車のサイドミラーが故障した場合、小さなキズであれば自分で修理できたり、業者で安価に修理できたりすることが多いです。しかし、状態によってはミラー本体の交換が必要となり、数万円かかるケースもあります。
また、症状によっては保安基準に適合せず、車検に通らない可能性があります。安全な走行のためにも、不具合が見つかった場合は早めに専門業者に相談してみましょう。
この記事でわかること
- ・サイドミラーが故障したときの対処法
- ・サイドミラーの修理費用と期間
- ・サイドミラーを自分で修理する方法
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目次
車のサイドミラー(ドアミラー)は壊れやすい!
サイドミラーは、運転者が後方の安全を確認するために欠かせないパーツです。「ミラー(鏡)」「ミラーを保護するカバー」「サイドミラーを車体に取り付けるベース」で構成されており、カバーの内部にはミラーの角度調整や開閉機能を行うモーターが内蔵されています。

車種によっては、サイドミラーにカメラやウインカーが内蔵されているものもあります。

サイドミラーは車体から側面に飛び出しているため、運転時や駐車時にぶつけやすく、壊れやすいパーツです。ぶつけたり擦ったりしたことでミラー本体に衝撃が加わると、モーターが破損することもあります。
車のサイドミラーが故障したときの対処法(修理・交換)
サイドミラーの故障は、症状によっては修理ではなく交換での対応となる場合があります。ここでは、サイドミラーのよくある不具合別の対処法を解説します。
ミラー(鏡)が割れた場合
ミラー部分が割れてしまっている場合、後方や側方の視界を妨げる恐れがあるため、早めの修理が必要です。キズが浅い場合は自分で直せる可能性もありますが、割れに関しては自力で修理するのは難しいため、業者に依頼するのがおすすめです。
ミラー部分のみの交換で済むこともありますが、内部のモーター部分まで破損している場合は、ミラー全体の交換が必要になることもあります。
サイドミラーが動かない場合
サイドミラーが動かない原因として、まれに電気信号の接触不良が考えられます。スイッチを何度か押したり、エンジンを再始動してみたりすると、動き出すケースもあるため、まずは試してみましょう。
それでも動かない場合、衝撃で内部のモーターが故障している可能性があります。その場合、モーター部分の修理や、場合によってはサイドミラー全体の交換が必要となることもあります。
ぐらつき・ガタつきがある場合
サイドミラーにぐらつきが生じている場合、ミラー本体やカバーを取り付けるベース部分が損傷している可能性があります。このようなケースでは、ミラー本体の交換が必要になることが一般的です。
放置すると走行中にミラーが脱落する危険性もあるため、早めの対処しましょう。
カバーに破損やキズがある場合
サイドミラーのカバー部分にある浅いキズは、自分で修理できることもあります。
ただし、深いキズや破損を無理に修理しようとすると、塗装にダメージを与える恐れがあります。また、キズが深い場合は内部のモーターに影響が及んでいる可能性もあり、その際は業者に依頼するほうがよいでしょう。
さらに、カバー内に内蔵されているカメラやライトに影響が出ている場合もあります。自分で修理できるかの判断が難しい場合や不安がある場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

自分で修理する方法は「サイドミラーを自分で修理する方法」で詳しく解説しています。
車のサイドミラーが故障したまま走行するとどうなる?
サイドミラーの故障の程度によっては、修理せずにそのまま走行を続けることを考えるかもしれません。しかし、道路運送車両の保安基準第44条では、後写鏡(バックミラーやサイドミラー)について、設置する位置や視界の範囲、ミラーの大きさなどに関する詳細な基準が設けられています。
カバー部分に浅いキズがある程度であれば問題がない場合もありますが、症状によっては運転時に危険が生じる可能性もあるため、早めに修理や交換などの対処を行いましょう。また、保安基準の要件を満たさない場合、車検に通らないことがあります。
車のサイドミラーの修理・交換ができる業者の種類
サイドミラーの修理は、以下の場所に依頼できます。
ディーラー
自動車メーカーに特化したディーラーでは、技術力が高く、純正部品を使用した修理が行われるため、安心して任せられます。また、修理の際にほかの部分の点検や洗車サービスが受けられることもあり、総合的なメンテナンスが可能です。
ただし、工賃が高めに設定されていることが多いため、事前に見積もりを確認することがおすすめです。
カー用品店
カー用品店でもサイドミラーの修理や交換を依頼できる場合があります。汎用品パーツが豊富に揃っているため、スタッフと相談しながら適切なパーツを選べます。また、自分でキズの補修ができるコンパウンドも購入可能です。

