更新日2026.03.10

ハイブリッド車の寿命は何年?メーカー別の保証やガソリン車との違いについても解説

ハイブリッド車の寿命は何年?メーカー別の保証やガソリン車との違いについても解説

エンジンとモーターの両方のよい特徴を持ち合わせた「ハイブリッド車」。ハイブリッド車の購入を考えるうえで、「どのくらいの期間使い続けられるのか」「バッテリーはいつ交換が必要か」といった寿命が気になる方も多いでしょう。

ハイブリッド車は、ガソリン車と同様に車体全体の状態で寿命が決まりますが、一般的にガソリン車に比べて長いとされています。

ハイブリッド車の特徴やガソリン車との寿命の違いを理解し、どちらのほうが自分に合っているのか確認しましょう。

この記事でわかること

  • ⚫︎「ハイブリッド車の寿命=バッテリーの寿命」とも言われている
  • ⚫︎ 国内メーカーのハイブリッド車のバッテリー保証は、新車登録から5年または走行距離10万km未満が一般的
  • ⚫︎ ハイブリッド車のバッテリー交換にかかる費用の目安は数万〜50万円程度
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ハイブリッド車の特徴

ハイブリッド車とは、2種類以上の動力源を掛け合わせて走行する車です。

エンジンと電気で駆動するモーターのメリットを活かして、燃費のよさや高出力を実現していることが特徴です。ハイブリッド車には、外部充電が可能なプラグインハイブリッド、小型のバッテリーを内蔵したマイルドハイブリッドがあります。

ハイブリッド車についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ハイブリッド車の寿命

「ハイブリッド車の寿命=バッテリーの寿命」とされることもあります。ハイブリッド車には、「駆動用バッテリー」と「補機バッテリー」という2つがあり、それらの寿命目安がハイブリッド車の寿命として考えられているためです。

基本的に、バッテリーの寿命が近づけばメーターパネルにハイブリッドシステムの警告が表示されます。

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ここで紹介する寿命はバッテリーの交換やメンテナンスしない場合のものなので、定期的なメンテナンスやバッテリー交換をすれば10年以上乗ることも可能でしょう。

駆動用バッテリーの寿命

駆動用バッテリーとは、走行に必要な動力となるバッテリーです。駆動用バッテリーの寿命は、一般的に「5〜8年または走行距離10万km」とされています。

ただし、車の使い方によって寿命の長さが変動します。10年程度・走行距離が15万〜20万kmと持つ場合もある一方で、バッテリーを酷使している場合や適切なメンテナンスを怠ると、目安よりも早く使えなくなる可能性があります。

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たとえば、「満充電の状態で放置」、「高温の場所で放置(真夏に締め切った駐車場で保管するなど)」といったことをしてしまうと、バッテリーの寿命を短縮させる可能性があるため注意しましょう。

補機バッテリーの寿命

補機バッテリーとは、ハイブリッドシステムを動かすためのバッテリーです。

一般的に、寿命の目安は4〜5年ほどとされています。ガソリン車のバッテリーの目安が2〜3年とされているため、1〜2年程度長持ちすることがわかります。

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このバッテリーが切れてしまうと車自体が動かなくなってしまうため、寿命を把握しておき、近づいたら交換するようにしましょう。

ハイブリッド車とガソリン車ではどちらの寿命が長い?

前述したとおり、ハイブリッド車のバッテリーの寿命目安は、駆動用バッテリーが「5〜8年」、補機バッテリーが「4〜5年」です。車の使用頻度や保管状況によって、目安よりも長くなったり短くなる可能性があり、メンテナンス次第では10年以上バッテリーを使用できる場合もあります。

一般的にガソリン車のバッテリーは「2〜3年」とされているため、ハイブリッド車の寿命は1.5〜2.5倍程度長くなる可能性が高いです。

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ハイブリッド車は燃費や減税、静粛性の高さなどの特徴もあるため、全体の機能やスペックを見ても優れていることがわかります。

ただし、ガソリン車でも定期的にメンテナンスを行えば、10年以上乗れる可能性があります。また、車体価格やメンテナンス費用はハイブリッド車のほうが高い傾向にあるため、自分の乗り方や乗りたい期間、ライフスタイルなどとの相性によって選ぶとよいでしょう。

