車のフレームとは、骨格となる大切なパーツのひとつです。損傷の程度によりますが、フレーム修理には10万円から100万円かかることもあります。
フレームは事故や脱輪などにより、フレームがゆがむ、曲がるなどダメージを受けます。損傷したまま運転すると安定した走行ができないなど危険があるため、早めに点検を依頼しましょう。
この記事でわかること
- ・車のフレームが損傷する原因
- ・車のフレームが損傷することで起こる影響
- ・車のフレーム修理にかかる費用、期間
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目次
車のフレームとは骨格となる重要なパーツのこと
フレームとは、車の骨格となる重要なパーツです。事故や衝突の影響で損傷を受けると、走行に影響が出ることもあります。

1. フレーム(サイドメンバー)
2. クロスメンバー
3. インサイドパネル
4. ピラー
5. ダッシュパネル
6. ルーフパネル
7. フロア
8. トランクフロア
車のフレームには、このように各箇所に名称がつけられています。
車のフレームは大きく分けて2種類
車のフレームは、大きく分けて「モノコック構造」と「フレーム構造」の2種類があります。
モノコック構造|フレームとボディを一体化した構造
モノコック構造とは、フレームとボディが一体化した構造です。

画像引用元:LIFE
モノコック構造は、フレーム構造と比較して部品数が少なく軽量でありながらも剛性(変形のしづらさ)が高く、現代では多くの乗用車に採用されています。
事故などで衝突した際、フレーム全体に衝撃を分散させるため、搭乗者への衝撃が軽減しやすいという特徴があります。
フレーム構造|フレームにパーツを載せた構造
フレーム構造とは、シャシーフレーム(荷台の下に装備されるパーツ)の上にボディを載せる構造です。

画像引用元:ジムニー 走行・環境性能|スズキ
フレーム構造にはいくつか種類が存在し、2023年現在発売されている車種では、スズキ ジムニーなどに採用されている「ラダーフレーム」が多いです。ラダーフレームとは、はしごのような形状のフレームを指します。
モノコック構造と比較して、衝撃に強いことが特徴です。これにより、クロカンSUVなどに採用されています。
車のフレームが損傷する原因
車のフレームがダメージを受ける原因は、おもに外部からの衝撃です。具体的な3つの原因を紹介します。
衝突事故を起こした
車同士、車と人、ガードレールや電柱などと衝突をしたとき、フレームが損傷する可能性があります。
モノコック構造の場合、ボディと一体化しているため、ルーフに重たいものが落ちた衝撃でゆがむこともあります。
縁石に乗り上げた・ぶつけた
縁石に乗り上げる、ぶつけるといった衝撃でも、フレームが損傷することがあります。
一見、ボディにキズがついた程度のダメージでも、内部のフレームに影響を与えているかもしれません。
側溝にタイヤが落ちた
側溝にタイヤが落ちた衝撃で、フレームがゆがむ可能性があります。タイヤが落ちる理由としては、雨や雪が降り路面が見えないまま左側に寄りすぎることなどです。
自力で脱出できる程度の深さでも、フレームにダメージを受けている可能性があります。

側溝にタイヤが落ちるなど脱輪したとき、成人男性が4~5人いれば持ち上げられ脱出できる可能性もあります。脱出が難しいときは、無理をせずロードサービスに救援を依頼しましょう。
車のフレームがゆがむと出る影響
車のフレームがゆがむと、これらの影響が出ます。
・走行が不安定になる
・ドアを閉めたときに隙間ができる
・修理をしても完全に元通りにはならない
走行が危険になることもあるため、事故やトラブルのあとは早めに点検を受けましょう。
走行が不安定になる
走行中などに次のような影響が見られたとき、フレームにゆがみが発生している可能性があります。
- 真っ直ぐ運転しているつもりでも、左右のどちらかに曲がってしまう
- ハンドリングに違和感がある
- 左右どちらか一方だけ、タイヤが摩耗している
高速道路などスピードが出ている状態でハンドリングに違和感が出る、意図せず左右に動いてしまうのはとても危険です。このような状態で走行すると、事故を起こす可能性もあります。
ただし、少しの違和感であれば気づけない可能性もあります。フレームが損傷するトラブル発生後は、いつもと違う点がないか様子を見ながら運転してみましょう。
ドアを閉めたときに隙間ができる
ドアを閉めたときわずかな隙間ができるなど、目視で確認可能な影響もあります。
運転席や助手席など、普段乗り降りする席であれば気づけますが、後部座席のドアのように開閉する機会が少ない箇所が影響を受けている場合は気づきにくいでしょう。
修理をしても完全に元通りにはならない
フレームを修理しても、損傷前とまったく同じ状態にならないケースもあります。
たとえば、修理後にもハンドリングに違和感が残ってしまうことなどです。

