ディーゼル車は、軽油を燃料として使うエンジンを搭載した車です。大型のディーゼルエンジンはトラックやバスなどに搭載されていますが、乗用車でもディーゼルエンジンを搭載したモデルが存在します。
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと比べて燃費性能に優れていて、力強い走りを楽しめることから人気を集めています。
本記事を通してディーゼル車のメリット・デメリット、選び方を把握し、自分の乗り方やライフスタイルへの向き・不向きを検討しましょう。
この記事でわかること
- ・ディーゼル車とガソリン車の違い
- ・ディーゼル車のメリット/デメリット
- ・おすすめディーゼル車
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
http://bridge-man.net/
…続きを読む

お乗り換えの場合、愛車の買取金額によって、ご準備いただく金額が変わります。
まずは、買取金額を調べてそのあと購入するお車を決めてみてはいかがでしょうか?
目次
ディーゼル車とは?軽油を燃料に使う車
車はエネルギーを動力に変換して進みます。エネルギーから動力を生み出すのがエンジンやモーターで、ガソリンを燃料に使うのがガソリンエンジンで、軽油を燃料に使うのがディーゼルエンジンです。ガソリンにはレギュラーガソリンとハイオクガソリンがあり、エンジンによりどちらを使うかが指定されています。
クリーンディーゼル車とは?
ディーゼルエンジンは燃料が燃焼する際にNOx(窒素酸化物)とPM(ススなどの粒子状物質)といった汚染物質が多く発生するという特性があります。そのため大気汚染が深刻な社会問題になった時期がありました。昔はトラックが黒煙を出しながら走っていたこともあり、1999年には石原慎太郎都知事(当時)が記者会見で真っ黒な粒子が入ったペットボトルを振り、ディーゼル車が大気汚染の原因になっていることを訴えました。その後、2003年からディーゼル車規制がスタートしたのです。
クリーンディーゼルは、NOxやPMの排出が少ないディーゼルエンジンのこと。このエンジンを搭載した車はディーゼル車規制が行われる地域でも走行することができます。
ディーゼル車とガソリン車の違い
ディーゼル車とガソリン車の違いは、以下の通りです。
▼ディーゼル車とガソリン車の主な違い
ディーゼル車 | ガソリン車 | |
燃料 | 軽油 | レギュラーガソリンまたはハイオクガソリン |
点火方式 | 圧縮熱で自然着火 | 火花による着火 |
燃費性能 | 同排気量だとガソリン車よりいいものが多い | 同排気量だとディーゼル車よりやや劣る |
走行性能 | 低回転から大きなトルクを発生 | 万能。高回転域での加速性が高い |
車両価格 | 高め | ディーゼル車より安い |
耐久性 | 高い | ディーゼル車に比べるとやや劣る |
音や振動 | ガソリン車に比べると大きめ | 静か |
ガソリンエンジンの仕組み

車には4ストロークエンジンと呼ばれる仕組み(4サイクルエンジンと呼ばれることもあります)のガソリンエンジンが搭載され、以下の行程を繰り返して動力を生み出しています。
1. 吸気:ピストンが下る時に吸気弁を開けてシリンダー(エンジン内部の空間)にガソリンと空気の混合気を吸入
2. 圧縮:ピストンを上げて混合気を圧縮
3. 燃焼:点火プラグ(スパークプラグ)が火花を出して燃料に着火。燃焼ガスが膨張することでピストンを押し下げる
4. 排気:ピストンが上がるタイミングで排気弁を開けて燃焼ガスを外に押し出す
ディーゼルエンジンの仕組み

ディーゼル車もガソリン車と同様に4ストロークのディーゼルエンジンが搭載されます。
1. 吸気:ピストンが下るときに吸気弁を開けてシリンダー内に空気を吸入
2. 圧縮:ピストンを上げて空気を圧縮。圧力で空気が加熱される
3. 燃焼:圧縮加熱された空気に燃料を噴射。燃料が自然着火して燃焼ガスが膨張し、ピストンを押し下げる
4. 排気:ピストンが上がるタイミングで排気弁を開けて燃焼ガスを外に押し出す
ガソリンエンジンは吸気行程で燃料と空気の混合気を吸入していますが、ディーゼルエンジンは空気のみ吸入し、燃焼行程で燃料を噴射しています。
ディーゼル車のメリット
ディーゼルエンジンを搭載した車には、ガソリン車にはないさまざまなメリットがあります。ディーゼルエンジンならではの利点を見ていきましょう。
燃料代が安い

2023年9月執筆時点でのガソリンと軽油の全国平均価格(1Lあたり)は以下の通りです。
・レギュラーガソリン:178.8円
・ハイオクガソリン:189.7円
・軽油:156.8円

軽油はレギュラーガソリンより1Lあたり20円以上安いので、長距離を走る機会が多く頻繁に給油する人は、燃料代をかなり抑えることができます。
ガソリンより軽油が安い理由には税金が関係しています。
ガソリンにかかる税金 |
・揮発油税 ・地方揮発油税 ・石油製品関税 ・石油石炭税 ・温暖化対策税 ・消費税 |
軽油にかかる税金 |
・軽油引取税 ・石油製品関税 ・石油石炭税 ・温暖化対策税 ・消費税 |
揮発油税と地方揮発油税を合わせてガソリン税と呼ぶこともあり、ガソリン税が1Lあたり53.8円なのに対し、軽油引取税は1Lあたり32.1円。さらに、税金を含んだ額に消費税がかかるため、軽油のほうが安くなるのです。

