ホンダ フィットは、高い燃費性能と快適な乗り心地が魅力のコンパクトカーです。日々の通勤や買い物はもちろん、家族でのお出かけ・旅行にも便利です。
しかし、同じように燃費性能が高いコンパクトカーがたくさんあるなかで、どの車を購入すべきか迷う方も多いでしょう。本記事を通してフィットと競合車種の燃費性能や利便性を比較し、自分に合った1台を見つけましょう。
この記事でわかること
- フィットの燃費と競合車の燃費の比較
- フィットの維持費
- フィットがおすすめな人の特徴
目次
フィットの燃費をチェック!競合他車とも比較

ホンダ フィットは、2001年から発売されているコンパクトカーです。2020年2月発売の4代目からは、ハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載したグレードも展開しています。
ここでは、新型フィットの燃費を競合車種や旧型と比較しながら見ていきましょう。
フィットのカタログ燃費
4代目となる新型フィットのWLTCモードのカタログ燃費は、ハイブリッド車23.5〜30.2km/L、ガソリン車は16.0〜18.7km/Lです。
中古車市場に多い旧型フィット(初代〜3代目)の燃費もあわせて見てみましょう。
▼旧型フィットの燃費
ガソリン車 | |
3代目 | 19.0~37.2km/L(JC08モード) |
2代目 | 15.2~21.0km/L(JC08モード) |
初代 | 17.6~24.0km/L(10・15モード) |
※WLTCモード、JC08モード、10・15モードでは計測方法が異なります。
旧型フィットも決して燃費が悪いわけではありませんが、モデルチェンジが行われるたびに燃費性能が向上しています。

燃費のよさにこだわるなら、燃費性能が向上している4代目フィット、なかでもハイブリット車を選ぶとよいでしょう。
競合車種との燃費比較
ここでは、競合車種との燃費比較を紹介します。
▼競合車種の標準グレード(2WD)で燃費を比較
ハイブリッド車 | ガソリン車 | |
ホンダ フィット | 30.2km/L | 18.7km/L |
トヨタ ヤリス | 35.4km/L | 21.6km/L |
トヨタ アクア | 33.6km/L | – |
日産 ノート | 28.4km/L | – |
フィットの燃費は、同ジャンルのコンパクトカーと比べると標準ほどです。トヨタ ヤリスはハイブリッド車のなかで圧倒的な燃費性能を誇り、ガソリン車同士で比較してもフィットがやや劣ります。
フィットの実燃費
実燃費はユーザーが実際に走行する燃費に近い値となっているため、カタログ燃費よりも低くなるのが一般的です。カタログ燃費だけでなく実燃費を把握しておくことで、実際に運転したときの燃費とカタログ燃費の差に驚かずに済みます。
▼フィットの実燃費
ハイブリッド車 FF | 23.71〜24.03km/L |
ハイブリッド車 4WD | 17.30〜22.34km/L |
ガソリン車 FF | 16.16〜21.76km/L |
ガソリン車 4WD | 14.16km/L |
引用:ホンダ フィット (ハイブリッド)の燃費
フィットの維持費をシミュレーション

フィットの燃料費や自動車税などの維持費が気になる方は、実際の費用をシミュレーションしてみましょう。ハイブリッド車、ガソリン車ごとの年間維持費は、以下のとおりです。
▼フィット年間維持費
ハイブリッド車 | ガソリン車 | |
ガソリン代 | 約53,000円 | 約85,500円 |
自動車税 | 30,500円 | 30,500円 |
任意保険 | 約60,000円 | 約60,000円 |
車検法定費用(自賠責保険、自動車重量税、印紙代) ※2年ごと | 約36,200円 (自賠責保険 20,000円、自動車重量税:15,000、印紙代:1,200円) | 約41,200円 (自賠責保険 20,000円、自動車重量税:約20,000円、印紙代:1200円) |
車検点検料金 | 約40,000円 | 約40,000円 |
メンテナンス・消耗品費用目安 | 約30,000円 | 約30,000円 |
年間維持費合計 | 約249,700円 | 約286,700円 |
月間維持費合計 | 約20,800円 | 約24,000円 |
※自動車税、軽自動車税は2019年10月1日以降に購入したとして計算
※任意保険は種類によって価格が変動します
年間維持費は、ハイブリッド車で約25万円、ガソリン車で約28万円です。これらの費用に加えて駐車場代や高速道路代、洗車代などの費用が上乗せされるため、実際はこれらの費用より高くなる可能性もあります。
燃費のよいハイブリッド車は、日々のガソリン代を節約できるのが魅力です。また、車検時にかかる重量税がエコカー減税によって安くなります。
フィットの魅力

続いて、燃費以外のフィットの特徴を見ていきましょう。主な特徴は以下の3点です。
快適な乗り心地
フィットのフロントシートには、骨盤を安定させ疲れにくくする「ボディースタビライジングシート」を搭載しています。骨盤を適切な角度に保つ新フレームによって、運転中も快適に過ごせます。

