20年落ちの古い車も買取可能！年式別の買取相場や高く売る方法を解説

外観がボロボロの車や、購入から15〜20年以上経過した古い車は、「買取を断られるかもしれない」と不安に感じることもあるでしょう。車種や状態によって査定額のつきかたは異なりますが、中古車買取業者やディーラー、廃車買取業者などでの売却が可能です。

20年落ち以上の古い車でも、中古車市場での需要や内部の部品に価値があれば、買い取ってもらえるケースがあります。

本記事を通して、古い車のおおよその買取相場や業者の選び方、高く売るためのコツを知り、納得いく値段で売却できるようにしましょう。

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古い車（15年落ち、20年落ち）でも買取可能！

15年や20年落ちなどと年式が古くても、状態がよければ買取は可能です。以前までは、年式が10年落ち以降の車は中古車としての価値がほぼなくなるといわれてきましたが、最近は車の品質や耐久性が向上していることもあり、15年落ち・20年落ちでも売れるケースがあります。

「古くてボロボロだし、売れないのでは？」と思っている車でも売れる可能性は充分あります。買取の可否や相場を理解するためにも、まずは査定に出してみましょう。

車種や走行距離などによって買取価格が異なる

古い車でも買取は可能ですが、車種や年式、走行距離などの状態によって買取価格が大きく異なります。

10年以上経過した車は一般的に中古車市場での需要が低くなり、買取価格も下がりやすいです。ただし、20年落ちなどの低年式車でも、走行距離が少なく状態がいい場合は買取価格が高くなることもあります。

一方で、年式が比較的新しくても、状態が悪かったり事故歴があったりする場合には、買取価格が下がりやすくなってしまいます。

廃車になる可能性も視野に入れておこう

車の状態によっては、買取できないケースもあることを認識しておきましょう。以下のような車は、廃車になる可能性が高いです。

特徴	詳細
大規模な事故を起こした車	修理費用が高くつくため、保険会社が全損扱いにして廃車になることが多い
車検切れのまま長期間放置されていた車	車検を通すために必要な修理費用が高額になる場合、廃車になることがある
重要な部分の故障が起きた車	エンジンやトランスミッションなどの重要な部分の故障が起きた車は、修理費用が高くつくため廃車になることが多い
経年劣化が著しい車	走行距離が非常に多く、車の状態が悪化しているものものは修復が難しいので廃車になることが多い

ただ、車の状態が悪く買取が難しい場合でも、部品取りや鉄資源としての価値が見込める可能性があります。廃車にする前に、買取専門業者やリサイクル業者に相談するとよいでしょう。

ボロボロの古い車でも買取できる理由

ボロボロの古い車でも買取してもらえる理由は、以下の通りです。

• 車の部品に価値があるため
• 中古車としての価値があるため
• 日本の古い車が海外で人気であるため

車の部品に価値があるため

外観はボロボロでも、内部のパーツや部品の販売目的で買い取ってもらえる場合があります。

メンテナンスや点検をして長く乗られている車であれば、再利用できる部品が多く残っている可能性が高いです。過去に事故などの大きな損傷を受けていなければ、フレームやドアなどのパーツもリサイクルできます。

また、希少性の高い部品や現行車種でも使える部品、チューニングパーツなど、需要がある部品は買取価格が高くなることがあります。ほかにも、修理用に必要な部品や事故車の部品取りとして使われるケースもあります。

中古車としての価値があるため

中古車は「古くてもいいから安く車に乗りたい」という方に選ばれやすいです。見た目は古くても、車の状態やオプションの有無によっては買取が可能となります。

特に「クラシックカー」や「ビンテージカー」などの名車は、新車登録から20年、30年経っていても高値がつくことがあります。

日本の古い車が海外で人気であるため

一部の車種は、海外市場での人気が高く、売却が可能な場合があります。特に日本車は「品質が高く信頼性がある」「燃費がよい」といった評価を得ており、日本国内の買取業者が海外市場向けに車両を買い取ることがあります。

【年式別】古い車の買取相場

古い車の買取相場は、車種やグレード、劣化具合によって大きく異なるため一概にはいえません。需要が少ない車種やグレードの場合は価格が落ち、希少車種なら高価になることもあります。

需要が少ない車種やグレードの場合、10年落ちや13年落ちでも数万円以下の買取価格がつくこともあります。一方、コレクターアイテムや希少車種、人気の高い車種である場合には、20年落ちでも数十万円ほどの高額な買取価格がつく可能性も考えられます。

カーセブンの査定実績にて、実際にどれくらいの価格で買取されているかを見てみましょう。

20年落ちの買取査定実績【カーセブン】

車種	グレード	年式	走行距離	買取査定額
トヨタ プリウス	Ｇ ツーリングセレクション	2005年	181,200km	15万円
ダイハツ タント	L	2005年	107,000km	3.5万円
日産 セレナ	20S	2005年	175,500km	5万円
トヨタ アルファード	AX	2005年	201,700km	15万円
日産 ノート	15S Vパッケージ	2005年	43,200km	3万円

このように、トヨタ プリウスやアルファードなどは、20年以上経っている古い車でもグレードや車両の状態によっては、十数万円ほどで買取されることもあります。

15年落ちの買取査定実績【カーセブン】

車種	グレード	年式	走行距離	買取査定額
ダイハツ タント	カスタム X	2010年	122,000km	6万円
トヨタ プリウス	S	2010年	130,300km	15万円
トヨタ アルファード	240S プライムセレクション2	2010年	147,400km	20万円

