更新日2023.09.08

車の買取でクーリング・オフは可能?売却のトラブルへの対処法を解説

車の買取契約をする際に、「やっぱり車を売りたくなくなった」という方もなかにはいるでしょう。

車の買取契約に関しては、クーリング・オフが適用されません。

この記事でわかること

  • ・なぜ車にはクーリング・オフが適用されないのか
  • ・クーリング・オフ以外で車の買取をキャンセルできるタイミング
  • ・車の買取でトラブルに巻き込まれないための対策

クーリング・オフ以外で車の買取がキャンセルできる可能性を知り、気が変わった場合にも対応できるようにしましょう。

車の買取においてクーリング・オフできる?

クーリング・オフとは、契約の申し込み・締結を行ったあとに、一定期間契約を解除できる消費者を保護するための制度です。

ただし、車の買取はクーリング・オフの対象になっていません。

なぜ車の売却はクーリング・オフの対象外?

クーリング・オフの対象外になる商品は、自動車(二輪を除く)・家具・家電・本、CD、DVD、ゲームソフト類・有価証券です。

自動車は、時間をかけて売買を検討し、買取側と売却側の両者が納得したうえで契約するものであるため、クーリング・オフの対象になりません。

また、クーリング・オフの対象となる商品であっても、以下のような取引をした場合にはクーリング・オフの対象にならないとされています。

・消費者自ら自宅での契約締結等を請求
・御用聞き取引
・常連取引
・転居に伴う売却

車においては、買取会社が自宅を訪問し強引に売買契約をした場合でもクーリング・オフの対象外になります。

そのため、無理やり契約させられてしまうことがないように、「今すぐ売ってくれたら高値で買い取りますよ」などの甘い言葉に騙されないで冷静に対処しましょう。

クーリング・オフの対象になるもの

クーリング・オフの対象となるのは、以下のものです。

・訪問販売(キャッチセール・アポイントメントセールスを含む)
・電話勧誘販売
・特定継続役務提供(エステ・美容医療・家庭教師・結婚相手紹介サービスなど)
・訪問購入(買取業者が自宅などを訪問して、商品の買取を行うもの)
・連鎖販売取引(マルチ商法とも呼ばれる)
・業務提供誘引販売取引(内職商法、モニター商法など)

ただし、以上の取引方法で車の購入・売却をしたとしても対象にならないため、注意が必要です。

車の買取契約はキャンセル可能なケースがある

車の買取契約にはクーリング・オフが適用されません。

しかし、依頼する業者やタイミングによって異なることがあるものの、車の買取をキャンセルできるタイミングはあります

車の買取のキャンセルについては、以下の記事で詳しく解説しています。

車の買取契約がキャンセルできるタイミング

車の買取がキャンセルできる可能性があるタイミングは以下の3つです。

・契約を結ぶ前
・車と契約書を渡す前
・車と契約書を渡した後

契約を結ぶ前であればキャンセルできる可能性は極めて高いですが、残り2つのタイミングであれば「キャンセル料がかかる」「状況によってはキャンセルできない」ということもありえます。

スタッフ
スタッフ

キャンセルに関して契約書に記載がない場合は、どのタイミングであればキャンセルできるのか依頼する業者に確認しましょう。

車の買取契約がキャンセルできないケース

車の買取でキャンセルできないケースは以下の3つです。

・キャンセルの期限を過ぎている場合
・買取業者が売りに出している場合
・次の買取先が決まっている場合

契約が済む前に売りに出したり、買取先を決めたりしていることを理由にキャンセルできなくしている業者は悪質である可能性が高いです。

しかし、契約が完了した後であれば、車は自分のものではなく、業者の所有物になります。

「今車を売却すると未練が残ってしまいそう」「この業者に売ったら後悔しそう」などの気持ちがある場合は、契約するかどうかをより慎重に判断しましょう。

安心ポイント

カーセブンでは契約車両のお渡しから7日間まで無料でキャンセル可能なので、売ってから急に気持ちが変わったというときにも安心です。

車の買取契約をキャンセルする費用

車の買取をキャンセルするときの費用は、高くても「数万円」とされています。

キャンセルするタイミングや依頼する業者にもよりますが、10万円を超えるような多額のキャンセル料が請求された場合は、悪質な業者であるかもしれません。

キャンセル料に関しては事前に確認することに加え、実際に請求されたときはなぜその金額になっているのか内訳などを確認する必要があるでしょう。

スタッフ
スタッフ

カーセブンではキャンセル料が無料です。万が一車を売りたくなった場合でも心配がありません。

車の買取契約をキャンセルするときに気をつけること

車の買取でキャンセルするときに気をつけることは以下の3つです。

・契約書のキャンセルポリシーを確認する
・納得できる買取業者に売却する
・キャンセルの連絡はできるだけ早めにする

物の売買において契約書の確認は必須ですが、車は大きな売買になるため、充分なチェックが重要になります。

また、不審な点がある業者で車の売却を行うと、後悔する可能性もあります。

そして、買取業者は売却のために作業を進めていることもあるため、キャンセルすると決めた段階ですぐに連絡しましょう。

車の買取で起こりかねないトラブル

車の買取では、全ての業者が良心的な対応をしてくれるわけではありません

以下のようなトラブルが起こる可能性があるため注意しましょう。

・車を持ち逃げされる
・見積もり金額から大幅な減額がある
・不明瞭な手数料を引かれる
・入金予定日に振り込みがない
・多額のキャンセル料が請求される
・価値に相当しない金額で契約される
・一方的に契約解除される

詳しくは以下の記事で解説しています。

車の買取でトラブルを避ける方法

車の買取では、大小さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があります。

あらかじめ対策方法を知っておき、被害にあったときにすぐ対応できるようにしましょう。

車の買取でトラブルにあったときの対処法

トラブルにあった場合は、まず証拠を残すことが重要です。メールやチャットでの文面、契約書などが証拠になります。

その後、証拠を持って「消費者生活センター・国民生活センター」「JPUC」「弁護士」のどれかに相談しましょう。

クーリング・オフはできませんが、どのように対処すればよいか相談に乗ってくれます。

車の買取でトラブルにあわないためにやっておくべきこと

以下の4つの対策をすることで、大きなトラブルを避けられる可能性が高まるでしょう。

買取でトラブルにあわないための対策

・中古車買取相場を把握しておく
・即決は避ける
・口コミや地図情報を調べる
・JPUCに加盟している業者のなかから買取業者を探す

中古車買取相場を把握することで、価値に相当しない価格で売却することはなくなります。

また、即決を避ければ冷静になって考えられ、情報を集めることで不確定要素を減らせるでしょう。

さらに、JPUCに加盟していることは一定の評価基準をクリアしていることの証明になるため、安心感を持った状態で契約できます。

スタッフ
スタッフ

カーセブンはJPUCの加盟店です。

カーセブンは契約から7日間までキャンセル可能

買取業者によっては、キャンセル料が有料であったり、当日中しかキャンセルできなかったりするところもあります。

カーセブンでは、7日間までキャンセルが無料で行えます。

また、電話1本でキャンセルの連絡ができるため、店舗に出向く必要もありません。

査定は無料なので、売却を検討している方は自分の愛車の価値を把握してみるためにも査定に出してみましょう。

よくある質問

Q
車の買取にクーリング・オフは適用される?
A

車の買取にクーリング・オフは適用されません。買取業者との交渉次第ではキャンセルできる可能性もあるため、こちらで確認しておきましょう。

Q
車の買取はキャンセルできる?
A

依頼する業者や契約の状況、契約内容などによって異なります。詳しくはこちらで解説しています。

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