サンシェードは、車内の日よけに効果的な道具のひとつです。直射日光を遮ることはできますが、車内の温度を下げることはできないため、熱中症などの予防にはエアコンも併用しましょう。
サンシェードの効果と、車内で快適に過ごすため知っておきたい商品の選び方を紹介します。
この記事でわかること
- ・車のサンシェードの効果
- ・夏場の車内の危険性と注意点
- ・自分の車に合うサンシェードの選び方
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目次
車のサンシェードの効果
サンシェードは次のような効果が期待できます。
紫外線・日やけから守る
サンシェードを取り付けることで、外からの紫外線を遮断できれば、日やけなど肌への影響を軽減できます。
昨今の車はガラスにUVカット機能が搭載されており、紫外線を約99%カットできるものもあります(メーカーオプション、標準装備かは車種により異なる)。紫外線だけではなく、直射日光も防ぎたいのであればサンシェードも活用しましょう。

紫外線対策目的であれば、UVカット効果のあるアームカバーやカーディガンも使うのがおすすめです。
車内の装備の劣化を遅らせる
本革シートは、紫外線によって色あせやひび割れなどの劣化が進む可能性があります。
紫外線は強弱があるものの1年中降り注いでいるため、内装の劣化防止を目的とするのであれば、季節を問わずサンシェードを使うのがおすすめです。
ほかにも、本革シート専用のシートコーティングもあるため、きれいな状態を保ちたい方はコーティングも検討してみましょう。
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シートや金具が熱くなるのを防ぐ
夏場は車内の温度が上がるだけではなく、装備についている金属も高温になります。
シートベルトやチャイルドシートの金属が高温になり、触れれば熱さを感じるうえ、子どもにとって危険があるかもしれません。またシートも熱くなり、汗をかきやすいなど不快になることも考えられます。
夏場における車内の危険性
サンシェードには日差しを遮る効果はありますが、車内の温度上昇を抑える効果はあまり期待できません。
JAFのユーザーテスト「真夏の車内温度」によると、サンシェードを装着していても車内の最高温度は50℃に達する結果が出ています。50℃という気温下で車内に滞在していれば、短時間でも熱中症になる危険度は高いため、サンシェードだけでは高温対策として不十分であるとわかるでしょう。
さらに、ダッシュボードの最高気温は52℃にも達し、物を置いている場合は劣化する可能性があります。

スマートフォンは車内に放置すると、一時的に利用できなくなるほど高温になることもあるようです。
ほかにも、ライターやスプレー缶を置いていると、高温になった際に爆発することがあります。これらは非常に危険であるため、車内に放置しないようにしましょう。
温度上昇や熱中症を防止する目的では、サンシェードはほとんど効果がありません。夏場は命に関わることもあるため、エアコンをつける、日陰に駐車するなどサンシェードと同時に適切な方法で日光を遮りましょう。
車のサンシェードの種類と選び方
サンシェードにはさまざまな種類があります。サイズや目的などを事前に把握し、自分の車に合う商品を選択しましょう。
【サイズ】自分の車に合う大きさ
サンシェードにはサイズがあるので、車のガラスに合うサイズの商品を選びましょう。
サイズを計って適切な商品を選ぶ、または車種専用のサンシェードを選ぶのがおすすめです。
【形状】使いやすさ・取り付けやすさ
サンシェードの形状には、折り畳める蛇腹タイプ、傘のように開閉できるタイプ、静電気で貼り付けるタイプなどがあります。

取り付けやすさだけではなく、収納時のサイズも確認してみましょう。
【設置場所】日よけ以外の機能
サンシェードには、車内からつけるもの以外にも、車外に取り付けるタイプもあります。

