車にできたヘコミの修理方法は、市販のリペアキットを使って自分で直す方法や、修理を専門にした業者に依頼する方法があります。浅くて小さいヘコミであれば自分の手でも直せますが、キズの状態によっては業者に依頼するほうがよい場合もあります。本記事を通して、車にできたヘコミの正しい対処法を把握しましょう。
この記事でわかること
- 車のヘコミ修理を自分で行うメリット・デメリット
- 車のヘコミ修理を自分で行う方法
- 専門業者で車のヘコミを修理する場合の注意点
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目次
車にできたヘコミの直し方は「自分で修理する」か「業者に依頼する」の2通り
車にできたヘコミを直す方法は、「自分で修理する」「業者に依頼する」の2通りです。
ヘコミの状態にもよりますが、自分で修理できる場合もあります。自分で修理する場合は、ヘコミの深さや状態を理解し、適切な修理方法を選択することが重要です。
しかし、ヘコミが複雑だったり深かったりする場合は、きれいに直すためにプロの技術が必要になることから、専門業者への相談が賢明です。修理を専門にした業者であれば、ヘコミの状態を正しく理解し、専門的な修理・塗装・仕上げを提供してくれます。

車のヘコミの状態に合わせて、適切な直し方を選択しましょう。
車のヘコミ修理を自分で行うメリット・デメリット
車のヘコミ修理を自分で行う場合は、メリット・デメリットを理解したうえで実行しましょう。
- メリット:修理費が安く済む
- デメリット:完全にヘコミを修理できるとは限らない
メリット:修理費が安く済む
車のヘコミを自分で修理すれば、修理費を安く抑えられる点がメリットです。ヘコミが軽度な場合は、自宅にあるもので修理可能です。自宅で修理できれば、業者に車を運んだり、修理後に取りに行ったりする手間がなくなります。
ただし、汚れによってキズや色ムラができないように、修理の前にあらかじめ車のボディを洗浄するといった前準備が重要です。ヘコミ具合によっては何度も手順を踏んで修理する必要があるので、正しい手順をきちんと理解したうえで実行しましょう。また、安全面に配慮した上で、焦らずに丁寧に行うことも重要です。

ヘコミ修理を自分で行うなら「車のヘコミ修理を自分で行う方法」をご覧ください!
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デメリット:完全にヘコミを修理できるとは限らない
自分で修理をする場合、車のヘコミを完全に修理するのは難しいでしょう。表面的に負ったキズは修理でカバーできても、内部に生じた損傷は専門業者でなければ修理が難しいことが多いです。
無理に自分で修理をしようとすると、手間がかかるだけでなく、損傷がひどくなったり、修理箇所が錆びて劣化が早まったりする可能性があります。ヘコミの程度が深刻な場合は、無理に自分で直そうとせず、業者に依頼するのがおすすめです。
車のヘコミ修理を業者に依頼するメリット・デメリット
ヘコミの修理を専門業者に依頼するメリット・デメリットを解説します。
- メリット:車のボディをきれいな状態に戻してくれる
- デメリット:費用と時間がかかる
メリット:車のボディをきれいな状態に戻してくれる
車のヘコミを業者に依頼する場合のメリットは、車のボディをきれいに元の状態へ戻してくれることです。修理を専門にした自動車修理工場では、へこんだ部分のパーツを交換することなく、板金修理を用いて元の形に戻してくれます。自分で修理するよりも業者に依頼するほうが手軽であり、確実に直してくれるという安心感があります。
また、車のボディがへこんだことで懸念されるのが、へこんだ部分の塗料がはがれ、サビの原因となることです。サビによる車の劣化が進まないように修理してくれます。
デメリット:費用と時間がかかる
業者に依頼する場合のデメリットは、費用や時間がかかる点です。ヘコミの程度や修理の部分などによって異なりますが、修理費用は数万〜数十万円ほどかかります。部品交換が必要になれば、さらに費用は高くなる傾向です。
修理する部分によって所要時間も異なります。修理依頼のタイミングが年末年始や大型連休などの繁忙期であれば、より時間がかかるでしょう。
できるだけ費用と時間をかけないためにも、複数の業者から見積もりを取り、修理日数もあわせて比較検討するのが理想です。無理のない範囲で2、3社程度に問い合わせてみましょう。

