自動車のリサイクル料とは、車を解体するときに利用される費用です。解体時に行う作業は専門的な技術などが必要であり、環境への負荷を少なく正しく処理するためには費用がかかります。
リサイクル料は、車の売却時に返金されることがあります。いくら返金されるのか、どのようにして返金手続きを行うのかを確認しておきましょう。
この記事でわかること
- ・リサイクル料の使い道
- ・リサイクル料が返金されるタイミング
- ・売却時に必要なリサイクル料の預託状況を確認する方法
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目次
自動車のリサイクル料(預託金)とは?
自動車のリサイクル料とは、車を購入する際に支払いが義務づけられている料金の一種です。車を購入したとき、リサイクル料を支払った(預託した)証拠として「リサイクル券」を受け取ります。
支払ったリサイクル料は、自動車を廃車、解体するときに適切な処理・リサイクルを行うために使われます。

車の適正な処理を行うために「自動車リサイクル法」という法律が制定されました。
自動車リサイクル法では、被牽引車(けん引される車)や二輪車、特殊自動車などを除き、すべての車がリサイクル料の支払いの対象となっています。そのため、軽自動車、乗用車どちらでも支払いの義務が生じます。
車の種類ごとにリサイクル料は異なる
リサイクル料の水準は、車の種類により異なります。リサイクル料が使われる「3品目」とは、シュレッダーダスト(解体で粉砕した樹脂・ゴム・ガラスなどの破片などの廃棄物)、フロン類、エアバッグ類であり、適正処理のために利用されます。
自動車の種類 | 3品目のリサイクル料金の 合計額の水準 |
軽・小型乗用車(コンパクトカー) エアバッグ類4個、エアコン有り |
7,000~16,000円程度 |
普通乗用車 エアバッグ類4個、エアコン有り |
10,000~18,000円程度 |
中・大型トラック エアバッグ類2個、エアコン有り |
10,000~16,000円程度 |
大型バス エアバッグ類2個、エアコン有り |
40,000~65,000円程度 |
※加えて、資金管理料金290円(新車購入時、H29.4.1改定)または410円(廃車時、H29.4.1改定)、情報管理料金130円(H24.4.1改定)が必要となっています。
具体的な金額は、リサイクル券に記載されています。
自動車のリサイクル料は売却・下取りで返金されることがある
所有する車を売却するとき、リサイクル料が返金されることがあります。
リサイクル料が現金で返ってくるのではなく、査定額の中にリサイクル料を含めることが一般的です。
リサイクル料の返金方法は、車の買取業者により異なります。
自動車を廃車にするときはリサイクル料が返金されない
リサイクル料は、廃車手続き後、解体する際に利用します。そのため、廃車を前提にした売却ではリサイクル料が返金されません。
リサイクル料が返金されるのは、売った車が中古車として販売される前提のときのみです。
自動車のリサイクル料を返金してもらう方法
車を売却する際、買取店のスタッフに「リサイクル料は返金されるのか」を聞いてみましょう。店舗により異なりますが、売却時の査定額にリサイクル料を含めるかたちで返金の対応をします。
リサイクル料の返金手続きには、リサイクル券が必要になることもあるため準備しておきましょう。リサイクル券は、車検証やメンテナンスノートと一緒に保管している方が多いです。
自動車の売却時にリサイクル券がないとどうなる?

リサイクル券を紛失しても車を売却できますが、リサイクル料を支払っていることを証明する必要があります。リサイクル券以外で、リサイクル料が支払い済みであると証明する方法は、次で紹介します。
リサイクル料の預託状況を確認する方法
リサイクル料を支払っていることを証明・確認するためには、「自動車リサイクルシステム」というサービスを利用します。
自動車リサイクルシステムでは、3種類の情報を入力することで預託状況を照会できます。
・車両区分(軽自動車・乗用車)
・車体番号
・登録番号
これらはいずれも、車検証に記載されています。
リサイクル券を紛失した方は、自動車リサイクルシステムで確認した情報を印刷して提出しましょう。
ただし、2005年以前に新車登録した車は「自動車リサイクル法」施行以前であることから、リサイクル券が存在しません。まずは、車検証の「新規登録」の項目を確認してみてください。
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自動車のリサイクル料は何に使われる?
自動車のリサイクル料は、これらのことに利用されています。
- シュレッダーダスト(解体で粉砕した樹脂・ゴム・ガラスなどの破片)の回収・適正処理
- エアバッグの回収・適正処理と金属のリサイクル
- フロン類の回収・高熱分解で無害化
フロン類は、正しく回収・処理されない場合、オゾン層の破壊や地球温暖化を引き起こす原因になるといわれています。また、エアバックの処理は専門的技術が必要になり、適正な処理が求められます。
こういった各部品を正しく回収・処理するための費用として、リサイクル料が支払われ利用されているのです。
リサイクル券以外で売却・下取りのときに必要な書類

車の売却時に必要な書類は、こちらのとおりです。
・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車納税証明書
・実印・印鑑登録証明書
・委任状・譲渡証明書
・車検証
・自賠責保険証明書
・軽自動車納税証明書
・認印

売却時に必要な書類と再発行方法は、こちらの記事で紹介しています。
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自動車税も売却・下取りで返金されることがある
自動車税(種別割)は1年分まとめて支払いをしていますが、月割制度であるため、売却をするタイミングによっては返金されることがあります。
自動車税の返金対応については、車を売却する買取業者により異なるため、スタッフに「自動車税は返金されるのか」と質問してみてください。
なお、軽自動車税は月割制度がないため返金はありません。
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よくある質問
車の売却時、査定額に含めて返金することが一般的です。
リサイクル料の返金対応については、買取店のスタッフに質問してみましょう。
リサイクル料は返金されないのは、廃車をするときです。
リサイクル料は車を解体する際に利用されるため、廃車を前提にした売却では返金されないことがあります。
リサイクル料が返金される場合、支払った金額(預託金額)分が返金されます。
預託したリサイクル料は、リサイクル券に記載されています。
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