水深1,000mでも正確に時を刻む防水性を備えたダイバーズウォッチ。“デスゾーン”と呼ばれる標高8,000m級の山々に挑む登山家の命を守るクライミングウェアやギア。“本物”の性能が与えられた道具は、人々の所有欲を掻き立てるもの。
車も同じ。300km/hオーバーという異次元の速度域に達するスーパーカーや、道なき場所を走ることができる冒険心溢れるクロカンSUVなどに憧れる人はたくさんいます。
今回は本気の性能が与えられたクロカンSUVのおすすめモデルを紹介します!
この記事でわかること
- ・クロカンSUVがどんなクルマか
- ・クロカンSUVとクロスオーバーSUVの違い
- ・おすすめクロカンSUV
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
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目次
- クロカンSUVとはどんな車?
- クロカンSUVに与えられた性能
- クロカンSUVとクロスオーバーSUVの違い
- 【新車から中古車まで】おすすめクロカンSUV13選
- トヨタ ランドクルーザー300(2021年9月〜)
- トヨタ ランドクルーザー200(2007年9月~2021年8月)
- トヨタ ランドクルーザープラド(2009年9月~)
- トヨタ ランドクルーザー70(1984年11月~)
- トヨタ FJクルーザー(2010年11月~2018年1月)
- トヨタ ハイラックス(2017年9月~)
- 三菱 トライトン(2024年2月~)
- スズキ ジムニーシエラ(2018年7月~)
- スズキ ジムニー JB64型(2018年7月~)
- スズキ ジムニー JB23型(1998年10月〜2018年6月)
- ジープ ラングラー(2018年11月〜)
- メルセデス・ベンツ Gクラス W463型(1990年1月~2018年5月)
- ランドローバー ディフェンダー(2019年11月~)
- クロカンSUVを中古車で探す場合のチェックポイント
- よくある質問
クロカンSUVとはどんな車?

クロカンは、“クロスカントリー”の略語。クロカンSUVはSUVの一種で、未舗装路やぬかるみなどの走破性を高めたモデルを指します。
後ほど紹介するトヨタ ランドクルーザーやジープ ラングラーなど、軍用車両をルーツに持つ車種もあります。軍用車両は悪路を走らなければならない可能性もあるため、最低地上高を高くしてタフな4WD性能が与えられました。

ミルスペックと乗用車としての快適性を併せ持つのがクロカンSUVになります。
クロカンSUVに与えられた性能
クロカンSUVは一般的な乗用車に比べてどんな部分が違うかを見ていきましょう。
圧倒的な4WD性能

4WDにはいくつかの種類があります。
4WDの種類 | 特徴 |
フルタイム4WD |
・常時4輪に駆動力を伝達 |
パートタイム4WD | ・通常は2WDで走行 ・必要なときにドライバーが手動で4WDに切り替える |
スタンバイ4WD | ・通常はほぼ2WDで走行 ・駆動輪が滑ったときなど必要なときに自動で4WDになる |
都市型SUVではフルタイム4WDやスタンバイ4WDのものが多いですが、クロカン4WDはパートタイム4WDを採用するものもあります。また、フルタイム4WDでも高速での走行が可能な4Hと、センターデフをロックしてぬかるみなどからの脱出時などに威力を発揮する4Lを選べるようになっているものがあります。
タフなボディ構造

多くの乗用車はフレームとボディが一体化したモノコック構造になっています。モノコック構造は軽量化がしやすく乗り心地も高めやすいというメリットがあります。
対してクロカンSUVはラダーフレームと呼ばれるはしご状の硬いフレームの上にボディを載せたラダーフレーム構造を採用しているものが多くなります。
岩場や未舗装の山道などを走るとボディには大きな力がかかります。ラダーフレームはそのような衝撃をしっかり受け止めてくれます。また、走行中にボディがダメージを受けても、フレームが無事ならそのまま走行することもできます。
サスペンション構造

サスペンションには、それぞれのサスペンションが独立してボディに取り付けられる「独立懸架式」と、左右のタイヤを1本の軸で繋いだ「リジットアクスル式」があります。クロカンSUVでは伝統的にリジットアクスル式を採用しているものが多くあります。