ちなみに、すべての税金を含まない燃料の本体価格は、実は軽油の方が高くなっています。
燃費がいい

ディーゼルエンジンとガソリンエンジンをラインナップするモデルでWLTCモード燃費を比べてみましょう。
ディーゼルエンジン | ガソリンエンジン | |
マツダ CX-5 | 2.2L<XDスマートエディション(4WD)>:16.6km/L | 2L<20Sスマートエディション(4WD)>:14.0km/L |
トヨタ ハイエース | 2.8L<スーパーGL(2WD)>:12.4km/L | 2L<スーパーGL(2WD)>:9.2km/L |
どちらもディーゼルエンジンのほうが大排気量で、ハイエースは800ccも大きなエンジンになるのに、燃費はディーゼルエンジンのほうが良くなります。ディーゼルエンジンは圧縮して高温になった空気に燃料を噴射するので、混合気に火花で点火するガソリンエンジンよりもエネルギー効率がいいのが低燃費の理由です。
トルクフルで力強い

先ほどと同じ車種で、最高出力と最大トルクを比較してみましょう。
■ディーゼルエンジン
2.2L<XDスマートエディション>
最高出力:147kW(200ps)/4,000rpm
最大トルク:450N・m(45.9kg-m)/2,000rpm
■ガソリンエンジン
2L<20Sスマートエディション>
最高出力:115kW(156ps)/6,000rpm
最大トルク:199N・m(20.3kg-m)/4,000rpm
■ディーゼルエンジン
2.8L<スーパーGLワイドボディ>
最高出力:111kW(151ps)/3,600rpm
最大トルク:300N・m(30.6kg-m)/1,000〜3,400rpm
■ガソリンエンジン
2.7L<スーパーGLワイドボディ>
最高出力:118kW(160ps)/5,200rpm
最大トルク:243N・m(24.8kg-m)/4,000rpm
こちらの数字を見ると、ガソリンエンジンが比較的高回転域で最大トルクを発生しているのに対し、ディーゼルエンジンは低回転域で最大トルクを発生しているのがわかるはず。しかも最大トルクの数値もディーゼルエンジンのほうが大きくなっています。
そのため、ディーゼルエンジンは発進や追い越しなどでガソリンエンジンより力強く加速ができます。
耐久性が高い
ディーゼルエンジンは混合気を圧縮した時の熱で軽油を自然着火させています。燃料が爆発する際の力がガソリン車より大きく、それに耐えられるよう頑丈に作られています。
廃車されるまでに100万km以上走るのが普通なトラックやバスにディーゼルエンジンが使われているのは、耐久性がひとつの理由です。
ただ、頑丈に作られているぶん、ガソリンエンジンよりも重いという特徴もあります。
ディーゼル車のデメリット
一方で、ディーゼルエンジンにはガソリンエンジンより劣っている部分もあります。それぞれのエンジンの特性を比べて、どちらがより自分に合うかを考えてみましょう。
車両価格が高くなる
ディーゼルエンジンは耐久性を高める必要があるため、製造コストがガソリン車より高くなります。そのため、車両価格もガソリン車より高くなってしまいます。
■ディーゼルエンジン
2.2L<XDスマートエディション(2WD)>:322万8500円
■ガソリンエンジン
2L<20Sスマートエディション(2WD)>:290万9500円
■ディーゼルエンジン
2.4L<バンEX(4WD)>:385万8800円
■ガソリンエンジン
2.5L<バンEX(4WD)>:329万6700円

燃料代を抑えられるディーゼル車でも、走行距離が短ければ、あまりメリットを得られないかもしれません。
ガソリン車よりメンテナンス費用が高い

CX-5の取扱説明書を見ると、エンジンオイルの推奨交換タイミングは以下のように書かれています。
【ディーゼルエンジン】
■標準:1万kmまたは1年ごと
■シビアコンディション:5,000kmまたは6か月ごと
【ガソリンエンジン】
■標準:1万5,000kmまたは1年ごと
■シビアコンディション:7,500kmまたは6か月ごと
ここからもわかるように、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりも頻繁にメンテナンスする必要があります。また、クリーンディーゼルエンジンは尿素SCRシステムと呼ばれる排ガス浄化装置がついています。ここで使われるアドブルー(尿素水)は消耗品なので、定期的に補充する必要があります。
軽油が凍結する可能性がある

実はディーゼル車の燃料である軽油は、エリアや季節によって異なるものが販売されています。その目的は凝固(凍結)対策。寒冷地では気温が低くても凝固しにくい軽油が販売され、太平洋側で凝固の心配がないエリアでは、一般的な軽油が販売されます。
たとえば東京で軽油を満タンにして東北などの雪国に向かうと、燃料が凝固してしまう恐れがあります。冬場に寒い地域へドライブする予定がある場合は、目的地(寒冷地)についてからそのエリアで販売される軽油を満タンに入れられるよう、給油計画を立てる必要があります。
エンジン音や振動が気になることもある
エンジンをかけたまま停車しているトラックやバスの横を通ると、「カラカラカラカラ……」という結構大きな音がします。これはディーゼルエンジンの燃焼方式に起因する音。乗用車に搭載されるディーゼルエンジンはトラックなどよりも小さく、音を減らす対策も施されていますが、音を完全に消すことはできないのが現状です。
ただ、静音対策などが施されているため、車内に入ればこの音はほとんど気になりません。
スポーツ性ではガソリン車に劣る