コストを抑えつつ、スピーディな対応を求める方におすすめです。
整備工場
整備工場でもサイドミラーの修理に対応していることが多いです。車検などで利用している整備工場であれば、予算に応じた柔軟な相談ができることもあります。
リビルト品や中古品での修理に対応している場合もあるので、修理費用を抑えたい方に向いています。
ガソリンスタンド
一部のガソリンスタンドでは車の修理も受け付けているので、近隣で対応可能か相談してみるとよいでしょう。ただし、修理専門の店舗ではないため、いつでも修理できるとは限りません。
また、作業スタッフの技術力に差があるため、複雑な修理を依頼する場合はほかの選択肢を検討するのが無難です。
車のサイドミラーの修理費用の目安は1,000円~5万円
サイドミラーの修理費用は故障の程度によって大きく異なります。擦り傷程度の浅いキズであれば1,000円程度で済む場合もありますが、サイドミラーそのものを交換する場合は2万〜5万円が目安です。
また、ミラーカバーの破損の場合、修理より交換のほうが安くなるケースもあります。
詳細な費用が知りたい場合は、ディーラーやカー用品店などの専門業者で見積りを依頼してみましょう。
車のサイドミラーの修理は30分〜1か月以上かかることもある
サイドミラーの修理期間も故障の程度により異なります。浅いキズであれば30分程度で済むこともありますが、交換かつ部品を取り寄せる場合は、1か月以上かかることもあるでしょう。
通勤など日常生活で車を使用している場合は、修理期間中に代車を借りる必要があるかもしれません。その点も考慮して、早めに対応することをおすすめします。
車のサイドミラーの修理費用を安く抑えるコツ
ここでは、サイドミラーの修理費用を抑えるためのポイントを紹介します。
保証期間内か確認する
サイドミラーがメーカーの保証期間内かどうかを確認してみましょう。保証期間内であれば、修理費用が大幅に安くなる可能性があります。
特に、新車購入後数年以内の場合は保証が適用されることが多いため、まずはディーラーに問い合わせることをおすすめします。
複数業者で見積もりをとる
車の修理費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。同じ修理内容でも、業者によって料金が異なる場合があります。
見積もりを比較することで、コストパフォーマンスのよい選択肢を見つけやすくなります。ただし、費用だけでなく修理方法なども考慮したうえで、総合的に判断することが重要です。
中古パーツを使用する
費用をさらに抑えるためには、中古パーツの使用を検討するのもおすすめです。リビルト品や中古パーツを使うことで、新品パーツを使うよりも修理費用を大幅に削減できます。
信頼できる整備工場や専門業者で、中古パーツについて相談してみましょう。
車のサイドミラーを自分で修理する方法
カバー部分の浅いキズ程度であれば、コンパウンドなどを使用して自分でキズを目立たなくすることが可能です。

コンパウンドとは、車の傷消しに用いられる研磨剤のことです。
ただし、ミラー本体の破損や交換が必要なほどの不具合がある場合、パーツの脱着や配線の取り外しなどの専門知識が必要となるため、自分で修理をするのは難しいかもしれません。
自分で修理・交換すれば費用を抑えられますが、無理に自分で直そうとすると状況が悪化し、修理費用が余計にかかることも考えられます。車の整備に関する専門知識や技術がない方や、修理経験がない方は、業者への依頼を検討してみましょう。
コンパウンドでキズを消す方法
コンパウンドを使ってサイドミラーのキズを消す手順は次のとおりです。
・コンパウンド
・コンパウンドをつけるスポンジや布
・拭き取り用のきれいな布
1. 洗車をして汚れを落とす
2. 道具を用意する
3. マスキングテープやビニールで養生する
4. スポンジを水で濡らしてからコンパウンドをつける
5. 車のキズ周辺にコンパウンドを均等に塗布し、磨いていく
6. タオルでコンパウンドを拭き取って仕上げる
コンパウンドをつけるときは、粒子の細かいタイプから使うことがポイントです。

コンパウンドの使い方のポイントや注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。
あわせて読みたい
車のサイドミラーの修理に車両保険は使うべき?
車両保険とは、任意の自動車保険に含まれる補償のひとつで、自分の車が損傷した際に、修理費用や買い替え費用を補償するものです。サイドミラーの修理にも車両保険を利用することは可能です。
車両保険を利用すれば、修理にかかる自己負担額を減らすことができますが、車両保険を使うと翌年以降の保険料が高くなることが一般的です。長期的に見たときの支払総額が増える可能性があるため、修理費用が少額で済む場合には、かえって経済的損失を生む場合があります。

車両保険を利用するかどうかは、修理費用と保険料の増額を踏まえて、慎重に検討しましょう。
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よくある質問
サイドミラーの修理費用は、故障の内容や使用する部品によって大きく異なります。擦り傷程度の浅いキズであれば1,000円程度で済む場合もありますが、サイドミラーそのものを交換する場合は2万〜5万円が目安です。
ディーラーで純正部品を使用する場合は高額になる傾向がありますが、リビルト品や中古パーツを使用することで費用を抑えることも可能です。複数の業者で見積もりを取れば、最適な価格で修理できるでしょう。
サイドミラーの修理は、ディーラー、カー用品店、整備工場、ガソリンスタンドなどで依頼できます。ディーラーでは純正部品を使った修理が可能ですが、工賃が高めの傾向があります。カー用品店や整備工場では、汎用品や中古パーツを利用できるため、費用を抑えたい方におすすめです。
浅いキズであれば、自分でコンパウンドを使って修理することが可能です。ただし、深いキズや塗装にダメージがある場合は、無理せず専門業者に依頼するほうが安心です。コンパウンドを使用する際には、キズの状態に注意しながら作業を行いましょう。
修理方法は「サイドミラーを自分で修理する方法」で解説しています。
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