リジットアクスル式は耐荷重性能に優れ、耐久性が高いことが特徴。また、凸凹の場所を走る際に片方のタイヤが持ち上がると、反対側のタイヤを地面に押し付ける力が働きます。これにより荒れた場所でもしっかりとした駆動力が確保されます。また、対地クリアランスも確保しやすいので、下回りをぶつけにくいという特徴もあります。
ただ、快適性も重視して独立懸架式サスペンションを採用しているモデルもあります。
最低地上高と3アングル

SUVは未舗装路での走破性を高めるために、地面から車体の最も低い部分までの距離(最低地上高)を高くするよう設計されています。さらにクロカンSUVは、アプローチアングル(フロントバンパーとタイヤをつないだ線が地面となす角度)、デパーチャーアングル(リアンパーとタイヤをつないだ線が地面となす角度)、ランプブレークオーバーアングル(フロントタイヤと、リアタイヤから車体中央に線を引き、その交点から導き出されるリア側の角度)を大きく取るように設計されています。
これにより、急な坂を登ったり障害物を乗り越えたりする際に車体が当たりづらいようになっているのです。
電子制御


現在のクロカンSUVは機械的な仕組みやボディ設計以外に、電子制御でも荒れた場所での走行をサポートしています。
代表的な制御は以下のとおりです。
■ヒルディセントコントロール
急坂を下る際にブレーキを自動制御して定速走行することで、ドライバーがステアリング操作に集中できるようにする
■マルチテレインセレクト
砂地や岩場、ぬかるみなど、走行状況に応じて最適な走行モードを選べる機能
■マルチテレインモニター
ボディが大きなSUVで悪路走行時に死角になる場所をカメラで映し状況確認ができるようにする機能
クロカンSUVとクロスオーバーSUVの違い

クロスカントリーSUVとクロスオーバーSUVの大きな違いは「車に乗る目的と性能」です。具体的な違いは以下のとおりです。
クロカンSUVの特徴 |
・オフロード(未舗装路や荒れた場所)で威力を発揮する性能が採用されている ・ぬかるみ、砂地、雪道、岩場といった悪路での走破性や耐久性に優れている ・悪路走行を想定した機能的なデザイン ・車両重量は重くなりがちで燃費の性能は控えめ |
クロスオーバーSUVの特徴 |
・オンロード(舗装路)での走りやすさを重視している |
同じSUVではありますが、悪路を走破していくか舗装された道を走るかにより、車に求められる性能は異なります。クロカンSUVは走破性、耐久性が求められていることから、フレームやボディが重く頑丈に作られている車両が多いです。そのため、一般的な車を比較すると価格や燃費性能にも違いが出てきます。
クロカンSUVはこんな人におすすめ

・渓流釣りなど、趣味で山奥に行くことがある
・競技でオフロードコースを走行してみたい
・高規格キャンプ場ではなく山奥にある人がほとんど来場しないキャンプ場でアウトドアを楽しみたい
・ハイスペックなギアが好き
クロスオーバーSUVはこんな人におすすめ
・街なかや高速道路などでの乗り心地を重視したい
・SUVのスタイルが好き
・流麗なデザインにこだわりたい
・燃費性能も重視したい
【新車から中古車まで】おすすめクロカンSUV13選
現在、SUVはクロスオーバータイプが主流になっているため、クロカンSUVの種類は少なめ。それでも伝統あるモデルが脈々と販売されていて、根強いファンをがっちり掴んでいます。
トヨタ ランドクルーザー300(2021年9月〜)
■スペック(ZX 7人乗り)
全長×全幅×全高 | 4,985×1,980×1,925mm |
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | 2,500kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | フルタイム4WD |
乗車定員 | 7名 |
エンジン種類 | V型6気筒ターボ |
総排気量 | 3,444cc |
最高出力 | 305kW(415ps)/5,200rpm |
最大トルク | 650N・m(66.3kgf-m)/2,000〜3,600rpm |
WLTCモード燃費 | 7.9km/L |
ランドクルーザー300の 新車価格帯 |
510.0万〜800.0万円 |
ランドクルーザー300の 中古車相場価格 |
総額800万〜1,960万円 |
“KING OF SUV”と言われるランドクルーザー。1951年に世に送り出されたBJ型ジープを祖に持ち、70年以上もクロカンの絶対王者として君臨し続けています。理由は「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」を至上命題に開発されているから。日本はもちろん、中東の砂漠地帯、山岳地帯、河の中も進まなければならないようなジャングルなど、世界中の過酷な場所で愛用されています。