低回転域から大トルクを発揮するディーゼルエンジンですが、高回転域での俊敏性はガソリンエンジンのほうが優れています。レースシーンでもガソリンエンジンが圧倒的に多くなります(かつてディーゼルエンジンを搭載したマシンもありました)。

ディーゼルエンジン、ガソリンエンジンともに長所があるので、それを踏まえてどちらを選ぶか検討してみてください。
【国産車】おすすめディーゼル車8選
2025年7月現在、新車でクリーンディーゼルエンジンを搭載している乗用車、および乗用用途でも選ばれる商用車を販売しているのは、トヨタ、日産、マツダ、三菱の4メーカーになります。
なかでも力を入れているのはマツダで、ハッチバックから大型のプレミアムSUVまで展開しています。
トヨタ ランドクルーザー250(初代/2024年〜)
■ランドクルーザー250の情報
ボディサイズ | 全長:4,925mm 全幅:1,940〜1,980mm 全高:1,925〜1,935mm |
室内寸法 | 室内長:2,685mm 室内幅:1,600mm 室内高:1,190mm |
乗車人数 | 5名、7名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 2,754cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 150kW(204ps)/3,000〜3,400rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 500N・m(51.0kgf・m)/1,600〜2,800rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 11.0km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 5,200,000〜7,350,000円 |
ディーゼル車の中古車相場 | 総額720万〜1,300万円 |
シリーズのなかで、ライトデューティー系の系譜にあったランドクルーザープラドの後継モデルという位置付けのモデルが、ランドクルーザー250です。ランドクルーザーシリーズは歴代ガソリンエンジンの人気が高いのが特徴ですが、現行型はディーゼル車の人気も高くなっています。
搭載される2.8L直噴ディーゼルターボはオフロードだけでなくオンロードでの使いやすさも追求して開発されたもの。低回転域から最大トルクを発揮することで、発進時や加速時の力強い走りを実現しています。
伝統とモダンを融合しつつ、過酷な使用用途にも耐えうる信頼性やプロが使う無駄のない機能美などを同居させたデザインは、本物が持つ圧倒的な迫力を感じさせます。切り立ったフロントガラス、盛り上がりの中にヘコミをつけたボンネット、フロントドアの広いガラス面などはすべて機能に裏付けられたデザインになっています。
トヨタ ランドクルーザー70(初代/1984年〜)
■ランドクルーザー70の情報
ボディサイズ | 全長:4,890mm 全幅:1,870mm 全高:1,920mm |
室内寸法 | 室内長:1,760mm 室内幅:1,440mm 室内高:1,240mm |
乗車人数 | 5名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 2,754cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 150kW(204ps)/3,000〜3,400rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 500N・m(51.0kgf・m)/1,600〜2,800rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 10.1km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 4,800,000円 |
ディーゼル車の中古車相場 | 総額200万〜960万円 |
ランドクルーザー70は日本の車のなかでも稀有な生い立ちをたどってきたモデル。最初に登場したのは1984年で、2004年まで日本で販売されました。その後も日本以外の国では継続販売されていて、改良が加えられながら性能を高めていきました。
2014年に期間限定で復刻。このときはバンとピックアップトラックが導入されましたが、この時はガソリンエンジン+5速MTという展開でした。そして2023年に再々販がスタート。今度は限定ではなくカタログモデルとなり、ディーゼルエンジン+6速ATという展開になっています。
また、2014年に復活した際は1ナンバーの商用モデル(バン)扱いでしたが、ディーゼルエンジンを搭載した現在新車販売されているモデルは乗用モデル(3ナンバー)になります。ただ、ヘビーデューティー系の系譜にある硬派なモデルなので、インテリアなどはシンプル。タフな道具感のあるものが好きな人におすすめです。
マツダ CX-30(初代/2019年〜)
■CX-30の情報
ボディサイズ | 全長:4,395mm 全幅:1,795mm 全高:1,540mm |
室内寸法 | 室内長:1,830mm 室内幅:1,490mm 室内高:1,210mm |
乗車人数 | 5名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 1,756cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 95kW(130ps)/4,000rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 270N・m(27.5kgf・m)/1,600〜2,600rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 18.7〜19.5km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 3,034,900〜3,685,000円 |
ディーゼル車の中古車相場 | 総額130万〜370万円 |
マツダのコンパクトSUVであるCX-30はMAZDA 3をベースに開発されたモデルで、MAZDA 2ベースのCX-3より一回り大きいのが特徴。そのぶんリアシートに余裕があるため、大人2名が窮屈感を感じずに座ることができます。
デビュー時の搭載エンジンは2Lガソリン、1.8Lディーゼルターボ、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのおいしいところ取りをしたような2L新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」の3種類が用意されました。現在はマイルドハイブリッド搭載の2Lガソリンエンジンと1.8Lディーゼルターボの2種類になります。
洗練されたデザインや上質なインテリアなど、内外装ともに高級感のある雰囲気はマツダ車ならでは。コンパクトSUVでもスタイリッシュさを楽しみたい人、そして力強い走りを味わいたい人にCX-30のディーゼル車はぴったりな選択肢です。
マツダ CX-30
車両本体価格239.0万円
支払総額248.7万円
諸費用9.7万円
マツダ CX-30
車両本体価格206.0万円
支払総額219.8万円
諸費用13.8万円
マツダ CX-30
車両本体価格188.8万円
支払総額204.8万円
諸費用16.0万円
マツダ CX-30
車両本体価格219.0万円
支払総額230.3万円
諸費用11.3万円
マツダ CX-60(初代/2022年〜)
■CX-60の情報
ボディサイズ | 全長:4,740mm 全幅:1,890mm 全高:1,685mm |
室内寸法 | 室内長:1,910mm 室内幅:1,550mm 室内高:1,230mm |
乗車人数 | 5名 |
ディーゼルエンジンの種類 |
水冷直列6気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 3,283cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | XD:170kW(231ps)/4,000〜4,200rpm XDハイブリッド:187kW(254ps)/3,750rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | XD:500N・m(51.0kgf・m)/1,500〜3,000rpm XDハイブリッド:550N・m(56.1kgf・m)/1,500〜2,400rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | XD:18.3〜19.7km/L XDハイブリッド:20.9〜21.4km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | XD:4,125,000〜4,790,500円 XDハイブリッド:5,307,500〜5,670,500円 |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額260万〜550万円 |
