スバルと言えば、国産車で唯一水平対向エンジンを搭載したモデルを製造している自動車メーカー。そしてもうひとつ、軽自動車もスバルの代名詞となる存在でした。
ただ、現在はスバルが製造する軽自動車はなく、販売されているのはダイハツからOEM供給されているモデルになります。
ここでは新車でも手に入るスバルの軽自動車はもちろん、スバルの軽自動車の歴史や現在でも中古車で見つかる名車たちを紹介します。
この記事でわかること
- ・スバルの軽自動車の歴史
- ・新車でも新車でも買えるスバルの軽自動車
- ・過去に販売されたスバルオリジナルの軽自動車
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
http://bridge-man.net/
…続きを読む

お乗り換えの場合、愛車の買取金額によって、ご準備いただく金額が変わります。
まずは、買取金額を調べてそのあと購入するお車を決めてみてはいかがでしょうか?
目次
スバルは日本初の国民車を生み出したメーカー

スバルと聞いてみなさんが思い浮かべる車種はなんでしょう?
アウトドアテイストにあふれるSUVのフォレスター、ツーリングワゴンのレヴォーグ、FRスポーツのBRZ、スポーツセダンのWRX、あるいはレガシィツーリングワゴンやインプレッサWRX STIが頭に浮かぶ人もいるでしょう。
スバルといえば、水平対向エンジンと4WD、そしてこれらを組み合わせたシンメトリカルAWDが有名です。
実はこれと同じくらいスバルを象徴するのが、軽自動車でした。「でした」と表現したのは、現在のスバルの軽自動車ラインナップがすべてダイハツからのOEMモデルになるからです。スバルは2012年2月末に生産が終了した軽商用車のサンバーを最後に、軽自動車の生産から撤退。以降は軽自動車を自社開発していません。
スバルの軽自動車の歴史

スバルの歴史をたどると、隼(はやぶさ)などの戦闘機を生産していた中島飛行機を源流に持ちます。1945年8月に終戦を迎えると、敗戦国となった日本は航空機製造や研究が禁止されました。中島飛行機は富士産業に社名変更。その後、12社に分割されました。そのうちの5社が共同出資し、富士重工業株式会社を設立。スバルのエンブレムである6連星は「5つの会社が集まりひとつの大きな会社になった」ことを表現しています。
富士重工業は航空機開発で培った技術を活かし、自動車開発を行います。そして1958年に初めて発売したのが「スバル 360」という軽自動車でした。てんとう虫の愛称で親しまれた360は、当時の通商産業省が掲げた国民車構想に合致する初めての車と言われています。360の登場によりマイカーという言葉が生まれ、そのかわいらしいルックスから、今でもクラシックカーとして高い人気を誇っています。
スバルが生産した歴代軽自動車
ここでは、スバルがこれまでに発売してきた軽自動車の歴史を振り返っていきましょう。
360

価格が安く、実用性に富んだ軽自動車。現代の自動車の主流となっているモノコック構造をいち早く採用したモデルとしても知られています。開発段階では、1日600kmの長距離走行テストや赤城山頂付近までの登坂テストなどを繰り返して耐久性を高めました。エンジンは後輪車軸の後方に配置され、後輪を駆動するRR方式が採用されています。
サンバー

スバル 360をベースに開発された商用モデル。1961年にトラックが発売になり、後にライトバンが追加されました。RRの駆動方式から「農道のポルシェ」と呼ばれるようになります。スバルが自社で最後に生産した軽自動車もサンバーでした。
R-2

スバル 360の後継モデルとして1969年に登場。ロングホイールベース化によって室内空間が拡大されたことで、移動時の快適性が向上しました。ライトバンやスポーツグレードなどをラインナップ。最初は空冷エンジンでしたが、途中で水冷エンジンも追加されました。駆動方式は引き続きRRになります。
レックス

水冷エンジンを搭載したR-2の後継モデルとして1972年に登場。駆動方式はR-2を踏襲してRRになります。スポーティなデザインが特徴で、1976年には軽自動車規格の改正に伴い、500ccエンジンを搭載したレックス5が登場しました。
レックスは2度のフルモデルチェンジを行い、1992年まで生産されました。なお、現在発売されているレックスは軽自動車ではなく、ダイハツ ロッキーのOEMによるコンパクトSUVになります。
ヴィヴィオ