ランドクルーザーにはガソリンエンジンとディーゼルエンジンが用意されていて、人気はガソリンモデル。屈強なラダーフレームは刷新され、先代に比べて約200kgも軽量化されました。300系では標準仕様の他に、ダカールラリー参戦で得た知見をフィードバックしたGRスポーツも用意されます。
路面状況に応じた走行支援を行うマルチテレインセレクトや、車両周囲の状況を4つのカメラで確認できるマルチテレインモニターなど、オフロード走行でのサポート機能も充実。指紋認証スタートスイッチなどの先進装備も充実しています。
トヨタ ランドクルーザー
車両本体価格319.8万円
支払総額339.0万円
諸費用19.2万円
トヨタ ランドクルーザー
車両本体価格779.8万円
支払総額798.8万円
諸費用19.0万円
トヨタ ランドクルーザー
車両本体価格459.8万円
支払総額476.6万円
諸費用16.8万円
トヨタ ランドクルーザー200(2007年9月~2021年8月)
■スペック(ZX)
全長×全幅×全高 | 4,950×1,980×1,870mm |
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | 2,690kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | フルタイム4WD |
乗車定員 | 8名 |
エンジン種類 | V型8気筒 |
総排気量 | 4,608cc |
最高出力 | 234kW(318ps)/5,600rpm |
最大トルク | 460N・m(46.9kgf-m)/ 3,400rpm |
WLTCモード燃費 | 6.7km/L |
ランドクルーザー200の 新車時価格帯 |
482.6万〜697.4万円 |
ランドクルーザー200の 中古車相場価格 |
総額230万〜930万円 |
現行型であるランドクルーザー300は、発売前から注文が殺到。あっという間に受注停止の措置が取られ、今なお解除されていないのが現状です。そのため中古車もプレミア相場で取引されています。そうなると「なるべく早くランクルに乗りたい!」という人は先代モデルの200系が現実的な選択肢になります。
200系は2015年8月のマイナーチェンジでフロントフェイスが大きく変わり、広がり感のあるデザインになりました。ヘッドライトはLEDに変更され、メーターは6眼メーターになりました。先進安全装備「Toyota Safety Sense P」も標準装備されています。
2011年12月以降のモデルにはマルチテレインセレクトや5段階で速度調整できるクロールコントロール(従来は3段階)などの電子制御を搭載。ラフロードを走る際にしっかりサポートしてくれます。
トヨタ ランドクルーザー
車両本体価格459.8万円
支払総額476.6万円
諸費用16.8万円
トヨタ ランドクルーザー
車両本体価格779.8万円
支払総額798.8万円
諸費用19.0万円
トヨタ ランドクルーザー
車両本体価格319.8万円
支払総額339.0万円
諸費用19.2万円
トヨタ ランドクルーザープラド(2009年9月~)
■スペック(TZ-G)
全長×全幅×全高 | 4,825×1,885×1,835mm |
ホイールベース | 2,790mm |
車両重量 | 2,330kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | フルタイム4WD |
乗車定員 | 7名 |
エンジン種類 | 直列4気筒ディーゼルターボ |
総排気量 | 2,754cc |
最高出力 | 150kW(204ps)/3,000〜3,400rpm |
最大トルク | 500N・m(51.0kgf-m)/ 1,600〜2,800rpm |
WLTCモード燃費 | 11.2km/L |
ランドクルーザープラドの 新車価格帯 |
367.6万〜554.3万円 |
ランドクルーザープラドの 中古車相場価格 |
総額200万〜730万円 |
ランドクルーザーは1951年に誕生したBJ型ジープから進化していくなかで、ステーションワゴン系(現在のランドクルーザー300)、ライトデューティー系、ヘビーデューティー系に枝分かれし、独自の進化を遂げました。プラドはライトデューティー系に分類されるモデルです。2009年に登場した現行型は間もなくモデルチェンジを迎えるため今からだと新車を買うのは難しく、中古車を狙うのが現実的です。
