コーティングをしても、被膜の上に汚れがつくことから定期的な洗車は必要です。汚れがつきにくいからと長期間洗車をしていないと、水垢が残ってしまったり、被膜を劣化させるおそれがあります。
コーティング後も定期的に洗車をして、愛車のツヤをいつまでもキープしましょう。
この記事でわかること
- ・コーティング車も定期的に洗車が必要な理由
- ・コーティング車の洗車に必要なものと洗車方法
- ・コーティング車の洗車におすすめの頻度
目次
コーティング車も洗車したほうがよい
カーコーティングをした車であっても汚れや水垢はつくため、定期的に洗車することをおすすめします。
コーティングによりできた被膜が汚れを防ぎますが、ホコリや泥、鳥の糞などがつき、完全にきれいな状態を維持することはできません。汚れを放置することで被膜が劣化する可能性があるので、コーティングの効果を持続させるためにも、洗車の頻度は減らさないようにしましょう。
コーティング車を洗車する頻度
コーティング車におけるおすすめの洗車頻度は、駐車場の屋根の有無、車のボディカラーによって変わります。

屋根のない場所に車を止めている場合、雨水などのホコリがつきやすいため、ブラックなど濃い色の車は週1回、ホワイトなど淡い色の車は月2回を目安に洗車しましょう。
紫外線や雨を防げる屋内の場合、濃い色の車は月2回、淡い色の車は月1回を目安にしてみてください。
特にボディカラーが濃い色の場合は、ホコリや水垢などが目立ちやすいため、洗車頻度が高めです。淡い色の場合でも、汚れが目立ってきたタイミングで洗車することをおすすめします。
雨のあとなど汚れが気になったら洗車する
雨に濡れて水滴が乾くと、ボディについたホコリや砂の汚れが固着します。
「コーティングをしたから、洗車を控えたほうがよい」ということはないので、雨上がりや汚れが気になるときは、早めに洗車しましょう。
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最適な洗車方法とタイミング

コーティング車を洗車するときは、手洗いで日差しの少ないタイミングで行いましょう。
機械洗車を避けて手洗いで洗車する
ガソリンスタンドなどにある洗車機は、ブラシなどの影響によりコーティングを劣化させる可能性があります。そのため、手洗いで洗車をするのがおすすめです。
洗車機のブラシが小石や汚れを巻き込んでおり、被膜がキズつきツヤを失うことが考えられます。特に、コーティングして間もない車は、被膜が完全に定着しておらず剥がれるため、洗車機の利用を控えましょう。
ただし、手洗い洗車がまったくできず汚れが固着してしまいそうなときは、定期的に洗車機の水洗い洗車をするほうがよいでしょう。

プロによるカーコーティングであれば「洗車OK」のケースもあるんです!詳しくは「プロによるコーティングなら機械洗車でも大丈夫」で紹介しています。
水洗いがよいかカーシャンプーをつけるか考える
汚れがつきにくく落ちやすいコーティング車は、水洗いのみで充分汚れを落とせることが多いです。
油汚れや鳥の糞など、頑固な汚れがついているときは、車専用のシャンプーを使って洗車するとよいでしょう。
カーシャンプーは、コーティング剤やコンパウンド(磨き剤)の入っていない商品を使用します。
日差しの少ない涼しい時間帯を選ぶ
洗車は、日差しの弱い朝や夕方、くもりの日がおすすめです。
日差しが強いときに洗車すると、水滴を拭き上げる前に乾いてしまい、水垢が残る可能性が高まります。
水滴が乾ききる前に拭き上げられる気温、天気の日を選んで洗車しましょう。
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コーティング車の手洗い洗車に必要なアイテム
コーティング車を手洗い洗車するときは、こちらのアイテムを準備しておきましょう。
- 高圧洗浄機
- カーシャンプー
- マイクロファイバークロス
- キズをつけにくい洗車専用スポンジ
どのアイテムも、カー用品店やホームセンターで購入できます。
高圧洗浄機
高圧洗浄機を使うことで、ボディの汚れだけではなくホイールなどの足回りも汚れを落としやすくなります。
ホースで水をかけるより汚れが落ちやすく、カーシャンプー後の泡も素早くすっきり落とせるでしょう。手元で水量を調節できる「ガンタイプ」の高圧洗浄機であれば、必要なときだけ水を出せるので、節水にもつながります。
通常の使用方法では問題ありませんが、集中して噴射し続けることで、ボディの塗装が剥がれたりパーツが破損したりする可能性があるので、利用方法には注意しましょう。
カーシャンプー
ボディについたホコリや砂などの汚れを落とすのであれば、中性のカーシャンプーがおすすめです。
油汚れや酸性雨による特殊な汚れは、原因に応じて弱アルカリ性や弱酸性の洗剤を使い分けるとよいでしょう。
すでにコーティングをして、はっ水効果があるため、はっ水剤カーシャンプーは避けてください。
マイクロファイバークロス
カーシャンプー後のボディを拭き上げるときは、繊維が細かくやわらかいマイクロファイバークロスを使用します。専用クロス以外のタオルとは異なり、ボディにキズつける可能性が低くなり、吸水性も高く水滴を逃さず拭き取れます。
速乾性が高い商品であれば、クロスを使って洗濯をしたあと乾きやすくなるため便利です。
きれいに水滴を拭き取るためには、できるだけ乾いたクロスで拭きましょう。

