更新日2024.03.13

車のオイル交換はいつする?費用の目安や自分で交換する方法

車のオイル交換はいつする?費用の目安や自分で交換する方法

車のエンジンオイル交換には、1年や半年ごとといった「期間」の目安と、5,000kmや10,000kmといった「走行距離」の目安があります。エンジンの種類や車に乗る環境により、期間や走行距離の目安は異なるため、まずはメンテナンスノート(点検整備記録簿)を確認しましょう。

エンジンオイルは、エンジンの潤滑や冷却を正常に行うためのものです。交換を怠っていると、エンジンが正常な動きをせず劣化が進んでしまうため、定期的な交換を行いましょう。

この記事でわかること

  • オイル交換をする目安(走行距離・期間)
  • オイルの状態をチェックする方法
  • オイル交換をしないときに起こること
  • 自分でオイル交換をする方法と必要なもの
  • 自分の車に合うオイルの選び方
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車のオイル交換の目安は?

車のエンジンオイル交換をする目安は、交換後に走行した距離と経過した日数を目安にしましょう。車に乗る環境によっては、通常の目安よりも早めにオイル交換したほうがよいケースもあります。

走行距離と日数の目安

自動車メーカーでは、搭載されたエンジンによりオイル交換の時期を決めているケースが多いです。トヨタ、ホンダでは、以下のように記載されています。

▼トヨタが示すオイル交換時期の目安

車種交換時期の目安
ガソリン車
(ターボ車除く)
15,000kmまたは1年
ガソリンターボ車5,000kmまたは6か月
ディーゼル車5,000~20,000km
または
半年~1年ごと

参考:トヨタ アフターサービス | トヨタ自動車WEBサイト

▼ホンダが示すオイル交換時期の目安

車種交換時期の目安
車種ごとに異なるため
メンテナンスノートを確認
・10,000kmまたは12か月ごと
・15,000kmまたは12か月ごと
・5,000kmまたは6か月ごと(ターボ装備車)

※いずれもどちらか早いほうとなる
(例:12か月を迎える前に走行距離が10,000kmを迎えたときは、オイル交換を行う目安)

参考:Honda | お客様相談センター

シビアコンディションの車は早めにオイル交換

「シビアコンディション」の状況下で走る車の場合、オイルの劣化が早まることから、上記で紹介した目安よりも走行距離、期間ともに短くなります。

シビアコンディションとなる例

・悪路(凹凸路、砂利、雪道、未舗装路)
・走行距離が多い(20,000km以上/年が目安)
・山道・登坂坂路の頻繁な走行
・短距離走行の繰り返し
・高地走行(標高2,000km以上での走行)
・長時間のアイドリング(2時間程度/日)
・多頻度の低速走行(10~15km/hの走行を1日30km行う)
・外気温が氷点下以下の続く場所での使用
・牽引車としての使用

■トヨタのシビアコンディション時のオイル交換の目安

車種交換時期の目安
ガソリン車
(ターボ車除く)
7,500kmまたは6か月
ガソリンターボ車2,500kmまたは3か月
ディーゼル車2,500~10,000km
または
3か月~半年ごと

参考:トヨタ アフターサービス | トヨタ自動車WEBサイト

■ホンダのシビアコンディション時のオイル交換の目安

車種交換時期の目安
車種ごとに異なるため
メンテナンスノートを確認
・5,000kmまたは6か月ごと
・7,500kmまたは6か月ごと

※いずれもどちらか早いほうとなる
参考:Honda | お客様相談センター

自分でオイルの状態をチェックする方法

オイルの状態はセルフチェックも可能です。チェックは以下の手順で行います。

車のエンジンを停止する
ボンネットを開ける
オイルの色から汚れ具合を確認する
オイルの量を確認する

オイルの色や量は、エンジンに取り付けられた「オイルレベルゲージ」と呼ばれる、細長い帯状の金属の棒を引き抜いて確認します。

オイルレベルゲージを引き抜き、ペーパータオルで拭き取ったときの色が茶色や黒色であったりザラザラとしていたりする場合は、オイルが劣化しているため交換したほうがよいでしょう。

オイルレベルゲージの先端には「F(上限)」と「L(下限)」のマークがついています。オイルレベルゲージを引き抜いたときに、オイルのついている位置がF以上だと量が多すぎ、L以下だと少なすぎる状態です。FとLの間にオイルがあれば適量となります。

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スタッフ

オイルの状態をチェックするために必要なものは、ペーパータオルのみなのでセルフチェックしてみるといいですね!

