更新日2023.02.28

車の買取査定・契約後に減額される?トラブルの対策や減額なしの買取店を紹介

車の買取査定を経て契約すると、一般的には振り込みを待つだけの状態となります。しかし、契約をして買取額が決まったにもかかわらず、後から減額が言い渡されるケースがまれにあります。原因はさまざまですが、隠していた修復歴や新たな故障個所が判明した場合は、買取査定後に減額される可能性が高いです。

納得して契約した後に減額されてしまうと、不満が残りトラブルに発展しがちです。減額される原因や対処方法、減額を防ぐ対策をあらかじめ知ることで、トラブルを防ぎましょう。

この記事でわかること

  • 買取査定後に減額される原因
  • 買取査定後に減額された場合の対処法
  • 減額トラブルを防ぐためにできる事前対策

車の買取査定後に減額される原因は何?

車の買取査定後に減額される原因は何?

買取査定後に減額が伝えられるケースは少ないですが、まれにあります。減額される原因は、主に「隠していた修復歴や事故歴が判明した」か「修理の必要な箇所や新たな故障が判明した」の2通りです。

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買取査定後の減額を防ぐためにも、原因を把握しておきましょう。

隠していた修復歴や事故歴が判明した

車の所有者(売り手)が事前に修復歴や事故歴を伝えていないと、最初の査定では不具合や故障が見逃されてしまう場合があります。外観はきれいに直っていても、「修復歴」や「事故歴」が後から判明した場合は、減額に応じなければなりません

「修復歴」のある車とは

車の形状を保つためのパーツ「フレーム」に損傷があり、交換や修復した履歴のある車。フレームは外部からの衝撃を吸収するなどの重要な役割を果たすため、修復歴があると査定額に大きな影響がある。

修復歴と修理歴は内容が異なります。修理歴のある車とは、キズやヘコミなどフレームに影響のない部分を修理した車のことです。過去に事故経験があるからといって、必ずフレームを直している(修復歴がある)とは限りません。

「修復歴があってもバレないのでは?」と思うかもしれませんが、修復歴があると知っていながら「ない」と隠して契約をすると、瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)を問われて損害賠償請求をされる可能性があります。

瑕疵担保責任とは

車の不具合やキズなどの欠点が見つかった際に、売り手側が負うことになる責任。瑕疵担保責任が問われる場合、買取店側は売り手に修繕にかかる費用などを請求できる。

修復歴や事故歴がある場合は、必ず査定前に伝えておきましょう。

新たな故障・不具合が判明した

買取店が車を引き取って整備に回してから、最初の査定では発見できなかった故障・不具合が見つかることがあります。査定士が細かくチェックをしても、エンジン周りや内部の機関系の不具合は、精密な整備に回さないと発見できないケースがあるのです。

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業者側はプロとはいえ、まれにミスをすることもあります。

ただ、ヘコミやキズの見落としなど最初の査定で分かりうる内容の場合は、業者のミスであることが多く、減額に応じる義務はないといえます。契約内容を踏まえ、減額に応じるかどうかを慎重に判断しましょう。

買取査定後に減額される可能性が高い車

買取査定後に減額される可能性が高い車

買取査定後に減額される可能性が高い車は、以下の通りです。

修復歴ありの車

修復歴ありの車とは、車のフレームに損傷があり、交換や修復した履歴のある車のことです。フレームは走行の安定性を保つ重要な役割を果たすので、もし修復歴があると査定額が大きく下がる可能性があります。

なお、修復歴と修理歴は異なるので注意しましょう。修理歴とはキズやヘコミなど、フレームに影響のない部分を修理した車のことです。事故をした経験があるからといって、必ずフレームを直しているわけではありません。

修復歴がある場合はもちろん、修復歴の有無にかかわらず事故経験がある場合は、申告する必要があります。

水没車

水没車は外装からの判断が難しいため、査定前に申告していない場合は後から判明するケースがあります。

大型台風やゲリラ豪雨、洪水などの影響で水没した経験があると、エンジン周りや金属パーツ、ゴムパーツなどがダメージを受けているので、別途修理が必要です。また、マフラー以上まで水没した車の場合、電装系部品まで水の影響がおよんでいる可能性が高く、さらに修理費用が高まります。

水没の有無は最初の査定でわからなくても精密な整備で必ず見つかるので、事前に正しく申告しましょう。

エンジントラブルがある車

エンジントラブルは、査定時にエンジンをかけただけでは発見しにくく、車を引き渡した後の整備で見つかることがあります。エンジン周りの修理費用は高額になりやすいことから、大幅な減額につながる恐れがあるので注意しましょう。

