車のエアコンが効かない原因のひとつに、エアコンガスの不足や漏れが挙げられます。エアコンガスは車の冷却システムにおいて重要な役割を果たしており、場合によっては補充やメンテナンスを行う必要があります。
本記事を通して、車のエアコンガスの役割や補充の方法、補充にかかる費用を把握しましょう。
この記事でわかること
- ・車のエアコンガスとは
- ・車のエアコンガスの補充費用や交換時期
- ・車のエアコンガス補充・修理の依頼先
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目次
車のエアコンガスとは:エアコン本体に充填されている冷媒ガス
車のエアコンガス(冷媒)は、車内を冷却するエアコンシステムで使用される重要な冷媒ガスのことです。エアコンガスがコンプレッサーを通じて圧縮・膨張し、エアコンシステム内を循環して車内の熱を外に放出することで、冷たい空気を提供しています。

適切なガス量を維持することは、エアコンによる冷却の効率や寿命を保つために重要ですよ。
エアコンガスの種類
使用される車のエアコンガスには、従来からの「R134a」や、次に登場した「R1234yf」などがあります。最新のR1234yfは地球温暖化を促進せず、オゾン層も破壊しないとされています。

環境への影響を考慮し、より安全でエコフレンドリーなガスが新たに採用されています。
エアコンガスで車内を冷却する仕組み
エアコンガスは、エアコンシステム内で熱を吸収し放出することで、車内の空気を冷却しています。
まず、エアコンガスはコンプレッサーによって圧縮され、高温・高圧のガス状態になります。この圧縮されたガスは、次にコンデンサーへ送られ、冷却されることで液体に変わります。このとき、外部に熱が放出されます。
その後、液体になった冷媒ガスはエバポレーターへ移動します。エバポレーターでは、この液体が再び気体に戻る際に熱を吸収し、周囲の空気を冷却します。この冷やされた空気が車内に送風され、室内が涼しく保たれるのです。
このプロセスが繰り返されることで、エアコンは車内を効率的に冷却することができ、快適な温度に保たれます。
車のエアコンガスの補充・交換はいつのタイミングで必要?
通常、エアコンガスは補充・交換する必要はありません。エアコンシステムは密閉されており、冷媒ガスは循環して使用されるため、補充する必要はない設計となっています。
ただ、車が非常に古くなると、エアコンシステムのシールやホースが劣化し、ガス漏れが発生することがあります。この場合、ガスの補充が必要です。
エアコンを入れても冷えない場合、ガス漏れの可能性あり!
「エアコンをつけても冷たい風が出てこない」「冷房の効きが悪くなった」といった場合の原因のひとつとして考えられるのが、エアコンのガス漏れです。
エアコンが冷えなくなった場合や異音がする場合は、エアコンガスの状態を含めたシステム全体の点検がおすすめです。
エアコンガス漏れの兆候
車のエアコンガスが漏れると、車の冷房性能に影響を与えるため、いくつかの症状が現れます。
・エアコンを最大にしても、冷たい風がほとんど感じられない
・エアコンを使用中に普段とは違う音が聞こえる
・エンジンルーム内やエアコンの配管周辺に油っぽい汚れや液体が見つかる
まず、「エアコンの冷却性能が低下した」と感じたときが最も一般的なサインです。エアコンをフル稼働させても、充分に冷えない場合は、ガスが不足している可能性が高いです。また、エアコンを作動させるときに風が生ぬるい、または冷房の効果が安定しない場合も、ガスが不足している兆候です。
また、10年以上経過している車両では、自然にガスが減少することもあります。目立った冷却の問題がなくても、定期的な点検でガス量を確認し、必要に応じて補充や交換を行うのが望ましいです。
ガス漏れの疑いがある場合にやるべきこと
車のエアコンガスの漏れが疑われる場合は、早めに専門の整備工場で点検・修理を依頼しましょう。エアコンガスの補充だけでなく、漏れている箇所の修理も必要です。
ガス漏れを放置すると、エアコンシステム全体に負担がかかり、さらなる故障や高額な修理費用が発生する可能性があります。定期的な点検を行い、エアコンガスの状態をチェックすることが大切です。
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車のエアコンガス残量を確認する方法
ボンネットを開けてエアコンガスの残量を確認する方法のひとつとして、サイトグラスを利用するやり方があります。サイトグラスとは、一部の車両に装備されており、エアコンガスの流れを目視で確認するための小さな窓のことです。
サイトグラスでエアコンガス残量を確認する方法は、以下の通りです。
- エアコンを最大出力で稼働させ、冷媒が流れる状態にする
- ボンネットを開けてサイトグラスを探す
- ガスの状態を確認する
気泡がある場合:サイトグラスに気泡が見える場合は、冷媒ガスが不足している可能性がある
(ガスが不足すると、冷媒が完全に液体にならず、気泡が発生する)
透明な場合:冷媒ガスの量が適切で、問題なく循環している
濁っている場合:ガスが不足しているか、エアコンシステムに不具合がある可能性がある
車のエアコンガスの補充にかかる費用
エアコンガスの補充にかかる費用は、1本あたりおおよそ4,000円です。使用するガスの量や種類によっても費用は変わります。
1本:3,900円
2本:6,600円
3本:9,400円
4本:12,100円
エアコンガスを補充する際に、ガス漏れやほかの不具合などが判明した場合、修理費用が加算され、総額が数万円に達することもあります。

