更新日2024.03.13

車を買い替えたら保険の手続きが必要!変更・引き継ぎの手順や注意点を解説

車 買い替え 保険

車を買い替えた際には、自賠責保険と任意保険(自動車保険)を切り替える手続きが必要です。保険の手続きを忘れたり遅れたりすると、万が一の事故で必要な補償が受けられない可能性があります。

保険の手続き方法は、保険会社や保険の種類によって異なります。手順と注意点を押さえてスムーズに手続きを進めましょう。

この記事でわかること

  • ・車の買い替え時に必要な保険の手続き2種類
  • ・任意保険(自動車保険)の車両入替の手続き方法
  • ・任意保険(自動車保険)の等級の引き継ぎ方

監修・執筆

ファイナンシャルプランナー(FP)

東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

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車の買い替え時に必要な保険の手続き2つ

車の買い替えをした場合、「1.自賠責保険」と「 2.任意保険(自動車保険)」の2つの手続きをしなければいけません。この2点は必ず納車前に行いましょう。

1. 自賠責保険:退会と新規加入の手続きを行う

自賠責保険は、すべての自動車に加入する義務がある強制保険です。保険の加入対象は「人」ではなく「車」であるため、前の車の自賠責保険を新しい車にそのまま引き継ぐことができません。新車購入の場合は自賠責保険の新規加入を行い、中古車購入では前のオーナーや販売店からの名義変更が必要になります。

自賠責保険の退会・新規加入の手続き方法はこちら>

2. 任意保険:車両入替または新規加入の手続きを行う

任意保険(自動車保険)は運転者自身が契約・加入する保険であり、すべての自動車が強制的に加入する自賠責保険とは異なります。ただ、自賠責保険だけでは補償内容が不十分なので、万が一のトラブルや事故のときに必要な補償を受けるためにも任意保険の加入は不可欠です。

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自賠責保険のみ加入していて事故にあった場合は、自分自身の車両に対する損害は補償されません。修理費用や廃車による処分費用などはすべて自己負担となります。

任意保険は運転者自身が契約・加入している保険なので、車の買い替えと同時に自身で手続きをしなければいけません。任意保険の手続きは「これまで乗っていた車から車両入替(切り替え)の手続きをする」あるいは「今の任意保険を退会し、別の保険に新規で加入する」のどちらかが必要です。

任意保険の車両入替の手続き方法はこちら>

自賠責保険の退会・新規加入の手続き方法

自賠責保険の退会・新規加入の手続きは、車を買い替える際に利用するディーラーや販売店が代行してくれることがほとんどです。自賠責保険の保険料は全国一律であるため、保険料に関する手続きも個人で行う必要はありません。

車検証の有効期限を迎える前に新たな車に乗り換える場合は、ディーラーや販売店側が退会手続きを行ってくれます。自賠責保険は車検証の有効期限までの保険料を一括で支払う形であるため、退会すると残りの保険料が還付金として払い戻されます。買い替えの場合、車の売却の査定額に上乗せされて精算されることが多いです。

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車の買い替え時には、自賠責保険を解約した還元金がきちんと払い戻されているかを確認しましょう。

なお、個人間で車を譲渡・売買した場合は、任意保険に加入している保険会社にて、自賠責保険の手続きを代行してもらうことが可能です。

任意保険の車両入替の手続き方法

任意保険は本人が契約・加入している保険なので、自分自身で手続きを行う必要があります。車両入替の手続きの流れは、以下の通りです。

  1. 必要なものを用意する
  2. 保険会社の公式サイトか代理店で手続きをする
  3. 差額保険料の精算をする
  4. 必要に応じて車検証のコピーを送付する
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手続きの詳細は保険会社によって異なるため、事前に公式サイトや電話で確認しておきましょう。

1. 必要なものを用意する

車両入替をする保険会社に連絡する前に、以下のもの・情報を準備しましょう。

車両入替に必要なもの

・新しい車の車検証
・銀行口座情報またはクレジットカード
・新しい車と以前に所有していた車の走行距離(オドメーター値)
・新しい車の購入金額

自動車保険会社によっては、走行距離を申告する必要があります。新しい車と前に所有していた車の両方の走行距離が必要です。

一般的に年間走行距離が多い車は、事故のリスクが高いと見なされ、保険料が高く設定されます。以前所有していた車の走行距離も、次回更新時の保険料の参考として求められます。

スタッフ

古い車の走行距離は、下取りや売却に出す前に必ず記録しておきましょう。

支払っている保険料に過不足があると、追加支払いや返金手続きが行われます。その際に銀行口座やクレジットカードが必要となるため、手続き前に準備しておきましょう。

新しい車の車検証の交付が遅く準備できない場合は、販売店との契約書内に書かれている以下の項目を確認しておきましょう。

新しい車の車検証が準備できない場合に必要な情報

・型式
・車名
・初度登録年月
・登録番号(ナンバープレート)
・車台番号
・所有者(使用者)

車の寿命は走行距離が10万kmを迎えたときが目安とも言われます。安全な走行をするためにも、余裕をもった乗り換えをご検討ください!

