通常の使用範囲を超えて走行している「過走行車」も、中古車買取店などで売却することが可能です。ただし、走行距離は車の査定額に大きく影響するため、過走行車の査定額は低くなる傾向があります。
少しでも高く売却するなら、廃車や下取りより買取に出すのがおすすめです。査定に出す前に、高く売るためのポイントもしっかり押さえておきましょう。
この記事でわかること
- 過走行車を買取してくれる業者
- 過走行車の査定額の目安
- 過走行車を高く売るポイント
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できるだけ高く査定してもらうなら、買取を選ぶことがおすすめ。古い車でも買取可能です!査定金額に納得し、買取契約に至る場合は、当日内に一部の契約金が前払いにも対応しています。 \簡単30秒/ |
目次
過走行車でも買取査定は可能!
過走行車とは一般的な走行距離よりも多く走っている車のことを指します。

多走行車とも呼ばれることがあります。
過走行車を手放す場合、「買取できないだろう」と諦めがちですが、車種や買取業者によっては、走行距離20万km超の過走行車でも買取してもらうことは可能です。
過走行車が買取できる背景には、海外での需要や、その車のパーツを活用する機会があるからです。特に、人気車種や海外需要のある車、レアな車は高額査定も期待できます。
過走行車の定義
過走行車とは「一般的な走行距離よりも多く走っている車のこと」と説明しましたが、具体的な基準は年式によって以下のように異なります。
・高年式車(年式が新しい):年間走行距離1万km以上
・低年式車(年式が古い):走行距離10万km以上
廃車になる可能性もある
過走行車は買取可能ですが、車の状態により買取できない場合も考えられます。特に、以下のような状態の車は、廃車にする可能性があることも認識しておきましょう。
- 大規模な事故を起こした車
- 車検切れのまま長期間放置された車
- エンジンやフレーム部分が故障している車
- 経年劣化が著しく修復が難しい車

修理費用が高額になる場合は廃車になる可能性が高いです。
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過走行車は価値が低い?買取査定額が低いとされる理由
車の買取査定において走行距離は重視されるポイントです。そのため、過走行車は買取できたとしても査定額が低くなる可能性があります。
ここでは、過走行車の買取査定額が低いとされる具体的な理由を説明します。
中古車市場での需要が少ないため
中古車市場では、低走行車の方が過走行車よりも人気があります。走行距離は車の品質に関わる重要な要素であり、走行距離が少ない車のほうが選ばれやすいのです。
そのため、過走行車は再販売しにくく、査定額が低くなることが多いと考えられます。
部品の劣化や修理が難しいケースがあるため
過走行車は部品の劣化が予想され、修理費用を考慮すると査定額は低くなる傾向があります。
特に、年式が古い車は部品の生産が終了しているケースもあるので、修理不可能であれば買取できないことになります。
快適装備や安全装備の故障リスクがあるため
走行距離が長いと、消耗部品だけでなく、エアコンなどの快適装備や安全装備の故障も懸念されます。
また、過走行車は突然のトラブルが発生するリスクが高まります。エンジンなどの重要装備が故障するリスクもあるので、査定額は下がりやすくなるのです。
過走行車を買取してくれる業者
過走行車は以下の業者で買取できます。
中古車買取・販売店
中古車買取・販売店では、過走行車を買取できる可能性が高いです。特に、中古車の買取と販売を両方行っている業者はおすすめです。このような業者は中間流通を持たないため、比較的高い価格での買取が期待できます。

カーセブンでは、中古車の買取・販売の両方を行っています!
ディーラー
新車への買い替えを検討している場合は、ディーラーの下取りも可能です。ただし、下取りの場合、売却額は新車の購入費用から差し引かれる形となるため、売却代金を現金で受け取ることはできません。
中古車買取・販売店と比べると、高価買取は期待しにくいですが、新車の購入を考えている場合は、ディーラーの下取りを検討するのもよいでしょう。
廃車専門業者
買取店やディーラーで査定額が0円とされた場合や修復歴のある車は、廃車専門業者に査定依頼をしてみましょう。
廃車専門業者は、車両の引き取りから解体、処分までの一連の作業を行い、廃車処分証明書を発行します。業者によっては、廃車費用がかかることもありますが、基本的には無料で引き取ってもらえるケースが多いです。
過走行車の査定額はいくら?カーセブンの買取相場
カーセブンの査定実績で、過走行車がどれくらいの価格で買取されているか確認してみましょう。