レックスの後継モデルとして1992年に登場。実用性に優れたセダンタイプのほか、スズキ アルトワークスやダイハツ ミラターボTR-XXに対抗するスポーツグレード「RX-R」も設定され、モータースポーツシーンでも活躍しました。
また、クラシック調の「ヴィヴィオビストロ」や、タルガトップと電動格納式リアウインドウを組み合わせたオープンモデルの「ヴィヴィオT-TOP」などの派生モデルも登場しました。
プレオ

1998年10月の軽自動車規格改正に合わせて登場したベーシックな軽トールワゴン。一般的なトールワゴンよりは全高を低く設定して、軽セダンと軽トールワゴン、両方の特徴を備えたモデルになっています。
現在発売されている「プレオ プラス」はダイハツ ミライースのOEMモデルになります。
R2

2003年に登場した高級感のある軽セダン。1969年に登場したモデルの車名はRと2の間に「-(ハイフン)」が入りますが、こちらは「-」が入りません。前期型はフロントグリルに航空機をモチーフとした「スプレッドウィンググリル」が採用されました。2005年11月の改良でグリルデザインが変更されました。
R1

2005年に登場した独特なスタイルの軽自動車。サイズに制限がある軽自動車は定められた規格いっぱいで設計されますが、R1はあえて軽規格より全長を短くし、3ドアにしてかわいらしいイメージを打ち出しました。インテリアにレザーとアルカンターラをあしらった仕様を設定するなど、高級感が高められているのも特徴です。
ステラ

2006年に登場した、プレオよりも高級感を高めた軽トールワゴン。トールワゴンらしい使い勝手も高めることで、幅広いユーザーにアピールしたモデルです。
現在販売されているステラは7代目ダイハツ ムーヴのOEMモデル。2025年6月のムーヴのフルモデルチェンジに合わせて、ステラもフルモデルチェンジされました。
独自の技術を軽自動車に多数投入したスバル
スバルは、水平対向エンジンという独自技術を育て上げたように、軽自動車でも他社にない独特な構造を採用していました。そのなかには現在では多くのメーカーが採用するようになった技術もあります。
⚫︎4輪独立懸架
⚫︎4気筒エンジン
⚫︎スーパーチャージャー
⚫︎CVT(無段変速機)
4輪独立懸架
かつては左右のタイヤを車軸でつなぐ「車軸懸架」という構造が一般的でした。スバルは360でいち早く、それぞれの車輪を独立して上下に動かすことができる「独立懸架式」を採用。乗り心地を高めるとともに、後輪駆動による駆動力を効率よく路面に伝えられるようにしました。
4気筒エンジン
軽自動車には効率のよい3気筒エンジンを搭載するのが一般的です。しかしスバルは1989年に軽自動車用の4気筒エンジンを開発。1990年の軽自動車規格改正で排気量が660ccになった後も4気筒エンジンを生産し続けました。660ccの「EN07エンジン」は改良を加えながら2012年まで生産。今でも名機として語り継がれています。
スーパーチャージャー
排気量が小さな軽自動車でパワーを高めるために、ほとんどのメーカーはターボを搭載します。しかしスバルはターボではなくスーパーチャージャーを搭載。
排気ガスでフィンを回転させて空気を圧縮するターボはエンジンの回転数が高くなったときにパワーを発揮するのに対し、クランクシャフトからの動力で空気を圧縮するスーパーチャージャーは低回転域で力を発揮するという特徴があります。
CVT
燃費性能に優れることから多くの車に搭載されるCVT。CVTはトランスミッションの種類で、ATがギアを変えることで変速していくのに対し、CVTはプーリーとベルトを組み合わせ、無段階に変速していくのが特徴です。
1980年代はまだ車に搭載するのはMTとATが主流でしたが、スバルは1987年にコンパクトカーのジャスティにCVTを初搭載。次いで軽自動車のレックスにもCVT車を設定しました。
スバルが軽自動車生産から撤退した理由
2008年4月、「トヨタ・ダイハツ・富士重工業(スバル)による開発・生産における新たな協力関係に合意」したことで、スバルは軽自動車の自社開発・生産から撤退することになりました。
スバルは北米での販売比率が高く、海外で求められる車の開発に経営資源を集中させる必要に迫られました。軽自動車は日本独自の規格なのでグローバルに展開しづらいこと。そして国内では価格競争が激しく、利益率が低いことから、企業の垣根を超えたグループでの効率化が求められるようになったことなどが理由として挙げられます。
2009年後半からスバルの軽自動車はダイハツのOEMモデルに切り替わっていき、2012年2月末にサンバーの生産を終え、1958年から続いた軽自動車生産の歴史に幕を下ろしました。
スバルと同じようにOEMで軽自動車を販売している自動車メーカー
- トヨタ
- 日産
- マツダ
- 三菱
■トヨタ
ダイハツからOEM供給を受けて
・ピクシスエポック(ミライース)
・ピクシストラック(ハイゼットトラック)
・ピクシスバン(ハイゼットバン)
を販売。
■日産
スズキからOEM供給を受けて
・クリッパーリオ(エブリイワゴン)
・クリッパーバン(エブリイ)
・クリッパートラック(キャリイ)
を販売。
三菱からOEM供給を受けて
・クリッパーEV(ミニキャブEV)
を販売。
■マツダ
スズキからOEM供給を受けて
・フレア(ワゴンR)
・フレアワゴン(スペーシア)
・フレアクロスオーバー(ハスラー)
・キャロル(アルト)
・スクラムワゴン(エブリイワゴン)
・スクラムバン(エブリイ)
・スクラムトラック(キャリイ)
を販売。
■三菱
スズキからOEM供給を受けて
・タウンボックス(エブリイワゴン)
・ミニキャブバン(エブリイ)
・ミニキャブトラック(キャリイ)
を販売。
あわせて読みたい
新車で買えるスバルの軽自動車9モデル