2017年9月以降のモデルには「Toyota Safety Sense P」が標準装備になり、最上級グレードのTZ-Gには駆動力を感知して左右の車輪に生じる回転差を是正して操縦安定性を高めるトルセンLSDやシーンにあわせて5つの走行モードを選択できるドライブモードセレクトが標準装備されます。
ライトデューティー系は日常での使い勝手や快適性を高める目的で誕生した系譜。その思想はプラドにも受け継がれていて、オフロードだけでなくオンロードでの乗り味がよくなるよう、サスペンションがチューニングされています。
トヨタ ランドクルーザープラド
車両本体価格389.7万円
支払総額405.0万円
諸費用15.3万円
トヨタ ランドクルーザープラド
車両本体価格448.9万円
支払総額458.8万円
諸費用9.9万円
トヨタ ランドクルーザープラド
車両本体価格330.5万円
支払総額349.2万円
諸費用18.7万円
トヨタ ランドクルーザープラド
車両本体価格427.5万円
支払総額439.8万円
諸費用12.3万円
トヨタ ランドクルーザー70(1984年11月~)
■スペック(AX)
全長×全幅×全高 | 4,890×1,870×1,920mm |
ホイールベース | 2,730mm |
車両重量 | 2,300kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | パートタイム4WD |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒ディーゼルターボ |
総排気量 | 2,754cc |
最高出力 | 150kW(204ps)/3,000〜3,400rpm |
最大トルク | 500N・m(51.0kgf-m)/ 1,600〜2,800rpm |
WLTCモード燃費 | 10.1km/L |
ランドクルーザー70の 新車価格帯 |
480.0万円 |
ランドクルーザー70の 中古車相場価格 |
総額200万〜700万円 |
ステーションワゴン系のランドクルーザー300、ライトデューティー系のランドクルーザープラドに対し、ランドクルーザー70はヘビーデューティー系の系譜にあるモデルです。1984年にデビューした後、現在まで世界中で愛用されているモデルです。日本では1989年に販売が終了しましたが、2014年に期間限定で再販売。そして2023年11月から再々販売されることになりました。
2014年のときはバンとピックアップトラックが導入され、エンジンはガソリンでトランスミッションは5MTのみという文字通りヘビーデューティーな仕様でしたが、今回は6速AT車を導入。搭載エンジンはディーゼルになります。ビークルスタビリティコントロール、アクティブトラクションコントロール、ヒルスタートアシストコントロール、ダウンヒルアシストコントロールなどの制御も搭載され、ラフロードでの操縦安定性が高められています。
2014年の復活時は商用車登録(1ナンバー)でしたが、現在発売されているものは乗用車登録(3ナンバー)になります。

ランドクルーザー300やプラドに比べると装備はシンプルなので、無骨な雰囲気が好きという人におすすめです。
トヨタ ランドクルーザー
車両本体価格779.8万円
支払総額798.8万円
諸費用19.0万円
トヨタ ランドクルーザー
車両本体価格319.8万円
支払総額339.0万円
諸費用19.2万円
トヨタ ランドクルーザー
車両本体価格459.8万円
支払総額476.6万円
諸費用16.8万円
トヨタ FJクルーザー(2010年11月~2018年1月)
■スペック(オフロードパッケージ)
全長×全幅×全高 | 4,635×1,905×1,840mm |
ホイールベース | 2,690mm |
車両重量 | 1,940kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | パートタイム4WD |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | V型6気筒 |
総排気量 | 3,955cc |
最高出力 | 203kW(276ps)/5,600rpm |
最大トルク | 380N・m(38.8kgf-m)/4,400rpm |
JC08モード燃費 | 8.0km/L |
FJクルーザーの 新車時価格帯 |