補充にかかる作業時間は30分〜1時間程度が目安です。
エアコンガスの補充は自分でできる?
エアコンガスの補充は、技術的には自分で行うことも可能です。ただし、作業の安全性や正確性を考えると、エアコンガスの補充は専門の整備工場などのプロに依頼するのがおすすめです。プロなら専門の工具と知識を使ってエアコンシステムの状態を正確に診断し、必要に応じて適切な量のガスを補充してもらえます。
特に冷房が効かない原因がガス漏れである場合、単にエアコンガスを補充するだけでは解決しません。漏れている箇所を特定して修理する必要があるため、専門の整備工場で点検してもらうことをおすすめします。
車のエアコンガス補充・修理の依頼先
車のエアコンガス補充・修理の依頼先は、主に以下の4つです。
- 整備工場
- ディーラー
- ガソリンスタンド
- カー用品店
整備工場
整備工場は、地元で営業していることが多く、ディーラーよりも費用が抑えられる傾向があります。予約も取りやすく、迅速に対応してもらえることが多いです。ただし、整備士の技術や経験によって作業の品質には差があるため、信頼できる工場を選ぶことが大切です。
ディーラー
自動車メーカーのディーラーは、車両に関する知識が豊富で、正規の部品や冷媒ガスを使用するため、品質が保証されています。さらに、車両の点検とエアコンガスの補充を一緒に依頼できるのも利便性が高い部分です。ただし、費用はほかの選択肢に比べて高くなることが一般的です。
ガソリンスタンド
一部のガソリンスタンドでは、エアコンガスの補充サービスを提供している場合があります。手軽に立ち寄れて、短時間で作業が完了するのが利点です。
ただし、ガソリンスタンドはガスの補充のみの簡易的なサービスに限られていて、システム全体の診断や修理には対応していない場合が多いです。
カー用品店
カー用品店でも、店舗によってはエアコンガスの補充や点検、整備を行っていることがあります。費用はディーラーに比べて抑えられることが多く、軽度のメンテナンスやガス補充に向いています。複雑な修理が必要な場合には対応が難しいことがあるため、その場合は専門的な整備工場やディーラーに依頼する必要があるでしょう。

それぞれの依頼先にはメリットとデメリットがあるため、車の状態や予算、依頼内容に応じて適切な場所を選ぶことが重要です。
査定だけでも可能!車の買い替えならカーセブンに相談を
エアコンガスの補充が必要な車はかなり古い車だといえます。エアコンガスの補充だけのつもりが、エアコンだけでなくほかにもさまざまな不備が判明し、修理費用が高額になるケースも少なくありません。その場合は、車の買い替えを検討するのもひとつの選択肢です。
カーセブンはJPUCの適正買取店として認定されています。適正買取店認定制度は、「不適切な買取をしていない」など10個の項目があり、すべて満たしている店舗だけが得られる制度です。カーセブンは「適正買取店認定制度」の要件を満たしているため、お客様は安心して査定・売却できます。
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よくある質問
車のエアコンガスには主にR134とR1234yfなどがあります。R1234yfは新しい環境に配慮したガスで、近年の車に使用されています。
エアコンガスの補充料金は車種や使用ガスの種類によりますが、一般的には5,000円から15,000円程度かかります。高級車や特殊なガスを使用する場合は費用が高くなることがあります。
詳しくは「車のエアコンガスの補充にかかる費用」をチェック
車のエアコンガスは、通常10年以上もつとされています。エアコンシステムは密閉されているため、ガスが自然に減ることはほとんどなく、定期的な補充や交換は基本的に不要です。
自分でエアコンガスを補充することも可能ですが、専門知識や適切な工具が必要です。誤った方法で行うとエアコンシステムにダメージを与えるリスクがあるため、プロに依頼するほうが安心です。
車のエアコンガスの交換は、通常必要はありません。定期的な交換の必要はない設計になっています。
しかしエアコンの冷却性能が低下したと感じた場合や、冷風が出なくなった場合は、エアコンガス不足が疑われます。定期点検や車検の際にエアコンシステムをチェックし、必要に応じて補充するようにしましょう。
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