マツダのプレミアムモデルラインナップを担うラージ商品群の第一弾モデルとして登場したのがCX-60。これまでのマツダは前輪を駆動させるFF車とFFベースの4WDだったのに対し、CX-60は後輪を駆動させるFRおよびFRベースの4WDになります。
ディーゼルエンジンはCX-8などに搭載されるものよりかなり大きな3.3L 6気筒になります。一般的に排気量が大きくなるとそのぶん燃費性能は落ちますが、このエンジンは2.2L 4気筒エンジンより燃費がよくなっているのが特徴。パワーユニットはディーゼルエンジンに加え、ディーゼルエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせたe-SKYACTIV Dが用意されます。
デビュー時のCX-60は足回りの硬さなどが指摘され、乗り味は好みが分かれました。2024年12月の改良でサスペンションのセッティングが変更され、乗り味がマイルドになり操縦安定性も向上。高速道路の走行が中心の人などは中古車相場価格が下がっている初期型を探してみるのもおすすめです。
三菱 デリカD:5(初代/2007年〜)
■デリカD:5の情報
ボディサイズ | 全長:4,800mm 全幅:1,795mm 全高:1,875mm |
室内寸法 | 室内長:2,980mm 室内幅:1,505mm 室内高:1,310mm |
乗車人数 | 7名/8名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 2,267cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 107kW(145ps)/3,500rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 380N・m(38.7kgf・m)/2,000rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 12.6km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 4,156,900〜4,733,300円 |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額60万〜700万円 |
本格SUVに匹敵する悪路走破性を備えたミニバンであるデリカD:5は、デビューから15年以上経過していますが今なお人気のあるモデルです。デビュー時はガソリンエンジンのみでしたが、2013年1月にクリーンディーゼルエンジンを追加設定。2019年2月にはガソリンエンジンがラインナップから姿を消し、ディーゼルエンジンのみになりました。
ディーゼルエンジンはわずか2,000回転で最大トルク380N・mを発生します。4WDシステムには“2WD”“4WDオート”“4WDロック”という3つのドライブモードがあるので、路面状況にあわせて最適な駆動を選択できます。
真冬でも快適なドライブを楽しめるシートヒーターやステアリングヒーター、冷えた室内をすぐに温めてくれるスタートアップヒーターなど、快適装備も充実しています。
三菱 デリカ D:5
車両本体価格179.0万円
支払総額193.1万円
諸費用14.1万円
三菱 デリカ D:5
車両本体価格149.0万円
支払総額167.1万円
諸費用18.1万円
三菱 デリカ D:5
車両本体価格176.3万円
支払総額192.4万円
諸費用16.1万円
三菱 デリカ D:5
車両本体価格73.0万円
支払総額86.6万円
諸費用13.6万円
三菱 トライトン(初代/2024年〜)
■トライトンの情報
ボディサイズ | 全長:5,320〜5,360mm 全幅:1,865〜1,930mm 全高:1,795〜1,815mm |
室内寸法 | 室内長:1,770mm 室内幅:1,540mm 室内高:1,175mm |
乗車人数 | 5名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 2,439cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 150kW(204ps)/3,500rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 470N・m(47.9kgf・m)/1,500〜2,750rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 11.3km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 4,988,500〜5,408,700円 |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額470万〜770万円 |
タイで生産され日本に輸入する形で販売されている三菱のピックアップトラック。日本では12年ぶりに販売されることになりましたが、世界では絶大な支持を得ているモデルです。登録は商用車扱いになり、ナンバーは1ナンバーになります。
搭載エンジンはディーゼルターボのみで、同じ三菱のデリカD:5より排気量が大きくてパワフル。アクセルを踏み込むと重厚感のある走りを堪能できます。でも日常使いではディーゼルであることを忘れるほど静か。
4WDは2WDと4WDをダイヤルで選べるスーパーセレクト4WD-IIを搭載。そしてスノーやグラベル、マッドなど7つの走行モードが用意されていて、あらゆる道で安定感のある走りを堪能できます。グレードはGLSと上級グレードであるGSRの2種類。乗用目的で乗るならGSRがおすすめです。
トヨタ ハイエース バン(5代目/2004年〜)
■ハイエース バンの情報
ボディサイズ | 全長:4,695〜5,380mm 全幅:1,695〜1,880mm 全高:1,980〜2,285mm |
室内寸法 | 非公表 |
乗車人数 | 2〜9名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 2,754cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 111kW(154ps)/3,600rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m)/1,000〜3,400rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 11.0〜12.6km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 3,062,800〜4,076,700円 ※北海道地区は価格が異なります |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額80万〜1,380万円 |
本来の用途はビジネスシーンでの荷物運搬ですが、圧倒的な積載能力からサーフィンを始めとするスポーツを楽しむ人、アウトドアを楽しむ人、バイクやカートなどでレースを楽しむ人などから絶大な支持を得ているハイエース。アフターパーツも豊富にあり、キャンピングカーのベース車両としても人気です。あまりの人気の高さで中古車相場が高値安定なのもこの車の特徴と言えるでしょう。
エンジンは2Lと2.7Lのガソリンエンジン、そして2.8Lディーゼルエンジンをラインナップ。デビュー時のディーゼルは2.5Lでしたが、2007年に3Lに変更され、2017年12月から現在の2.8Lになりました。
乗用用途も考えると、グレードは標準ボディのスーパーGLがおすすめ。前席、後席ともに厚みのあるシートが備えられていて、商用モデルながら快適性が高められています。
トヨタ ハイエースバン
車両本体価格329.7万円
支払総額336.1万円
諸費用6.4万円
トヨタ ハイエースバン
車両本体価格298.7万円
支払総額309.0万円
諸費用10.3万円
トヨタ ハイエースバン
車両本体価格442.1万円
支払総額449.8万円
諸費用7.7万円
トヨタ ハイエースバン
車両本体価格360.5万円
支払総額375.9万円
諸費用15.4万円
日産 キャラバン(5代目/2012年〜)
■キャラバンの情報
ボディサイズ | 全長:4,695〜5,230mm 全幅:1,695〜1,880mm 全高:1,990〜2,285mm |
室内寸法 | 非公表 |
乗車人数 | 3〜9名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 2,439cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 97kW(132ps)/3,250rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 370N・m(37.7kgf・m)/2,000rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 10.5〜11.3km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 3,249,400〜6,679,200円 |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額170万〜900万円 |