2. 公式サイトや代理店で車両入替の手続きをする

ネットから加入できる通販型自動車保険の場合、保険会社の公式サイトから車両入替の手続きが可能です。申し込みフォームなどの案内に沿って、車検証に記載されている情報や走行距離を申告します。補償開始日は納車日に設定しましょう。

対面式で担当者を通じて加入する代理店型自動車保険の場合は、保険代理店や販売店での手続きが必要です。車両入替をする旨を伝え、案内に従って必要情報を申告しましょう。

3. 差額保険料の精算をする

任意保険の保険料は、車の車種や年式、補償内容、運転者自身の年齢などによって異なります。車両入替によって保険料が変更になった場合、差額の精算が必要です。

保険料が下がった場合は指定口座に返金され、上がった場合は指定口座への振り込みやクレジットカードでの追加支払いが求められます。

4. 必要に応じて車検証のコピーを送付する

保険会社によっては、車両の情報を確認するために車検証のコピーの送付が求められる場合があります。車検証は納車と同時に渡されるため、販売店にコピーを依頼して事前に受け取っておくとスムーズに手続きが進められます。

なお、ネットから車両入替の手続きや変更ができる通販型自動車保険では、車検証の送付が不要になるケースもあります。

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スタッフ

車検証送付の必要性をはじめ、郵送・メールなどの送付方法を事前に確認しておきましょう。

任意保険の車両入替で等級を引き継ぎできる?

任意保険の車両入替をした場合、これまでと同じ等級を引き続き利用できます。ただし、車の買い替えと同時に記名被保険者の変更を行うと、等級の引き継ぎができないことがあります。

記名被保険者の変更による等級の引き継ぎは、同居の家族のみとしていることが一般的です。たとえば、16等級の契約がある母親が車に乗らなくなり、同居の娘に記名被保険者を変更する場合、16等級をそのまま引き継ぐことができます。

しかし、別居している子どもや親族を記名被保険者にする場合は、等級が引き継がれない可能性があります。等級引き続きの際は条件をよく確認しておきましょう。

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保険会社によって、等級の引き継ぎに関する条件や制約が異なる場合があります。保険会社によっては等級の引き継ぎを認めない場合もあるので、不明点がある場合は保険会社に直接確認しましょう。

任意保険の車両入替をする際のポイント

任意保険の車両入替をする際のポイント3点を紹介します。

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車両入替をする際のポイントを押さえ、トラブルなく手続きを進めましょう。

手続きは必ず納車前に行う

任意保険の車両入替の手続きは、必ず納車前のタイミングで行いましょう。車両入替の手続きを納車前に行わなければ、新しい車での事故やトラブルが補償されません。車両入替の手続きは、納車日が確定した段階ですぐに進めておきましょう。

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車両入替は、納車日が確定するまでは手続きできません。

また、納車までに車両入替ができなかった際に、再加入できる猶予期間を設けている保険会社もあります。一般的に、新しい車への納車後30日以内であれば、車両入替が認められます。ただし、等級の引き継ぎができなかったり、手続き前の事故による損害が補償されなかったりする場合もあるので注意が必要です。

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納車当日から保険を適用できるよう、必ず事前に手続きを行いましょう。

車両入替をするには条件を満たす必要がある

車両入替をするには、各保険会社が設定している条件を満たす必要があります。実際の条件は保険会社によって異なりますが、おもに「所有者に関する条件」と「車に関する条件」が設定されています。

新しい車の所有者に関する条件

細かい条件は保険会社によって異なりますが、一般的に入替後の車の所有者が次のいずれかに該当することを条件としています。

  • 入替前の自動車の所有者
  • 記名被保険者
  • 記名被保険者の配偶者
  • 記名被保険者またはその配偶者の同居の親族
  • ディーラーやローン会社
  • リース会社(1年以上のリースの場合)

車に関する条件

車に関する条件としては、以下のような内容が設定されています。

  • 車両入替後の車の用途が、自家用8車種であること
  • 入替前の自動車が廃車・譲渡または返還されていること

自家用8車種に該当する車は、以下の通りです。

自家用8車種

・自家用普通乗用車
・自家用小型乗用車
・自家用軽四輪乗用車
・自家用軽四輪貨物車
・自家用小型貨物車
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)
・特種用途自動車(キャンピング車)