ヘコミの修理費用について詳しく知りたい場合は、「車のヘコミ修理費用の相場」をご覧ください!
車のヘコミ修理を自分で行う方法
車のヘコミ修理を自分で行う方法を紹介します。
1.パテを使用してヘコミを埋める
パテは、へこんだ部分の段差を埋め、元の状態に成形するために使用されるアイテムです。厚づけや薄づけなど自由に成形できるものから、バンパー専用タイプまでさまざまな種類があります。
▼パテを使ったヘコミ修理の手順
へこんだ部分にキズがついている場合は、板金を塗装する必要があります。ヘコミをまず修復し、その後にパテ埋めを行います。下地や塗装、磨きといった工程があるため、専用工具が必要です。
薄づけパテなら数百円ほど、大きなヘコミや深いヘコミに適した容量のあるタイプなら1,000〜2,000円ほどで購入可能です。
▼アイテム例

パテの参考商品:厚づけパテチューブタイプ

パテの参考商品:うすづけパテチューブタイプ
2.市販のリペアキット(吸盤式工具)を使用する
市販のリペアキット(吸盤式工具)を使用して修理する方法があります。リペアキットは車のヘコミを直すための専用キットで、2,000〜8,000円ほどで手に入ります。リーズナブルなので手軽に試しやすいのがメリットです。
リペアキットでの修理は、専用の工具(吸盤式工具)を使ってへこんだ部分を引っ張り出す方法が一般的です。
▼アイテム例

リペアキットの参考商品:デントリペアツール 凹み直し
3.ドライヤーやお湯であたためる
樹脂製のバンパーがへこんだ場合は、ドライヤーでへこんだ部分をあたためることで修復できる場合があります。熱でやわらかくなった部分を裏側から押すことで形を整えます。裏側から押せない場合は、吸盤やすっぽんなどを用いて表面から引っ張って修復します。
また、あたためた後に冷却スプレーで冷やす方法も効果的です。熱と冷却を交互に何度か加えると、元の形に戻ろうとする力が働きます。

ただし、高温であたためる方法は樹脂の変色・変形の可能性があるため、金属製のドアには向きません。
4.ハンマーで裏側から叩く
樹脂製のハンマーを用いて、へこんだ部分の裏側から叩いて元の状態に戻し、形を整えていく方法もあります。
車の修理には、強度のあるハンマーが必要になります。おすすめはヘッドの軸に鉄芯が入った樹脂製ハンマーです。市販の樹脂製ハンマーの費用はおよそ1,000円〜で購入できます。
へこんだ部分の裏側に叩くほどのスペースがない場合は、スペースを作るために内装の着脱が必要です。内装を着脱するには専用工具が必要で、たとえ専用工具でうまく着脱できても、内装を元に戻せなくなるリスクもあります。注意して作業するようにしましょう。
車のヘコミ修理を依頼できる業者
車のヘコミ修理を依頼できる業者は、以下の通りです。
- ディーラー
- カー用品店
- 自動車修理工場
ディーラーであれば、連携している修理工場に依頼する形になり、一定水準の技術力が期待できます。ただ、ほかよりも時間や費用がかかる可能性があるので注意が必要です。また、代車の対応が不可能な場合もあるので、依頼前に代車を用意してもらえるかどうかを確認しておきましょう。
自動車修理工場とカー用品店は、ディーラーに比べて修理費用が抑えられる傾向があります。費用や時間など、それぞれの業者に直接電話で問い合わせてみましょう。
なお、保険を使用する場合は、保険会社に問い合わせて業者を斡旋してもらうのも一つの方法です。
専門業者による車のヘコミの修理手順
業者によって修理手順はさまざまですが、一般的な流れは以下の通りです。

なかでも板金作業は、専門技術を要する工程ですよ。
業者で対応する「本格板金」「クイック板金」の違い
一般的な「板金」は板状の金属のことですが、自動車業界における板金とは、車のボディにあるキズや変形した部分を元の状態に戻す技術のことを指します。板金修理では、へこんだパーツ全体を交換するのではなく、必要な部分だけを修理するため、効率的かつ安価に修理が可能です。
ヘコミに有効な板金修理には「本格板金」と「クイック板金」があり、損傷状態に合わせて使い分けられています。
ヘコミの程度が大きい場合に使用されるのが本格板金です。車体の内側から叩くことでへこんでいる部分の形状を回復します。ヘコミの位置や状態によっては、パーツごと車体から取り外して作業を行うので、手間がかかり費用が高くなります。
一方、ヘコミの程度が小さい場合に使用されるのが、クイック板金です。引っかき程度のキズや一部の塗装がはがれた程度であれば、クイック板金で対応できます。ピンポイントの修理となるため本格板金に比べて費用を安く抑えられます。ただし、仕上がりについては、通常の板金修理に比べてやや劣る傾向です。
専門業者にヘコミ修理を依頼する前に知っておきたいこと
専門業者に車のヘコミ修理を依頼するにあたって、事前に知っておきたいことを紹介します。
- 業者で対応可能なヘコミ
- 車のヘコミ修理費用の相場
- ヘコミ修理の保険適用
- 修理にかかる時間
業者で対応可能なヘコミ
業者で対応可能なのは、板金修理の技術を用いたヘコミの修復です。車のボディにできたヘコミを、専用工具を使用して元の形に成形しなおします。多くの場合は、へこんだ部分の成形と一緒に塗装も行われるので、板金塗装とも呼ばれています。
車体の前後についているバンパーは、金属と比べて塑性変形量が少ない樹脂で作られているため、板金修理には不向きなパーツです。場合によっては修理が不可能な場合もあるため、あらかじめ業者に相談してみましょう。
車のヘコミ修理費用の相場
車のヘコミ修理費用の相場は、以下の通りです。
修理箇所 | 修理費用 |
フロントバンパー | 22,000~41,800円 |
フロントフェンダー | 44,000~61,600円 |
フロントドア | 49,500~66,000円 |
リアドア | 49,500~64,900円 |
リアフェンダー | 49,500~64,900円 |
リアバンパー | 19,800~35,200円 |
ボンネット | 60,500~73,700円 |
ルーフ | 63,800~81,400円 |
トランク | 56,100~71,500円 |