324.0万〜246.6286万円 |
FJクルーザーの 中古車相場価格 |
総額160万〜470万円 |
2006年に北米で発売されたFJクルーザーは、当初日本での販売は予定されていませんでした。しかし、雑誌などで独特な姿を見た人たちが「日本でも販売してほしい!」と熱望。アメリカから並行輸入された車が多く出回っていました。その様子を見てトヨタは日本での発売を決定。2010年から発売されました。
特徴は後席への乗り降りを観音開きのドアで行うこと。ミドルサイズのボディに小さなドアを付けることで利便性を高めるとともに、クーペのようなスタイリッシュな外観になりました。フロントグリルには。クロカンSUVのカスタムで人気がある“TOYOTA”エンブレムが付けられています。
グレードはモノグレードで、オフロードパッケージ、カラーパッケージ、ブラックカラーパッケージというパッケージオプションを設定。オフロードパッケージにはビルシュタイン製モノチューブショックアブソーバーが付けられ、悪路で路面からのショックを緩和し、優れた走行安定性を確保しています。
トヨタ ハイラックス(2017年9月~)
■スペック(Z)
全長×全幅×全高 | 5,340×1,855×1,800mm |
ホイールベース | 3,085mm |
車両重量 | 2,100kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | パートタイム4WD |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒ディーゼルターボ |
総排気量 | 2,393cc |
最高出力 | 110kW(150ps)/3,400rpm |
最大トルク | 400N・m(40.8kgf-m)/1,600〜2,000rpm |
WLTCモード燃費 | 11.7km/L |
ハイラックスの 新車価格帯 |
407.2万〜431.2万円 |
ハイラックスの 中古車相場価格 |
総額290万〜730万円 |
ハイラックスのボディタイプは、SUVではなくむき出しの荷台がついたピックアップトラックになります。そのため荷台に積んだ荷物は雨や雪が降ると濡れてしまいますが、荷台を覆うハードトノカバーやソフトトノカバーが純正オプションとして用意されています。また荷台に屋根をつけてSUVのように使えるキャノピーも社外品が販売されています。
そんなハイラックスは、ダイヤルで駆動方式を切り替えるパートタイム4WDを採用。トランスファーでH4またはL4を選ぶと、オフロードでの加速時にスリップを検知すると空転した車輪にブレーキをかけて残りの車輪に駆動力を配分するアクティブトラクションコントロールが備わります。
アプローチアングルは27度、デパーチャーアングルは24度と、クロカンとして十分な性能を確保。全長は5mを超える迫力のサイズで、登録は1ナンバーになります。
トヨタ ハイラックス
車両本体価格399.9万円
支払総額411.4万円
諸費用11.5万円
トヨタ ハイラックス
車両本体価格489.1万円
支払総額499.8万円
諸費用10.7万円
トヨタ ハイラックス
車両本体価格344.9万円
支払総額349.9万円
諸費用5.0万円
トヨタ ハイラックス
車両本体価格469.0万円
支払総額481.6万円
諸費用12.6万円
三菱 トライトン(2024年2月~)
■スペック(GSR)
全長×全幅×全高 | 5,360×1,930×1,815mm |
ホイールベース | 3,130mm |
車両重量 | 2,140kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | パートタイム4WD |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒ディーゼルターボ |
総排気量 | 2,439cc |
最高出力 | 150kW(204ps)/3,500rpm |
最大トルク | 470N・m(47.9kgf-m)/1,500〜2,750rpm |
WLTCモード燃費 | 11.4km/L |
トライトンの 新車価格帯 |
498.08万〜540.1万円 |
トライトンの 中古車相場価格 |
―― |
2023年12月に発表され、2024年2月から12年ぶりに日本で発売されるトライトン。ハイラックスと同じピックアップトラックになります。三菱のデザインアイデンティティであるダイナミックシールドを取り入れた厚みのあるフロントフェイスは大迫力!
