更新日2024.05.28

車の修理にかかる期間はどの程度?パーツごとの期間や修理が長引く原因を解説

車の修理が必要な損傷は、軽度なものから重大なものまで、さまざまです。たとえば「高速を運転していたら、飛び石でガラスにヒビが入った」といったものや、「事故でドアが大きく破損した」などが、その一例です。

車の修理期間は、損傷の大きさや場所によって大きく異なり、最短では数時間で完了するものもありますが、長期になると1か月近くかかる可能性もあります

この記事でわかること

  • ・修理部位ごとの修理期間の目安
  • ・修理期間が長くなる原因
  • ・修理期間を長引かせないためにできること

損傷・故障した部位の修理にはどのくらいの期間が必要か把握し、代車を借りるかなどの判断材料にしましょう。

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修理費が高くなる場合、廃車を考えるかもしれませんが、意外と価値がつく可能性もあります。査定だけなら無料なので、迷ったら相談しましょう!

車の修理でパーツごとにかかる期間の目安

車の修理にかかる期間は、パーツごとに異なります。

修理部位の種類 修理期間の目安
キズやヘコミ 2〜5日
タイヤ・ホイール 1〜2日
バンパー 1〜2日
ガラス 1〜3日
パワーウィンドウ 2〜3日
ドア・クォーターパネル 5日〜1週間
ドアミラー 1〜3日
ボンネット 1〜5日
エアコン 1〜3日
フレーム 1か月
マフラー 1〜5日
エンジン 1日〜数週間

 

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ここからは修理部位ごとに詳しく解説していきます。

キズやヘコミ:1〜5日

キズやヘコミの修理期間は、基本的に「1〜2日」が目安です。

軽度なキズやヘコミの場合、修理方法などにもよりますが、手間のかかる工程が少なく、数時間で修理が完了することもあります。

ただし、キズの状態によっては、部品を外して板金修理をするなど時間を要する作業が必要で、5日以上かかる可能性もあります。

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車のヘコミの修理に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

タイヤ・ホイール:1〜2日

ホイールのキズなどであれば、1〜2日程度で修理できるとされています。

ただし、歪みがあるなどの損傷がひどい場合、交換でなく修理を選ぶと、1週間以上かかることも想定しておかなければいけません。

「スペアタイヤに交換したから、修理に日数がかかっても大丈夫」と思う方もいるかもしれませんが、スペアタイヤはあくまでも応急用のもので、長期間の使用は推奨されていません。修理期間がかかる場合はホイールの交換を検討してもいいでしょう。

パンクを修理する場合は、タイヤ1本あたりに「20分から1時間程度」が必要です。

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パンクの修理にかかる費用や修理方法については、以下の記事で解説しています。

バンパー:1〜4日

バンパーとは、車の前方と後方にあるパーツです。前方はフロントバンパーと呼ばれ、ヘッドライトなどの下の部分を指します。後方はリヤバンパーと呼ばれ、テールランプとトランクの下の部分です。

バンパーが損傷した場合、軽度のものであれば1〜4日で修理できることもありますが、交換が必要などの重度なものであれば、1週間程度かかることも想定されます。

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バンパーは、フロントよりも、リヤのほうが修理に時間がかかる傾向にあります。

ガラス:1〜3日

以下のような、交換の必要がない修理であれば、1〜3日程度が目安です。

ガラス交換が必要ない損傷の例

・10円玉で隠れるサイズのひび割れ
・ガラスの端から10cm以上離れているキズ

しかし、上2つ以外の交換が必要といった大きな損傷の場合は、2週間から数か月かかる場合もあります。

パワーウィンドウ:2〜3日

パワーウィンドウとは、電動で窓を開閉できる機能を指します。

故障の原因はさまざまですが、作業自体は1日程度で終わるとされています。

ただし、損傷箇所によっては部品の取り寄せが必要な場合もあるため、1週間程度を想定しておくといいでしょう。

ドア・クォーターパネル:5日〜1週間

ドアの修理には「5日〜1週間程度かかる」とされています。

クォーターパネルとは、車の外装の一部でドアとボンネットの間・ドアとトランクの間を指します。「サイドパネル」や「リヤフェンダー」とも呼ばれることもあり、ドアの修理と同様の期間がかかる場合がほとんどです。

