車を売却するとき、スタッドレスタイヤを付けたままで下取りに出すことや、車と一緒にタイヤを下取りしてもらうことを考える方もいるでしょう。
スタッドレスタイヤかどうかは基本的に査定に関係がなく、影響するのはタイヤの状態です。
本記事では、スタッドレスタイヤは下取り査定にどう影響するのか、スタッドレスタイヤ単体の下取りは可能なのか、などを解説しています。
この記事でわかること
- ・下取り時のタイヤの査定基準
- ・下取り時にスタッドレスタイヤをどうするべきか
- ・スタッドレスタイヤ単体の買取相場
- ・スタッドレスタイヤを高く売るコツ
目次
スタッドレスタイヤを付けたままでも車の下取りはできる?
スタッドレスタイヤをつけたままでも下取りは可能とされています。
重要視されるのは、スタッドレスタイヤかどうかではありません。タイヤの溝と状態によって、下取り価格が変わります。
下取り時のタイヤの査定基準
下取り時の査定で基準となるのが「タイヤの溝の深さがどれくらい残っているか」です。
JAAIの査定基準によると、ノーマルタイヤであれば1.6mm (スリップサイン)以上が標準状態とされており、1.7mm以上あれば加点対象となります。
一方、スタッドレスタイヤの基準はノーマルタイヤと異なります。元々の溝が深く作られているので、5mm以上あれば標準状態とされ、8mm以上の溝が残っていればプラス査定になります。
ただし、以下の場合は、残り溝に関係なく「5mm未満と同じ」と見なされる減点対象です。
- ひび割れ
- 亀裂
- 片べり(内側か外側のどちらか一方がすり減っている)
- 段べり(不均一なすり減り方をしている)
下取りに出すときスタッドレスタイヤはどうするべき?
スタッドレスタイヤを付けている状態で車を下取りに出す際は、以下の3つの方法から、状況に合わせていずれかを選ぶとよいでしょう。
新車用に家で保存しておく
スタッドレスタイヤは価格が高めに設定されており、何度も購入するにはそれなりの費用がかかります。
使用状況にもよりますが、スタッドレスタイヤは「3シーズンは使える状態を保つ」と言われています。無理に下取りに出す必要はないので、新しい車で使用できるなら自宅で保管しておくといいでしょう。
ただし悪条件で置いておくと、ゴムなどが悪くなってしまいます。汚れを拭き取り、雨風や日光が当たらないようにするなどして、適切な状態で保管するようにしましょう。
下取り時に一緒に引き取ってもらう
状態が多少悪くても、査定に響かない程度であればつけたまま売ってしまってもかまいません。
先ほども触れた通り、タイヤの重要な査定ポイントは溝の深さです。

元のノーマルタイヤをつけなければマイナス査定になることもあるので、残っているのであれば一緒に持っていきましょう。
スタッドレスタイヤを別で売る
ネットフリマへの出品や、カー用品店・タイヤ専門店でスタッドレスタイヤだけを売却することも可能です。
雪が降る冬場に需要が高まりやすいので、タイミングが合えばその時期に売却しましょう。
スタッドレスタイヤ単体の買取価格の相場
車のタイヤの値段は、主に「溝と状態」で決まります。
大きさや製造年数によっても買取価格は変動しますが、1本あたり1,000円程度で買い取られる傾向があり、合計で4,000円程度になることが多いです。4本セットでないと価値が下がることも多いので、できるだけまとめて売りましょう。
例外として、雪の多い地域などの需要がある場所では、上記の値段よりも高値になることもあり、たとえば4本で25,000円で買い取ってもらえる場合があります。
スタッドレスタイヤを高く売るには?
スタッドレスタイヤをできるだけ高く売るには、時期と保管状態が重要です。
スタッドレスタイヤ単体で売る場合も、車と一緒に売る場合も、できるだけ高く売るには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
需要が高まる直前に売る
スタッドレスタイヤの需要が高まるのは「12月〜翌年の2月」くらいです。
そのため、10〜11月に高く売れる傾向にあります。この時期に売却できそうであれば、タイミングをあわせて売りに出しましょう。
よい状態のまま保管する
タイヤはゴム製なので、使用すればするほど劣化していきます。また、使用しなくても、ケアをせずに屋外に置いておくと、劣化するのが早くなってしまいます。
以下のような対策をして、よい状態で保管しましょう。
- 汚れや除雪剤がついていれば落としておく
- 風/雨/日光を遮るカバーをかけておく
売却するのであれば早めがいい
タイミングの見極めや状態の維持は大切ですが、タイヤは時とともに劣化していきます。高く売れるシーズンを待っているうちに、劣化が進んでしまうこともあるでしょう。
なお、ノーマルタイヤの交換推奨時期が4〜5年と言われるところ、スタッドレスタイヤの交換推奨時期は3年(3シーズン)とされています。

「売却しようかな」と考えたときが、スタッドレスタイヤの需要が高まる時期とは限りません。売却を決めたのであればできるだけ早く売りましょう。
よくある質問
ほとんどありません。下取り時のタイヤで重要なポイントは「溝の深さ」と「状態」です。
スタッドレスタイヤの溝が5mm以下であればマイナス査定になります。5mm以上であれば標準状態とされ、8mm以上であれば少しプラス査定になります。ただし、ノーマルタイヤの溝が残っている状態よりも、スタッドレスタイヤは評価されにくい傾向にある点は把握しておかなければいけません。雪が降りやすい地域であれば、査定によい影響が生じる可能性もあります。
扱い方は「新車用に保管しておく」「下取り時に一緒に引き取ってもらう」「スタッドレスタイヤを別で売る」の3つです。自分の状況などにあわせて、どの方法で対処するかを選びましょう。詳しくはこちらで解説しています。
1本1,000円で取引され、4本まとめて4,000円で買取されるパターンが多いです。雪が多い地域であれば高く買い取ってもらえることもあり、高い場合は4本セットで25,000円ほどになることもあります。
「需要が高まる前に売る」「よい状態のまま保管する」の2つが高く売るためのコツです。ただし、タイミングを待っているとタイヤが劣化していく可能性もあるので、売却を決めたらできるだけ早く売りましょう。詳しくはこちらで解説しています。
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