4WDシステムは三菱の本格クロカンで採用されてきたスーパーセレクト4WD-IIを搭載。センターコンソールにあるダイヤルで2H(後輪駆動)、4H(フルタイム4WD)、4HLc(直結4WD)、4LLc(ローギア直結4WD)を選択できます。ドライブモードはグラベルやサンド、スノーなど7つのモードから選べます。
ソフトトノカバーや電動トノカバーなどカーゴ部を使いやすくするオプションも用意。2×4材を使ってカーゴスペースを仕切れるランバーアタッチメントやインナーフックなど、たくさんの荷物を積載しやすくする機能も盛り込まれました。
スズキ ジムニーシエラ(2018年7月~)
■スペック(JC)
全長×全幅×全高 | 3,550×1,645×1,730mm |
ホイールベース | 2,250mm |
車両重量 | 1,090kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | パートタイム4WD |
乗車定員 | 4名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 |
総排気量 | 1,460cc |
最高出力 | 75kW(102ps)/6,000rpm |
最大トルク | 130N・m(13.3kgf-m)/4,000rpm |
WLTCモード燃費 | 14.3km/L |
ジムニーシエラの 新車価格帯 |
186.34万〜208.45万円 |
ジムニーシエラの 中古車相場価格 |
総額180万〜550万円 |
軽自動車のジムニーをベースに1.5Lエンジンを搭載し、オーバーフェンダーをつけて左右のタイヤ間の幅(トレッド)を広げることにより、高速道路やコーナリング時の安定性を高めたジムニーシエラ。トランスミッションは4速ATと5速MTが用意されます。
屈強なラダーフレーム構造、リジットアクスル式サスペンション、副変速機付きパートタイム4WDなどはジムニーと共通です。ボディもジムニーと共通なので室内空間はミニマムサイズ。1〜2名で使うことが多いのであれば荷物は十分に積めるはず。ルーフラックを活用すれば、使い勝手はさらに広がります。
2018年7月のフルモデルチェンジ以来、長期の納車待ちが続いているジムニー&ジムニーシエラ。新車の納車に時間がかかるため、条件のいい中古車は新車よりも高い価格で販売されているケースも見受けられます。ここはそれぞれの人の考え方次第ですが、新車に近いものが早く手元にやってくるなら、多少高くてもいいというのも一つの選択肢になるはずです。
スズキ ジムニーシエラ
車両本体価格219.8万円
支払総額234.7万円
諸費用14.9万円
スズキ ジムニーシエラ
車両本体価格272.4万円
支払総額284.7万円
諸費用12.3万円
スズキ ジムニーシエラ
車両本体価格215.4万円
支払総額228.8万円
諸費用13.4万円
スズキ ジムニーシエラ
車両本体価格119.0万円
支払総額132.5万円
諸費用13.5万円
スズキ ジムニー JB64型(2018年7月~)
■スペック(XC)
全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,725mm |
ホイールベース | 2,250mm |
車両重量 | 1,050kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | パートタイム4WD |
乗車定員 | 4名 |
エンジン種類 | 直列3気筒ターボ |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 47kW(64ps)/6,000rpm |
最大トルク | 96N・m(9.8kgf-m)/3,500rpm |
WLTCモード燃費 | 14.3km/L |
ジムニーの新車価格帯 | 155.54万〜190.3万円 |
ジムニーの中古車相場価格 | 総額150万〜370万円 |
1970年に初代(LJ10型)が登場して以来、軽クロカンSUVの絶対王者として君臨し続けているジムニー。長年過酷な環境で働くプロフェッショナルや雪国に住む人、林道などでスポーツ走行を楽しむ人から愛用されてきました。
現行型は20年ぶりのモデルチェンジ。四角いボディと丸いライトのレトロなデザインが支持され、アウトドアを楽しむ人や、オシャレなカーライフを楽しみたい人など一般の人にも広く選ばれるようになりました。
リジットアクスル式サスペンションやパートタイム4WD、ラダーフレーム構造など、ジムニーの伝統的な機能を継承しつつ、ラダーフレームを新開発して、ねじり剛性は先代比1.5倍に高められました。オンロードでの乗り心地も改善しています。
スズキ ジムニー JB23型(1998年10月〜2018年6月)
■スペック(XC)
全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,715mm |
