更新日2023.12.25

車の廃車買取業者はあやしい?トラブル例や対処法、業者選びのポイント

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車の廃車手続きを代行できる「廃車買取業者」は便利なサービスですが、さまざまなトラブルが報告されているため「あやしい業者なのでは?」などと不安に感じる方もいるでしょう。

トラブルを防ぐためには、事前の対策や信頼できる業者選びが重要です。

また、廃車にするしかないような車でも、中古車買取店で値段がつく可能性は十分にあります。廃車買取業者に限定せず、複数の業者で見積もりを取ることも検討してみましょう。

この記事でわかること

  • 車の廃車買取業者で起こり得るトラブルの例
  • 車の廃車でトラブルに遭わないための対策
  • 車の廃車でトラブルになった場合の対処法

目次

車の廃車買取業者を利用した際に起こり得るトラブル

車を処分する際の手段として、廃車買取業者を利用する方法があります。

車の廃車手続きを自分で行う場合、1万〜2万円程度の解体費用がかかりますが、廃車買取業者を利用すれば、解体費用がかからないうえ、廃車手続きを代行してくれます。さらに、車に価値があれば買取が行われ、収入を得られるのがメリットです。

一方で、廃車買取業者の利用者からは、以下のようなトラブルが報告されています。

ここでは、トラブル事例を詳しく解説します。

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トラブルが起きてしまった際の対処法は「車の廃車でトラブルに遭わないための対策」で詳しく解説しています!

価値のある車を廃車買取される

廃車にする車のなかには、部品としての価値や海外での需要がある車など、買取できる車も多いです。しかし、廃車買取業者のなかには、このような価値のある車を0円で引き取ろうとする業者が存在します

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本来ならば買取価格がつくはずの車を0円で引き渡してしまうと、結果的に損をしてしまいます…!

還付金を騙し取られる

廃車手続きをすると、自動車税(種別割)、自動車重量税、自賠責保険料が還付されるケースがあります。しかし、廃車業者のなかには還付金が発生したとしても顧客に返さない業者も存在します。

何らかの手数料がかかるとして、還付金を相殺する形にするケースも報告されています。

高額な手数料を請求される

車の査定時、手数料に関する情報が伝えられないまま、売却が成立した後で手数料を提示されるケースが見られます。

たとえば、「売却額の10%の手数料が必要です」と後から告げられたり、レッカーの引取費用や廃車手続きの代行手数料が別途発生したりすることがあります。

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高額な手数料を請求されることで、売却後に受け取れる金額が少なくなってしまいます…!

高額なキャンセル料を請求される

廃車代行業者に廃車依頼をしたあと、何らかの理由でキャンセルする場合、高額なキャンセル料を請求する業者も存在します。

キャンセル料が請求されること自体は正常な取引でもあり得ることですが、あまりに高額なキャンセル料を請求するのは悪徳業者の可能性が高いです。

強引に契約させられた

「出張査定は無料」「見積もりだけでOK」と謳って出張査定を実施し、契約まで帰らないなど、強引な契約を迫るケースが見られます。

たとえば、査定後に「この査定額は今日限り」と述べ、当日の引き渡しを強要する業者もいます

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このような業者の場合、買取に応じると「引取り手数料」などの余計な手数料を請求される可能性もあります。

契約後に査定額を減額された

契約後に査定額が減額されるケースは少なくありません。

修復歴や不具合を正確に伝え査定を申し込んでいたとしても、確定していた売却額が減額されたり、車を引き渡してから数日後に業者から一方的に契約解除を告げられたりするケースもあります。

このような業者は、買取を拒否すると高額なキャンセル料を請求されることもあるので、慎重な対応が必要です。

廃車手続きや解体がされなかった

廃車買取後、車を解体せずに放置していたり、廃車手続きを適切に実施しなかったりする業者がいることも確認されています。

前提として、車の解体を行うには、自動車リサイクル法に則った国からの認可を得た事業免許が必要です。廃車解体免許を有していない業者に依頼すると、車の代金が支払われないだけでなく、将来的に罰金が科される可能性もあるので注意しましょう。

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廃車になっているか確認する方法は「本当に廃車になっているかを確認する」で詳しく解説しています!

車の廃車でトラブルに遭わないための対策

ここでは、車の廃車を廃車買取業者に依頼した際にトラブルを防ぐための対策を紹介します。

手数料やキャンセル料の有無を確認する

査定後にレッカーの引取費用、廃車手続き代行手数料、出張査定の場合は引取り手数料など、何らかの手数料を請求し、査定額から差し引こうとする業者も存在します。

売却を決める前には、発生する手数料やキャンセル料の有無をしっかりと確認しておきましょう。

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カーセブンは、契約後7日以内であれば電話1本でキャンセルが可能です!