現在はダイハツからOEM供給を受けて軽自動車を販売しているスバル。OEMと言ってもラインナップは豊富で、人気モデルが多数あるので、ニーズに合ったものが見つかるはず。中古車を探してみるのもおもしろいですよ。
シフォン(2代目/2019年〜)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,755mm |
ホイールベース | 2,460mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT |
2代目シフォンの WLTCモード燃費 |
21.4〜22.7km/L |
2代目シフォンの 新車価格帯 |
1,485,000~1,760,000円 |
2代目シフォンの 中古車相場価格 |
総額90万〜190万円 |
ダイハツ タントのOEMモデル。初代は3代目タント、2代目は4代目タントが供給されていて、2代目シフォンは4代目タントとほぼ同時期に発売されました。グレード体系はシンプルで、ベーシックなLと上級グレードであるGの2種類をラインナップしています。
エンジンはNAのみで、トランスミッションはCVTになります。2代目シフォンは新開発されたダイハツのプラットフォーム「DNGA」が使われているため、しっとりした乗り味が魅力。それに加え、先進運転支援システムが初代シフォンより大幅にアップデートされています。
もちろん、ピラーレスのスライドドアがもたらす大開口部が自慢な「ミラクルオープンドア」は標準装備。パワースライドドアのウェルカムオープン機能、タッチ&ゴーロック機能などの便利な機能はGの助手席側スライドドアに搭載されます(運転席側はオプション)。
スバル シフォン
車両本体価格98.3万円
支払総額108.5万円
諸費用10.2万円
スバル シフォン
車両本体価格138.3万円
支払総額148.4万円
諸費用10.1万円
スバル シフォン
車両本体価格49.8万円
支払総額64.6万円
諸費用14.8万円
スバル シフォン
車両本体価格108.3万円
支払総額118.5万円
諸費用10.2万円
シフォンカスタム(2代目/2019年〜)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,755mm |
ホイールベース | 2,460mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT |
2代目シフォンカスタムの WLTCモード燃費 |
19.6〜21.9km/L |
2代目シフォンカスタムの 新車価格帯 |
1,892,000~2,106,500円 |
2代目シフォンカスタムの 中古車相場価格 |
総額100万〜200万円 |
シフォンカスタムは、タントカスタムのOEMモデル。2代目シフォンと同じ2019年7月に発売されました。シフォン同様にシンプルなグレード構成になっていて、NAエンジン搭載のRと、ターボエンジンを搭載したRSが販売されています。