ホイールベース | 2,250mm |
車両重量 | 990kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | パートタイム4WD |
乗車定員 | 4名 |
エンジン種類 | 直列3気筒ターボ |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 47kW(64ps)/6,500rpm |
最大トルク | 103N・m(10.5kgf-m)/3,500rpm |
JC08モード燃費 | 14.8km/L |
ジムニーの新車時価格帯 | 129.6万〜169.28万円 |
ジムニーの中古車相場価格 | 総額20万〜220万円 |
軽自動車の規格改正に合わせて登場した先代ジムニー。時代の要請でオンロードでの乗り心地が高められ、デザインも乗用車のような雰囲気になったのが特徴です。それを象徴するのが前後のタイヤハウス。現行型が角ばっているのに対し、先代は乗用車のように丸い形状をしています。
20年にわたり販売されたJB23型は何度も改良が行われているため、中古車を選ぶ際はいつ、どんな変更が施されたかをある程度理解しておきたいところ。大きなものは駆動方式を選ぶトランスファーがレバー式からスイッチ式に変更された2004年10月の改良(5型)、エンジンの改良で低速域のトルクアップが図られた2008年6月の改良(7型)、保安基準に適合させるためエンジンフードが高くなって見た目の印象も変わった2012年5月の改良(9型)です。

このなかでおすすめは9型以降のモデル。ただ、人気があるため中古車相場は高めで推移しています。
JB23型の中古車は製造からかなり時間が経っているため、購入時は下回りやトランク内にサビが発生していないかをよく確認してください。
ジープ ラングラー(2018年11月〜)
■スペック(アンリミテッドサハラ)
全長×全幅×全高 | 4,870×1,895×1,845mm |
ホイールベース | 3,010mm |
車両重量 | 1,960kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | パートタイム4WD |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒ターボ |
総排気量 | 1,995cc |
最高出力 | 200kW(272ps)/5,250rpm |
最大トルク | 400N・m(40.8kgf-m)/3,000rpm |
WLTCモード燃費 | 10.0km/L |
ラングラーの 新車価格帯 |
870.0万〜1030.0万円 |
ラングラーの 中古車相場価格 |
総額380万〜1740万円 |
アメリカ陸軍が使用するWILLYS MBをルーツに持つラングラーは、1987年にジープCJの後継モデルとして登場しました。日本では2007年に登場した3代目から5ドアのアンリミテッドをラインナップ。2018年に登場した4代目ではアンリミテッドがメインモデルとなっています。
オフロード走行に重きを置いたラングラーはオンロードでの乗り心地は二の次という感じでしたが、現行型はオンロードでの走行性能が飛躍的に向上しています。搭載エンジンは2Lターボにダウンサイジングされ、プラグインハイブリッド車もラインナップに加わるなど、伝統を重んじながらも時代にあわせて進化しているのが特徴です。
4WDシステムは手動で駆動方式を切り替えられるパートタイム4WDに自動で前後の駆動力配分を行うフルタイム4WDシステムを組み合わせたセレクトラックフルタイム4×4システムを搭載。オフロード走破性を高めたルビコンにはより強力な4WDシステムが搭載されています。
ジープ ジープ ラングラー アンリミテッド
車両本体価格184.7万円
支払総額199.7万円
諸費用15.0万円
ジープ ジープ ラングラー アンリミテッド
車両本体価格482.7万円
支払総額499.7万円
諸費用17.0万円
ジープ ジープ ラングラー アンリミテッド
車両本体価格372.2万円
支払総額390.3万円
諸費用18.1万円
ジープ ジープ ラングラー アンリミテッド
車両本体価格545.8万円
支払総額559.0万円
諸費用13.2万円
メルセデス・ベンツ Gクラス W463型(1990年1月~2018年5月)
■スペック(G350d)
全長×全幅×全高 | 4,575×1,860×1,970mm |
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | 2,550kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | フルタイム4WD |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | V型6気筒ディーゼルターボ |
