更新日2024.03.21

ラジエーターから水漏れする原因とは?対処法や修理・交換の費用目安

ラジエーター_水漏れ_アイキャッチ

ラジエーターの水漏れは一般的な路上故障の原因のひとつです。車の下から色付きの水が漏れている場合、ラジエーターからの水漏れが疑われます。

水漏れに気づいてからすぐに対処すれば大きな問題にはなりませんが、放置するとエンジン故障を招き、修理や交換に高額な費用が発生する可能性があります

症状を悪化させないためにも、水漏れを確認したらすぐに専門業者に相談し、修理や交換などの対応を行いましょう。応急処置を含めた対処法を知りたい方は、この記事の「ラジエーターが水漏れしている場合の対処法」をご確認ください。

この記事でわかること

  • ・ラジエーターの水漏れの原因
  • ・ラジエーターの水漏れの対処法
  • ・ラジエーターの水漏れの修理費用
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ラジエーターの水漏れとは?

ラジエーターの水漏れとは、冷却水が漏れている状態を指します。冷却水は「ラジエーター液」や「クーラント液」などとも呼ばれます。

冷却水が漏れていても走行は可能ですが、冷却水が不足するとオーバーヒートのリスクがあります。

オーバーヒートとは、エンジンの温度が過度に高くなる状態のことです。オーバーヒートを起こすと走行中にエンジンが停止して危険を伴うだけでなく、修理不可能となりエンジン自体の交換が必要になることがあります。

ラジエーターの不具合は車の路上故障の原因としても多い傾向

国土交通省が平成28年に行った調査によると、路上故障の発生件数で4番目に多いのが「冷却装置」の故障(※1)です。冷却装置とはエンジンを冷却するシステムを指し、ラジエーターも冷却装置のひとつです。

また、令和3年の9月から11月にかけて実施された路上故障の実態調査でも、装置別故障発生件数の6番目に多いのが「冷却装置」となっています(※2)。

ラジエーターの不具合は車の故障原因としても多いため、水漏れが起きた際の対処法を知っておくことが大切です。

スタッフ
スタッフ

車の事故につながる前に、愛車の寿命やメンテナンス状況を定期的に確認しておきましょう。

※1 平成28年路上故障の実態調査結果|国土交通省
※2 令和3年路上故障の実態調査結果|国土交通省

ラジエーターと冷却水の役割

ラジエーターと冷却水の役割

ラジエーターと冷却水は、車のエンジンを冷却するために不可欠な部品です。ラジエーターはエンジンから発生した熱を外気に放出する装置であり、冷却水はエンジン内部の熱を吸収し、ラジエーターに運ぶ役割を持っています。

冷却水はエンジン内を循環しながら熱を吸収し、ラジエーターで冷却された後に再びエンジンへ戻ることで、エンジンの温度を適切に管理しています。この循環によりエンジンの過度な温度上昇を防ぎ、車両の性能と安全性を維持しているのです。

ラジエーターが水漏れする原因

ラジエーターの冷却水が漏れる原因は、ラジエーター本体や部品の破損や劣化が考えられます。次の章から詳しく見ていきましょう。

ラジエーター本体の破損

ラジエーター本体の破損により水漏れが起こっている可能性があります。

ラジエーターの多くは放熱性に優れたアルミや真鍮で作られています。これらの金属は薄く加工された比較的繊細な構造です。そのため、たとえば路上の石が跳ね上がって当たるなどして穴が開き、冷却水が漏れ出すことが考えられます。

ホースの劣化や取り付け部分のゆるみ

ラジエーターとエンジンはゴム製のホースでつながっています。このホースの劣化によるひび割れや、取り付け部分のゆるみにより冷却水が漏れることがあります。

ホースの取り付け部分は金属製のバンドで締め付けられており、これが単に緩んでいるだけであれば、締め直しやバンド交換による修理が可能です。しかし、ホースが劣化し、ひび割れしたり穴が開いたりして冷却水が漏れ出すと、ホース交換が必要となります。