カスタムモデルらしい品のあるデザインと上質なインテリアが与えられているため、標準車とは一味違う軽自動車を探している人におすすめ。なかでも2トーンルーフ車は引き締まった雰囲気がとてもクール! デザインにこだわりたい人は要注目ですよ!
ミラクルオープンドアや、パワースライドドアのウェルカムオープン機能、タッチ&ゴーロック機能などといったスライドドアを便利に使える機能は全グレード標準装備になります。
シフォントライ(初代/2024年〜)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,785mm |
ホイールベース | 2,460mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT |
初代シフォントライの WLTCモード燃費 |
21.4〜21.9km/L |
初代シフォントライの 新車価格帯 |
1,831,500~1,952,500円 |
初代シフォントライの 中古車相場価格 |
総額180万〜230万円 |

画像引用元:subaru.jp
今、軽スーパーハイトワゴンはSUVテイストを盛り込んだクロスオーバーモデルへの注目が高まっています。2018年にスズキ スペーシアギアがヒットし、ダイハツは2022年にタントのクロスオーバーモデルであるタントファンクロスを発売。三菱はデリカミニを発売し、2024年にはN-BOXもジョイを設定しました。
OEMモデルであるシフォンでも、タントから2年遅れでシフォントライが登場しました。タントファンクロスはNAエンジンとターボエンジン搭載車がありますが、シフォントライはNAエンジンのみの設定になります。
たくさんの荷物を積んで出かけたい人も便利に使える広い荷室や、荷室を上下2段に分割できるボード、暗い中でも荷物の出し入れが楽にできるカーゴルームランプなど、クロスオーバーモデルらしい便利な機能も充実しています。
プレオ プラス(2代目/2017年〜)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,500〜1,510mm |
ホイールベース | 2,455mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT |
2代目プレオ プラスの WLTCモード燃費 |
23.2〜25.0km/L |
2代目プレオ プラスの 新車価格帯 |
1,036,200~1,446,500円 |
2代目プレオ プラスの 中古車相場価格 |
総額40万〜120万円 |
スバルが生産したオリジナルのプレオは、全高を高くして室内空間を広くしたトールワゴンタイプの軽自動車でした。ダイハツからOEM供給を受けるようになり、プレオはプレオ プラスに車名変更。全高が低いベーシックな軽セダンになりました。
大きな特徴はコストパフォーマンスの高さ。新車価格がかなり抑えられていて、上級グレードでもスーパーハイトワゴンのエントリーグレードより安く手に入れられます。そのぶん、中古車相場も安くなっているので、手頃な値段で買い物などに使えるアシグルマを探している人におすすめ。
燃費をよくするための機能もふんだんに盛り込まれているので、ランニングコストを抑えることもできます。エントリーグレードのFは装備が簡素化されているため、量販グレードのLや上級グレードのGを探したほうが満足感は高くなるはずです。
ステラ(4代目/2025年〜)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,655〜1,670mm |
ホイールベース | 2,460mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT |
4代目ステラの WLTCモード燃費 |
19.9〜22.6km/L |
4代目ステラの 新車価格帯 |
1,358,500~2,057,000円 |
4代目ステラの 中古車相場価格 |
―― |
スバルが生産した初代ステラは、上質さと使い勝手のよさを併せ持つトールワゴンでした。2代目以降はダイハツ ムーヴのOEMモデルとなっています。2025年6月にムーヴが7代目にフルモデルチェンジしたことで、ステラも同月に4代目にフルモデルチェンジしました。
最大のトピックはリアのドアがヒンジ式からスライドドアに変わったこと。スライドドアにはドアが閉まる前に車から離れても自動でドアロックされたり、車に近づくとスライドドアが自動でオープンする機能が備わります。
リアシートには240mmのスライド機構が搭載されたので、荷物量や乗員の人数に応じて自由に車内をアレンジできます。本稿執筆時点ではまだ中古車が流通していないので、中古車でムーヴを探す人は先代に注目してみましょう。
スバル ステラ
車両本体価格40.9万円
支払総額50.0万円
諸費用9.1万円
スバル ステラ
車両本体価格27.8万円
支払総額32.8万円
諸費用5.0万円
スバル ステラ
車両本体価格70.5万円
支払総額80.8万円
諸費用10.3万円
スバル ステラ
車両本体価格30.0万円
支払総額39.8万円
諸費用9.8万円
ディアス(初代/2022年〜)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,890mm |
ホイールベース | 2,450mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT |
初代ディアスの WLTCモード燃費 |
14.7km/L |
初代ディアスの 新車価格帯 |
1,815,000~1,969,000円 |
初代ディアスの 中古車相場価格 |
総額170万〜200万円 |