カーセブンの「走行距離10万km以上」の査定実績を紹介します!
車種・グレード | 年式 | 走行距離 | 買取査定額 |
ジムニー ワイルドウィンド ターボ | 1,991年式 | 161,800km | 10万円 |
ビート ベースグレード | 1,993年式 | 152,400km | 20万円 |
サンバーディアスバン バン ディアス エクストラS | 1,994年式 | 102,500km | 6万円 |
マーク2 グランデ | 1,991年式 | 102,100km | 20万円 |
クラウン ロイヤルサルーン | 2,000年式 | 129,500km | 15万円 |
ハイエースワゴン スーパーカスタムG | 1,999年式 | 178,800km | 25万円 |
エスティマ アエラス | 2,001年式 | 124,500km | 10万円 |
ランドクルーザーバン D 70 ZX | 1,992年式 | 352,200km | 70万円 |
ランドクルーザープラド DT SX | 1,996年式 | 222,500km | 155万円 |
メルセデスベンツ Gクラス G320 ロング | 1,997年式 | 210,500km | 230万円 |
過走行車を高く買取してもらうコツ
過走行車でも、少しの心がけで高く買取してもらえる可能性があります。具体的には、以下5つのポイントを覚えておきましょう。
定期的なメンテナンスを行う
できるだけ高い査定額を狙うなら、定期交換部品をきちんとメンテナンス・交換することが大切です。
タイヤ、バッテリー、オイル、ブレーキフルードなど
これらの部品をこまめに交換することで、車のコンディションを良好に保つことができます。特に、過走行車は、ブッシュ(ゴム系部品)などの消耗が懸念されます。
12か月点検や車検時に消耗品をきちんと交換すれば、低走行車と変わらないコンディションを維持できるので、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
車内の清掃や消臭をしておく
車を買取に出す際に洗車を行う必要はありませんが、車内の清掃や消臭を行い、ゴミや査定に関係ないものが残っていない状態にすることは大切です。
車をきれいにしておくことで、査定士に「大切に乗っていた」という、よい印象を与えられます。必ず査定額が上がるとは限りませんが、少しでも高く売りたい場合は、細かなポイントにも配慮するとよいでしょう。
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キズや汚れは自分で直さない
車にキズやヘコミがある場合でも、自分で修理すると査定額が上がるとは限りません。むしろ、余計にキズが目立ってしまったり、新たなキズをつけてしまう恐れがあります。
自分で直すと、査定額が下がる可能性があるので、修理せずにそのまま査定に出しましょう。
査定前に相場を調べておく
車を査定に出す前にインターネットなどで査定相場を調べておくと、自分の車がおおよそどの程度の価格で売れるかを予想できるので、提示された査定額が適切かどうかの判断材料になります。
ただし、相場価格と実際の査定額には、車の状態などによって差が出ることもあるので、査定相場はあくまで参考として捉えておきましょう。
複数の業者で見積もりを取る
過走行車では、業者によって値段がつかないことや、低すぎる査定額を提示されるケースもあります。複数の業者で見積もりを取ることで、査定額を比較することができます。
過走行車は下取りより買取がおすすめ
下取りの場合、査定額が低い可能性が高く、さらに過走行車を下取りに出すと廃車手数料がかかることもあります。廃車にする場合も同様に、手数料が発生します。
これらの理由から、過走行車を手放す際は、買取を選ぶのがおすすめです。

査定は無料でできることも多いので、まずは買取店で査定してもらってから検討するのもいいですね!
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よくある質問
過走行車とは一般的な走行距離よりも多く走っている車のことです。具体的な基準は年式によって異なり、高年式車は「年間走行距離1万km以上」低年式車は「走行距離10万km以上」とされています。
可能です。車種や買取業者によっては走行距離20万km超えなどの過走行車でも買取してもらえる可能性は充分にあります。
ローンが残っている車も廃車にすることは可能です。ローン会社に残債を現金で支払うか、新しい車を購入するためのローンに残債を上乗せする方法があります。
海外での需要や、パーツを活用できる場合があるためです。特に、人気車種や海外需要のある車、レアな車は高額査定も期待できます。
廃車や下取りではなく買取に出すのがおすすめです。さらに高く売りたい場合は、以下の5つを意識するとよいでしょう。
- 定期的なメンテナンスを行う
- 車内の清掃や消臭をしておく
- キズや汚れは自分で直さない
- 査定前に相場を調べておく
- 複数の業者で見積もりを取る
「過走行車を高く買取してもらうコツ」で詳しく解説しています。
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