走行時に以下のような違和感がある場合は、エンジンに問題があるかもしれません。

  • 異音や振動がある
  • 異臭がある
  • アクセルを踏み込んだときに加速しない
  • 排気ガスが白くなる

日々走行するなかで上記に当てはまる内容があれば、事前に申告しておきましょう。

臭いが残った車

車内の臭いが取れない場合にも、後から減額されるケースがあります。たばこや飲食物、ペットなどさまざまな臭いの原因が考えられますが、特にたばこの臭いは一度ついてしまうと簡単には取り除くことができません

「車内でたばこを吸わない」「飲食物は持ち込まない」「食材を購入したときは汁や臭いがもれないようにする」など、普段からの対策が必要です。

買取査定後に減額を示されたら最初にやるべきこと

買取査定後に減額を示されたら最初にやるべきこと

契約後に、業者から「減額したい」と連絡が来たら、どのように対処すればよいのでしょうか。減額に応じるべきかは減額理由や契約書の内容のほか、どちらに落ち度があるかによって異なるので、まずは以下2点を行いましょう。

  • 減額理由を確認する
  • 契約内容を確認する

減額理由を確認する

まずは買取店に減額の理由を直接聞きましょう。理由によって、減額を受け入れるか否かが変わってきます。急な減額の連絡で納得できないかもしれませんが、円満なやりとりのためにも買取店側の説明をきちんと聞くことが大切です。

減額理由が明確になったら、次に責任の所在を明らかにしましょう。買取店の査定に落ち度があったのか、申告漏れなどが原因で自分(=売り手)に落ち度があるか、話し合いで明らかにしてください。最初の査定による見落としが原因である場合、買取店側に落ち度があるので減額に応じる必要はありません。しかし、申告漏れや気づきにくいエンジントラブルなどが原因である場合は、売り手側が減額に応じなければならないことが多いです。

契約内容を確認する

改めて「売買契約書」に書かれた内容を確認しましょう。契約書の注意書きなどに「契約後の減額の可能性」について記載されている場合、基本的には買取店側の指示に従わなければなりません。ただ、売買契約書に書かれた内容でも、どうしても納得できないなら相談することも可能です。

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契約書に「〇〇の場合は減額する可能性がある」などと注釈が書かれていることがあるので、確認してみましょう。

買取査定後に減額を示された場合の選択肢

買取査定後に減額を示された場合の選択肢

減額を伝えられた場合の選択肢は、以下の4パターンがあります。

減額に応じる

「修復歴や事故歴を隠していた」など売り手側に落ち度がある場合は、減額に応じる必要があります。また、契約書に減額の可能性について記載がある場合も、基本的には減額に応じなければなりません。もし納得できないなら、契約自体をキャンセルすることも視野に入れてみてください。

減額を無効にする

事前に故障歴などをすべて話していて、売り手に落ち度がないと判断される場合は、減額を無効にすることが可能です。特に事前の査定でも発見できるような外観(ボディのキズやヘコミなど)の見落としは買取店側のミスであることが多く、減額を無効にできる可能性が高いです。

契約をキャンセルする

減額された額が大きかったり、減額に納得できなかったりする場合は、契約自体をキャンセルすることも可能です。契約後でも猶予期間があればキャンセルできます。なお、キャンセルに関する記載がない場合でも、交渉次第でキャンセルを受けてくれることもあります。

キャンセル料は発生する?

契約をキャンセルする場合、買取店によって異なりますがキャンセル料がかかる場合もあります。キャンセル料の相場は数万円程度です。

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契約済みの場合、買取店側もすでに査定や手続きを進めている状態なので、キャンセル料が発生することが多いです。

店舗によってキャンセル料の有無や価格は異なるため、必ず確認しておきましょう。

消費生活センターへ相談する

「買取店側に落ち度があるのに、減額の拒否に応じてくれない」「高いキャンセル料を請求された」「減額に納得がいかない」などのトラブルに発展した場合は、消費生活センターに相談できます。消費生活センターは、消費生活全般のトラブルを相談できる機関です(参考:消費生活センター)。

相談方法は「番号188に電話をかける」あるいは「お住まいの都道府県にある消費生活センターへ電話かける」の2通りです。いずれも、トラブルの報告や対処方法の相談は可能ですが、買取店との間に入りトラブルを直接解決してくれるわけではありません。この点については認識しておきましょう。

買取査定後の減額トラブルを避ける対策

買取査定後の減額トラブルを避ける対策

買取査定後の減額トラブルは、事前の対策で防ぐことが可能です。以下5つの対策を徹底しましょう。

信頼できる中古車買取店を選ぶ

買取店を選ぶ際には、信頼できる中古車買取店であるかを必ず確認しましょう。信頼できる中古車買取店には以下の特徴があるので、店舗の公式サイトをチェックしてみてください。