車のオイル交換をしないとどうなる?

車のオイル交換をしないままだと、車に不具合が発生します。

ガソリンとは違い、オイルの減少や劣化は簡単に確認できないため、実はオイルの役割を知らない方もいるかもしれません。オイルの必要性を知り、定期的な交換を意識してみましょう。

車のオイル(エンジンオイル)の役割

「車のオイル」というとき、一般的にはエンジンオイルを指すことが多いです。エンジンオイルとは潤滑油の役割を果たすものであり、エンジンの内部で冷却・洗浄・防錆(ぼうせい)・密封を行っています。

エンジンは、車のなかでも特に重要な役割を果たしており、車が走るための動力を生み出す部品です。アクセルを踏むと外部から空気を取り入れて、ガソリンと混合することで力を発生して車が進みます。

オイルが劣化すると上記の一連の流れがうまくいかず、車の不具合につながるのです。

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スタッフ

車のエンジンは人間でいうと「心臓」、エンジンオイルは「血液」に例えられることが多いんです!血液がないと心臓は機能しないため、エンジンオイルは大切なものといえますね。

オイル交換をしなかった場合のトラブル

長期間オイル交換をしていないと、以下のトラブルが発生するリスクが高まります。

トラブルの例

・燃費が低下する
・エンジンの調子が悪化する
・エンジン内部の部品が摩耗する
・エンジンが焼きつく

エンジンの調子が悪くなることで、エンジンから聞き慣れない異音が聞こえたり、いつもよりアイドリングや走行時の音がうるさかったりします。エンジンからの音が気になると同時に、アクセルを踏んでも加速しにくくなるケースもあります。小さな不調も見逃さないようにしましょう。

オイルは劣化すると粘度が低くなり、エンジン内部にある部品同士に摩擦が起きます。部品の摩耗は、エンジンの故障につながるリスクが高く注意が必要です。

エンジンの焼きつきとは、エンジン内のパーツが溶けてしまうこと。走行中であっても、急に車が停止してしまうような危険な状態なので、このような危険を防ぐためにもオイル交換が必要です。

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スタッフ

オイル交換を行わないと、エンジンの寿命を縮めてしまいます。愛車に長く乗るためにも、適切な時期にオイル交換を行いましょう。

オイル交換を頼める場所は?時間と費用の目安

車のオイル交換は、ディーラーや自動車整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドで依頼できます。オイル交換の作業は店舗の状況にもよりますが、15~30分程度で完了します。費用の目安は、以下のとおりです。

■オイル交換の場所と費用の参考

場所費用
ディーラー3,000~5,000円
整備工場3,000~5,000円
カー用品店2,000~7,000円
ガソリンスタンド3,000~5,000円

上記のオイルの料金に加えて、工賃がかかります。オイルの種類や店舗により費用は異なるため、目安にしてみてください。

ディーラー

ディーラーでのオイル交換は、車種に合う純正品を使用する安心感があります。ほかの場所と比較すると少々費用が高くなる傾向はありますが、メーカー専門の整備士に見てもらえる点はメリットです。

ディーラーでオイル交換を依頼する際は、基本的に事前の予約が必要です。予約をしていない場合は、受け付けができなかったり、待ち時間が長くなったりすると予想されるため、電話で問い合わせをしておきましょう。

整備工場

整備工場でのオイル交換は、さまざまなメーカーの車を見てきた整備士が作業に当たります。普段から車検などで車を見てもらっている整備工場であれば、点検やタイヤ交換なども兼ねて依頼しやすい点はメリットです。

