充電コードなどをそこに差し込めば、スマホなどを簡単に充電できます。
ただし、USB端子のなかには、充電よりもスマホとのデータ通信(中に入っている音楽を流すなど)が主な目的としているものもあります。

強力な充電効果は見込めない可能性がある、という点には注意しましょう。
ヒューズボックス
ヒューズボックスとは、車の中にある電源が集約された部分で、電気の流れを制限するヒューズが集まっています。
「シガーソケットが別の製品(ドライブレコーダーなど)で埋まっている」「何らかの理由からシガーソケットを使いたくない」といった場合には、ヒューズボックスの使用を検討するといいでしょう。
市販のコネクターを使うことで、電源が供給されます。
ヒューズボックスから電源を得ることで、大きな電流が流れた場合でもヒューズが電化製品を守ってくれるため、安全面にも配慮した電源の利用ができるでしょう。
ただし、ヒューズボックスの中にはほかの装置に使われるものも備え付けられた重要な部分なので、取り扱いには充分な注意する必要があります。
電源の取り出しに不安がある方や配線の仕組みがよくわからないない方は、専門の業者に相談するほうがいいでしょう。
埋め込みコンセント(純正コンセント)
ハイブリッド車を中心に、車体に家庭用の電源コンセントが設置されている場合もあります。
以下の場所に設置されているケースが多いです。
- 運転席と助手席の間にあるコンソール(ドリンクホルダーや小物入れがある場所)の下
- 荷室の壁面
車種や仕様によって異なるため、自分の車の取扱説明書などを確認してください。
埋め込みコンセントは、一般的に100Vで100W〜1500Wであるため、幅広い電化製品を使用できます。

乗り換えを検討しているのであれば、コンセントがついた車の購入も検討するといいでしょう。
ポータブル電源の使用も手段のひとつ
別途の購入は必要ですが、ポータブル電源があればさまざまな電化製品が使えます。
ものによっては高価な場合もありますが、アウトドアなど屋外で電化製品を使う機会が多ければ、購入を検討するのもいいでしょう。
また、車だけの利用にとどまらず、災害時や停電時など非常用の備えとしても役立ちます。
シガーソケットで車から電源を供給する方法
シガーソケットは、「電源アクセサリー」や「インバーター」を差し込むことで利用できます。インターバーとは、一般的に電流を直流から交流に変換し、電圧や周波数を調整する装置です。
スマホの充電といった簡易的な使い方であれば、USB端子などがついた電源アクセサリーを差し込むことですぐに利用可能です。
コンセントが必要な家電製品などを使いたい場合であればインバーターを設置しなければいけません。アウトドアの環境で電化製品を使いたいという方であれば、インバーターを使用しましょう。
シガーソケットの差し込み口を増設したい場合は、「シガーソケット電源分配器」という機械を使うことで、シガーソケットを複数個作れます。
ただし、過度な利用でヒューズが飛んでしまう危険性があるため、ヒューズのアンペア数を超えてしまわないように気をつけましょう。
車のシガーソケットから電源を供給するときの注意点
シガーソケットを使う際の注意点は以下の2つです。
常時電源かどうか確認する
車の電源には、常時電源とACC電源の2種類が存在します。
常時電源とは、エンジンを消しても電気が通っているものです。
近年の車はACC電源という、電化製品を使っている間だけしか電気が通らないようになっています。
しかし、古い車の場合は電化製品を使っていない間も電気が通り続けている場合があります。
車から降りる際に電化製品を差し込んだままにすると、車のバッテリーから電気が供給され続けてバッテリー上がりの原因になるため、注意が必要です。
対応電圧を確認する
国産乗用車の場合、一般的に対応電圧は12Vで、トラックなどの大型車は24Vの場合もあります。
異なる電圧を使用すると故障につながるため、差し込む機械を購入するときはシガーソケットの対応電圧を確認しましょう。
また、電圧を変換しないまま家庭用の掃除機などを使う場合は、インバーター(電気を変換する機械)などを使って、電圧を調整することで、電化製品と車の両方が故障する危険を防ぐことができます。
車のシガーソケットから電源を利用できないときの対処法
シガーソケット経由で電源を供給しようとしたときに使えない場合は次の対処を試してみましょう。
ほかの機械も使えないのか確認
まずは、使用している機械自体が正常に動作しているのかを確認しましょう。
機械自体が故障していれば、シガーソケットに不具合が生じていなくても使用できません。
ほかの機械を使った場合でも同様に使用できない場合は、原因がほかにある可能性があります。
シガープラグを交換
シガープラグとは、シガーソケットに差し込んだ機械のことです。この機械が故障していると、電源の共有はできません。
安いものであれば数千円程度で販売されているので、新しいものを使って故障部分を確かめましょう。
ヒューズボックスを確認
シガーソケットに電源を送るヒューズボックス内のヒューズが断線している可能性があります。
ヒューズは一定以上の大きな電力が流れると断線してしまいます。
電化製品が使えない場合は、切れたヒューズを交換することで、再び使用できる可能性があります。

自分で交換することも可能ですが、難しい場合は専門家に交換してもらいましょう。1本数千円程度で交換してもらえます。
専門業者に確認を依頼
上記で挙げた3つの対処をしても電源が取れない場合は、車修理の専門家に相談しましょう。
車の電源は、配線などに関わる重要な部分です。知識や経験がないまま取り組んでしまうと、ほかの部分に大きな影響を及ぼす可能性があります。

近くのカー用品店やディーラー、整備工場などに持ち込んで確認してもらうことで、迅速な解決が望めるでしょう。
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車を乗り続けていれば、ある程度の故障はつきものです。
故障の原因はさまざまで、意外な部分の損傷が影響している可能性もあります。
カーセブンにご相談いただければ、車のプロがお客様のご相談に乗ります。
また、「アウトドアに適した埋め込みコンセントがついた車に乗り換えたい」などのご要望をお聞かせいただければ、それに合った車をお探しするサービスも提供しています。
よくある質問
あります。車によって場所や数は異なりますが、「シガーソケット」「USB/Type-C端子」「ヒューズボックス」「埋め込みコンセント」などから電源を確保できます。車の説明書などをよく読み、場所を確認しましょう。詳しくはこちらで解説しています。
「常時電源かどうか」「対応電圧がどのくらいか」の2つを確認しましょう。こちらで解説しています。
後付けは可能です。たとえば、車のアクセサリーソケットの電源(DC12V)に入れることで、家庭用電源(AC100V)やUSB電源(DC5V)に変換しスマートフォンやタブレットPCへ電源の供給ができます。
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