還付金の説明を受ける

自動車税(種別割)や自動車重量税の還付金が発生する場合、その費用をきちんと受け取れるかも確認しておきましょう。受け取れる場合は、どのような形でいつ頃受け取れるかも確認しておくと安心です。

還付金に関する説明を省略する業者がいる場合、その業者は還付金が発生しても顧客に返さない可能性があります。

売却後も、適切な手続きが行われているかを確認するために、還付金関連の書類の受け取りや、返金の日程について確認しておきましょう。

書面でやりとりを行う

廃車代行業者で契約する際には、必ず書面でのやり取りを行うことが重要です。口頭での約束だけでは証拠が残らないため、後々トラブルになった際の確認が難しくなります

また、手続きが完了した際に発行される証明書類に関しても、業者から受け取れるかを事前に確認しておきましょう。

車と書類の引き渡しは入金後に行う

売却額が入金されないトラブルを避けるためにも、車の引き渡しは業者からの入金を確認してから行うことが重要です。

また、名義変更に関連する書類も代金を受け取ったあとにするなど、証拠となる状況を残す手続きも行いましょう。そうすることで、万が一のトラブル時にも対応しやすくなります。

本当に廃車になっているかを確認する

廃車買取業者に車の廃車を依頼した後、確実に廃車されたかを確認しましょう。廃車されているかの確認方法は以下の3つです。

  • 自動車リサイクルのサイトで確認する
  • 陸運局に登録事項等証明書を請求する
  • 軽自動車の場合は解体証明書を貰う

これらの手段を通して、車が正しく廃車処理されているかを確かめて、安心して手続きを終えましょう。

トラブルになってしまったときはどうする?

ここでは、廃車買取業者との間でトラブルになってしまったときの対処法を説明します。

本契約前であればキャンセル料は支払わない

車の廃車買取において、本契約を行っていない状態(仮契約)であれば、法的にはキャンセル料を支払う必要はありません。

消費者契約法では、キャンセル料を支払わなくても顧客側の権利が補償される内容になっています。

消費者の契約の解除に伴う損害賠償のうち、当該事業者に生じる平均的な損害の額を超える部分の契約条項は無効

消費者契約法第9条第1号

法的に支払う必要がないことを業者に伝えても、キャンセル料をしつこく請求される場合は、国民生活センターや弁護士事務所などで相談をするなどの対処を行いましょう。

出張査定時は第三者を交えて行う

買取契約をしないつもりでも、査定士が契約するまで引き下がらないことがあります。これは、出張査定時に多く発生しているトラブルです。

このような場面で押しに弱い人や、断りづらい場合は、第三者を交えて対応しましょう。第三者を交えることで、冷静な判断がしやすくなります

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査定士が引き下がらないからといって、焦って契約しないように注意しましょう!

専門業者に相談する

問題が解決しない場合や、悪化する状況であれば、専門業者に相談してみましょう。車の買取に関するトラブルの相談先は以下の通りです。

  • 国民生活センター
  • JPUC車売却消費者相談室
  • 弁護士

これらの相談先については、こちらの記事で詳しく解説しています。

信頼できる廃車買取業者を選ぶポイント

廃車買取業者に関するトラブルを防ぐためには、信頼できる業者を選ぶことも重要です。信頼できる業者を見極めるためには、以下のポイントに注目してみましょう。

公式サイトに手数料やキャンセル料についての記載がある

業者によっては詳しい説明をせずに手数料やキャンセル料を請求するケースがあります。

そのため、どのような手数料が発生するか、キャンセル料はいくらかなどが公式サイトに明記されている業者を選ぶことがおすすめです。

動かない車を無料でレッカー移動してくれる

故障して動かない車や車検が切れた車を廃車買取に出す場合、業者にレッカー移動してもらう必要があります。そのため、無料でレッカー移動してくれる業者を選ぶのがおすすめです。

業者によって、レッカー費用が必ずかかる場合もあれば、対応地域によってかかる場合、無料の場合などさまざまです。レッカー費用についての明記がない場合、高額なレッカー代が別途かかり、売却額から差し引かれることも考えられます。

公式サイトに「レッカー代無料」「引取り費用無料」などの記載がある業者が安心です。

事前説明をしっかりしてくれる

契約前の事前説明が丁寧だったり、こちらの疑問や質問にはっきり答えてくれたりする業者は信頼度が高いです。特に、売却を決めていない相談程度の状態でも丁寧に対応してくれる業者が安心です。