デビュー時はNV350キャラバンという名称でしたが、2021年10月に行われたガソリン車のマイナーチェンジで車名がキャラバンに変更されました。2022年2月にはディーゼル車もマイナーチェンジを実施し、車名がキャラバンに変更されています。
このマイナーチェンジでディーゼルエンジンが三菱製の新型に変更され、トランスミッションも7速ATになりました。4WDはハイエースがフルタイムなのに対し、キャラバンはボタンで2WDと4WDを切り替えるパートタイム式を採用。たとえば高速道路などでは2WDにすることで燃費性能を向上させるといった使い方もできます。
ハイエース同様にアウトドアやスポーツを楽しむ人のトランスポーターとしての需要が高いのが特徴。スタイルにこだわったオーテックや、バイクなどを運ぶことに特化しオプションも多数用意されるトランスポーター、車中泊仕様のマルチベッド、気に入った部屋をさまざまなところに持っていけるキャンピング仕様のMY ROOMなど、ラインナップが豊富なのもキャラバンならではの魅力です。
【輸入車】おすすめディーゼル車7選
車で長距離を走る機会が多いヨーロッパでは、多くの人からディーゼル車が選ばれています。そのため、荷物をたくさん積むモデルはもちろん、高級車にもディーゼルエンジンが搭載されています。
フォルクスワーゲン ゴルフ(8代目/2021年〜)
■ゴルフの情報
ボディサイズ | 全長:4,295mm 全幅:1,790mm 全高:1,475mm |
室内寸法 | 非公表 |
乗車人数 | 5名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 1,968cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 110kW(150ps)/3,000〜4,200rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 360N・m(36.7kgf・m)/1,600〜2,750rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 20.8km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 3,960,000〜4,753,000円 |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額250万〜500万円 |
1974年に初代が登場して以来、今なお世界中の自動車メーカーが「ハッチバックのベンチマーク」に置いているゴルフ。現行型は通算8代目となるモデルで、2021年に日本導入されました。エントリーモデルは1.5Lガソリンターボになりますが、TDIというディーゼルモデルもラインナップされています。
ディーゼルエンジンは2Lで、従来のエンジンよりも低い回転数で最大トルク360 N・mを発揮することで、街中等でのレスポンスのよさが高められました。そしてこのエンジンには先進テクノロジーを搭載して窒素酸化物(NOx)の排出量を大幅に削減しています。
2024年9月の改良で、フロントのVWエンブレムにイルミネーションがつけられています。インフォテインメントシステムは最新のMIB4を採用。大型タッチディスプレイによる視認性のよさと地図スクロールのレスポンスが向上したことで、使い勝手が高まりました。
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ゴルフ HB
車両本体価格134.8万円
支払総額149.7万円
諸費用14.9万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ゴルフ HB
車両本体価格174.8万円
支払総額198.3万円
諸費用23.5万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ゴルフ HB
車両本体価格213.2万円
支払総額227.7万円
諸費用14.5万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ゴルフ HB
車両本体価格178.8万円
支払総額190.2万円
諸費用11.4万円
フォルクスワーゲン T-Roc(初代/2020年〜)
■T-Rocの情報
ボディサイズ | 全長:4,245〜4,250mm 全幅:1,825mm 全高:1,570〜1,590mm |
室内寸法 | 非公表 |
乗車人数 | 5名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 1,968cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 110kW(150ps)/3,000〜4,200rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 360N・m(36.7kgf・m)/1,600〜2,750rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 19.1km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 4,389,000〜6,999,000円 |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額160万〜560万円 |
フォルクスワーゲンには、T-CrossとT-Rocという2つのコンパクトSUVがラインナップされています。T-Rocは流麗なボディラインが与えられたクーペSUVになります。日本の狭い道でも扱いやすいボディサイズが特徴で、2トーンスタイルを用意するなど、日本人の好みにマッチする仕様になっています。
ディーゼルエンジンはゴルフに搭載されるのと同じ2Lターボ。低回転域から最大トルクを発揮する仕様なので、赤信号からの発進や高速道路の料金所通過後などで気持ちよく加速できます。また、高速道路の巡航など低回転で走る際の静粛性にも定評があります。
ディーゼルエンジン搭載車は全グレード4WDになるので、ウインタースポーツを楽しむ人はもちろん、ロングドライブでの安定感のある走りを求めている人にもぴったりです。
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン T-ロック
車両本体価格175.0万円
支払総額186.8万円
諸費用11.8万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン T-ロック
車両本体価格240.7万円
支払総額248.7万円
諸費用8.0万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン T-ロック
車両本体価格198.0万円
支払総額209.6万円
諸費用11.6万円
BMW 3シリーズ(7代目/2019年〜)
■3シリーズの情報
ボディサイズ | 全長:4,720mm 全幅:1,825mm 全高:1,445mm |
室内寸法 | 非公表 |
乗車人数 | 5名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 1,995cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 140kW(190ps)/4,000rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 400N・m(40.8kgf・m)/1,750〜2,500rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 15.6km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 7,500,000円 |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額220万〜650万円 |
日本はもちろん世界中で人気の高い、スポーツセダンのベンチマークである3シリーズ。現行モデルであるG20型には、2L直4で出力を変えたエンジン、3L直6エンジン、2Lのプラグインハイブリッド、そして2Lディーゼルが用意されています。
BMWといえば後輪を駆動させるFRというイメージですが、ディーゼルエンジンを搭載する320d xDriveは4WDになります。走行状況によって前輪と後輪のトルクを0:100から50:50まで変化させ、安定感のある走りを実現しています。
ステアリング奥からセンターに弧を描くように伸びるBMWカーブドディスプレイやトグルスイッチ式のギアセレクタなど、モダンで先進的な装備もBMWならでは。シンプルだけれど高級感があるインテリアは触り心地もよく、長く乗っても飽きが来ないはずですよ。
BMW BMW 3シリーズ SD
車両本体価格340.0万円
支払総額348.0万円
諸費用8.0万円
BMW BMW 3シリーズ SD