乾いたタオルを使うほうが、しっかりと拭き上げられるため、5枚セットなどの商品を購入しておくと安心です。
キズをつけにくい洗車専用スポンジ
コーティング車の場合、目立った汚れがないときは水洗いのみでよいですが、汚れがあるときは専用スポンジを使用して表面の汚れを落とします。
スポンジは、大きくてやわらかい素材の洗車専用スポンジを選びましょう。ボディに汚れがつくのを防ぐため、ボディ用と足回り用のふたつを使い分けるのがおすすめです。
カーシャンプーを使う際は、スポンジで直接こするのではなく泡でこするように洗います。そのため、スポンジに穴があいている泡立ちのよいものを選びましょう。

ここで紹介しているアイテム以外にも、次に紹介するアイテムもそろえておいてくださいね!
・バケツ
・脚立
・ホース(高圧洗浄機がない場合)
コーティング車を自分で洗車するときの手順
コーティング車を洗車するときは、このような手順で行います。

自宅などでセルフ洗車するときは、基本の手順とともに拭き上げのスピードも意識してみてください。
1. タイヤ・ホイールなど足回りから洗う
洗車は、汚れが多い部分から洗うのが基本です。足回り専用のスポンジやブラシを使い、汚れが多くついたタイヤ周辺を洗います。
アルミホイールや樹脂製ホイールキャップは、キズつきやすいため、ブラシではなくスポンジで汚れを落とすのがおすすめです。
水をかけるときは、ボディにできるだけ水滴がつかないようにしましょう。水滴がつくと洗車の前に水滴の丸い跡が残る可能性があります。

車に乗った直後のタイヤやホイールは高温になっているので、水で冷やして洗車しましょう!
2. 水でボディ全体の汚れを洗い流す
足回りをきれいにしたあとは、ボディ全体を水でぬらし汚れを落とします。
汚れや水は上から下に流れるため、ルーフから窓ガラス、ドアといった順番で水を流しましょう。
ボディにホコリや砂がついたままスポンジでこすると、塗装やコーティングの被膜が劣化します。そのため、高圧洗浄機やホースなどで充分に汚れを落とすことがポイントです。
3. カーシャンプーはバケツでしっかり泡立てて使用する
カーシャンプーでボディを洗うときは、強くこすらないようにしましょう。
シャンプーは直接スポンジにつけるのではなく、水を入れたバケツのなかにカーシャンプーを混ぜ、スポンジで泡立てます。
強くこすると、ボディのキズやコーティングの被膜の劣化につながるため、シャンプーをしっかり泡立てることがポイントです。
ボディ全体を洗ったら、水で泡を流します。水で流したあと、泡が残りぬるぬるとしていないか軽く触れて確認しましょう。

シャンプーで洗うとき、水を流すときも「上から下へ」を意識してみてくださいね!
4. すばやく水分を拭き取る
泡を流したら、マイクロファイバークロスで素早く拭き上げましょう。拭き上げに時間がかかると水滴が乾き、水垢やシミが残る原因になります。
ミラー、ドアの内側、トランクの内側などは、拭き忘れてしまいがちな場所です。ドアも開けながら、しっかり水滴を拭き上げましょう。
プロによるコーティングなら機械洗車でも大丈夫
「コーティング車には、機械洗車はNG」といわれることもありますが、プロによる施工であれば洗車機を利用しても問題ないケースもあります。洗車機の利用は、施工を依頼した業者に聞く、セルフコーティングをした方はコーティング剤の商品説明を見るなどして判断しましょう。
カーコーティングを専門とするKeePer(キーパー)では、洗車機を利用してもコーティングに影響を与えないことを強みとしています。
■ダイヤモンドキーパー 洗車機連続100回試験
洗車に時間をかけたくない人におすすめのコーティング
「仕事や家事が忙しくて、洗車できる時間がない」「セルフ洗車が苦手」このような方は、プロによるカーコーティングを依頼するのがよいでしょう。
質の高いカーコーティングをすることで、ボディの汚れがつきにくくなるだけではなく、簡単に落としやすくなります。これにより、水洗い洗車だけで充分汚れが落ち、洗車にかける時間や手間を軽減できます。
カーセブンではKeePerのコーティングに対応
KeePer(キーパー)とは、カーコーティングを専門とするサービスです。独自の技術で透明感のあるツヤを生み出し、ホコリや水垢などの汚れを防止できるコーティングを依頼できます。
2023年3月より、カーセブン八王子多摩店、川崎宮崎台店、湘南平塚店、相模原陽光台店の4店舗では、KeePerコーティングの施工をスタートしました。