手続きの際に保険の補償内容を見直しておく

車の買い替えのタイミングで、今の保険の補償内容を見直しておくことをおすすめします。ライフスタイルの変化にともない、必要な補償内容は変わっていきます。「不要な補償はないか」「新たに加えるべき補償があるか」などを検討しておくと、より安心してカーライフを送れるでしょう。

新しい車で運転に不安がある場合は、補償を手厚くすることも検討してみてください。補償のひとつである「車両保険」は、自分の車の損害時に補償を受けられるものです。相手のいる事故で車が全損した場合をはじめ、単独事故・盗難・災害などで車が故障した際に、車の修理費用や買い替え費用を補償してくれます。

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安心して運転するためにも、必要に応じて「車両保険」も追加してみましょう。

車の買い替え時に別の保険会社へ変更・乗り換えする場合の注意点

車の買い替えのタイミングで、任意保険(自動車保険)を別の保険会社へ乗り換えるのもひとつです。保険会社によって保険料や補償内容はさまざまなので、「もっと安い保険に変える」「補償の充実したプランに変える」などの選択肢があります。

車の買い替え時に別の保険会社へ変更・乗り換えする場合は、以下の点に注意しましょう。

中途で解約すると等級アップが遅くなる

任意保険には満期日があり、契約期間中に保険会社を乗り換えると、等級が上がるタイミングが遅くなってしまいます。等級は保険の満期日に上がるため、中途解約によって満期日を迎える前に保険を乗り換えてしまうと等級アップが遅れてしまうのです。

任意保険を乗り換える際は、満期日を確認しておきましょう。

解約から新規契約までに8日以上の期間が空くと等級を引き継げない

前に契約していた任意保険の満期日(中途解約日)の翌日から、新しい任意保険契約の保険始期日までに8日以上の空白期間があると、原則として等級の引き継ぎができないという決まりがあります。

ただし、中断証明書があれば10年間は等級を引き継げます。中断証明書とは、車を手放すときなどに中断時の等級を維持するための書類です。任意保険の解約手続きの際に、中断証明書を保険会社から発行してもらうとよいでしょう。

なお、保険会社で発行してもらった中断証明書は、乗り換えなどで別の保険会社で契約する場合にも使用できます。

2台以上の車を所有する場合、保険会社やプランの見直しが必要

任意保険の契約やプランによっては「1保険につき車1台まで」となっていて、車2台を同時に補償対象として設定できない場合があります。古い車を所有し続けると、等級が引き継げなくなることもあるので注意しましょう。

ただ、保険会社やミニフリート契約(複数台の車をまとめて契約するもの)によっては、1枚の証券で2台以上の車を補償対象にすることも可能です。2台以上を保有して、各車を同じ等級で契約したい場合は、契約やプランを見直しておきましょう。

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異なる保険会社と契約している複数車を1社にまとめることで、管理がしやすくなったり、ミニフリート割引を受けられたりするなどのメリットがあります。

車の買い替えなら中古車の買取・販売を行うカーセブンにご相談を!

車の買い替えを検討している方は、中古車の販売・買取を行うカーセブンにご相談ください。弊社カーセブンは中古車の買取と販売の両方を行っているので、買い替えの手続きがスムーズに進みます。

また、自賠責保険の手続き、任意保険の手続きに必要な書類の調達などもカーセブンが代行できるので、お客様の負担を減らすことが可能です。

なお、査定後の売却は必須ではなく、査定だけ実施していただくことも可能です。売却のキャンセルは電話1本ででき、7日以内ならキャンセル料もかかりません。まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問

Q
車を買い替えたら保険はどうなりますか?
A

自賠責保険と任意保険(自動車保険)が適用されなくなるので、手続きが必要です。
自賠責保険は、買い替えを行うディーラーや販売店が代行してくれるケースが多いです。新車購入の場合は新規加入を行い、中古車購入では前オーナーや販売店からの名義変更を行います。
任意保険(自動車保険)は、車の所有者自身で手続きが必要です。ネットから加入できる通販型自動車保険の場合、保険会社の公式サイトから車両入替の手続きが可能です。対面式で担当者を通じて加入する代理店型自動車保険の場合は、保険代理店や販売店での手続きを行います。

Q
車を買い替えるにあたって、保険を切り替えるタイミングはいつがいいですか?
A

保険の切り替え手続きは、必ず納車前に行いましょう。納車日が決まったらすぐに手続きをしておくのがおすすめです。

Q
譲り受けた車の場合も、保険の切り替えはできますか?
A

譲り受けた車の場合も、保険の切り替えは可能です。まずは車両の所有者の名義変更手続きを行ってから、保険の切り替え手続きを行います。

Q
納車日に変更前の車に乗って事故を起こした場合どうなりますか?
A

自動車保険の補償は、原則新しい車を運転した際に切り替わります。したがって、納車日に新しい車を取りに行く際は古い車、自宅に帰る際は新しい車が補償対象となります。

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