車両本体価格288.5万円
支払総額298.9万円
諸費用10.4万円
BMW BMW 3シリーズ SD
車両本体価格368.0万円
支払総額378.0万円
諸費用10.0万円
BMW BMW 3シリーズ SD
車両本体価格286.8万円
支払総額301.4万円
諸費用14.6万円
メルセデス・ベンツ GLB(初代/2020年〜)
■GLBの情報
ボディサイズ | 全長:4,640〜4,650mm 全幅:1,835〜1,845mm 全高:1,700mm |
室内寸法 | 非公表 |
乗車人数 | 7名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 1,949cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 110kW(150ps)/3,400〜4,400rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 320N・m/1,400〜3,200rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 15.8km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 6,970,000円 |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額340万〜830万円 |
メルセデス・ベンツのSUVラインナップではコンパクトな部類に入るGLBですが、最大の特徴は3列シートを備える7人乗りであること。このサイズで7人乗りは珍しく、それゆえ人気のあるモデルです。
エンジンは1.3Lのガソリンターボと2Lディーゼルターボ、そしてメルセデスAMGとして2Lガソリンターボ搭載車が用意されます。GLB180はFFで、ディーゼルのGLB200d 4マチックは4WDになります。
航空機のエンジンをイメージしたエアコン吹き出し口、左右独立して空調をコントロールできるクライメートコントロール、車内をLEDで華やかに演出するアンビエントライトなど、メルセデス・ベンツの人気装備はもちろんGLBにも搭載されています。
メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴン(5代目/2021年〜)
■Cクラスステーションワゴンの情報
ボディサイズ | 全長:4,785mm 全幅:1,820mm 全高:1,455〜1,465mm |
室内寸法 | 非公表 |
乗車人数 | 5名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 1,992cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 145kW(197ps)/3,600rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 440N・m/1,800〜2,800rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 18.8km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 7,780,000〜9,350,000円 |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額450万〜620万円 |
SUVと違い、ステーションワゴンは全高が低いので都市部で高さ制限のある立体駐車場にも入庫できたり(幅制限には注意!)、ルーフボックスやルーフキャリアを載せた際に荷物の積み下ろしがしやすいなどのメリットがあります。
Cクラスステーションワゴンはメルセデス・ベンツらしいラグジュアリーさと実用性を備えたモデル。先代よりホイールベースが長くなり、後席スペースが広くなったのでロングドライブもゆったり楽しめます。荷物をたくさん積みたい時は荷室から後席を倒すこともできるのも便利。
ディーゼルエンジンとISGを組み合わせたパワートレインは低速から力強い加速感を味わえます。駆動方式はFRですが、4WDに乗りたい人はSUVテイストを盛り込んだCクラスオールテレインをチョイスできます。
メルセデスベンツ メルセデスベンツ Cクラスワゴン
車両本体価格216.8万円
支払総額229.7万円
諸費用12.9万円
メルセデスベンツ メルセデスベンツ Cクラスワゴン
車両本体価格148.0万円
支払総額168.5万円
諸費用20.5万円
メルセデスベンツ メルセデスベンツ Cクラスワゴン
車両本体価格128.0万円
支払総額139.3万円
諸費用11.3万円
メルセデスベンツ メルセデスベンツ Cクラスワゴン
車両本体価格278.0万円
支払総額288.0万円
諸費用10.0万円
シトロエン ベルランゴ(初代/2019年〜)
■ベルランゴの情報
ボディサイズ | 全長:4,405mm(標準)、4,770mm(ロング) 全幅:1,850mm 全高:1,830mm(標準)、1,850mm(ロング) |
室内寸法 | 非公表 |
乗車人数 | 5名/7名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列4気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 1,498cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 96kW(130ps)/3,750rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 300N・m/1,750rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 18.1km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 4,190,000〜4,372,500円 |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額200万〜440万円 |
スライドドアを備えたフランスのMPVはオシャレにアウトドアを楽しみたい人から絶大な支持を得ています。日本ではルノーのカングーがその市場を独占していましたが、2019年に満を持してシトロエンがベルランゴを投入しました。
搭載されるエンジンはディーゼルエンジンのみ。2023年には3列シートのロングもラインナップに加わりましたが、小さなエンジンでもトルクが大きいので余裕を持って走れます。このエンジンはとにかく走りが秀逸で、ロングドライブでも快適に楽しめます。
ベルランゴは2024年10月のマイナーチェンジで内外装のデザインが大きく変わりました。どちらが好みか、両方を見てから選ぶのがおすすめ。ベルランゴを象徴する装備であるガラスルーフと網棚のようなルーフストレージが組み合わったモジュトップ、バックドアのガラス部分のみ開けることができるガラスハッチなどは後期型にも備わっています。
ランドローバー ディフェンダー(2代目/2019年〜)
■ディフェンダーの情報
ボディサイズ | ▼ディフェンダー90 全長:4,510mm 全幅:1,995mm 全高:1,970〜1,975mm ▼ディフェンダー110 全長:4,945mm 全幅:1,995mm 全高:1,970mm ▼ディフェンダー130 全長:5,275mm 全幅:1,995mm 全高:1,970mm |
室内寸法 | 非公表 |
乗車人数 | 5名/7名/8名 |
ディーゼルエンジンの種類 | 水冷直列6気筒DOHCターボ |
ディーゼルエンジンの排気量 | 2,993cc |
ディーゼルエンジンの最高出力 | 258kW(350ps)/4,000rpm |
ディーゼルエンジンの最大トルク | 700N・m/1,500〜3,000rpm |
ディーゼル車のWLTC燃費 | 10.5〜11.0km/L |
ディーゼル車の新車価格帯 | 9,050,000〜15,440,000円 |
ディーゼル車の中古車相場価格 | 総額790万〜1,450万円 |
イギリスのランドローバー社1948年に世に送り出したシリーズ1。1990にディフェンダーという名前が与えられた後もほぼそのままの形で生産され続けました。そして2019年、71年ぶりに新型へと生まれ変わりました。
ボディタイプは3ドアの90、5ドアの110、ロングボディの130をラインナップ。2026年モデルはマイナーチェンジで内外装を変更。パワートレインは3L直6ディーゼルターボの他、2L直4ガソリンターボ、5L V8スーパーチャージドエンジン、2L PHEV、4.4L V8ツインターボが用意されます。
初代の無骨なイメージを現代流に解釈した、屈強かつモダンなデザイン。一般の人はなかなか手が出せないプレミアムモデルですが、性能や装備を考えると実はかなりお買い得なモデル。ディーゼル車の究極のモデルとして紹介します。
乗る前に知っておきたいディーゼル車の豆知識
ここでは、ディーゼル車に乗る上で覚えておきたいことをまとめました。ディーゼル車を選ぶ際はぜひ覚えておいてください。
燃料を入れ間違えたらどうなる?