信頼できる中古車買取店の特徴

・実績が豊富な大手買取店
・査定士、店舗スタッフ、電話やメールのオペレーターの説明が丁寧
・JPUC(一般社団法人 日本自動車購入協会)適正買取店

JPUCは、自動車買取業界の健全化を目指す団体です。JPUCは適正買取店認定制度を用意していて、「JPUCが実施する適正買取店研修の修了者が1名以上在籍している」「不適切な買取をしていない」など10個の項目を満たしている買取店だけが認定されています。JPUCの認定を受けている買取店なら、大きなトラブルは起こりにくいでしょう。

買取査定後の減額がない買取店を選ぶ

「契約をした後に減額をすることはありません」と明記されている買取店を選ぶと安心です。ウェブサイトなどに減額について明記されていない場合は、店舗側に直接尋ねてみましょう。

弊社カーセブンは「契約後の減額は一切しない」と定めているJPUC適正買取店です。契約後の減額はないので納得したうえで売却まで進められます。また、契約後も7日以内であればキャンセル可能で、キャンセル料もかかりません。安心して売却したい方は、ぜひカーセブンにご相談ください。

複数の買取店で査定してもらう

納得できる価格で買い取ってもらうためにも、複数の買取店で査定をしてもらいましょう。1社だけで査定をしてそのまま売却すると、その査定額が相場であるかを判断できません。複数を比較すれば、おおよその相場はもちろん、スタッフ・査定士の対応やサービスの違いもわかるので、より信頼できる買取店を選びやすいです。

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相場よりもかなり高い査定額を最初から提示する業者は、悪徳業者の可能性があるので注意しまししょう。

契約書を細部まで確認する

契約の際には、契約書の細部まで必ず確認しましょう。買取店によっては、契約書の注釈などで再査定や減額への承諾の旨が記載されていることがあります。「欠陥が見つかれば減額請求する」といった内容が書かれていれば、基本的に減額に応じなければいけません。内容をきちんと確かめて、納得したうえでサインするようにしましょう。

修復歴や事故歴、不具合はすべて申告する

査定の際には、修復歴や事故歴を包み隠さず伝えましょう。できるだけ車を高く売りたいために修復歴や事故歴を伝えない方がいますが、もし隠して契約をすれば減額のリスクがあるだけでなく、損害賠償請求を求められる可能性があります。

修復歴や水没歴はもちろん、走行時に気づく細かな不具合やヘコミ・キズなども、査定の際に正直に伝えましょう。

契約後の減額は一切なし!トラブルを防ぐなら「カーセブン」へ

「契約後の減額などのトラブルを防ぎたい」「初めて車を売却するから不安」という場合は、ぜひカーセブンにご相談ください。カーセブンの買取では、以下の5つの安心宣言を掲げています。

カーセブンの安心宣言

カーセブンは、JPUCの「適正買取店認定制度」の要件を満たしているため、お客様は安心して売却できるでしょう。悪質な買取店の場合、しつこい勧誘により仕方なく車を売却するといったトラブルもありますが、カーセブンではお客様が気持ちよく取引できる対応を心がけています。

また、売却の契約後7日間まで電話1本でキャンセルが可能です。キャンセル料も一切かからないので、万が一キャンセルする事態になっても安心です。信頼できる買取店で車を売却したい方は、ぜひお気軽にカーセブンにご相談ください。

よくある質問

Q
買取価格の減額の連絡はいつ届きますか?
A

一般的な車の買取の流れは「査定→契約→車の引き渡し→振り込み」です。この流れのうち、「車の引き渡し→振り込み」の間に減額の連絡が届きます。

Q
買取査定後に減額される原因は何ですか?
A

「隠していた修復歴や事故歴が判明した」か「修理の必要な箇所や新たな故障が判明した」の2つが主な原因です。修復歴や事故歴、水没歴などを正しく申告しないと減額の恐れがあるので、前もって必ず申告しましょう。買取査定後の減額については「車の買取査定後に減額される原因は何?」をチェック。

Q
売り手が事故歴などを隠していたことが判明したら、どうなりますか?
A

売り手が事故歴などを隠していたことがわかれば、減額されるだけでなく「瑕疵担保責任」が問われる恐れがあります。瑕疵担保責任とは、車の不具合やキズなどの欠点が見つかった際に、売り手側が負うことになる責任です。瑕疵担保責任が問われる場合、買取店側から修繕費用などを請求されたり、元々の買取額が減額されたりします。

Q
契約後に買取価格の減額が示された場合、断ってもいいですか?
A

事前に故障歴などをすべて話していて、売り手に落ち度がないと判断される場合は、減額を無効にすることが可能です。特に外観のボディのキズやヘコミなど、事前の査定でも発見できる内容が原因で減額を言い渡された場合は、減額を断れる可能性が高いです。

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