▲どの席に座っても広々とした室内空間
また、リアシートにも厚みのあるパッドを使用し、やわらかい座り心地を実現しています。どの席に座っていても、長時間のドライブのストレスを感じにくくなるでしょう。

なめらかで力強い加速をする点も、乗り心地のよさに影響を与えています。
高い安全性能
フィットは高い安全性能が評価され、「自動車安全性能2021ファイブスター賞」を受賞しました。新型のフィットには、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準装備しています。衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能などによって安全運転をサポートすることから、初めて車を購入する方や家族を乗せる方におすすめです。
コンパクトカーながらも広さ・積載力に優れている
フィットは、どこに座ってもゆったりと過ごせる広さが魅力です。フロントシート背部がカーブ状にへこんでいるため、後席でも脚を組み替えやすくなっています。

後部座席のゆとりは、コンパクトカーとは思えないほどの広さでしょう。
また、後部席を畳むと積み込みに便利な「ユーティリティー・モード」、後部席と助手席を畳んで長尺物を積み込む「ロング・モード」、後部の座席部分を跳ね上げて高さのある荷物を積み込む「トール・モード」といった多彩なシートアレンジができる魅力もあります。
フィットはこんな方におすすめ
自宅の駐車スペースが限られていたり、狭い道を運転したりする方は、コンパクトカーであるフィットが向いています。コンパクトながらも室内が広々としているので、家族でのお出かけにも重宝するでしょう。
運転席や助手席だけでなく、後部座席の快適性も優れているので、旅行やお出かけで長距離運転をする家庭にもおすすめです。
フィットの競合車種をチェック!
購入を検討する際には、競合車種の特徴も確認しましょう。
トヨタ:ヤリス

▲世界トップレベルの燃費性能を誇るコンパクトカー
トヨタ ヤリスは2022年新車販売台数がNo.1の乗用車です。世界トップレベルの燃費性能で、フィットのハイブリッド車・ガソリン車よりも高い燃費性能を誇っています。コンパクト化と軽量化が追求されており、軽快な走行と優れた操縦安定性を実現しています。
また、高い安全性能も特徴です。並列駐車や縦列駐車をアシストする「アドバンスト パーク」が搭載されています(※)。
※一部のグレードが対象です。
トヨタ:アクア

▲スムーズな加速と燃費性能を両立した一台
2021年にフルモデルチェンジし、2代目となったトヨタ アクア。トヨタのハイブリッド車では初の「快感ペダル」が搭載され、パワフルでスムーズな加速とアクセルペダルのみでの加減速調整ができるようになりました。走行時は静かで乗り心地がよく、乗車時のストレスが少ないのが特徴です。
安全性を重視するなら、2015年11月以降に発売された衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」または「Toyota Safety Sense C」を搭載したモデルがおすすめです。
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日産:ノート

▲全車e-POWER搭載で電気自動車のような快適な乗り心地
日産 ノートの現行モデルはすべてe-POWER搭載で、電気自動車のような快適な乗り心地を楽しめるのが魅力です。スムーズな加速で静粛性も高いので、長距離ドライブでの乗り心地がよいでしょう。
また、高速道路の運転操作をサポートしてくれるプロパイロット(ナビリンク機能付)もオプションで搭載可能です。e-POWERならではの静かでスムーズな走りを重視したい方におすすめの車種です。
フィットの燃費を向上させる方法

フィットはカタログ燃費・実燃費ともに、コンパクトカーのなかでも燃費のよい車種です。ただし、燃費性能は運転の仕方によっても左右されてしまうので、燃費をよくする運転を心がけることが大切です。
・アクセルをゆっくりと踏み込む
・急加速・急発進をせず、適切な速度で走行する
・タイヤの空気圧を適正に保つ
・必要に応じてエンジンブレーキを使用する
また、車のメンテナンスを定期的に行うことも燃費の向上に役立ちます。エンジンオイルやタイヤの状態は、燃費性能に大きな影響を与えます。エンジンオイルやタイヤの交換に加えて、エンジンオイルフィルターの交換なども行うことで、よい燃費性能を保てるでしょう。
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フィットは新車と中古車どちらがいい?
新車と中古車でお悩みの方は、納車時期や費用などの観点から考慮するとよいでしょう。
・最新の安全性能・運転性能を搭載した車が欲しい方
・希少なグレードを確実に購入したい方
・車体価格の安さ、コスパを重視したい方
・できるだけ早く納車したい方
2022年11月現在、納車にかかる時間はガソリン車で1か月程度、e:HEVで1か月程度です。できるだけ早く納車したい場合は、中古車を探すのがおすすめです。また、新車だと一部タイプ・カラーが選べない場合があるので、中古車も視野に入れて探すとお気に入りの1台が見つかりやすいかもしれません。
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