車種やカラー、ヘコミのサイズや深さによって費用は異なりますよ。
ヘコミ修理の保険適用
車のボディがへこんでしまった際に、保険を利用して修理しようと考える方もいるでしょう。
しかし、事故の状況や車両の状態によっては、保険を利用して修理すると余計に費用がかかる場合もあります。保険を利用することによって等級が下がり、次回更新以降の保険料が高くなるためです。車の損傷が小さく修理費用を抑えられる場合、保険を使用しないほうがお得になる可能性があります。
また、加入している保険の種類によっては、修理費用の一部分を負担する免責金額もあります。修理金額と保険料の差額を比較して保険を適応するかどうかを判断しましょう。

車両保険に未加入の場合は、修理費用がすべて自己負担となるので注意しましょう。
修理にかかる時間
ヘコミ修理にかかる時間は、ヘコミの程度と依頼する時期によって異なります。1~2日で完了するケースもあれば、数日かかる場合もあります。繁忙期はさらに時間を要する可能性もあるため、業者に確認が必要です。
また、ディーラーよりもカー用品店・自動車修理工場のほうがスピーディに対応してくれる可能性が高いです。修理を急いでいる場合は、近くのカー用品店・自動車修理工場に問い合わせてみましょう。
車のヘコミは査定・買取の価格に響く?
車のヘコミは査定に影響を与える可能性があります。車の査定は、その車の状態を評価し、その評価に基づいて車の価値を決定するプロセスです。
ヘコミが小さく、目立たない場所にある場合、影響は比較的小さいかもしれません。しかし、ヘコミが大きく、視覚的に目立つ場所にある場合、査定額への影響が大きくなります。
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無理にヘコミを直すとかえって査定額が下がるかも
「ヘコミをできるだけ直したほうが査定額が上がるのでは?」と考えるかもしれませんが、そうとは限りません。ヘコミを自分で無理に修理すると、かえって状態がひどくなり、さらに修理が必要になる場合もあります。修理はせず、そのままにしておいたほうが査定額への影響がケースもあるのです。
ヘコミが査定額にどれくらい影響を与えるか知りたい場合は、まず査定に申し込んでみましょう。当社カーセブンなら、売却を前提にしていない査定のみでも可能です。査定は無料なので、お気軽に申し込みいただけます!
車の修理費がかさむなら売却も視野に入れよう
ヘコミを伴う深いキズや広範囲に広がっているキズなどの場合、修理方法によっては専門業者に依頼すると費用がかさんでしまうこともあります。

場合によっては、修理費用が数十万円以上になるケースもありますよ。
この場合は思い切って、車の買い替えを検討するのもひとつの選択肢です。ヘコミ以外にも車の年式や状態が悪く、修理だけでは外観や性能の問題を完全に解決できない場合、新しい車への買い替えを検討することが合理的かもしれません。
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よくある質問
ヘコミの状態や箇所にもよりますが、自分で修理できる場合もあります。市販のリペアキットやハンマー、パテなどを使用して修理可能です。
ヘコミの状態によっては専門の業者に依頼するのが賢明です。修理を専門にした自動車修理工場では、へこんだ部分のパーツを交換することなく、板金技術を用いて元の形に戻してくれます。自分で修理するよりも確実な方法であり、失敗がありません。
ヘコミの大きさや車種にもよりますが、数万円〜数十万円が相場です。
詳しくは「車のヘコミ修理費用の相場」をチェック。
ヘコミ具合によっては修理キットで対応可能です。付属の説明書をよく読み、正しい手順で修理をしましょう。
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