ゴム製のホースは時間が経過すると硬化し、経年劣化が見られるようになります。そのため、劣化している場合は冷却水が漏れ出す前に交換することが重要です。

ラジエーターキャップの劣化

ラジエーターキャップは、ラジエーター内の圧力を調節する部品です。冷却水の漏れを防いだり、冷却水が沸騰により減少するのを防いだりする役割があります。

ラジエーターキャップはきちんと密閉された状態で装着する必要があり、密閉できていないと冷却水が漏れてしまう可能性があります。

ラジエーターの部品のなかでも、ラジエーターキャップは特に劣化しやすいため、定期的な点検が重要です。

ウォーターポンプの故障

ウォーターポンプはエンジン内で冷却水を循環させる部品です。ウォーターポンプは冷却水を送り込むために内部の羽根を回転させており、この回転部分の不具合により水漏れを起こすことがあります。回転部分からの水漏れが確認された場合、ウォーターポンプの交換が必要となります。

また、ウォーターポンプはエンジンに直接取り付けられており、取り付け面にはガスケットという部品(パッキン)が使用されています。ガスケットが劣化しひび割れを起こして、冷却水が漏れ出すことも考えられます。

ラジエーターの水漏れを確認する方法

ラジエーターから水漏れしているかどうかは、次の3つ方法で確認できます。

車の下に水が溜まっていないか確認する

駐車中に冷却水が漏れると、車の下に液体がたまることがあります。冷却水は通常、赤、青、緑などの色があり、特有の臭いがすることが特徴です。

車の下にたまる水はエアコンからの排水の可能性もありますが、色付きや特有の臭いがある場合は冷却水の漏れを疑いましょう

リザーバータンク内の水の量を確認する

エンジンルーム内にある「リザーバータンク」を通じて冷却水を確認できます。リザーバータンクは、冷却水を貯蔵する半透明の樹脂製タンクです。

タンクには「FULL / LOW」「MAX / MIN」といった水位を示すメモリが表示されています。この表示の中間あたりまで水位があれば問題ないですが、水位が著しく低い場合は、冷却水漏れの可能性が高いです。

水温計を確認する

水温計

車についている水温計は冷却水の温度を示しています。水漏れが発生すると冷却水が減少し、冷却水の温度が上昇するため水温計が上がります。水温計の針がHマーク手前の目盛り付近にあるとオーバーヒートの傾向があり、針がHマークを超えた場合は深刻なオーバーヒート状態です。

オーバーヒート状態での走行は危険を伴うため、すぐに停車しロードサービスに連絡するなど適切な対応を取りましょう。

ラジエーターが水漏れしている場合の対処法

ラジエーターが水漏れしているとわかった場合、少量であれば応急処置が可能です。ただし、オーバーヒートを起こしている場合はすぐにロードサービスなどに連絡する必要があります。

ラジエーターが水漏れしている場合にどうしたらいいか、対処法を詳しく見ていきましょう。

少量の水漏れは「水漏れ防止剤」で応急処置を行い修理に出す

少量の水漏れでも、可能であれば修理に出すことをおすすめします。車をすぐに使用する必要があるなど、即座に修理ができない場合は応急処置を行いましょう。少量の水漏れなら、市販の水漏れ防止剤をラジエーターに注入して一時的に水漏れを止めることが可能です。

注意点として、水漏れ防止剤の対象車種は商品によって異なるため、確認のうえ購入することが重要です。また、水漏れ防止剤を使用しても冷却水の減りが早い場合は、継ぎ足し用の冷却水も用意しておくとよいでしょう。

スタッフ
スタッフ

水漏れ防止剤の使用や冷却水の継ぎ足しは、あくまで応急処置としてのみ利用し、早めに修理を行いましょう!

オーバーヒートを起こしている場合はロードサービスへ連絡

いつもよりスピードが上がらない場合や、車がいつもより重く感じる場合は、オーバーヒートの可能性があります。オーバーヒートが起きた場合は、以下の対応を行いましょう。

①周囲の安全を確認したうえで、ほかの車の邪魔にならない場所に停止させる
②JAFや自動車保険などのロードサービスに連絡しレッカーを手配する

オーバーヒート状態での走行を続けると、危険なだけでなく症状が悪化するリスクも伴います。無理に走行せず、JAFや加入している自動車保険のロードサービスに連絡しましょう。

スタッフ
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スマホなどにロードサービスの連絡先を控えておくと、万が一のときにスムーズに連絡できますよ!