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交換が必要だと、1週間以上かかる可能性もあります。期間の目安を知りたい場合は、修理前にどちらの作業になりそうか確認しておきましょう。

ドアミラー:1〜3日

交換する場合であっても、業者に在庫部品があれば、即日での修理が可能とされています。

部品の取り寄せが必要な場合は、2〜3日ほどかかることもあるでしょう。

ボンネット:1〜5日

ボンネットとは、前にあるエンジンを保護する役割を持った部分です。

軽度なものであれば、即日で修理できる場合もあります

ただし、部品の取り寄せや大規模な修理が必要になると2〜5日程度かかることもあると想定しておきましょう。

エアコン:1〜3日

エアコンは修理が必要な箇所によって期間が異なります。

エアコンガスの補充などの簡単な作業であれば、数時間〜2日で修理できる場合がほとんどです。

一方で、部品の入れ替えやエアコン全体の交換といった作業が必要であれば、10日程度の期間がかかるケースもあります。

フレーム:5日〜1か月

フレームとは、車の骨格で、各パーツを取りつける根幹となる部分を指します。

歪みがある状態だと、走行が不安定になるため、早急な修理が必要です

車の根幹となるものであるため、基本的には1週間以上かかることが多く、長引けば1か月以上かかる可能性もあります。

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フレームの修理費用などについては、以下の記事で解説しています。

マフラー:1〜5日

マフラーとは、排気ガスや音を抑制する機能を持つ部分です。車の底についており、わかりやすい部分でいうと、後ろから筒状のものが出ているところを指します。

腐食などによる小さな穴であれば数時間で穴を防げますが、交換が必要になると2〜5日程度必要なこともあります

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損傷していると、排気ガスが無害化できなくなる可能性もあるので、できるだけ早く修理しましょう。

エンジン:1日〜数週間

エンジンの場合、故障の原因がさまざまで、理由によってかかる期間が異なります。

バッテリー上がり・ベルトの損傷

数時間

付属の部品(オルタネーターや点火系統など)が故障

1〜3日

エンジン本体

数週間

軽度なものであれば1〜3日で済む場合がほとんどですが、エンジン本体が故障したとなると、本体を丸々交換しなければいけません。重度な場合は、数週間以上かかる可能性があると把握しておきましょう。

車の修理期間が長くなる4つの理由

車を修理に出すと、紹介した目安よりも長い修理期間を提示されることがあります。

その場合の理由は、主に以下の4つが考えられます。

保険を利用して修理する

保険を利用する場合、さまざまな手続きが必要です。

そのひとつに、保険会社と修理工場の間で話し合い、「どのような修理をして、保険金はいくらが妥当か」という協定を結ぶ過程があります。

協定が結ばれるまでの期間は3日が目安とされていますが、話し合いが長引いた場合などは1週間以上かかる可能性も想定されます。

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保険を利用した場合は、通常の修理期間に加えて「3日〜1週間程度伸びる」と考えておきましょう。

依頼した業者が繁忙期

持ち込んだ業者が抱えている修理・整備が必要な車の数によっても、修理期間は異なります。

特に以下の期間では、繁忙期となっている可能性が高いです。

業者の繁忙期の例

・GWやお盆、年末年始などの長期休み
・中古車販売の最盛期(2〜3月など)

これらの場合、修理や整備をいくつか掛け持ちしながら行うため、1台の車につきっきりで修理することはできません。そのため、修理に時間がかかる可能性があると把握しておきましょう。