画像引用元:subaru.jp
ディアスは元々、スバルが製造していた軽1BOX「サンバー」の乗用モデルに使われたネーミングです。ダイハツからOEM供給を受けるようになってからは、乗用モデルのアトレーワゴンが「ディアスワゴン」の名称で販売されました。
現在はアトレーが遊びで使える車として4ナンバー化されたため、スバルではサンバーバンの1グレードとして、ワゴンという名称が取れたディアスを用意しています。なぜ4ナンバー化したかというと、積載量を最大限増やして遊び道具をたくさん積めるようにするためです。
4ナンバーの商用モデルといってもビジネスユースではなく個人ユースを想定しているため、外観はメッキを多用し、LEDライトを採用してクールな印象に仕上げられています。インパネも豪華なイメージなので所有した際の満足度は高いはず。アウトドアや釣りを楽しんだり、車中泊車として使いたい人などにおすすめです。
サンバーバン(8代目/2022年〜)

画像引用元:subaru.jp
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,890mm |
ホイールベース | 2,450mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT、5MT |
8代目サンバーバンの WLTCモード燃費 |
14.7〜15.6km/L |
8代目サンバーバンの 新車価格帯 |
1,100,000~1,806,200円 |
8代目サンバーバンの 中古車相場価格 |
総額100万〜200万円 |

画像引用元:subaru.jp
サンバーは、1961年から続く息の長いブランド。2012年以降はダイハツからのOEMモデルになっていますが、現在でもその車名が使われていることから、サンバーが多くの人に愛されたブランドであることがわかるはずです。
供給されているモデルはハイゼットバンなので、基本はビジネス用途になります。ただ、思い切り遊び車として使いたいなら、サンバーをベースにキャンピング仕様に架装するのもあり。装備がシンプルなぶん、加工しやすくなります。
CVTだけでなく5MTも用意されているので、マニュアル車にこだわりたい人にもおすすめ。上級グレードにはパワースライドドアも装備されています。
サンバートラック(8代目/2014年〜)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,780〜1,885mm |
ホイールベース | 1,900mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT、5MT |
8代目サンバートラックの WLTCモード燃費 |
15.6〜16.5km/L |
8代目サンバートラックの 新車価格帯 |
1,028,500~1,529,000円 |
8代目サンバートラックの 中古車相場価格 |
総額50万〜190万円 |