商品の販売がメインではないことから、オイルの在庫が限られている可能性があります。オイルの種類にこだわりたいときは、在庫を聞いておくと安心です。

カー用品店

カー用品店でのオイル交換は、商品が豊富で好みのオイルを選びやすいメリットがあります。どのオイルがよいか迷ったときはスタッフが相談に応じてくれるため、自分の車にとって最適なオイルを選べるでしょう。

土日や祝日は、店舗のピットが混雑している可能性があります。気軽に立ち寄り相談できる点はメリットですが、待ち時間が長くなることを考慮して来店するとよいでしょう。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでのオイル交換は、給油をするついでに依頼できる点がメリットです。19~20時といった夕方以降もオイル交換に対応している店舗もあるため、仕事から帰宅する際に給油とオイル交換を依頼することも可能です。

店舗により対応の可否が異なるので、利用したいガソリンスタンドがオイル交換に対応しているかを確認したうえで来店することをおすすめします。

店舗により整備をするスタッフの技術も異なります。オイル交換以外の専門性が高い作業や点検も依頼したいときは、ほかの場所を利用することも検討してみてください。

自分でオイル交換する方法

ディーラーやカー用品店で行うことが多いオイル交換ですが、道具を揃えれば自分で交換することも可能です。

オイル交換の方法には「上抜き」と「下抜き」の2種類があります。下抜きの場合はジャッキアップが必要となり少々手間がかかることから、上抜きできる車であれば上抜きで行うほうがおすすめです。各方法の特徴は以下のとおりです。

上抜きとは

古いオイルを専用のポンプ(オイルチェンジャー)で吸い上げて抜く方法

下抜きとは

車体下部にあるオイルパン(オイルを溜める部品)のドレンボルトを開けて、オイルを抜き出す方法。

上抜き下抜き
メリット・比較的安易
・古いオイルが残りづらい
・オイルを抜く時間が短い
・オイルで床を汚しにくい
・オイルチェンジャーが不要
・オイルレベルゲージがなくても交換できる
デメリット・オイルチェンジャーが必須
・車種によってはオイルを抜きづらい
・オイルが低温だと抜きづらい
・ジャッキが必須
・比較的手間がかかる
・ドレンボルトの着脱は不慣れだと難しい
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スタッフ

車に合う方法でオイル交換をしましょう。工具の使い方に不慣れな方、オイル交換に不安がある方は、プロに依頼したほうが安心です。

必要なもの

オイル交換に必要なものは、以下のとおりです。

  • エンジンオイル
  • オイルフィルター
  • オイルジョッキ
  • メガネレンチ(12~19mmが一般的)
  • トルクレンチ(30~40N・mが一般的)
  • 専用の廃油処理箱、または深めのケース
  • オイルチェンジャー(上抜き)
  • ドレンボルトのワッシャー(下抜き)
  • ジャッキとリジッドラック(下抜き)
  • ウエス、ペーパーなど拭き取りできるもの
  • パーツクリーナー(オイルの拭き取り用)
  • 軍手

上抜きの手順

上抜きの手順

1. 車を5分程度暖気してオイルの温度を高める。暖気後はエンジンを切る
2. ボンネットを開ける。オイルチェンジャーを差し込み古いオイルを抜き取る
3. オイルジョッキを使い、新しいオイルを入れる
4. オイルレベルゲージを使い量を確認する

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スタッフ

車を暖気する理由は、オイルの温度が低いと吸い上げにくいからです。オイル交換の道具を準備している間に暖気をしておくといいですね。

下抜きの手順

下抜きの手順

1. 車をジャッキアップする
2. 廃油処理箱を置いてオイルキャップ、ドレンボルトを外してオイルを抜く
3. ドレンボルトに新しいワッシャーを入れて締める
4. ジャッキを下ろし、オイルジョッキを使い新しいオイルを入れる
5. オイルレベルゲージを使い量を確認する