KeePerのコーティングをしていれば、水洗い洗車をすれば黄砂などの汚れも簡単にきれいになるんです!
「フレッシュキーパー」と「クリスタルキーパー」について
4店舗で施工できるカーコーティングは、「フレッシュキーパー」と「クリスタルキーパー」の2種類です。
「フレッシュキーパー」は、ボディのツヤ感が増し、従来より洗車が楽になることが特徴のコーティングです。レジン被膜により、泥などの汚れがついても水洗い洗車だけで落としやすく、雨で濡れると表面についた汚れも雨と一緒に流しきれいになります。
いつも愛車が汚れて気になっていた方、カーシャンプーを使った洗車が億劫に感じていた方には、フレッシュキーパーがおすすめです。
「クリスタルキーパー」は、KeePerコーティングのなかではリーズナブルな点が魅力です。コーティングをすることで、新車のようなツヤと輝きが蘇ります。高いはっ水性により、水垢が残りにくく雨水による汚れもつきにくくなる点がメリットです。
できるだけリーズナブルにコーティングをしたい、初めてコーティングをする方には、クリスタルキーパーがおすすめです。
フレッシュキーパー、クリスタルキーパーともに、コーティングの耐久性は約1年です。被膜のメンテナンスを定期的に行うことで、コーティングのツヤ感を維持し、塗装本来の美しさを守ることができます。

どちらのメニューでコーティングするか迷っている方は、相談しながら決めるのもOK!スタッフと相談しながら、あなたの愛車にあうコーティングをしましょう!
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コーティング車を洗車する際の注意点
コーティング車を洗車するときは、以下の3つに注意しましょう。
- 中性または弱酸性のカーシャンプーを利用
- 固形ワックスは使用しないほうがよい
- 水洗い後は必ず水滴を拭き取る
中性または弱酸性のカーシャンプーを利用
カーシャンプーを使って洗車するときは、コーティング車に使ってもよい商品で、中性または弱酸性の成分のものを選びましょう。
酸性やアルカリ性が強いぶん汚れは落ちやすいですが、コーティングの被膜を溶かす可能性があります。
コーティング車は汚れがつきにくくなっていることから、強力な洗剤を使わなくてもよいケースがほとんどです。そのため、洗浄成分がマイルドな、中性や弱酸性のカーシャンプーを使うとよいでしょう。
固形ワックスは使用しないほうがよい
固形ワックスの成分は「油脂」であるため、コーティング被膜の上に塗布することで、汚れがつきやすくなります。
ほかにも、はっ水剤を使用することでコーティングの効果が落ちてしまいます。そのため、コーティングをした車には、カーシャンプー以外の特別なメンテナンスをする必要はありません。

どうしても汚れが落ちないとき、はっ水効果が弱まってきたときは、コーティング施工した店舗などに相談してみるのがおすすめです。
水洗い後は必ず水滴を拭き取る
洗車後は、マイクロファイバークロスでしっかりと水滴を拭き上げましょう。
コーティングした車ははっ水性が高く、拭き取らなくてもすぐに乾くと思う方もいるかもしれませんが、天候次第ではすぐに水滴が乾き、被膜に跡が残るので注意が必要です。
また、ボディに水を流さず拭き掃除だけするのも控えましょう。汚れが充分に落ちていない状態で拭き掃除をすると、被膜や塗装がキズつくおそれがあるので、充分にボディを濡らしてください。
よくある質問
カーコーティングした車も、定期的な洗車が必要です。
コーティングをしていない車と比較して汚れがつきにくくなりますが、被膜の上にホコリや砂、花粉などが付着します。
汚れを放置することで被膜の劣化につながるため、コーティングをした車も定期的に洗車しましょう。
洗車の頻度は1週間から1か月に1回が目安ですが、車の保管する環境やボディカラーにより異なります。
保管する環境とボディカラーの濃淡により洗車の頻度が変わるので、自分の車の洗車頻度を把握しておきましょう。
詳しくは「コーティング車を洗車する頻度」しています。
コーティング車は被膜により汚れがつきづらくなるため、ホコリや砂といったものであれば水洗い洗車のみでも構いません。
しかし、長期間汚れを放置したとき、油や鳥の糞など落としづらい汚れがついたときは、車専用のシャンプーで手洗い洗車をしてみてください。
ガソリンスタンドなどにある機械式洗車は、コーティングの被膜を劣化させる可能性があること、洗剤の成分がわからないことから、控えたほうがよいでしょう。
機械式洗車のブラシの素材によっては、コーティングの被膜を劣化させる可能性があるため、コーティング車には手洗い洗車を推奨するケースが多くなります。
ただし、KeePerコーティングのように、水洗い洗車であれば機械式洗車を利用しても被膜に影響がないという施工方法もあります。手洗いでの洗車が難しい方は、機械式洗車も利用できるコーティングを選択するとよいでしょう。
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