10年落ちの買取査定実績【カーセブン】

車種	グレード	年式	走行距離	買取査定額
ダイハツ タント	X ターボ SA	2015年	101,300km	25万円
トヨタ プリウス	ツーリングセレクション	2015年	90,600km	58万円
トヨタ アルファード	S	2015年	104,500km	140万円

古い車を売るには？買取業者の種類

古い車を買い取ってもらえるのは、以下のような業者です。

• 車の買取専門店
• 中古車販売・買取店
• ディーラー
• 廃車業車

車の買取専門店

車の買取専門店は、買取を専門に行っている業者です。古くて売れないと思っていた車でも、買い取ってもらえる可能性があるので、まず査定に出してみるとよいでしょう。複数の買取先から見積もりをとって比較すると、より納得いく値段で売れる可能性が高いです。

中古車販売・買取店

中古車販売・買取店は、中古車の販売と買取を両方行っている業者です。カーセブンのように買取・販売を行う会社では、中間の流通がなく比較的高い価格での買取が期待できます。

カーセブンはJPUCの「適正買取店認定制度」の要件を満たしており、安心して売却できます。しつこい勧誘により仕方なく車を売却するといったトラブルもなく、カーセブンではお客様が気持ちよく取引できる対応を心がけています。

ディーラー

新車への買い替えを検討している場合は、ディーラーの下取りも可能です。車の買取専門店や中古車販売・買取店と比べて高価買取は期待できませんが、売却後にディーラーで新車を買いたい場合におすすめです。

価格がつかないといわれたら「廃車業者」へ

買取店で0円と査定された場合は、事故車や廃車を専門とする廃車専門業者に持っていきましょう。廃車業者では、車両の引き取り、解体、処分などの作業を行い、廃車処分証明書を発行してもらえます。

古い車を高く売る方法

古い車をできるだけ高く売りたいなら、以下の4点を押さえておきましょう。

• おおよその買取価格を把握しておく
• 買取価格が上がりやすい時期に売る
• キズやヘコミは無理に直さない
• 車内の掃除や消臭をしておく

おおよその買取価格を把握しておく

まずは、自分と同じ年式・車種の車の買取相場を把握しておきましょう。

買取相場を見ることで、自分の車がどれほどの値がつくかを予測しやすく、明らかに安い値段を提示されたときに気づけるので、業者を信頼できるかという判断基準にもなります。

買取価格が上がりやすい時期に売る

中古車は1～3月、9～10月は車の需要が高くなる時期であることから、買取価格も上昇すると考えられています。

この時期に買取価格が上昇する理由としては、進学や就職のために車を購入する人が多いことや、ボーナス後で車の買い換えを検討する人が多いことが挙げられます。

とはいえ、時間が経つにつれて車の価値は下がってしまうので、少しでも早く売却したほうが高く売れる可能性が高いです。

キズやヘコミは無理に直さない

「古い車だとキズやヘコミが多いので、自分で直したほうが査定額が少しでも上がるのでは？」と思うかもしれません。しかし、車についたキズやヘコミは無理に直さないほうが費用が抑えられる場合が多いです。

キズやヘコミを直しても、古い車の場合は査定額があまり上がらないケースも少なくありません。査定額が上がるぶんよりも、キズやヘコミの修理費用のほうが大きくなると損であるため、そのままにしておくことをおすすめします。

車内の掃除や消臭をしておく

査定の際に、あらかじめ車内の掃除をしておいたり、消臭しておきましょう。掃除や消臭をしておくことで「このオーナーは乱暴な乗り方をせず、メンテナンスも行き届いているだろう」という印象を与えられ、査定額が高まる場合があります。

反対に、ごみやほこりだらけのまま査定に出すと「丁寧な扱いをしておらず、買取後に何らかのトラブルが見つかるのではないか」とマイナスなイメージを持たれやすいです。

車検切れや古い車でも、まずは査定を依頼してみよう！

車の状態次第ですが、人気車種であれば10万円以上での査定額となる可能性もあります。無料で査定してもらえる買取業者もあるため、信頼できる業者で査定だけでも受けておきましょう。

カーセブンでも、査定が無料でお受けいただけます。また、「契約後のキャンセル無料（7日間）」や「査定額から減額なし」といったサービスもあり、車の売却が初めての方も安心です。

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よくある質問

Q

ボロボロの車でも買取できますか？

A

古い車でも買取は可能です。たとえば、購入したのが20年前の車であっても数万円程度で売却できる可能性があります。
ただし、車種や年式、走行距離などの状態によって買取価格が大きく異なります。あまりメンテナンスがされていない車の場合、買取できないケースもあります。

Q

年式の古い車でも買取ができる理由は何ですか？

A

一見するとボロボロで売れそうにない車でも買取してもらえる理由は、以下の通りです。

• 車の部品に価値があるため
• 中古車としての価値があるため
• 海外で日本の古い車が人気であるため

詳しくは「ボロボロの古い車でも買取できる理由」をチェック

Q

15年落ち、20年落ちといった古い車の買取相場はどれくらいですか？

A

15年落ちの買取相場は5万〜20万円程度、20年落ちは数千〜数万円です。購入から20年以上経過した車であっても一定の価値がつくケースもあるため、すぐに廃車を選択するのではなく、査定だけでも受けておきましょう。
詳しくは「古い車の買取相場【年式別】」をチェック

Q

車の年式が古くなるとどうなる？

A

年式が古くなると、車の故障箇所が増えたり、車の価値が下がったりします。古い車をできるだけ高く売りたいなら、以下の4点を押さえておきましょう。

• おおよその買取価格を把握しておく
• 買取価格が上がりやすい時期に売る
• キズやヘコミは無理に直さない
• 車内の掃除や消臭をしておく

詳しくは「古い車を高く売る方法」をチェック