部品の取り寄せが必要

以下のような場合、部品を取り寄せなければいけない可能性が高いです。

部品の取り寄せが必要になりがちなもの

・特殊な車両
・輸入車
・中古部品(リビルドパーツ)で修理する

一般的な車であっても、大規模な修理の場合は部品の取り寄せが必要なケースもありますが、基本的には工場に置いてある部品での修理が可能です。

特殊な事情があり、取り寄せが必要であれば期間を要することもある、と覚えておきましょう。

修理工程が複雑

損傷が激しい場合や、複数箇所の取り外しが必要などの場合、修理期間が長くなりやすいです。

必要な部品の数が多く、修理工程も複雑になる可能性が高いため、さまざまなことを考慮しながら修理を進めなくてはいけません。

また、「異音がする」として修理を依頼する場合は、修復箇所の診断だけで数時間かかることもあります。

車の修理期間を長引かせないためにできる3つのこと

「少しでも車の修理期間を短くしたい」とお考えの方は、以下の3つを意識することで短縮できる可能性が高まります。

保険を使用せず自費で修理する

加入している自動車保険を利用すると、修理業者と保険会社の間で修理費用について話し合う期間が必要です。

保険を利用しなければ、その分の期間は短縮でき、3日程度短くなる場合もあるでしょう。

保険を適用すると等級が高くなり保険料が上がるので、修理費用が安く済むのであれば利用しないほうがいい可能性もあります。

日常的なメンテナンスを行う

突発的な事故以外の故障を防ぐためには、定期的なメンテナンスも有効です。

「タイヤの空気圧は充分か」「エンジンからのオイル漏れはないか」など、日頃から確認しておくことで、車の異常に気づきやすくなります。

違和感を覚えた時点で専門業者に見てもらえば、不具合が軽微なうちに直せ、修理期間が短く済むかもしれません

早めに対処できれば、期間だけでなく修理費用を削減できる可能性も高いでしょう。

修理内容に合わせて業者を選ぶ

修理業者ごとに得意とする作業や特性が異なり、適切な場所に依頼することで期間が短くなる場合があります。

たとえば、新しい車であれば部品が揃っているディーラーに依頼することで短くなりやすいとされています。

一方で、旧車であれば、なんでも対応しているディーラー外の業者に依頼するほうが早くなる可能性もあるでしょう。

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修理業者の選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

車の修理費用が高ければ、廃車を検討しよう

「修復が不可能」「修理費が高すぎるので新しい車を購入する」といった場合、廃車もひとつの手段です。

廃車とは、車の登録情報を削除し、走行できない状態にすることを指します。

手続きすることで、維持費がかからなくなるほか、自動車税などが還付されます。

廃車の手続き方法など、詳しくは以下の記事で解説しています。

車の修理で廃車するか迷ったら、売却も検討しよう

車を廃車するか迷った場合、同時に買取店での査定・売却も検討しましょう。

年式が古い・修理費用が高いといったときには、「廃車するしかない」と思うかもしれませんが、車両の状態によっては価値がつく可能性はあります

買取業者によって買取できる状態が異なるため、条件を確認しながら探しましょう。

カーセブンでは高額買取を実施中

カーセブンでは、修復すれば自走できる車は買取可能です。

損傷の状態によっては大きな減額にならない可能性もあり、査定だけでも受けてみる価値はあります。

高額査定のほかにも、カーセブンではお客様が安心して取引できる取り組みが行われています。

カーセブン買取安心宣言
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契約後の減額は一切ないので、新車の購入といった次のプランを考えやすいです。

よくある質問

Q
車の修理にはどのくらいの期間がかかる?
A

多くの修理にかかる期間は「1〜5日」です。ただし、損傷が大きい場合や、エンジンなどの主要部分が故障しているといった場合には、1週間〜1か月程度かかることもあります。各パーツの修理期間についてはこちらで解説しています。

Q
車の修理が完了したら連絡はくる?
A

基本的には連絡がきます。もし初めに提示されていた期日までに連絡がなかった場合は、連絡してみるといいでしょう。修理を依頼するときに、修理期間の目安を聞いておくとトラブルを避けられる可能性があります。

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