更新日2023.01.28

下取りと買取はどっちがおトク?相場の調べ方から高く売るコツを紹介

下取りとは、所有している車を売却して、新たな車を購入する方法です。

下取りと似た言葉に「買取」があります。これは車を売って現金を受け取るものであり、同じ店舗で車の買い替えをすることも、売却のみでも可能です。

下取りと買取にはそれぞれメリットとデメリットがあります。状況に応じた売却方法を選択しましょう。

この記事でわかること

  • 下取りと買取の違いとメリット
  • 下取りと買取の流れ
  • 車を高く売却するコツ

下取りと買取の違いとは

車の売却方法は「下取り」と「買取」の2種類に分かれます。似た意味ではありますが、それぞれ違う意味をもちます。

売却の手間がかからない「下取り」

下取りとは、ディーラーなどで新車を購入する際に、今乗っている車を売却することを指します。売却して得たお金を、新たな車の購入資金に充てることを前提とした売却方法です。

下取りのメリット

・新車購入時に同じ店舗で引き取ってもらえるため、手間が少ない
(別店舗へ足を運ぶ必要がないため)
・納車まで今所有する車に乗れる
(同じ店舗で手続きを行うため、車の入れ替えがスムーズ)

下取りのデメリット

・買取と比較して査定額が低くなる傾向にある
(車種、グレード、オプションのプラスの要素が考慮されないため)
・車の購入が前提となるため現金化できない


ディーラーなどでは新車を購入する際に「下取り」といいますが、中古車販売店などで車を売買する際も下取りと表現するケースもあります。

スタッフ

売却したお金を車の購入資金に充てるため、新たに購入する車の価格が安くなりますが、値引きではありません。

車を高く売れる「買取」

買取とは、車を売り現金を得ることを指します。下取りのように車の購入が前提ではないため、買い替えの際は、A店で車を買い取ってもらい、B店で新たな車を購入することができます。

買取のメリット

・下取りよりも高額な査定が期待できる
(人気の車種、グレード、オプションの場合プラスの査定となる可能性があるため)
・売却したお金を受け取れる
(買い替えではなく売却のみも可能。現金を受け取れる)

買取のデメリット

・売却と購入を別店舗で行うため手間がかかる
(各店舗で契約の手続きが必要)
・査定額の有効期限が短いケースもある
(有効期限が数週間の場合は、早めに売却の判断を迫られる可能性もある)

購入が前提とならない買取では、複数の店舗で査定をして、最も査定額の高い店舗で売却をすることも可能です。少しでも高く買い取ってもらいたいときは、買取を選択するのもよいでしょう。

スタッフ

下取りと買取、どちらがよいかは人それぞれであり、買い替えたい車の種類によっても選択肢は異なります。どの車に買い替えるか決まっていない方は、メリットデメリットを比較してみてください。

車の相場価格の調べ方

車を売却する際、まずは相場価格を調べてみましょう。査定の前に相場価格を把握しておけば、店舗が提示する査定額が適正であるかを判断できます。

車の相場価格の調べ方

・大手買取店サイトの取引実績
・中古車の販売価格から相場を予測
・ディーラーの下取りシミュレーション
・一括査定サイトの簡易査定

Webサイトで相場価格を調べるときは、車の年式やグレード、色、走行距離などの情報を入力します。あらかじめ把握したうえで調べてみましょう。

なお、Webサイトでの査定は、おおまかな車の情報や走行距離のみを考慮した金額です。そのため、実際に査定をしてもらったときと金額が変動する可能性があることを把握しておきましょう。

相場価格の調べ方は、以下の記事で詳しく紹介しています。

車を売却する流れ

車を売却する流れは以下のとおりです。

車を売却する方法を決める
査定を申し込む
必要書類を準備する
実車の査定をしてもらう
売買契約を結ぶ
必要書類を提出し車を引き渡す
新車の納車または振込の確認をする

下取りと買取では、売却の流れに大きな違いはありません。下取りでは、同じ店舗で売却と購入を行うため、各店舗を行き来する手間が減ります。

車を売却する際は、自動車検査証(車検証)や自賠責保険証明書をはじめとする書類が必要です。

書類を紛失している場合は、再発行の手続きが必要なものもあるため、売却を決めたときは必要書類がそろっているかを確認しておきましょう。

車を高く売る方法

愛車を少しでも高く買い取ってほしい方は、コツを実践してみましょう。

  • 車の相場情報を調べておく
  • 売るタイミングはなるべく早く
  • 車検前なら通さずに売る
  • 洗車や車内の掃除をしておく
  • 純正パーツがあれば用意しておく
  • キズやヘコミは無理に直さない

車は希少価値の高い車を除いて、年式が古く走行距離が多いものほど買取価格が下がる傾向にあります。少しでも高く売りたいときは、早めの決断がおすすめです。早く売る以外にも、1~3月や9~10月などの中古車の需要が高くなるとされる時期に、査定ができるように準備を進めるのもよいでしょう。

また、純正パーツを好むユーザーが一定数いるため、査定額によい影響をもたらす可能性もあります。カスタムパーツを取り付けている方は、純正パーツをもっているかも確認してみましょう。

スタッフ

査定額は買取店の状況により異なります。あくまでも一般的な傾向なので、確実に高くなると考えないようにしましょう!

よくある質問

Q
ディーラーで下取りしてもらうとき、他社の車でも問題ありませんか?
A

他社の車でも下取りが可能なケースもありますが「他社の車である」という理由で査定額が安くなる可能性はあります。

査定額は、車種や車の状態により異なります。車の買い替えにおいて、新車の購入以外も検討しているのであれば、下取りと買取の査定額を比較するのもよいでしょう。

Q
車を買い替えるために契約をしましたが、下取りはキャンセルできますか?
A

下取りのキャンセル可否は、店舗の対応や契約内容、下取りの準備がどこまで進んでいるかにより異なります。

「下取りの査定額が安かったから、別の店舗で買取をしてもらいたい」といったパターンでも、キャンセルができない可能性もあります。愛車を手放す際は、契約内容などを充分確認したうえで行いましょう。

カーセブンの買取では、契約のキャンセルが7日間まで対応しています。キャンセル料は一切かからず、お電話1本でキャンセルできるため「契約を断りにくい」といった方も安心してご相談いただけます。

まとめ

この記事のまとめ

・下取りとは:今乗っている車を買い取りしてもらい、売却資金で新たな車を購入すること
・買取とは:車を売却して現金を受け取ること

下取りと買取のどちらがよいかは、車の売却をする目的によるため一概にはいえません。

車の買い替えを検討している方は、それぞれメリットとデメリットを把握したうえで、購入する店舗や車種によって決めるとよいでしょう。

カーセブンでは、車の下取りと買取どちらも対応しています。売却と同時に新たな車に乗り換えたい方、まずは査定だけをしたい方どちらもお気軽にご相談ください。

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