一方で、質問に対して曖昧な回答をしてくる業者は、後からトラブルになることも考えられるので注意しましょう。

車解体の認可を受けている

車の解体は都道府県の認可を受ける必要があるため、廃車買取は許可を受けている業者を選びましょう。

認可を受けていない業者の場合、きちんと廃車手続きされていなかったなどのトラブルが起こる可能性があります。

廃車ではなくJPUC適正買取店で売却することも検討しよう

古い車や故障した車など、廃車にするしかないように思える車でも、買取されて値段がつく可能性があります。

廃車専門業者が買取してくれることもありますが、査定額は業者によって異なるので、複数の見積もりを取り、査定額を比較してみるのがおすすめです。

愛車をトラブルなく安全に手放すなら、JPUC適正買取店で売却することも検討してみましょう。

JPUC適正買取店とは、研修を終了したスタッフが1名以上在籍しているなどの基準を満たし、認定を受けている店舗のことを指します。

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カーセブンはJPUCの認定を受けている買取店です。いつでもお気軽にご相談ください!

初めての方も安心して査定を受けられる「5つの安心宣言」

カーセブンでは、すべてのお客様に安心・満足して査定が受けられるよう「5つの安心宣言」を掲げています。

カーセブン買取安心宣言

査定自体はもちろん無料で、「売却は迷っているので、査定のみお願いしたい」という場合でも利用可能です。

「5つの安心宣言」の詳細は次のとおりです。

お約束1. ご契約金の半額は当日中に前払いいたします

カーセブンでは、車を売却したご契約金額の半分を、当日中に前払いいたします。

上限は50万円、土日祝日や14時以降になった場合は、金融機関の翌営業日の振り込みとなります。

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少しでも早く現金が欲しい人にはうれしいね。

お約束2. いかなる場合でもご契約後の減額は一切いたしません

悪質業者の場合、売却の契約をしたあと、理由をつけて減額をするケースがあるようです。

契約後の減額は、お客様の不安を大きく煽る行為であり、愛車の売却に納得できなくなります。

カーセブンでは、大切な愛車をお売りいただく際、どのような場合でも減額することはありません。契約後の不安がないことも、カーセブンで安心できるポイントのひとつです。

お約束3. 買取車両は当社名義に変更手続きいたします

車を売却する際、新たな所有者である買取業者の名義に変更する必要があります。

このときの名義変更手続きはカーセブンが行い、弊社名義に変更を行います。

車を売ったあと、「事故や違反に関する連絡が自分にくるのではないか」と心配するお客様もいらっしゃいますが、そういった心配は必要ありません。

お約束4. キャンセルは7日間、電話一本で可能です

車の買取は、クーリング・オフの対象外で、通常はキャンセルすることができません。

カーセブンの場合、何らかの理由でお客様がキャンセルをしたい場合、売却の契約から7日間はキャンセルいただけるよう対応しています。

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キャンセルはお電話一本で可能、再び来店いただく必要はありません!

お約束5. ご契約後でもキャンセル料は一切かかりません

もし車の売却をキャンセルしたい場合、「キャンセル料がかかるのでは……」と不安な方もいるでしょう。

カーセブンでは、売却の契約をしたあとでも、キャンセル料は一切いただいておらず、安心してキャンセルいただくことができます。

愛車の売却は慎重に行うことが大切ですが、万が一何らかの理由でキャンセルいただくことになった場合でも、不安になる必要はありません。

よくある質問

Q
廃車買取業者が無料で廃車手続きをしてくれるのはなぜですか?
A

廃車買取業者が無料で廃車手続きを提供している理由は、引き取った車からさまざまな利益を得るためです。

具体的には、業者は引き取った車を解体し、中古パーツとして流通させたり、一部のパーツを海外へ輸出したりして利益を得ています。

Q
廃車した車の税金の納付書が届いたのはなぜですか?
A

廃車にした車の税金の納付書が届く理由は以下の3つが考えられます。

  • 業者が名義変更をしていない
  • 業者が廃車手続きをせずに車を解体・破棄した
  • 運輸支局・軽自動車検査協会での手続きに不備があった

このような事態を防ぐため、廃車買取業者に名義変更の手続きが済んでいるかを確認することが重要 です。

Q
ローンが残っている車も廃車にできますか?
A

ローンが残っている車も廃車にすることは可能です。ローン会社に残債を現金で支払うか、新しい車を購入するためのローンに残債を上乗せする方法があります。

Q
車が廃車になっているか確認する方法はありますか?
A

車が廃車になっているかを確認する方法は3つあります。

  • 自動車リサイクルシステムのサイトで確認する
  • 陸運局に登録事項等証明書を請求する
  • 軽自動車の場合は解体証明書をもらう

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