画像引用元:subaru.jp
ダイハツのアトレー/サンバーはバンが2022年にフルモデルチェンジしましたが、トラックは2014年にフルモデルチェンジしたものが継続販売されています。ボディは標準仕様と、キャビンの後ろに荷物などが置けるスペースを用意しハイルーフにしたグランドキャブが用意されます。
軽トラックは農地などの不整地での使用も想定されます。そのため、TA、TC、グランドキャブの4WD車には片側のタイヤが空転したときに反対側のタイヤにも駆動力を伝えて走破性を高めるスーパーデフロックを標準装備しています。
軽トラをアウトドア仕様にカスタムして楽しむ人もいるので、興味がある人はカスタム情報を調べてみてください。
スバル サンバートラック
車両本体価格46.8万円
支払総額55.0万円
諸費用8.2万円
スバル サンバートラック
車両本体価格35.0万円
支払総額40.0万円
諸費用5.0万円
スバル サンバートラック
車両本体価格26.0万円
支払総額29.3万円
諸費用3.3万円
中古車で見つかるスバル生産の軽自動車6モデル
スバルは人気のあるブランド。だからこそスバルオリジナルの軽自動車に乗りたいという人もいるはずです。中古車なら、今でもスバルが生産した軽自動車を手に入れることができますよ。
R2(初代/2003年~2010年)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,520mm |
ホイールベース | 2,360mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT、5MT |
初代R2の10・15モード燃費 | 18.6〜23.0km/L |
初代R2の新車時価格帯 | 766,500~1,531,950円 |
初代R2の中古車相場価格 | 総額20万〜110万円 |
丸みを帯びたスタイルがかわいい、スバルの軽セダン。ボンネットからルーフまで流れるようなラインを持つワンモーションフォルムが特徴的です。フロントグリルに航空機をモチーフにしたデザインを取り入れたことが話題になりましたが、2005年11月の改良でグリルデザインが変えられました。購入時はどちらが好みかを比べてみてください。
搭載エンジンは4気筒でSOHC、DOHC、DOHCスーパーチャージャーの3種類が用意されました。スーパーチャージャーを搭載したSグレードは、ほかのグレードに比べると相場が高めで推移しています。
Sグレードのトランスミッションは7速マニュアルモードを備えたCVTを搭載。走りを楽しみたい人は、相場が高めでもSグレードを選ぶことをおすすめします。
R1(初代/2004年~2010年)
ボディサイズ | 全長3,285mm 全幅1,475mm 全高1,510mm |
ホイールベース | 2,195mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT |
初代R1の10・15モード燃費 | 18.6〜24.5km/L |
初代R1の新車時価格帯 | 1,270,500~1,537,200円 |
初代R1の中古車相場価格 | 総額20万〜190万円 |
軽自動車規格よりも短い全長と短いホイールベースで、パーソナルカーとしての用途を想定したR1。4人乗車も可能ですが、基本は2人で乗ることを前提にしているのが特徴です。丸みを帯びたコロンとしたスタイルは往年のスバル360を彷彿させるもの。当時のグッズなどでも、てんとう虫がキャラクターに使われていました。
大人が楽しむ軽自動車であることを目的としているのがわかるのがグレード展開です。インテリアに上質なレザーとアルカンターラを使用した「レザー&アルカンターラセレクション」が用意され、人気の仕様となりました。
スポーティグレードのSはスーパーチャージャー付きのエンジンを搭載。走りを楽しみたいユーザーから支持されました。
ステラ(初代/2006年〜2011年)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,645mm |
ホイールベース | 2,360mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT、5MT |
初代ステラの10・15モード燃費 | 18.0〜22.0km/L |
初代ステラの新車時価格帯 | 1,201,200〜1,599,150円 |
初代ステラの中古車相場価格 | 総額20万〜70万円 |
軽トールワゴンの全盛期に登場したステラ。初代プレオが幅広い層を狙ったベーシックなトールワゴンなのに対し、ステラは高級感を高めて軽自動車でも質感にこだわりたいユーザーを狙ったモデルになります。
デザインは標準仕様とカスタム仕様をラインナップ。カスタムはメッキを多用して華やかなイメージを演出。また、レトロな雰囲気のリベスタもラインナップされました。2008年11月にはスーパーチャージャーを搭載するLSが新設定されました。
20年近く前にデビューしたモデルですが、中古車の流通量は比較的多いので、条件に合うものを探しやすいのも魅力です。