ディーゼル車の燃料は「軽油」になります。レギュラーガソリン、ハイオクガソリンではないので注意が必要です。セルフのガソリンスタンドで給油する際は緑色のノズルが軽油になります。
燃料の入れ間違いでもっとも深刻な事態になるのが、ディーゼル車にガソリンを入れてしまったケースと言われています。最初のうちは車に残っていた軽油で普通に走りますが、やがてエンジンのパワーが足りなくなり、エンジンから異音が発生。アイドリングも不安定になります。そしてマフラーから白い煙が出てきます。
このような症状が出ると燃料ポンプ、燃料の噴射ノズルが焼き付いてしまい、多額の修理費用が必要になります。
まずは燃料を間違えずに正しいものを入れること。万が一入れ間違えてしまったら、気づいた時点ですぐに停車してエンジンを切り、修理工場で燃料を抜いてもらいましょう。
あわせて読みたい
クリーンディーゼル車はエコカー減税対象?
環境に優しいエコカーの普及を目的に、税制優遇が行われています。かつてはクリーンディーゼル車もその対象となっていましたが、現在は電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCEV)にシフトしています。
クリーンディーゼル車(乗用車)は、環境性能割と自動車重量税は「平成30年基準排出ガス50%低減レベル」または「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」に加えて、以下の条件を満たすことで軽減を受けることができます。
環境性能割 | 2026年3月31日の新車登録分まで | 2030年度基準95%達成 | 非課税 |
2030年度基準85%達成 | 取得価額×1% | ||
2030年度基準75%達成 | 取得価額×2% | ||
上記以外 または 2020年度基準未達成車 |
取得価額×3% | ||
自動車重量税 | 2026年4月30日の新車登録分まで | 2030年度基準120%達成 | 免税(100%減税) ※初回継続車検時も免税 |
2030年度基準達成 | 免税(100%減税) | ||
2030年度基準90%達成 | 50% | ||
2030年度基準80%達成 | 25% | ||
2030年度基準70%達成 | 軽減なし | ||
CEV補助金 | 2023年4月1日以降対象外 |
なお、毎年4月1日時点での所有者(使用者)が納める自動車税種別割は、ガソリン車だと初度登録から13年経過すると約15%上乗せされますが、ディーゼル車は11年経過で約15%上乗せされるようになります。
古いディーゼル車は走行できないエリアがあるって本当?