ラジエーターの水漏れを対処する際の注意点

ラジエーターの水漏れを自分で対処する場合、慣れていないと危険を伴うので注意点を把握しておきましょう。

  • エンジンが完全に冷えてから作業する
  • 耐用年数が異なる冷却水を混ぜない

エンジンが完全に冷えてから作業する

冷却水の漏れなどの異常に気づいてすぐに点検する際に、エンジンルームを開けると、高温になった冷却水が噴き出したり、熱くなった部品を触って火傷したりする恐れがあります

点検の際は必ずエンジンが冷えた状態で行いましょう。

耐用年数が異なる冷却水を混ぜない

冷却液の耐用年数は、以下のように色によって異なります。

赤・緑(LLC):2年
ピンク・水色(スーパーLLC):7年

このとき、たとえば「水色の冷却水が充填されている車に赤色の冷却水を補充する」など、対用年数の異なる2色を混ぜると故障の原因となる場合があります

同じ耐用年数であれば混ぜても機械的な問題はありません。しかし、色の異なる冷却液を混ぜると、冷却液が濁ってしまい、劣化による汚れかどうかを判断しにくくなります。

そのため、冷却水を補充する際は、すでに使用しているものと同じ色のものを使用しましょう。

ラジエーターの水漏れで修理・交換する場合の費用目安

ただ単に冷却水が漏れているだけの場合と、水漏れが原因で車が故障した場合では修理・交換費用が大きく異なります。目安としては以下の通りです。

冷却水の交換費用:1,000〜5,000円程度
ラジエーターの修理・交換費用:20,000~80,000円程度

冷却水の交換は、交換費用に加えて冷却水の購入費用がかかります。ただし、オーバーヒートでエンジンが焼き付いてしまっている場合は、修理や交換に10万円以上かかるケースもあるようです。

早い段階で冷却水漏れを発見できれば、そこまで高い修理費用はかからないため、定期的に点検することが大切です。もし水漏れに気づいたら、新たな故障を引き起こさないためにも早めの修理を心がけましょう。

車に不具合があるなら乗り換えも検討しよう

ラジエーターの水漏れはすぐに対処すれば問題ない場合もありますが、タイミングによってはエンジンの故障の原因となります。特に、エンジン交換が必要になった場合は高額な修理費用が発生することもあるでしょう。

この場合、修理して乗り続けるのではなく、買い替えを検討するのもひとつの選択肢です。故障車でも買取できる場合があるので、まずは査定を受けて愛車の価値を確認してみましょう。

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カーセブンでは、車の売却以外にも、中古車の販売も行っています。今乗っている車をお売りいただくのはもちろん、買い替えもお気軽にご相談くださいね!

よくある質問

Q
車から水が出ているのは冷却水の漏れですか?
A

無色透明の水であればエアコンの水が漏れていることもありますが、色がついていたり臭いがしていたりする場合は冷却水が漏れている可能性が高いです。走行を続けるとオーバーヒートの恐れがあるので、早めの修理などの対応を行いましょう。

Q
ラジエーターから水が漏れた場合の修理費用はいくらですか?
A

店舗や車種、車の状態などにより異なりますが、目安は以下の通りです。

  • 冷却水の交換費用:1,000〜5,000円程度
  • ラジエーターの修理・交換費用:20,000~80,000円程度
Q
ラジエーターから水が漏れたまま走行できますか?
A

少量の漏れであれば走行はできますが、走行を続けて冷却水が減り続けるとオーバーヒートのリスクがあります。走行中にエンジンが止まる可能性があるので、早めに専門業者に相談しましょう。

Q
ラジエーターが水漏れした際の応急処置方法を教えてください。
A

カー用品店などで販売されている「水漏れ防止剤」で対処するか、冷却水を継ぎ足すことで応急処置が可能です。ただし、あくまでも応急処置であり、新たな故障を引き起こさないためには専門業者に相談することが大切です。

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