総排気量 | 2,986cc |
最高出力 | 180kW(245ps)/3,600rpm |
最大トルク | 600N・m(61.2kgf-m)/1,600〜2,400rpm |
JC08モード燃費 | 10.3km/L |
Gクラスの 新車時価格帯 |
1080.0万〜1530.0万円 |
Gクラスの 中古車相場価格 |
総額350万〜2900万円 |
クロカンSUVとしての堅牢さとラグジュアリー性が融合したGクラスは、多くのSUV好きが注目するモデル。現在新車で販売されているのは2018年6月にフルモデルチェンジに匹敵する改良が行われたW463A型。
ただ、多くのバックオーダーを抱えていつ納車されるかわからないのと、中古車もかなりの高値で取引されていることから、欲しくても手に入れづらいのが現状。現実的な選択肢は2018年5月まで販売されたW463型の中古車になります。

初期には3ドアやオープンモデルもありましたが、日本では2006年以降は5ドアのロングボディのみになります。2013年8月にはディーゼルエンジン搭載車を投入。人気は更に高まりました。
ランドローバー ディフェンダー(2019年11月~)
■スペック(110 S)
全長×全幅×全高 | 4,945×1,995×1,970mm |
ホイールベース | 3,020mm |
車両重量 | 2,420kg |
駆動方式 | 4WD |
4WD種類 | フルタイム4WD |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列6気筒ディーゼルターボ |
総排気量 | 2,993cc |
最高出力 | 221kW(300ps)/4,000rpm |
最大トルク | 650N・m(66.3kgf-m)/1,500〜2,500rpm |
WLTCモード燃費 | 9.9km/L |
ディフェンダーの 新車価格帯 |
836.0万〜1685.0万円 |
ディフェンダーの 中古車相場価格 |
総額600万〜1550万円 |
1948年に登場したランドローバーシリーズ。その後、90/110に名称が変更され、1990年に名称がディフェンダーとなりました。2019年に日本導入された2代目ディフェンダーは、なんと71年ぶりにフルモデルチェンジされたモデルです。
丸いライトや切り立ったリアスタイル、ルーフの小窓など、随所に初代をオマージュしたアイコニックなデザインを採用。ボディは3ドアの90(ナインティ)、5ドアの110(ワンテン)、ロングホイールベースで8人乗りの130(ワンサーティ)が用意されます。
構造はラダーフレームではなくモノコックになり、オンロードでの快適性も驚くほど高められています。一方で卓越したオフロード性能も健在で、最大渡河深度はなんと900mm!6種類のモードを用意して路面状況に応じた最適なサスペンション、トランスミッション、トラクションなどの車両設定を自動制御するテレイン・レスポンス2を搭載します。
クロカンSUVを中古車で探す場合のチェックポイント

クロカンSUVとはいえ、ほとんどの中古車はオンロードを走り、たまにキャンプ場や雪道などを走るという使われ方をしています。とはいえ、荒れた場所を走っている可能性もゼロではないので、購入時は下回りなどにぶつけた跡がないかを見ておきたいところ。とくにオフロードを走る形のカスタムがされている中古車は念入りにチェックしてください。
冬に雪道を頻繁に走っていた中古車のなかには、融雪剤の影響でボディにサビが発生しているものもあります。下回りやタイヤハウスなどの状態を見ておきましょう。

キャンプなどで荷物をたくさん積んでいたものは荷室にキズがたくさんある場合もあります。荷室をよく見て、キズがある場合は納得して買えるかを考えて購入を決めてください。
クロカンSUVオーナーのなかには愛犬とのドライブを楽しむ人もいます。ペットの臭いや毛などはクリーニングされているはずですが、なかにはシートベルトを噛んでしまったり、シートをツメで引っ掻いてしまっているものもあります。これも内装をよく見て、納得できるかを考えながら購入を検討してください。
よくある質問
未舗装路や雪道だけでなくぬかるみやガレ場などの荒れた場所も走れるよう、ボディ構造や4WD性能などを高めたモデルになります。
クロスオーバーSUVはオンロードの快適性を高めるために乗用車に近い設計がされています。中には2WDのモデルもあります。クロカンSUVは堅牢なラダーフレーム構造を採用しているものが多いのが特徴です。
下回りなどにぶつけた跡やサビがないかを念のために確認しておきたいところ。荷物をたくさん積んで出かけたり、ペットと一緒にドライブしていたりする車もあるので、室内の状態に納得できるかもしっかりチェックしてください。
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