プレオ(初代/1998年〜2010年)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,550mm |
ホイールベース | 2,310mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | CVT、5MT |
初代プレオの10・15モード燃費 | 18.0〜22.0km/L |
初代プレオの新車時価格帯 | 627,900〜1,214,850円 |
初代プレオの中古車相場価格 | 総額20万〜110万円 |
シンプルで飽きのこないデザインが魅力のプレオ。標準仕様やスポーティなRS、丸目4灯のプレオネスタ、ニコッと笑ったような表情が印象的なプレオニコットなど、さまざまなスタイルが与えられたのもプレオならではの特徴でした。
CVT仕様はステアリング横からシフトノブが伸びるコラムシフトを採用。荷室はフルフラットフロアやサブトランク、バックドア連動ルームランプ、サイドポケットなどで使い勝手が高められています。
エンジンはSOHC、DOHC、DOHCスーパーチャージャーに加え、大型のスーパーチャージャーをゆっくり回すことで低速から中速のトルクを強化したSOHCマイルドチャージが用意されました。
サンバーディアスワゴン(2代目/1999年〜2009年)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,905mm |
ホイールベース | 1,885mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | 3AT、5MT |
2代目サンバーディアスワゴンの 10・15モード燃費 |
15.0〜16.8km/L |
2代目サンバーディアスワゴンの 新車時価格帯 |
1,021,000〜1,496,000円 |
2代目サンバーディアスワゴンの 中古車相場価格 |
総額20万〜140万円 |
スズキ、ダイハツ、ホンダ、スバル、三菱がそれぞれ自社で軽1BOXを生産していた時、スバルは唯一エンジンを後輪車軸より後方に搭載し、後輪を駆動するRR方式を採用していました。
RR方式は荷物をたくさん積んだ時はもちろん、荷物を積まず1人で運転する際も駆動輪にトラクションがしっかりかかることから安定感のある走りを味わえるという特徴があります。RRの駆動方式で有名な車といえばポルシェ911。そのためサンバーシリーズは「農道のポルシェ」と呼ばれていました。
ワゴンタイプのサンバーディアスワゴンはレジャー用途で使いたい人におすすめ。今でもこの世代を指名で探す人もいるほど人気のあるモデルです。
サンバー(6代目/1999年〜2012年)
ボディサイズ | 全長3,395mm 全幅1,475mm 全高1,905mm |
ホイールベース | 1,885mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
トランスミッション | 3AT、5MT |
6代目サンバーの 10・15モード燃費 |
15.0〜16.8km/L |
6代目サンバーの 新車時価格帯 |
865,200〜1,442,700円 |
6代目サンバーの 中古車相場価格 |
総額20万〜200万円 |
RRという独特の駆動方式を採用したスバルオリジナルのサンバーには、今でも多くのファンが存在。中古車を指名買いしている人もいます。そのため低年式で走行距離が多い中古車でも需要があり、状態がいい中古車は現在でも新車価格と同程度〜新車より高い価格で取引されています。
スバルの軽自動車生産からの撤退が決まった後の2011年にはサンバーシリーズの発売50周年を記念し、スバルが世界ラリー選手権(WRC)で活躍した時のマシンのカラー「WRブルーマイカ」に塗装した「WRブルーリミテッド」(写真)が発売されました。
最大荷室長1,875mm、荷室幅1,340mm(4名乗車時)と発売当時でクラストップの荷室スペースが確保されたのも特徴です。
スバル サンバートラック
車両本体価格35.0万円
支払総額40.0万円
諸費用5.0万円
スバル ステラ カスタム
車両本体価格88.3万円
支払総額98.4万円
諸費用10.1万円
スバル シフォン
車両本体価格138.3万円
支払総額148.4万円
諸費用10.1万円
スバル プレオ プラス
車両本体価格88.3万円
支払総額98.2万円
諸費用9.9万円
よくある質問
ダイハツからOEM供給されたものを販売しています。トールワゴンやスーパーハイトワゴン、遊びに使えるバンからビジネスモデルまでさまざまなタイプを販売しています。
スバルの自動車生産・販売の歴史は軽自動車からスタートしました。今でも名車として語られる「スバル 360」や軽1BOXの「サンバー」など、2012年まで多くの軽自動車を生産していました。
新車でスバルが作った軽自動車を買うことはできませんが、中古車なら今でもさまざまなスバル製軽自動車を選ぶことができます。
車のご売却、安心で選ぶなら カーセブン

お乗り換えの場合、愛車の買取金額によって、ご準備いただく金額が変わります。
まずは、買取金額を調べてそのあと購入するお車を決めてみてはいかがでしょうか?