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スタッフ

下抜きの場合は、オイルが落ちきった状態になっているはずなので、基本的には暖気は必要ありません。オイルパンのネジ溝がつぶれないように注意しながら、ドレンボルトを外しましょう。

廃油の処理

古いオイルは適切な処理をする必要があります。

廃油専用の処理箱にはオイルを固めるものが入っており、出てきた古いオイルを可燃ゴミとして処理できます。可燃ゴミとして処理できない廃油は、自治体の廃棄方法を確認したうえで処分しましょう。

廃油専用の商品を使用していない場合は、古いオイルをガソリンスタンドやカー用品店などに依頼をして処理をする方法があります。店舗によっては処分が有料であること、処分を受け付けていないこともあるため注意しましょう。

エンジンオイルの選び方

自分でオイル交換をするときは、車に合う適切なオイルを選択しましょう。車に適さないオイルを入れた場合、エンジンの寿命が縮んでしまうなどトラブルにつながる可能性があります。

オイルの粘度

オイルの粘度とはオイルの「硬さ」を示すものであり、車種や走行する環境により適したものを選択する必要があります。車の取扱説明書には、メーカーが推奨するオイルの粘度が記載されているため、まずはそちらをチェックしてみてください。

粘度は低温時と高温時の2種類があり、それぞれ数値が表示されています。

低温時の粘度

0W・5W・10W・15W・20W・25W
数値が小さいほど粘度が低い(サラサラ)。燃費の効率がよいなどの特徴をもつ

高温時の粘度

20・30・40・50・60
数値が大きいほど粘度が高い(ドロドロ)。高速走行に適しているなどの特徴をもつ

エンジンオイルのパッケージには「5W-40」などと記載されており、これは低温時の粘度が「5W」、高温時の粘度が「40」の商品であることを示しています。

ベースオイルの種類

ベースオイルとは、オイルの主成分となるものです。エンジンオイルは、ベースオイルと、性能を高めたり泡を消したりする「添加物」でつくられていますが、ベースオイルの種類で性能や価格に差があります。

おもなベースオイル

・化学合成油:不純物を含まない。高価だが耐久性に優れている
・部分合成油:化学合成油と鉱物油のブレンド
・鉱物油:不純物を取り除いて精製している。安価だが化学合成油と比較すると劣る面もある

どのベースオイルが用いられているかは、商品のパッケージに記載されているため確認をしましょう。化学合成油とは「全合成油」、鉱物油は「スタンダード」などメーカーにより記載方法が異なります。

オイルの規格・グレード

エンジンオイルには、品質を表す規格やグレードが定められています。各車、取扱説明書に使用するオイルが定められているため確認をしてみてください。

おもな規格は「API」「ILSAC」「JASO」の3つであり、グレードが数段階存在します。

各グレードには「◯年以降のガソリン車に対応」、「運転条件がゆるやかなエンジンに使用可能」といった特徴があるため、自分の車に合うものを選択するのがおすすめです。

たとえばトヨタ アクアの場合、エンジンオイルの指定銘柄に「推奨:トヨタ純正モーターオイル GLV-1 0W-8― JASO GLV-1、SAE 0W-8」と記載されています。この場合、「JASO規格のGLV-1グレード」、粘度は「0W-8」のエンジンオイルの使用が推奨されていることになります。

まとめ

エンジンオイルは、車の心臓部となる重要な部品を動かすために必要な消耗品です。普段車に乗っているだけでは劣化や消費を気にする機会はありませんが、長期間交換していないと、エンジンが傷み車の寿命を縮めてしまうことになりかねません。

あなたの車では、どのような期間と走行距離でオイル交換をするのが適切なのかをチェックしてみてください。自分でオイル交換できないときは、ディーラーやカー用品店などのスタッフに依頼をして、オイル交換をしましょう。

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スタッフ

愛車を長く乗るためにも、オイル交換を含む定期的な点検は忘れないようにしてくださいね!」

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