車内、車外どちらのタイプも日光を遮ることはできますが、車外に装着する商品はフロントガラスにつく汚れを防ぐ機能もあります。
黄砂や鉄粉などの細かい粒から守ったり、冬のフロントガラス凍結防止ができたりと、季節を問わず使えることが特徴です。
車外に取り付けるサンシェードの注意点として、駐車時にドライブレコーダーが録画できなくなるデメリットがあります。車内のフロントガラスに取り付けるドライブレコーダーの場合は、サンシェードがレンズ部分を覆うと、振動などを検知しても録画できないため、その点を留意しておきましょう。
【デザイン】外からの見た目
サンシェードのなかでも、蛇腹タイプはデザインが豊富です。
シンプルなアルミ素材そのままのものもあれば、模様や柄、アニメキャラクターが描かれた商品もあります。
デザインによって日光を遮る効果に差はありませんが、目立つデザインであれば駐車場で自分の車を見つけやすいなどのメリットもあるでしょう。
【素材】目的に応じたもの
サンシェードには、アルミやメッシュ、ポリエステルなどの素材があります。
フロントガラスに取り付けるサンシェードにはアルミ素材が多く、遮光性に優れていることが特徴です。
車窓に取り付けるタイプにはメッシュ素材のものもあります。メッシュは日よけをしながら、ある程度外を見ることもできるため、車内で休憩をするときにおすすめです。
【取り付け場所】フロントガラス以外の車窓
サンシェードはフロントガラス以外にも、リヤガラスや運転席・助手席の窓に取り付けられるものが販売されています。

たとえば、車窓に取り付けるサンシェードには、正方形や長方形の汎用性があるもののほかに、特定の車種の窓ガラスに合った形状の商品などがあります。
運転中は利用できませんが、車内での休憩やキャンプなどに便利です。
車のサンシェードに関する注意点
サンシェードを選ぶとき、使うときは次のポイントに注意しましょう。
サンシェードをつけても熱中症の危険度は高い
「車のサンシェードの効果」で紹介したとおり、直射日光を防ぐなどの効果があるサンシェードですが、エアコンをつけていなければ車内は50℃以上の高温になる可能性があります。
サンシェードをしていても車内は熱く熱中症のリスクが高いため、短時間であっても、エアコンをつけずに子どもやペットを乗せたままにしてはいけません。
サンシェードをつけたままの走行は禁止
運転席や助手席側の窓にサンシェードをつけた状態で走行するのは、道路交通法違反です。違反になるだけではなく、紫外線が遮られ周囲が確認できず危険なため避けましょう。
サンシェードだけではなく、カーテンやハンカチなどの布、衣類をつけたままでの走行も同様です。
外付けタイプは風で飛ばされないように装着する
フロントガラスに外付けするサンシェードは、風で飛ばされてしまわないよう注意しましょう。
運転席側、助手席側のドアに挟み込むものは飛ばされにくいですが、サイドミラーにひっかけるだけのもの、ワイパーで抑えるだけのものは注意が必要です。
風の影響を受けないガレージであれば問題ありませんが、風が強い日、台風の予報が出ているときなどは、飛ばされない対策をする、もしくは取り外しておきましょう。
ドラレコで撮影できるようにしておく
ドライブレコーダーを車内のフロントガラスに取り付けている場合、サンシェードを使うことでレンズが塞がれ撮影できなくなることがあります。
内側につけるサンシェードは、取り付け方を工夫すればレンズを覆うことはありませんが、外付けするサンシェードはレンズが隠れる可能性があります。
駐車時に、振動などに反応して録画する設定をしている場合、車をぶつけられたりイタズラをされたりしても、その瞬間の記録を残すことができません。カメラの装着位置や角度に影響が出ないかを確認したうえで、サンシェードを利用しましょう。
安全性と劣化防止のためにサンシェードを有効活用しよう
サンシェードを使用することで、直射日光を遮ることはできますが、車内の温度上昇を防ぐことは難しいでしょう。
駐車時に温度を抑える方法としては、日陰に駐車をしエアコンを使用することです。屋外に駐車している場合、太陽の位置によって陰の位置も変わります。サンシェードを活用しながら窓も開け、できるだけ快適に過ごせる工夫をしてみましょう。
よくある質問
夏場、屋外に駐車するのであればサンシェードを使うのがおすすめです。
車内にいるときに日やけをしたくないという方は、フロントガラス、車窓用のサンシェードがあると紫外線をカットしやすくなります。
サンシェードには次の効果が期待できます。
・紫外線・日やけから守る
・車内の装備の劣化を遅らせる
・シートや金具が熱くなるのを防ぐ
ただし、夏場はサンシェードだけで快適かつ安全な温度まで下げる効果は期待できないため、日陰に駐車したりエアコンを使ったりする必要があります。サンシェードの効果の詳細は「車のサンシェードの効果」で紹介しています。
サンシェードを使うときは、次のことに注意しましょう。
・サンシェードをつけても熱中症の危険度は高い
・サンシェードをつけたままの走行は禁止
・外付けタイプは風で飛ばされないように装着する
それぞれの注意点の詳細は「車のサンシェードに関する注意点」で紹介しています。
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