修理の頻度が高くなると、これまで以上にメンテナンスにコストがかかる場合があります。修理後も違和感を感じる場合や修理に負担をかけたくない方は買い替えも検討しましょう!
車のフレーム修理にかかる費用は10万~100万円以上

車のフレーム修理は、最低でも10万円から、損傷が激しいと100万円以上かかるといわれています。
実際にどれくらいの費用がかかるかは、整備士に車を見てもらい確認する必要があります。
車のフレーム修理には1週間~1か月かかることもある
店舗や修理工場の混み具合や、損傷の程度により異なりますが、フレームの修理には1週間から1か月かかることがあります。
フレームの修理は数日でできるものではないため、修理を依頼している間は、代車を借りることも必要になるでしょう。
車のフレーム修理をDIYで行うのはほぼ不可能
ドアやボンネットにできた小さなヘコミ、キズ程度であれば、DIYでも修理することは可能ですが、フレームの修理はプロでなければ困難です。
フレームの修理・点検は、車を購入したディーラーなどの販売店や、車の修理工場などプロに依頼しましょう。
車のフレームを修理・交換すると「修復歴あり」の車両になる
フレームを修理・交換した車は「修復歴あり」の車となり、売却時の査定額に影響があります。フレームは車の骨格であり重要なパーツであるため、修理・交換しているとマイナスの影響が出てしまうのです。
修復歴がある中古車は「修復歴あり」を表示して販売することが義務付けられています。フレームを修理・交換していない車と比較すると、修復歴ありの車は価格が安いことが特徴です。
「安いから」という理由で、修復歴ありの車を購入する選択肢もよいでしょう。ただし、フレームを修理していること、走行などに影響がある可能性がゼロではないことを了承したうえで購入する必要があります。

「修復歴」と「修理歴」「事故歴」は異なります。修理や事故を経験した車でも、フレームを修理・交換していなければ、「修復歴なし」になります。
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査定や売却のときに「修復歴がある」と申告しないとどうなる?
査定や売却のとき、修復歴があることと申告しない場合、「契約不適合責任違反」となります。これは、車を売る人が買う人に対して「不具合がある」と申告する必要があることを示す責任です。
契約不適合責任に違反すると、修理費用が請求されるなど、売る人が責任を負わなければなりません。
また、フレームの修理・交換以外にも、車が水没したことなども申告する必要があります。
ディーラーなどの店舗や修理工場でフレームを修理した場合、メンテナンスノートに記録されますが、査定の際は口頭でも伝えることをおすすめします。
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車のフレーム修理と買い替えはどちらがおすすめ?

修理か買い替えに迷ったときは、修理費用と想定していた買い替え時期の2つから考えてみましょう。
修理費用が10万円前後など、想像していたより安かったときなどは、買い替えより修理をして乗るという選択肢もあります。しかし修理に100万円以上かかるようなときは、買い替えをしたほうがいいかもしれません。
あと1~2年以内に買い替えようとしていた方であれば、当初の予定より少し早くはなりますが、修理をせず買い替えをする選択肢もよいでしょう。
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車の買い替えを検討しているならカーセブンへ
車を買い替えを検討している方は、カーセブンでの査定をしてみませんか?カーセブンでは、修復歴がある車の買い替えにも対応しています。

「とりあえず査定だけ」という方の査定依頼にも対応しています!また、5つの安心宣言を掲げているため、安心して査定〜売却を行うことができます。

買い替えだけではなく、売却のみという方ももちろんOK。査定は30秒の入力で、いつでもお申し込みいただけます。
よくある質問
ボディにキズなどがない状態であれば、外観だけではフレームが損傷しているとわからないでしょう。
走行中に気づけるポイントは、真っ直ぐ走っているつもりでも左右に曲がってしまう、ハンドリングに違和感があるといったことなどです。また、タイヤの左右どちらかが極端に摩耗している、ドアを閉めたとき隙間ができるといった、目で見てわかる不具合が発生することもあります。
目で見てわからないこともありますが、危険を及ぼす可能性もあるため、事故後や縁石に乗り上げた、ぶつかった、脱輪したときは、早めに点検してもらいましょう。
フレームの損傷の程度により異なりますが、10万円~100万円くらいになるといわれています。
・フレーム修理にかかる費用
・想定していた車の買い替え時期
この2点から考えてみましょう。
フレーム修理にかかる費用が、思ったより安かったのであれば修理をする、高額であれば買い替えるといった方法です。
車を買い替えたばかり、車に愛着がある方などは、フレームを修理してでも乗り続ける選択肢もあります。
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