ガソリン車とハイブリッド車、それぞれのよさについては以下の記事で詳しく解説しています。

国内メーカー6社のハイブリッド車のバッテリー保証

国内メーカー6社の対応は以下のようになっています。

メーカー名 保証期間
トヨタ 新車登録から5年間または走行距離10万kmのいずれか早いほう
ホンダ 新車登録日から5年間(期間内でも走行距離が10万kmまで)
レクサス 新車登録日から5年間(ただし、走行距離10万km以内)
スズキ 新車登録日から5年間または走行距離10万km
日産 新車登録日から5年または走行距離10万kmのどちらか早いほう
スバル 新車登録時から5年間または走行距離10万km以内

以上のメーカーでは、バッテリーに対して「新車登録から5年間」または「走行距離10万km」という保証期間がついています。

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ただし、保証される部品が違う場合もあるため、自分の車のメーカーの保証について確認しておきましょう。

トヨタの場合

トヨタのバッテリーに対する保証は「新車登録から5年または走行距離10万kmのどちらか早いほう」となっています。

バッテリー以外にも以下のようなハイブリッド車の部品への保証がついており、安心感があるでしょう。

バッテリー以外の保証

・ハイブリッドトランスアクスル
・スタータージェネレーター
・インバーター
・DC-DCコンバーター
・ハイブリッドコントロールコンピュータ
・バッテリーコンピュータ
・冷却装置

ホンダの場合

ホンダのバッテリーは「新車登録日から5年間(ただしその期間内でも走行距離が10万kmまで)」という保証がついています。

ただし、お客さま相談センターのホームページによると、「乗り方や運転環境によっても異なるが、車両と同様の耐久性を備えている」とされているため、万が一の保証だと考えてよいでしょう。

レクサスの場合

レクサスの場合、バッテリーの保証期間は「新車登録日から5年間(走行距離10万km以内)」です。

ただし、BEVバッテリーが使われている車のバッテリー保証は「新車登録日から10年または走行距離20万km」となっています。

それぞれのバッテリーは、保証書の内容に基づいて無料で修理可能です。

スズキの場合

スズキの場合、バッテリーはエンジン機構にあたるため特別保証の対象となり、「新車登録日から5年間、または走行距離10万kmまで」の保証がついています。

また、新車購入時または初回・2回目の車検時に、スズキ延長保証制度「保証がのびた」に加入することで、最長7年の保証が受けられます。

日産の場合

日産では、リチウムイオンバッテリー(駆動用バッテリー)の保証が「5年または走行距離10万km走行のどちらか早いほう」となっています。

想定されている通常の走行では、リチウムイオンバッテリーの劣化による交換は必要ないとされていますが、補機バッテリーは交換が必要なケースもあります。

正規の補機バッテリーを購入して交換したときには、25か月または4万kmの保証が追加されます。

スバルの場合

スバルの場合、バッテリーには「新車登録時から5年間、または10万km以内」の保証がついています。

材料上あるいは製造上の不具合が発生した場合には、保証書に記載されている期間と条件に従って無料修理してくれます。

また、車の購入時や車検時には、メーカー保証終了から保証期間を2年間延長できる「保証延長プラン」への加入も可能です。バッテリーに関しては、新車購入時から最大7年(走行距離無制限)まで延長できるので、長期間乗りたい方も安心でしょう。

※保証の詳細はモデルや年式によって異なる場合があるため、必ず店舗へ確認しましょう。

ハイブリッド車のバッテリーを交換する費用

ハイブリッド車に寿命があるといっても、バッテリーを交換すれば目安以上に走れる可能性があります。

また、メーカーの保証期間を超えても乗り続けてバッテリーが故障した場合にも交換が必要です。

駆動用バッテリーと補機バッテリーそれぞれの交換費用は以下のようになっています。

バッテリーの種類

交換費用

駆動用バッテリー

15万〜50万円程度

補機バッテリー

数万円程度

駆動用バッテリーの場合

依頼する業者や車種・モデルによって費用が異なりますが、交換費用は15万〜50万円程度とされています。

駆動用バッテリーは、200Vという高電圧のバッテリーが使用されており、専門スタッフによる交換が必要です。

自分で交換を試みることがあるかもしれませんが、駆動用バッテリーはハイブリッド車にとって重要な部分であり、感電や故障リスクが伴うことを理解しておきましょう。

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専門的な知識や経験がない方には専門店への依頼がおすすめです。

補機バッテリーの場合

補機バッテリーの交換費用も依頼する業者や車種・モデルによって費用が異なりますが、数万円程度とされています。

自分で交換することも可能で、工賃が浮くため1万〜2万円程度に抑えられる可能性はありますが、ある程度の知識や経験が必要です。

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少しでも不安がある場合はカー用品店や整備工場に依頼するほうがよいでしょう。