現在はネオクラシック、ヤングタイマーなどと呼ばれる旧車が流行しています。もしかしたら本企画を読んでいる方の中にも「古いSUVをカスタムして楽しみたい」と考えている人がいるかもしれませんね。
古い車でディーゼルエンジンを搭載するモデルを購入する場合は注意が必要です。NOx・PM法で指定された地域では、クリーンディーゼル車ではないディーゼルエンジン搭載車の車検が通らない(登録できない)のはもちろん、他地域で登録した車が通行することも禁止されています。
どうしても古いディーゼル車に乗りたい場合は法律に適合させるための装置を取り付けた上で、排ガス検査に合格しなければなりません。
あわせて読みたい
ディーゼル車はこんな人におすすめ!
ディーゼル車のメリット・デメリットを踏まえると、ディーゼル車は以下のような使い方をする人に向いています。
長距離を走る機会が多い人
低燃費なディーゼル車のメリットを享受するなら、ロングドライブが一番!週末にアウトドアに出かける機会が多かったり、高速道路を使って通勤していたりする人にディーゼル車はピッタリです。トルクフルなディーゼルエンジンなので、低回転で高速道路をゆったり走るのは気持ちいいですよ。
反対にディーゼル車をあまりオススメしないのは、近場の買い物や送迎などで使う人。クリーンディーゼル車は排気ガス浄化のために装置が取り除いたPMを燃焼させる「再生」と呼ばれる処理を行います。
この処理は一定以上のPMが溜まったときに、エンジンと排気ガスが充分に温まった状態で行われます。そして再生が終わるまでに15分から20分程度(走行距離10kmから20km程度)必要になります。短距離走行を繰り返す乗り方だと自動で再生処理を行う時間が取れないため、DPF警告灯が店頭・点滅した際に手動で再生処理を行う必要があります。
荷物をたくさん積んで出かける機会が多い人
車は人が大勢乗り、荷物もたくさん積んだ状態だと、重量が重くなるので発進に大きな力を必要とします。ディーゼル車は低回転域で大きなトルクを発生するので、このような条件でもストレスなく動き出すことができます。
頻繁に車を使うため燃料代を気にしている人
ガソリン価格の高騰が続く昨今、車を頻繁に使う人は燃料代の負担が気になっているはず。ガソリンよりも安い軽油を燃料として使うディーゼル車なら、家計へのダメージがガソリン車よりも少なくなります。
よくある質問
搭載されるエンジンが異なります。ガソリン車はガソリン(レギュラー/ハイオク)を燃料とするエンジン、ディーゼル車は軽油を燃料とするエンジンが搭載されます。それぞれのエンジンは構造も大きく異なります。
2023年10月現在、新車購入時に受けられる税制優遇がありますが、2024年1月以降は廃止されます。新車の納期を考えると、今から優遇を受けるのは難しいでしょう。
低燃費で燃料代も安いので、頻繁にロングドライブに出かける人におすすめです。反対に近所での買い物や送迎など短距離しか走らない人にはガソリン車をおすすめします。
車のご売却、安心で選ぶなら カーセブン

お乗り換えの場合、愛車の買取金額によって、ご準備いただく金額が変わります。
まずは、買取金額を調べてそのあと購入するお車を決めてみてはいかがでしょうか?