また、バッテリー交換に高額な費用がかかる場合は、今の車を売却して新しい車への乗り換え資金に充てたほうが、結果的にコストを抑えられるケースも多いです。

バッテリーの寿命が不安になってきたら、まずは今の愛車がいくらで売れるのかを確認してみるのがおすすめです。

ハイブリッド車のバッテリーを長持ちさせる方法

ハイブリッド車のバッテリーを長持ちさせたいのであれば、以下のような対策をしましょう。

充電状態を確認し適度な運転をする

ハイブリッド車のバッテリーは、空に近い状態で長期間放置すると「過放電」になり、バッテリー内部に不純物が付着する「サルフェーション」という現象を引き起こす可能性があります。

また、「満充電での放置」にも気をつけましょう。ハイブリッド車はシステムで適切に管理されていますが、100%に近い状態で長時間動かさないこともバッテリーには負担となります。

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数分程度の短距離運転ばかりを繰り返したり、1週間以上まったく動かさなかったりするのは避けましょう。週に一度、適度に走行して、バッテリーの充電状態を適正に保つことが大切です。

保管場所に注意する

ハイブリッド車のバッテリーは高温状態で放置しておくと劣化していきます。

できるだけ以下のような場所は避けて保管しましょう。

・直射日光が当たる
・密閉され高温になる

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特に夏場は高温になりやすいため、より注意する必要があるでしょう。

バッテリーの寿命を考慮した中古ハイブリッド車の選び方

バッテリーの寿命を考慮して中古ハイブリッド車を選ぶのであれば、以下の2点に注意しましょう。

使用年数と走行距離を必ず確認する

中古ハイブリッド車は「新車登録から時間が経ちすぎていないもの」と「定期的に乗られているもの」を選ぶようにしましょう。

新車登録から時間が経過しているものだと、放電などの影響を受けてバッテリーが劣化している恐れがあります。

また、「走行距離が短い車のほうが寿命が長そう」と考えるかもしれませんが、ハイブリッド車のバッテリーにとって「乗りすぎ」も「乗らなさすぎ」もよくありません。

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1年で走行距離1万kmを目安に、使用年数と走行距離のバランスがよいものを選びましょう。

保証期間の範囲内か

「保証期間が残っているか」もハイブリッド車を選ぶうえで重要なポイントです。

多くの国内メーカーで5年または10万kmという保証期間が設定されています。

仮にバッテリーが劣化していたとしても保証期間であれば無料で修理してもらえる可能性が高いです。

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保証期間の範囲外であれば、バッテリーをどのくらいで交換しないといけないか、交換にはいくらくらいの費用がかかるのかについて確認しましょう。

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中古車でも上述した2つに注意すれば、新車よりも低い予算でハイブリッド車を購入できる可能性があります。

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よくある質問

Q
ハイブリッド車の寿命はどのくらい?
A

ハイブリッド車の寿命は、基本的にバッテリーで決まります。ハイブリッド車のバッテリーは、駆動用バッテリーと補機バッテリーの2つです。
乗り方や車種などで変動がある可能性もありますが、駆動用の寿命が「約5〜8年または走行距離10万km」、補機の寿命が「約4〜5年」と言われています。
詳しくはこちらで解説しています。

Q
ハイブリッド車とガソリン車では寿命に違いがある?
A

一般的に、ガソリン車よりもハイブリッド車の寿命のほうが長いとされています。詳しくはこちらで詳しく解説しています。

Q
各国内メーカーのハイブリッド車の保証はどのようになっている?
A

多くの国内メーカーで「新車購入時から5年」または「走行距離10万kmまで」という保証期間が設けられています。各メーカーの対応についてはこちらで詳しく解説しています。

Q
ハイブリッド車のバッテリーを交換する費用はどのくらい?
A

ハイブリッド車のバッテリーを交換する費用は、交換するバッテリーの種類や依頼する業者によって異なります。
駆動用バッテリーを交換する費用は「15万〜50万円程度」です。一方で、補機バッテリーを交換する場合は「数万円程度」の費用がかかります。
詳しくはこちらで解説しています。

Q
ハイブリッド車のバッテリーを長持ちさせる方法は?
A

ハイブリッド車のバッテリーはちょっとしたことに気をつけると長持ちさせられる可能性があります。特に「充電状態を確認し適度な運転をする」「保管場所に注意する」といった2点に注意するとバッテリーによいでしょう。こちらで詳しく解説しています。

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